おしゃれなロータイプテレビ台7選　シンプル・収納付き・小さめなどのおすすめ商品

テレビ台はリビングの印象を決める大切な要素の一つで、どのテレビ台を選ぶかによって部屋の雰囲気が大きく変わります。

「部屋を広々と見せたい」と考えている方におすすめなのが、ロータイプのテレビ台です。
背の高い家具を置かずに済むことで天井までの距離が自然と強調され、空間に静かな広がりをもたらします。

しかし、ロータイプのテレビ台といってもいろいろなタイプの商品があるため、「どれを選んだらいいだろう？」と悩む方も多いでしょう。
そこでこの記事では、ハイタイプと比較したロータイプのテレビ台の特徴やサイズ選びの考え方、おすすめのロータイプテレビ台などをご紹介します。より心地よい空間づくりのヒントとして、ぜひお役立てください。

ロータイプのテレビ台とは

ロータイプのテレビ台とは、一般的に天板の高さが30～45cm前後のものを指します。
50インチを超えるような大型テレビが家庭に普及した今、従来のハイタイプのテレビ台では画面の中心を見上げる形となり、首や肩への負担が大きくなってしまいます。

ロータイプは、大型モニターを設置してもソファに深く腰掛けた状態で自然な視線位置をキープできる、現代の暮らしに適したテレビ台です。

空間を広く見せるロータイプのテレビ台

ロータイプのテレビ台には、物理的なスペースを変えることなく部屋を広く見せる効果があります。
背の高い家具を多く配置すると、圧迫感が生まれ実際よりも部屋を狭く感じてしまいがちです。

一方で背の低い家具を選ぶと、天井までの距離が長く感じられ、圧倒的な開放感が生まれます。
特に、シンプルで水平ライン（ホリゾンタルライン）が強調されたデザインのローボードを選ぶと、床面に広がりが生まれ、空間全体に整然とした美しさが漂います。

余計な装飾のないミニマルなデザインであれば、生活感が抑えられ、まるでギャラリーのような洗練されたLDKを実現できるでしょう。

ロータイプとハイタイプのテレビ台の違い

ロータイプのテレビ台とハイタイプのテレビ台には、それぞれ異なるメリット・デメリットがあります。
ロータイプかハイタイプかで悩む場合は、それぞれの特徴を把握し自分のライフスタイルに合ったものを選ぶことが大切です。

タイプ	メリット	デメリット
ロータイプ	・部屋が広く見える ・目や肩が疲れにくい ・転倒リスクが低い	・収納が限られる
ハイタイプ	・収納力が高い ・存在感や高級感が出やすい	・圧迫感がある ・低い位置からだと首や肩に負担が大きい

ロータイプのテレビ台は、圧迫感がなくリラックスした姿勢での視聴に適しています。
部屋に入った瞬間に感じる広々とした感覚は、ロータイプならではの贅沢なメリットです。

一方で、課題となるのが「収納力」です。
ロータイプのテレビ台は高さを抑える分、収納できる容量は減ってしまいまうため「広々とした空間は欲しいけれど、リビングに溢れるモノも片付けたい」というジレンマを抱える方も少なくありません。

ハイタイプのテレビ台の最大のメリットは収納力です。
しかし、日本の一般的な住宅（天井高240cm前後）に置くと、どうしても壁が迫ってくるような圧迫感が生じやすくなります。

そのため、抜け感のあるオープンラックを選んだり、収納棚に詰め込みすぎず、適度に隙間を開けるなどの工夫をすると良いでしょう。
ロータイプを選ぶ場合、収納力の高い商品を選ぶと、その弱点を補えるので理想のテレビ台として利用することができます。

出典：マルゲリータ公式サイトhttps://www.margherita.jp/user/file_572/

ロータイプテレビ台のサイズ感

ロータイプテレビ台のサイズを選ぶ際は、幅と床からの高さを意識することがポイントです。
テレビ台の幅は、テレビ本体よりも40～60cm以上広いものを選びましょう。

スペース節約のためにテレビの幅ギリギリの台を選ぶと、視覚的な不安定さを招き、部屋全体が窮屈で余裕のない印象になってしまいます。
左右に生まれた余白には、お気に入りのアートやグリーンなどを置くことで、無機質な家電の存在感が中和され、洗練されたリビングが完成します。

