新築住宅を建ててみたものの「リビングがさっぱりしすぎていて収納が足りなかった」、「賃貸のリビングに収納がない・・」のように感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、リビングの壁面や空いたスペースを上手に活用すれば、後からでも機能的でおしゃれな収納をつくることが可能です。
そこでこの記事では、リビングに収納がない場合のアイデアや、後悔しない収納家具の選び方、実際の設置事例をご紹介します。
新築のリビングをすっきり整えたい方は、ぜひ参考にしてください。
新築のリビングに収納がない場合のアイデア
新築のリビングに収納がない場合でも、少しの工夫とアイデアで快適な空間に整えることが可能です。
ここでは、新築リビングをすっきりと見せるための収納アイデアを4つご紹介します。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_843/
壁面のデッドスペースを活かした収納を設置
新築のリビングでは、見落としがちな「壁面のデッドスペース」を活かすのが収納づくりの基本アイデアです。
壁一面を覆うように本棚や壁面収納を設置すれば、床面への圧迫を最小限にして大容量の収納が確保できます。
また、形状をセミオーダー可能な壁面収納を選べば、窓やエアコンの位置を避けながら壁面にぴったり設置できます。
壁面収納は、テレビまわりやソファ背面などにもなじみやすいので、収納がないリビングの強い味方となるでしょう。
複数の機能を持つ収納家具を活用
収納がなく、家具を増やすスペースが限られている新築のリビングでは、「一台で複数の役割を果たす収納家具」を選ぶアイデアが有効です。
たとえば、「収納+デスク」として使える家具を取り入れれば、空間を有効活用しながら機能性を高められます。
リビングの一角をワークスペースとして使う場合も、収納一体型の家具を選ぶことで見た目をすっきり保ちつつ、生活感を抑えた空間づくりが実現します。
狭いリビングは可動式収納も選択肢に
収納がなく狭いリビングでは、キャスター付きの可動式収納を活用するアイデアもおすすめです。
可動式のロータイプ本棚やワゴン収納は、リビングを常に整った印象に保つのに役立ちます。
使うときだけ引き出し、不要なときは壁際に寄せたり机下に収納したりすることで、動線を確保しながら柔軟に空間を使えます。
コンパクトサイズの可動式収納であれば、クローゼットやソファ背面などの限られたスペースにも収まりやすく、掃除や模様替えの際にも移動がスムーズです。
見せる収納と隠す収納をバランスよく使う
収納がないリビング収納のアイデアとして、見せる収納と隠す収納をバランスよく組み合わせることも重要です。
生活感を隠そうと、リビングの収納をすべて扉付きなどの隠す収納にしてしまうと、空間に圧迫感が生まれてしまいかねません。
反対に、すべてを見せる収納としてオープンにすると、生活感が出てしまい、見た目のおしゃれさが損なわれてしまうことがあります。
そこで効果的なのが、オープンラックの一部にボックスを配置するなどして、見せる収納と見せない収納を同居させるアイデアです。
こうすることで、整理整頓とデザイン性を両立したリビングを実現できます。
新築のリビングに置く収納家具の後悔しない選び方
新築のリビングに収納を設ける際は、「既製品」「造作家具」「セミオーダー家具」など、どの方法で導入するかによって費用・仕上がり・自由度が大きく異なります。
見た目の統一感やコスト、メンテナンス性まで考慮し、自分の生活スタイルに合った方法を選ぶことが大切です。
ここでは、それぞれの収納家具の特徴と注意点を整理してご紹介します。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_815/
既製品家具
最も手軽に導入できるのが、既製品の収納家具です。
家具店やネットショップなどで手に入りやすく、他の選択肢に比べてコストを抑えて短期間で設置できます。
一方で、既製品はサイズやデザインが固定されているため、「壁との隙間ができる」「天井までの高さが活かせない」など、空間にぴったり収まらないケースもあります。
特に新築のリビングで既製品を設置する際は、寸法や色味のバランスを慎重に確認することが大切です。
造作家具・収納リフォーム
新築のリビング空間に完全にフィットさせたい場合は、大工さんによる造作家具やリフォームによる収納工事が選択肢となります。
壁面や梁・柱の位置に合わせて施工するため、まさに「リビング専用の収納」をつくることが可能です。
ただし、造作家具は設計や施工に専門の職人が関わるため、材料費・人件費・工期などのコストが高くなる傾向があります。
また、設置後にレイアウトを変えにくい点にも注意が必要です。
仕上がりの満足度は高いものの、費用対効果をよく見極めて検討する必要があります。
セミオーダー家具
既製品と造作家具の中間にあたるのが、セミオーダー家具です。
基本のデザインをベースに、棚板の数・奥行き・カラー・高さなどを調整できるため、リビングの寸法や雰囲気に合わせて柔軟に対応できます。
