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リビングの壁一面をアナログレコードで 壁一面の本棚 奥行350mm / Shelf

リビングの壁一面をアナログレコードで | 壁一面の本棚 奥行350mm / Shelf (No.129)  | マルゲリータ使用例 シンプル おしゃれ 部屋 インテリア レイアウト

都内のマンションにお住いのお客様です。リビングに「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」を設置いただきました。

壁一面をアナログレコードで

アナログレコードで満たされた壁面

綺麗にリフォームされたリビングの壁一面をアナログレコードで埋めています。これまで使っていたレコード棚、オーディオ機器も並べ今後の方針をお考えとのこと。音楽を楽しむ清楚な空間になっています。

設置していただいた本棚は、縦7コマ×横7コマ、天井まで届く高さの壁一面の本棚です。最上段のコマは壁の高さに合わせて調整してあります。その下の4隅にブレース材が配されています。この働きで本棚の剛性が確保されています。

縦板と横板の嵌合によって形成されたこの本棚は、棚板間のスパンを短く取っているため、棚板にたわみがほとんど発生しない構造です。大型の美術書や写真集、ファイルなど重いものを収納するのにも適していますが、本件のようにLPレコードを収納するラックとして最適です。棚いっぱいに充填して収納しても、棚板は整然としたグリッドを保っています。

壁一面をアナログレコードで埋め尽くす

圧倒的な収納力

下から縦に6段積み上がっているセルの内寸は規格サイズで、W315mm、H320mm、正面から見ると、セルはほぼスクエアな形状です。本棚の奥行きは350mmありますので、LPレコードの収納にぴったりのサイズです。大量のレコードコレクションをお持ちのオーナーにとって、大切なレコードの収納は悩みの種ですが、それを解決するのがマルゲリータのShelf壁一面の本棚です。レコードショップの什器のような、ケースの上部が開いている「餌箱式」のボックスを使うと上部の空間を活用し切ることができず、コレクションの収納には不向きです。そこで、壁一面の本棚を使って、LPレコードをスクエアな箱状のユニットにまとめ、それをお部屋の壁面いっぱいに、水平に展開し、更に天井近くまで垂直に重ね、ダイナミックに集積して大容量の壁面収納を実現するのです。

壁一面をLPレコードで埋め尽くす

マルゲリータのShelf壁一面の本棚は、薄い棚板を組み合わせるシンプルな構造で、その機能を最大に発揮しています。棚板の厚みが見付になり、細いラインでグリッドが描かれています。ブレース材は中央に向かうラインとなって四隅を引き締めて、本棚のビジュアルを表情豊かにしています。本棚の見付のライン全体は床から天井まで広がる大きな壁面に、障子の桟のような軽さと明るさをもたらしているため、本棚がボリュームの大きな家具であるにもかかわらず、その存在感はあくまでも軽やかで淡々とした佇まいになっています。最下段の棚板は、床面から15mmほど上がっています。このわずかな隙間に縦板がリズミカルに並ぶ様子が、なんとも軽やかな抜け感を演出しています。

本棚の右側にはこれまでお使いだったレコード棚が並んでいます。オーディオ機器も並べながら今後の方針をお考えとのこと。壁面全体が音楽を楽しむ清楚な空間になっています。家具のファサードのコントラストを活かして、ジャンル別の収納を考えてみるのも楽しそうです。

壁一面をLPレコードで

全てのセルにアナログレコードを収める

マルゲリータの壁面収納には背板がなく、セルにモノを収納していない場合は棚板をすかして奥の壁が見えますが、本件では膨大なレコードのコレクションを本棚の全てのセルに収納してあるためにブレース材の入ったセル以外では壁面が見えません。その代わり、本棚の正面はLPレコードのジャケットの背面がびっしりと並んでいる光景になります。

一枚一枚のレコードジャケットのデザインには趣向が凝らされ、その背面にもタイトル文字や色彩が選び抜かれて配されているものです。しかし、膨大なレコードジャケットの背がこのように一面を埋めつくすと、細かいストライプの並ぶ面は画素で埋められた面のようになり、全ての色の素材が混成して彩度の低い色面が形成されてきます。この色面の上に棚板の見付によるグリッドが浮かび上がると、本棚全体は柔らかいテクスチュアのタペストリーのようにも見えてきます。いくつかのセルに少しずつできた隙間は織物のフリンジ飾りのようにも見え、このタペストリーの上を風が通っていくような軽やかな印象が加わっています。

壁一面をアナログレコードで
ターンテーブルとアーム
レコード棚の両脇スピーカー
壁一面のレコード棚

大量のコレクションが壁一面に圧倒的なボリュームで立ち上がっているにもかかわらず、この部屋には涼しげで清楚な雰囲気が保たれています。直線と明るい色彩とがリピートされ、全体を統合しています。明るい色のフローリングは本棚の面と並行の木目で張られ、白いフラットな天井には大きな窓から入るたっぷりした光が柔らかく反射して、室内には明るさが満たされています。本棚の作り出す水平線と垂直線の組み合わせと、天井に配されたダウンライトのレールでくっきりと引かれた直線が、安定した景観を支えています。そして、グレーのラグマットのシンプルな幾何学模様はグリッド線をリフレインしています。

壁一面のレコード棚

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