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軽井沢、そのアウトドアリビング EXA デッキテーブル

アウトドアリビングで後悔しない 家具はおしゃれで雨ざらしに強いものを選ぶ

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浅間山の麓にほど近い軽井沢の山間にある戸建ての住宅、その室内から続くテラスに「EXA デッキテーブル」、「EXA デッキチェア」を設置いただきました。このテラスはリビングと屋外からなる非日常的な空間で、その大きな開口部を背にして置かれている暖炉の存在が冬の寒さと同時に室内の暖かさを語っています。

【File 786】軽井沢に於けるアウトドアリビング - EXAデッキテーブル - マルゲリータお客様事例
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アウトドアリビングという言葉が示す屋外のリビング空間は、室内と一体化されたスペースを指します。しかし、この一見分け隔てのない概念は、温暖な地域でこそ効果を発揮します。特に、冬季の寒暖差が厳しい軽井沢では、室内と一体化した屋外空間を作るのは難しいです。しかし、だからこそ、暖かい室内から一歩外に出た時の心地よさは格別です。特に、雪解けの春先や、夏の終わりから秋にかけて少し冷たい空気が漂い始める頃には、独特の爽やかな雰囲気が感じられます。

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軽井沢の四季の移ろいを感じながら、季節ごとの変化を楽しむことができる屋外空間は、別の意味でリビングの延長と言えます。例えば、春の柔らかい日差しの中で新緑を眺めたり、夏の終わりに涼しい風を感じながら読書を楽しんだり、秋の紅葉を堪能しながら暖かい飲み物を片手に過ごすひとときは、室内とは異なる特別な体験を提供してくれます。

また、冬の寒さが厳しい季節でも、雪景色を楽しむための工夫があれば、屋外の空間は一層魅力的なものとなります。例えば、ヒーターや暖炉を設置することで、寒さを和らげながらも自然を感じることができる空間を作り出すことができます。このように、季節に応じた工夫を凝らすことで、軽井沢の自然を最大限に楽しむアウトドアリビングを実現することができるのです。

結局のところ、軽井沢におけるアウトドアリビングは、単に室内と一体化するだけでなく、四季折々の自然を取り入れながら、その時々の美しさや心地よさを味わうための特別な空間として存在します。

【File 786】軽井沢に於けるアウトドアリビング - EXAデッキテーブル - マルゲリータお客様事例
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その様なコンテクストの中、屋外に置かれたデッキテーブルには当然ながらそれが成り立つために以下の様な機能が必要最小限の機能として求められます。

  1. 水で腐らない
  2. 木部が色褪せしない
  3. 台風の様な強風で飛ばない

腐らない木材

この一連の「EXAシリーズ」はアセチル化木材アコヤという素材で構成されています。アセチル化とは自然界の木材成分と酢酸を化学反応させることで木材中の親水性(水分を吸いやすい性質)のある水酸基(-OH)を疎水性であるアセチル基(-COCH3)に置き換える化学反応を言います。アセチル化により木材の性能を飛躍的に向上させ「腐らない木材」の製造工程として国際的に認められた方法です。アコヤとはそのアセチル化処理を施した木材です。またここで言う化学反応とは新たな有機物質を加えるものではなく、引いていくことによる化学反応なので、結果全てが自然界に存在する成分から成り立つことになり、環境負荷という観点からは完全に無害です。

アセチル化木材は、木材の表面を微細な孔状に変化させることで、水分や紫外線、カビや腐食などの影響も受けにくく、素材に含まれるタンニンや油脂などの有害な成分が取り除かれるため、環境にも優しい素材です。オランダで開発製造されました。表現は必ずしも適切とは言いかねますが、アセチル化された木材は見た目は木材に見えますが主成分はほぼ樹脂に近い性能を有する素材です。

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その他にもこの木製品を屋外の過酷な自然の中に置くために下記の様な機能をここでは取り込んでいます。

1.木部が色褪せしない
この「EXA デッキテーブル」が置かれているテラスの床材、これは一般的に流通している屋外用と謳われている南洋材を用いたものです。屋外で雨曝しの状態ではほぼ1年で色が抜けこの様な灰色に近い状態になります。この床材と対比すると設置してほぼ2か月が経過した「EXA デッキテーブル」の保全状況が僅かですがわかります。アセチル化木材アコヤに関しては約10年に一度その表面にウレタン系の塗装被膜をかけることで更に長く変わらぬ状態でお使いいただくことが可能です。

2.強風で飛ばない
屋外家具に限らず自然の強風に対して有効な手段としては、まずそのもの自体が重いという事、と同時に風を受ける面積が少ない、すなわち風が抜ける構造になっているという2点が有効です。「EXA デッキテーブル」は総重量が46kgあり、逆にその重量が搬出入に対しては足枷となるためそのものはノックダウン形式をとっています。現地で組み立てられた46kgのテーブルは天板と木脚がその細かい部材により相互に入り込む構成になっているため部材間に隙間があり面として風を受けにくい構成です。

3.表面に水が溜まらない
前項同様に面が構成されている部分は小さな部材の集積のため、例えば雨上がりの時とかにその表面に水が溜まっていることはなく、仮に木材の表面に僅かでも残っている水分も軽く払拭すればそのままお使いいただけます。

以上の様な必要最低限の機能を満たしつつ非日常的なアウトドアリビングを贅沢な空間に昇華させ、俗世間から隔絶された時間を過ごすための屋外家具です。

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積雪時の様子です。


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EXAシリーズ / 屋外用の家具。ガーデンテーブル、チェア、デッキチェアなどのガーデンファニチャー。

EXAシリーズ

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