費用は造作家具よりも抑えられ、工期も短く済むため、「空間にフィットさせたいけれどコストは抑えたい」という方に最適な選択肢です。
また、セミオーダー家具は、組み立て式を選べば将来的な模様替えや引っ越しにも対応しやすく、長期的に使い続けられる点でも優れています。
デザイン性と機能性のバランスがよく、新築リビングの収納づくりにおいて、特に後悔しにくい選択肢だといえるでしょう。
新築でリビングに収納がないときに役立つ収納家具4選
新築住宅では間取りのデザイン性を優先するあまり、「リビングに収納が足りない」と感じるケースが少なくありません。
そんなときに役立つのが、壁面や空間を有効活用できる収納家具です。
限られたスペースでも大容量収納を確保できるアイテムを選べば、暮らしやすく整ったリビングを実現できます。
ここでは、特におすすめの収納家具を4つ厳選してご紹介します。
Shelf 壁一面の本棚
「Shelf 壁一面の本棚」は、空間を最大限に活用できる大容量タイプの壁面収納です。
背板のないオープンデザインで圧迫感が少なく、壁付けから間仕切りまで幅広い使い方ができます。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/slf-2400-2400-ex.html
奥行は350mm・250mm・180mmの3種類があり、収納物や部屋の広さに合わせて選べます。
既製サイズが豊富に揃ううえ、天井や梁、エアコン位置などに合わせたセミオーダー加工にも対応しており、リビングの壁面にぴったり収まる収納を実現できます。
Shelf 開口部のある本棚
「Shelf 開口部のある本棚」は、中央に大きな開口スペースを設けたデザインが特徴の壁面収納です。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/slf-ar-2400-2400-room233.html
開口部にはテレビを設置でき、テレビボード兼用の収納としてリビングをすっきりまとめられます。
また、テレビ以外にもアートや雑貨をディスプレイすることで、リビングの印象をおしゃれに演出することも可能です。
開口部のサイズや位置を変更するセミオーダーもできるため、新築リビングの空間に合わせた柔軟なレイアウトを実現できます。
Shelf ロータイプ本棚
「Shelf ロータイプ本棚」は、腰の高さほどのコンパクトなサイズ感が魅力の収納家具です。
奥行350mmで収納力がありながら、天板の上にはテレビやオーディオ機器などを置けるため、サイドボード感覚で使えます。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/slf-ar-2400-3.html
背板のない両面使いが可能な構造なので、壁際だけでなく間仕切りとしても活躍します。
また、別売りのキャスターを取り付ければ可動式収納としても使え、掃除や模様替えもスムーズに行えます。
Shelf カウンター付き本棚
「Shelf カウンター付き本棚」は、大容量本棚と横長のカウンター(デスク)が一体化した機能的な収納家具です。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/slf-ar-2400-2400-ex-counter.html
本棚中段の棚板が前方に伸び、PC作業や読書、子どもの学習スペースなどとして使えるカウンター面になっています。
カウンター部分には、本棚よりも厚みのある木材を使用しているため、仕事や勉強をしていても揺れにくく、快適に作業に打ち込めます。
オーダー加工で本棚の高さや形状、カウンター部分の長さなどを変更することも可能なので、新築リビングにぴったり合う収納兼ワークスペースを実現できます。
リビングを広く使える収納家具の設置事例
新築のリビングをすっきり広く見せたいときは、「家具の配置」と「収納の選び方」が重要です。
ここでは、リビングを広く使ううえで参考になる、収納家具の設置事例を確認していきましょう。
窓を活かしてリビングボードを形成する
こちらの事例では、マンションのリビングダイニングの一面に「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」と「Shelf ロータイプ本棚」を組み合わせて設置しています。
壁面は落ち着いたグレーのアクセントウォールで、本棚の整然としたグリッドデザインと相まって、空間全体に統一感と奥行きをもたらしています。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_990/
ロータイプの本棚の上には大きな窓があり、そこから入る自然光と波型模様のブラインドが柔らかい陰影をつくり出し、空間の印象を一層引き立てています。
棚の上部にはあえて物を置かず、視線が抜けることで、より広がりのあるリビングを演出しています。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_990/
