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引き戸の戸袋を一部兼ねる Shelf 壁一面の本棚 奥行250mm

書斎の本棚 - Shelf 壁一面の本棚 奥行250mm - マルゲリータお客様事例

神奈川県のマンションにお住いのお客様、ご自宅の仕事場に本棚を設置いただきました。本棚と反対側の壁面に置かれた昇降式のスタンディングデスクと合わせてワークスペースを作っておられます。
本棚は「Shelf 壁一面の本棚 奥行250mm」の5列幅のものを使用。窓際は梁型に合わせて高さをカットされ、更に本棚の背面は引き戸に合わせて奥行を調整されています。

書斎の本棚 - Shelf 壁一面の本棚 奥行250mm - マルゲリータお客様事例
書斎の本棚 - Shelf 壁一面の本棚 奥行250mm - マルゲリータお客様事例

スタンディングワーク

長時間座ったままの姿勢が続くとその運動不足により下半身の筋肉が衰えやすくなり、血行不良が起こる一因となります。海外の研究では座る時間が多いと寿命に悪影響を及ぼすという結果までが出ており、糖尿病や動脈硬化を引き起こすとさえも言われています。
一方で立って仕事を行うスタンディングワークはそういった問題を解消する今話題の働き方となりました。最近では国内の企業でも採用する職場が増えています。座った状態での仕事、立った状態での仕事、これはオフィス空間での気分転換、作業の効率化という観点からは効果的と言われてますがこれを在宅での仕事に持ち込むのは現実的には難しいと言えます。
マルゲリータでは在宅ワークで自由にON/OFFが出来る仕組みを提案しています。本件に於ける昇降式スタンディングデスク自体はマルゲリータの製品ではありませんが椅子に座るワークスペースとの組み合わせという考え方は同じです。

背面に戸袋を作る

この部屋の入口は引き戸です。その引き戸の引きしろは室内側にあるので室内からは常にその建具が見える状態です。通常そこに本棚を設置するのは難しいのですがここでは本棚自体の背面の一部をカットし本棚と壁面の間に「戸袋」を作る形で対応されています。本棚には背板がないので仮に本を本棚の向こう側に落としてしまうと、その段階で引き戸が閉まらなくなるのですが、逆にその落ちた本も取りやすいというメリットもあります。

書斎の本棚 - Shelf 壁一面の本棚 奥行250mm - マルゲリータお客様事例
書斎の本棚 - Shelf 壁一面の本棚 奥行250mm - マルゲリータお客様事例

引き戸に限らず開き戸の場合もそのドアの動く軌跡には物が置けないという問題は常につきまといます。都市型の住宅で少しでも空間を有効に使いたい場合は引き戸の前面を有効活用することで単純にその部分の面積だけでなく室内のレイアウト、使い方にも選択肢の幅を広げられます。
何気に普通に見えるこのワークスペースの配置も実は本棚をこうして引き戸の戸袋としてお使いいただいたことによる副産物と言えます。実際に仕事場のレイアウトが綺麗に収まっていると忘れてしまいがちですが、ワークデスクとスタンディングワークの両立を可能にせしめた引き戸の戸袋としての使い方は本件では実は大きく作用しています。


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Shelfシリーズ / 壁面を天井やまで最大限に活用できる壁一面の本棚。専用の収納ボックスもある組み立て式。

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壁面を天井やまで最大限に活用できる壁一面の本棚。専用の収納ボックスもある組み立て式。

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