都内の戸建て住宅にお住いのお客様、その2階のリビングダイニングに「Shelf カウンター付き本棚」を3列タイプにカスタマイズしたものをキッチン横の小壁に沿ったスペースに置かれ奥様のワークステーションとしてご利用いただいています。
この本棚は、隣接する小窓と空気清浄機を避ける形で中央の列幅を調整、更に小窓の開閉ハンドルをかわすために右端側板の一部の位置をずらして配置しています。更に左端側板もエアコンタッチパネルの操作に支障が無いようにと側板の一部を加工、隣接するコマの横板もその分奥行が短くなっています。結果複雑な形になっていますが全て操作性を考えてのご希望を具現化したものです。
可動間仕切りでリビングダイニングと隣接する部屋には、「BLC 収納ボックス」を組み合わせたテレビボードをお使いいただいています。「BLC-12-R（AV機器収納ボックス）」を中心に「BLC-08（レコード収納ボックス）」及び「BLC-12（レコード収納ボックス）」を組み合わせ2段積みの上部に大型テレビを置かれています。BLC-08とBLC-12は見せない収納としてちょうどこのサイズに収まる布製のキューブ型ボックスを使われそのままボックス内に収納されています。
ここで「BLC 収納ボックス」に関して。一定のモデュールに沿って展開される約90種類の構成ユニット（単体収納ボックス）を持つ「BLC 収納ボックス」は単体の収納ボックスではもちろん、種類の異なる複数の収納ボックスを並べることによって独自な使い方が出来る様にデザインされています。収納したいモノや量、場所、使い勝手にあわせて自由に組み合わせてオリジナル収納家具が作れます。収納ボックスの上面と下面にある球状のくぼみに付属のビー玉を介して上下が固定されるため、置いて積み重ねるだけのジョイント方法です。その組み合わせでは、ネジやボルトましてや工具は一切使いません。
そのBLCとLEGOブロックの共通点はあくまで重ね合わせる際のモデュールの考え方です。モデュールが規則的に縦横等間隔で入っているため上部に積み重ねる際には一定の法則の中で積んでいくことが出来ます。
コートハンガー脚立型
またこのお客様は「Cavalletto コートハンガー」も2台お使いいただいています。家族の外出着のハンガーとして家中のいろんな場所に移動させながらお使いいただいています。
この「Cavalletto コートハンガー」は置く場所を選びません。脚立とは本来は梯子と同様に高いところに人が上るための踏み台としてのツールです。そのためこれも梯子と同様に使わない時には畳んでしまえるという機能も含まれます。「人が上る」という行為を省いた折り畳み収納ツールとしての脚立をコートハンガーとしてお使いいただくためのプロダクトです。
天然木集成材で四方枠を作り、そこにアルミパイプを渡したものを1ユニットとして、そのユニットの上端を蝶番で繋ぐことにより脚立型を完成させます。アルミパイプは1段、2段、5段からなり、アルミパイプの段数による用途は1段タイプ（CH-11）は背の高いコート、ワンピースに、2段タイプ（CH-12）はジャケット、シャツ等、5段タイプ（CH-15）はネクタイ、スカーフ等の小物類も、もちろん最上段のバーにはコート、ジャケット等もかけられます。脚立型にフレームが傾斜しているのでそれぞれの段に掛けたものが下の段に干渉しません。本件では1段タイプ（CH-11）をお使いいただいています。
この事例と関連するプロダクト
壁面を天井やまで最大限に活用できる壁一面の本棚。専用の収納ボックスもある組み立て式。
ビー玉を使ってスタッキングする収納ボックス。一定のモデュールに基づいた大小約90種類のユニットで構成。
ダークブラウンのフレームで展開するコートハンガー、シェルフ、ミラー、屏風型パーティションも。