FILE 534

共通のエレメントで家具を足していく 壁一面の本棚 奥行350mm / Shelf

共通のエレメントで家具を足していく | 壁一面の本棚 奥行350mm / Shelf (No.123)  | マルゲリータ使用例 シンプル おしゃれ 部屋 インテリア レイアウト

都内のマンションにお住いのお客様です。
書斎兼用で使われているリビングダイニングに、もとからお持ちのオーディオ系のチェストの天板に合わせ「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」および特注のワークデスクを設置いただきました。

共通のエレメントで家具を足していく

リビングダイニングの、窓と直行する壁面に、オーディオ用の大型のチェストが設置されています。そのチェストと壁との間のスペースに合わせて「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」を設置していただきました。この壁面では、梁の部分にビルトイン式のエアコンが設置されています。この天井と床との間のサイズに合わせて、本棚の高さも調整していただいています。細やかに調整された本棚は、造作家具のように空間にフィットしています。

特注の家具をお持ちの機器に合わせる

この本棚は、縦6コマ×横3コマの縦型の本棚です。上部4段と最下段は3つずつのセルが並んでいますが、2段目では縦板を抜いて、仕切りを設けずに3コマをつなげた開口部としてあります。この開口部の上部を支えるために2本の桁を渡して空隙の上部の剛性を確保しています。マルゲリータの本棚は、縦材と横材に切れ込みを入れて互いに嵌合させて構成されています。通常は本棚の四隅のセルにブレース材を配置して安定させるのですが、本件では横3コマのスペースを最大に活用するために中央の列の背後に背板をつけることで水平方向への強度を確保しています。背板の入っていない両脇では棚板の背後に壁紙が見えます。背板は他の棚材と同じシナ合板でその明るい木材の色は視界に圧迫感を与えることなく本棚の中心のラインにさりげなく求心力を生みだしています。本棚の下2段目はオーディオ用のチェストと高さを合わせるためにコマの高さを調整してあります。本棚の奥行きもチェストと合致させています。また、チェストの天板の色は本棚の材質の色とよく似ています。このため、チェストと本棚の下2段とは、一見すると同じ一つの家具のようにも見えています。

本棚の上部4段については奥行きを下2段よりもわずかに浅くしてあります。この部分がオーディオ用チェストの天板とつながって、「小さなカウンターが付いた本棚」のようになっています。このカウンターになった部分の高さはワークデスクの高さよりも150mmほど高くなっており、本棚の3段目の3つのセルはカウンター上のディスプレイスペースとして視線を受け止める、ちょうど良い位置になっています。

特注の家具をお持ちの機器に合わせる

本棚の下2段目では、縦の棚板を抜いて大きな空隙を作ってあります。空隙を作ったために補強材として桁が必要になりましたが、この段で高さを調整した結果、桁の下にはA4のファイルボックスが収まる空間ができています。この空隙にプリンターがおかれています。プリンターの周辺にはA4の書類を整理するためのファイルやファイルボックスが並び、プリント用紙と小型の置置かれていますシュレッダーも置かれ、ワークスペースの紙周りの機能がまとめられています。

特注の家具をお持ちの機器に合わせる
特注の家具をお持ちの機器に合わせる
特注の家具をお持ちの機器に合わせる
特注の家具をお持ちの機器に合わせる
特注の家具をお持ちの機器に合わせる

本棚と直行する掃き出し窓のある壁面に向かう形で、特注のワークデスクを設置していただきました。このワークデスクは、ご自身が最も作業しやすい高さにこだわって制作したものです。脚部はスチール製の丸パイプで、デスクの下には既製品のキャスター付きのキャビネットを挿入してお使いになっています。デスク天板は、シナ合板ウレタン塗装で、本棚の木材と同じ色です。また、この天板はオーディオ用のチェストの天板の色とも同じ色です。このように、壁面の家具と共通のエレメントを持っているので部屋全体に統一感が感じられます。

特注の家具をお持ちの機器に合わせる
オーダー製作のワークデスク
共通のエレメントで家具を足していく | 壁一面の本棚 奥行350mm / Shelf (No.123) | マルゲリータ使用例 シンプル おしゃれ 部屋 インテリア レイアウト

オーディオの上部に広がる壁面には、腰窓のように見えるアートワークが飾られています。音源の向こう側に窓からの景色が見えているような、トロンプルイユ(騙し絵)の効果が洒落ています。本棚は全体として縦に細長い形状になり壁面には棚板の見付の細いラインでグリッド線が描かれます。本棚の上部4段のセルもそれぞれが縦に細長い矩形になり、左側の本棚と窓のようなアートワークによって細長い矩形の垂直線が壁面上に印象的にリピートされています。壁の半分からやや下寄りは強い水平線を描くカウンターをメインにボリューム感のある黒いチェストによって低い重心が描かれています。

掃き出し窓の白いカーテンを通したふんだんな光が、ワークデスクの白いスチールパイプの間を通り抜けて、デスクの足元に反射しながら部屋全体に広がります。リビングダイニングを爽やかに照らしだし、ワークの時間とくつろぎの時間を彩っています。

共通のエレメントで家具を足していく | 壁一面の本棚 奥行350mm / Shelf (No.123) | マルゲリータ使用例 シンプル おしゃれ 部屋 インテリア レイアウト
共通のエレメントで家具を足していく | 壁一面の本棚 奥行350mm / Shelf (No.123) | マルゲリータ使用例 シンプル おしゃれ 部屋 インテリア レイアウト
共通のエレメントで家具を足していく | 壁一面の本棚 奥行350mm / Shelf (No.123) | マルゲリータ使用例 シンプル おしゃれ 部屋 インテリア レイアウト

この事例と関連するプロダクト

Shelfシリーズ / 壁面を天井やまで最大限に活用できる壁一面の本棚。専用の収納ボックスもある組み立て式。

Shelfシリーズ

壁面を天井やまで最大限に活用できる壁一面の本棚。専用の収納ボックスもある組み立て式。

マルゲリータお客様使用例をYouTubeでもご紹介しています。