- サイズ・仕様
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品名 Studio
ワークデスク 幅1400×奥行600㎜品番 STD-WD-03 素材 天板:天然木(ラバーウッド)集成材 30t
脚:スチール 6t仕上げ 天板:ウレタンクリア塗装
脚:焼付塗装サイズ W1400×D600×H720 ㎜ 製造 日本製 備考 お客様組み立て品
幅1400×奥行600㎜
プロフェッショナルなワークデスクに
幅1400×600㎜のデスクは、広い作業面積を確保しており、複数のモニターや資料、工具などを配置しても余裕を持って作業できるのが特徴です。プロフェッショナルな用途や模型製作、デザイン作業など、多目的な環境を求める方に適しています。部屋の中心的な存在感を持つサイズ感のため、広い部屋や専用の作業スペースで特に力を発揮します。
機能性とデザインを両立したミニマルワークデスク
デスクの基本構成要素として、天板(テーブルトップ)と4本の脚を最小限のエレメントと定義しました。天板に求められる条件は、中央部が撓まないこと、そして表面が硬く平滑であることの2点です。一方、脚部には前後左右からの水平応力に対して変形せず、デスク全体が安定した状態を保つことが求められます。
天板にはゴム(ラバーウッド)集成材を採用し、中央部に約30kgの荷重がかかった際に撓みを抑えるため、両脚の間隔(スパン)を最大1400mmに設定しました。
脚部に関しては、4本の脚を2本ずつまとめ、板材としての2枚の脚板として設計。デザインの方向性として、可能な限りミニマルなフォルムを追求しました。脚板の役割は、天板からの垂直荷重を支えることに加え、前後左右の水平応力に対する耐性を確保することです。その結果、幅50mm・厚さ1.6mmのスチールプレートを直角に折り曲げ、その内部に対角線状に同材のブレースを配置する構造が、最も高い剛性と安定性を実現すると判断しました。
正面から見た際には、50mm幅の脚板がデスクの安定感を強調し、どっしりとした印象を与えます。しかし、視点を少し横にずらすと、ブレース材が視覚に入り、軽快でシャープな印象へと変化します。さらに、短辺側(妻側)から見ると、細い線材のような2枚の脚板が重なり、厚さ30mmのボリュームある天板を華奢なラインが支えているかのような、繊細かつダイナミックな視覚効果を生み出します。




個人の書斎で使う場合
自宅でのワークデスクの使い方には、大きく二つの傾向があります。ひとつは、ダイニングテーブルを食事以外の時間に作業用として兼用するスタイルです。広い天板を活用できる利点がある一方で、資料やパソコンを広げたままにできず、毎回片付けが必要になるという不便さもあります。もうひとつは、自宅の書斎やリビングの一角に専用のデスクを設けるスタイルです。常に作業環境が確保されているため、資料や機器を置いたままにできるのが特徴です。集中して作業に取り組めるだけでなく、仕事と生活の領域を自然に切り分ける役割も果たします。
オフィスで使う場合
オフィスにおいて、ワークデスクは仕事を行う上での基本単位となります。十分な奥行と幅をもつ天板が確保されていれば、ノートパソコンや書類を効率よく扱うことができ、必要最低限でありながら十分な作業スペースを維持できます。「デスクトップ」という言葉がコンピュータの画面を指すようになった現代においても、実際の机上が快適かどうかは、働く環境全体の質を左右する重要な要素です。手の届く範囲に秩序があること。それが、集中力と生産性を支えるもっとも基本的な条件といえます。
自宅の書斎とオフィスのワークスペース
その形態や目的は異なっていても、快適な環境を構築するための基本原則は共通しています。それは、「机上の秩序」と「空間の落ち着き」が両立していることです。書斎では、思考や創作に集中するための静穏な環境が求められます。
一方、オフィスでは、複数人が協働する中での効率性や共有性が重視されます。用途は異なりますが、いずれの空間においても、天板上の限られた要素が作業効率や集中度を大きく左右します。このワークデスクは、この共通点から最小限の構成で最大限の機能性と視覚的な安定感を実現しています。素材の質感、脚部構造、天板下の余白といった各要素が精緻に調整され、「考える」「働く」といった行為に主眼を置いて構成されています。生活と仕事の境界が曖昧になった現在、書斎とオフィスを分けるのは場所ではなく環境の作り方です。ここでは働くための物理的環境を再定義し、機能性とデザイン性を両立するワークデスクを試みました。



















