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カスタマイズされたDJブース Shelf ロータイプ本棚

リビングのDJブース - Shelf ロータイプ本棚 - マルゲリータお客様事例

千葉県の戸建て住宅にお住いのお客様、nobu_noie様です。その新築の住宅のリビングの一角の階段下に「Shelf ロータイプ本棚」をカスタマイズしたオリジナルのラックを設置、それをアナログレコードの収納も兼ねた自宅用DJブースとしてお使いいただいています。

リビングのDJブース - Shelf ロータイプ本棚 - マルゲリータお客様事例

1階のリビングから通路を挟んで視覚的に仕切られた瀟洒な鉄骨階段の下、壁と格子状の木製ルーバーに挟まれるようにロータイプの本棚をカスタマイズしたDJブースとオーディオ装置は置かれています。天板にアナログターンテーブルを2台置かれる都合、奥行はそれに合わせて全体を400mmにしています。この天板の上に置かれた機器はターンテーブルを含め全てDJブースとして機能、その下の段は一人でゆっくりと音楽に向かうための音響機器が並びます。

リビングのDJブース - Shelf ロータイプ本棚 - マルゲリータお客様事例
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音楽の途切れない空間

少なくとも半世紀前はアナログレコードを聴くことは一つの大きな楽しみでした。音響機器そのものが数少なくステレオが家にある人が稀であった時代、それはもはや楽しみを通り越した熱狂に近い感覚であったと思えます。しかし時が流れCDの音源に慣れてしまった、更にそれがスマホを通して継続的に流れてくるに至っては、音楽はもはやそれに向かって聴くというよりもBGM的なものに成り下がってしまっています。そもそもアナログレコードという名称は最近です。デジタルに対応する呼称です。当時はLPレコードと呼ばれていました。Long Playの頭文字です。

しかし、音楽をBGMとしてではなく音そのものに魅せられた人たちにとっては、やはり聴き流すというよりはそれに正面から向かって聴きたいところ。ところがきちんとした音源でその音楽に接する場合の一番の問題点は、その再生機の関係で特にそれがアナログレコードの場合だと約20分ほどで音楽が途切れてしまい次に行くまで一定の空白の時間がそこに生じてしまうことです。アナログレコードはその面の演奏が終わる度にターンテーブルの前に立って針をリフトアップして回転を止め盤面を裏返す、場合によっては次のレコードをそのすぐ脇に用意して演奏の終わったものはジャケットの内袋に戻しジャケットにしまう、そして次にかけるの盤面をターンテーブルに載せ再び回転させ針を落とす、という行為を行います。その間音楽は途切れます。手際よく処理しても3分はかかります。

それを解消するのがDJワークです。2台のターンテーブルを駆使することにより終わりそうになった片方の音源をフェイドアウト、もう片方に次にかけるレコードに針を落としゆっくりとフェイドインする、その行為を2台のターンテーブルの間に置かれたミキサーで自然に繋ぐ、それによって音場にはまるでラジオに連続して心地よい音楽が流れてくる様な至福の時間が生まれます。BGMとは違った生きた音楽がそこに流れます。

2台のターンテーブルを駆使しながらのDJワークは簡単には行きません。曲と曲を繋ぐためのリズム、音程、相性の選択そして何と言っても聴いている人に心地よいと感じさせる事が重要です。オーディエンスが心地よい感覚を得ようとする分だけDJのスキルは高いものが求められます。DJをされていたこのお客様ならではの洗練された構成です。

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Shelfシリーズ / 壁面を天井やまで最大限に活用できる壁一面の本棚。専用の収納ボックスもある組み立て式。

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壁面を天井やまで最大限に活用できる壁一面の本棚。専用の収納ボックスもある組み立て式。

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