都内マンションにお住いのお客様です。ご主人の書斎に「Shelf 壁一面の本棚 奥行250mm」と「Shelf 壁一面のA5判本棚 奥行180mm」を設置いただきました。
この部屋はブルーグリーン色を基調としたクロスがクロゼットを含めながら殆どの壁面を占め、一部にオレンジ色の壁面があります。本棚自体はそれぞれの背景となるクロスの色が異なる中、独自の見え方になっています。
「Shelf 壁一面のA5判本棚 奥行180mm」は2列タイプに加工してあります。ブレース板を省く代わりに上方に背板を入れ本棚自体の剛性を高めています。本棚のグリッドと上方の背板がブルーグリーン色を背景に際立ちます。
一方、この部屋の大半を占める「Shelf 壁一面の本棚 奥行250mm」はオレンジ色の壁面を背景にしています。入口のスイッチプレートを避けたところから始まって黒いアンティークなブリキの引き出しで押さえられている印象です。
ブリキの家具はその独特のメタリックな外観とそのものが持つ耐久性から、また、レトロな雰囲気を持つことから、レプリカのブリキ家具も含めヴィンテージものとして根強い人気があります。そういった事からブリキの家具が置かれた空間はそのものがひとつあるだけでアンティークな気配が漂います。この部屋はその雰囲気に呼応すべくブルーグリーンの中にオレンジ色の壁面が置かれ更にそこにブリキの家具と本棚が並んで置かれています。壁の色と家具の織り成す不思議な気配がここでは漂います。
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