音楽を愉しむリビングボード
こちらの事例では、リビングの一面に「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」と「Shelf スリム本棚」を組み合わせ、9列にわたる大容量の壁面収納を構成しています。
梁の位置を巧みに避けながら設置されており、空間を無駄なく使いつつ、背板のない仕様を活かしてチャコールグレーの壁紙をアクセントウォールとして見せています。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_988/
中央部には大型テレビを配置し、その両側にスピーカーとLPレコードを収めたことで、音楽を中心とした心地よい空間が完成しています。
壁一面の収納の中にAV機器を巧みに組み込み、機能的でありながらも生活感を感じさせない、美しいリビングボードに仕上げられています。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_988/
リビングをご夫妻のワークスペースに
こちらの事例では、リビングの壁面に「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」と「Shelf カウンター付き本棚」を横並びで設置し、収納と作業スペースを一体化させています。
リビングの一角にワークスペースを設けることで、生活空間の延長として自然に仕事や趣味を行える環境を実現しています。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_948/
カウンター付き本棚は、ノートパソコンを置いて作業できる十分な奥行きがあり、2×2コマ分の開口部を設けて配線や機器類をすっきり収めています。
上部にはエアコンの位置に合わせたオーダー加工が施されており、空間に無理のない美しい納まりを実現しました。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_948/
L字型リビングを彩る壁一面の本棚
こちらの事例では、L字型のリビングの短手の壁面に「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」を設置しています。
梁や引き戸の戸袋部分を巧みに避けながら、壁全体を無駄なく使った美しいレイアウトを実現しています。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_899/
本棚の下部にはキャスター付き収納ボックスを組み込み、日用品や雑貨などをすぐに取り出せる「隠す収納」として活用。
お掃除ロボットの充電ステーションも本棚の一角に設けられており、収納・家事・インテリアが集約された、機能的で洗練されたリビング空間をつくり出しています。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_899/
ヌックのあるリビング
こちらの事例では、リビングダイニングの壁面に「Shelf 開口部のある本棚」を設置し、収納と居心地のよさを兼ね備えた空間を構成しています。
開口部の一部はヌックとして活用し、親子が並んで腰掛けられる小さなくつろぎスペースとして機能させています。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_828/
低い位置の棚には絵本や玩具が整然と並び、子どもが自然と手に取りやすい高さに配置されています。
本棚の前で遊んだり、ヌックに座ってお話を読んだりと、家族の会話が生まれる温かなリビングシーンが実現されています。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_828/
まとめ
今回は、新築でリビングに収納がない場合の工夫やアイデア、後悔しない収納家具の選び方、そして実際の設置事例をご紹介しました。
新築のリビングに収納がなくても、壁面を活用した収納や多機能家具、可動式収納などを取り入れることで、空間を広く見せながら暮らしやすく整えることができます。
収納家具には、既製品・造作・セミオーダー家具といった選択肢がありますが、費用や自由度、デザインのバランスを考慮して選ぶことが大切です。
迷った場合は、ある程度の自由度がありつつ費用を抑えられる、セミオーダー可能な既製品を選ぶとよいでしょう。
今回の内容を参考に、新築リビングでもすっきりと片付き、快適に過ごせる空間づくりを実現させてください。
マルゲリータの公式サイトでは、今回ご紹介した収納家具以外にも、色々なおしゃれインテリアを多数ラインナップしています。お客様の使用実例もたくさん掲載されているので、おしゃれで実用的なインテリアの購入を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。














