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リビングを本棚で間仕切る カウンター付き本棚 / Shelf

リビングの一角を間仕切り仕事場と勉強部屋に | カウンター付き本棚 / Shelf (No.41)  | マルゲリータ使用例 シンプル おしゃれ 部屋 インテリア レイアウト
仕事部屋とお子さんの学習スペース

都内のマンションにお住いのお客様。リビングダイニングの一角を「Shelf カウンター付き本棚」で間仕切り更に2台平行に並べてご夫妻のワークスペースとお子さんの勉強スペースを作られました。

オレンジページ2022年10月17号でもご紹介されています。

本棚でリビングを間仕切る

仕切りのなかった大きなリビングを間仕切り、そこを放送作家であるご主人と建築構造設計をされている奥様のご夫妻の仕事部屋として使われ、また同時に二人の女の子のリビング学習の場にもしようと考え、上のお嬢さんが小学校に入学する時期にあわせて部屋を間仕切る改修を実行されました。リノベーションに関しては「Shelf カウンター付き本棚」を導入、リビングを緩やかに仕切りながら、更に間の通路を挟んでもう一列「Shelf カウンター付き本棚」を入れられ、コンパクトな家族4人のワークスペースを構成されています。それぞれの個室はそのまま寝室としてお使いになられながら、このスペースは家族のワークスペースとしてお使いいただいています。

カウンター付き本棚に開口部 大型PCを入れる

一般的にはご夫婦が寝室を持たれ、場合によってはそこを書斎と兼ねる、お子さんは個室、あるいは兄弟で共有の部屋がありそこを勉強部屋として使われのが普通です。しかし本件ではその書斎と勉強部屋をリビングの一角にまとめ、その空間を家族のワークスペースとしてお使いいただいています。
カウンター付き本棚をそれぞれ2台平行に並べることにより机上の作業空間も広く取れ、同時にそれが連続する事により効率的な仕事が出来る場になっています。更にカウンター付き本棚はオーダーで開口部付きになっているのでそこに大型ディスプレイを嵌めこむことによりカウンター面も広く使え作業効率は増しています。椅子に座ったまま振り返るとそこにもう一つの連続するカウンター面があるというのも魅力的です。

カウンター付き本棚に開口部 大型PCを入れる

大人側と子供側

導入に際して横幅のサイズは既製品のまま、部屋のサイズからカウンター部分の奥行を少し短くされています。カウンター付き本棚は間の通路を挟んで大きく大人側(ご両親)と子供側(二人のお嬢様)に分かれています。リビングからの入口の都合上、子供側の幅は1コマ分ほど短くなっています。

大人側はPCモニターを置くためにオーダーで2コマ×2コマの開口部を設けています。また最上段はそのまま梁下に納まる形でエアコンに合わせた切り欠きのみおこなっています。奥様の仕事柄、足元にA3サイズのプリンターが置けているのも使いやすくご主人自作のキャスター台の上に大型プリンターを置いて必要な際に引き出せるようにされています。

カウンター付き本棚に開口部 大型PCを入れる
カウンター付き本棚でリビングを間仕切り
カウンター付き本棚に開口部 大型PCを入れる
カウンター付き本棚に開口部 大型PCを入れる
カウンター付き本棚に開口部 大型PCを入れる
リビング学習スペース 間仕切り

子ども側の開口は2コマ×1コマです。子供世代ではPCはタブレットやノートを使うだろうという想定から1段低くされています。子供側の背面はリビングの大型TVが来ています。本棚のセルの一か所だけリビング側に筒抜ける形になっていてここで勉強しながらもセルを通して分からないことはすぐに質問できるといった家族との会話が自然に出来る形になっています。

リビング学習スペース 間仕切り
リビング学習スペース 間仕切り

子供側の本棚の反対側は残りの仕切られたリビングがあります。そこには大型TVを置かれているためテレビ側背面に物を落とさないよう、IKEAのフックボードが使われています。当初背板はつけようか迷われたそうですが、配線用コード穴があること、また板の表裏があることからやめたとのこと。結果的には圧迫感もないし、ランセルも両側から入れられるので重宝しておられるとのことでした。

リビング学習スペース 間仕切り

リビング学習のデメリットを解消

リビング学習とは、リビングやダイニングなどを学習場所として使う学習法のことです。一人で静かな空間で勉強する子供部屋ではなく適度な雑音が聞こえるリビングで学習する方が、安心感とほどよい緊張感の中で勉強に取り組むことが出来、更に分からないところもすぐに質問でき学習能率が高まると言われています。その様に昨今話題のリビング学習ですが、メリットばかりでなくデメリットもあります。

デメリットで一番大きな点はリビング、特にダイニングが勉強道具で散らかるという点です。リビング学習をすると、ランドセル、文具、教材、プリント等といった学用品がダイニングテーブルにいつの間にか集まってきます。部屋中のあらゆる場所に学習用の道具があふれ、物の置き場所が定まっていないカオス寸前の状態では必要な道具をすぐに見つけることは難しく子どもの学習への姿勢にも徐々に悪影響を及ぼしていきます。こうなると学習効果を高めるどころか勉強に着手することが面倒な作業になってしまい、そのうち段々と勉強することそのものが億劫になっていきかねません。

カウンター付き本棚でリビングを間仕切り

この様なデメリットに対しては

●リビング学習と言ってもその学習場所は食卓とは分離する。
●学習用の道具、プリント等は一定のルールを持って収納する。

これでかなりの部分が解決可能と考えます。本件はまさにそれの規範とも言えるリビング学習の俊逸なアイデアです。

カウンター付き本棚でリビングを間仕切り

内装工事を伴わないリノベーション

本件のリビングの一部を間仕切ってそこを家族共有のそれぞれのワークスペースを構成するという行為、一見そこに内装工事が絡んでいる様に見えますがあくまでもこれは工事を伴わないリフォーム、置くだけの家具で構成されています。

カウンター付き本棚で間仕切り内装工事を伴わないリノベーション

黒いボックスファイル

ここではIKEAの黒いボックスファイルをお使いいただいています。この黒いボックスファイルはPCモニターの画面の消灯時の黒色と重なり本棚のセルを埋めるので本棚自体の縦線、横線がその見付け部分がはっきりと認識され思っていなかった効果が出ていると言えます。
またリビング側から見た際も違和感なく存在します。何気なく付けられている白いタグも見やすく実に機能的です。

カウンター付き本棚で間仕切り内装工事を伴わないリノベーション
リビングの一角をカウンター付き本棚で間仕切り – カウンター付き本棚 / Shelf – マルゲリータ使用事例
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