都内高層マンションにお住いのお客様です。
陽当たりのいい広いリビングの一面に「Shelf 壁一面の本棚 奥行250mm」を設置いただいてます。大型テレビを観るソファーの後ろにお子様用の小さなデスクを設けいつでも本を取り出せる様に配置されています。その本棚の前とソファを介して8の字型にお子様が走り回れる楽しい空間になっています。
子供のための壁面収納
高層マンションの白く広い壁面に、床から天井までいっぱいに広がる縦7コマ×横9コマの本棚が設置されています。この壁面には2台の本棚が並んでいます。向かって右側には縦7コマ×横7コマの本棚が置かれ、その左側には縦6コマ×横2コマの本棚が並んでいます。左右の境目では棚板の見付が倍の厚みになっていますが、これだけのボリュームがあるため、その違いはよく見ないと気がつかないほどです。左側の本棚の上部はエアコンの室内機の設置を見越してサイズ調整されていますが、現在左端最上段にはエヴァンゲリヲン初号機のフィギュアが置かれています。
本棚の前には、家族が大型テレビを観るためのソファが配置されています。ソファの後ろ側には、お子様用の小さなデスクが設けられています。この配置により、ご家族がソファでテレビを観ている背後で、お子様はいつでも本棚から本を取り出し、このデスクで読書に熱中することができます。本棚の下のエリアには、お子様向けの本が多く置かれており、お子様の成長に伴って、今は空白の部分がある上のエリアも利用できるようになります。このように、家族全員が快適に過ごせる工夫が施されています。
最下段では蔵書を直接フローリングの上に置いています。出し入れはフローリングの上を滑らせるので重い図鑑などの配置に適します。
本の表紙をディスプレイ
本棚の上方3段目には、本の表紙を正面に向けて、アートワークのように飾られています。この展示方法は書店などでも見かける「面陳」と呼ばれる手法で、表紙のデザインの美しさを際立たせます。一番上の段の右側3つのセルには、KAWSのコンパニオンが3体鎮座しており、誂えたようにピタリとはまっています。このように、視覚的に魅力的なディスプレイが施されており、本棚全体に洗練された印象を与えています。
本棚とソファとダイニングテーブル
明るいリビングダイニングの空間には、ソファとダイニングテーブル、チェアだけが配置され、ご家族がくつろぐリビングダイニングはお子様が広々と遊べるスペースとなっています。家具はチャコールグレーと黒で統一されていますが、脚部に抜け感のあるデザインが採用されているため、光が室内を柔らかく満たしながら循環するイメージを齎しています。天井と壁は白で、ペンダントライトとダウンライトも白、ペールグレーのカーテンと、室内の色彩は明るい無彩色で抑えられています。薄い色のフローリングと本棚の明るい木の色、さらに本棚に収められた書籍の背表紙の色が、クールになりがちな雰囲気に優しい温かみを加えています。天井の配線ダクトレールが本棚と並行に2本走っており、フラットな天井面にさりげないおしゃれなアクセントを添えています。
お子様たちが本棚の前とソファを介して8の字型に走り回れる、広々とした楽しい空間ができあがっています。
更にそのリビングに面してもう一部屋、お子様用の子供部屋があり、そこにも「Shelf 壁一面の本棚 奥行250mm」が置かれています。こちらはおもちゃとして散らかしても直ぐに片付く機能的な構成になっています。
壁一面の玩具箱
本棚は壁面のサイズにほぼぴったり合い、棚板の背面に巾木の厚みを吸収するカットが施されているため、壁に沿わせて設置されています。本棚には背板がないため、棚板を通して白い壁紙が見え、その前に棚板によるグリッドが浮かび上がります。
この本棚のセルにはおもちゃが並べられており、おもちゃ箱の中身が壁一面に広がり、まるでおもちゃの王国の観兵式のようにすべてのおもちゃがお子様に語りかけるような配置です。いくつかのセルにはアクリルケースを使ってセル内に棚を作り、透明なアクリルの上に置いた恐竜の模型は空に浮かんでいるかのように見えます。向かって右の窓側の壁との間にできた薄い隙間は、ゲーム用のボードを立てておくのに最適なスペースです。
本件では、お子様たちが自由に動き回れるスペースを確保することが最優先されています。マンションの床に広いスペースを作るためには、収納機能を垂直に重ねる発想が欠かせません。この部屋では、本棚とおもちゃ箱をマルゲリータの本棚を介して床から天井まで垂直に積み上げました。その結果、よちよち歩きも室内用バイクで駆け回ることも可能な広いスペースが実現しています。
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壁面を天井まで最大限に活用できる壁一面の本棚。専用の収納ボックスもある組み立て式。
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