高さの目安は30～45cm程度です。
人間工学の分野では、目や首に最も負担がかかりにくい角度は視線よりも10～15度下がった角度といわれています。

一般的なソファの座面高（38～42cm）を基準に、座ったときの視線の高さよりも少し低めの高さを選ぶと、長時間の視聴でも疲れにくいのでおすすめです。

おしゃれなロータイプテレビ台7選

ここでは、「部屋を広く見せたい」「収納も確保したい」「とにかくシンプルに」など、それぞれの希望に合わせて選べるよう、ロータイプのテレビ台を使った7つのスタイルをご紹介します。
ご自身のライフスタイルにフィットする一台を見つけてください。

ロータイプテレビ台1：収納付き

出典：大川こもれび家具公式サイト

大川こもれび家具の「天然木テレビボードLua ルーア」は、ウォールナットとホワイトオーク2素材6色の木材・カラーの天板と3種類の収納ボックスを組み合わせて、自分の好みにカスタマイズできるロータイプのテレビ台です。
ダークグレーガラスを採用することで中のものが見えにくくなっているため、リビングに散らかりがちな細々したものをざっくり収納することができます。

180～300cmまで10cm刻みでサイズから選べ、テレビの大きさに合わせてバランスを取りやすいのも特徴の一つです。

ロータイプテレビ台2：十分な量の収納付き

出典：マルゲリータ公式サイトhttps://www.margherita.jp/user/file_572/

「ロータイプがいいけれど、収納量には妥協したくない」。
そんな矛盾する願いを叶えるロータイプテレビ台が、マルゲリータの「Shelf ロータイプ本棚」です。

整然としたグリッドのラインが視覚的なリズムを生むため、たくさんのモノを収納しても重苦しさがなく、空間に心地よい「抜け感」を保ち続けます。
しかも、マルゲリータの本棚はたっぷり収納しても1mm以上たわまないというクオリティーなので、長く活用することができます。

同じシリーズの「壁一面の本棚」とセットで設置すると、テレビ周りはロータイプでシンプルに、部屋全体としては大容量の収納を確保することができます。
ロータイプのテレビ台の横に背の高い本棚を並べても、縦横のラインが美しく繋がり、まるでオーダーメイド収納のような一体感が生まれます。

「最初はテレビ台だけ、物が増えたら本棚を買い足す」といった、ライフスタイルに合わせた拡張も自在です。

ロータイプテレビ台3：シンプル

出典：LOWYA公式サイト

1940～60年代のアメリカンスタイルを現代風にアレンジしているのは、LOWYA（ロウヤ）「ミッドセンチュリー風テレビ台」です。
海外の古いホテルのようなヴィンテージ感がありながら、シルエットは直線的でスマート。

古臭さを感じさせず、現代のシンプルなリビングにもしっくりと馴染みます。
また背面には電源タップをまるごと収納できるスペースや、コードを逃がすスリットが完備されており、壁にぴったり寄せても配線が邪魔になりません。

ロータイプテレビ台4：小さめ

出典：IKEA公式サイト

限られたスペースでも圧迫感なく置けるロータイプのテレビ台は、IKEA（イケア）の「BAGGEBO（ バッゲボー）」です。
単にサイズが小さいだけでなく、メッシュ構造や極細のフレームを採用することで、視線が奥まで通過する「抜け感」が生まれます。

ワンルームや寝室などの狭い空間に置いても、家具の存在感が出すぎないのも特徴の一つです。
またインダストリアルで無機質なデザインは、ミニマリストの方にはもちろん、観葉植物やアートと組み合わせてディスプレイしたい方にもおすすめです。

ロータイプテレビ台5：コーナー型

出典：ニトリ公式サイト

ニトリの「角度調整しやすいコーナーテレビ台」を使えば、部屋のデッドスペースの有効活用が可能です。
コーナー型のテレビ台のメリットは、壁面の長いラインをソファやダイニングセットのために贅沢に使用できること。

特に変形リビングや窓が多い間取りにおいて、動線を確保するための合理的な選択肢といえます。
こちらのロータイプテレビ台は、天板がアール型になっているので、どんな角度のコーナーでもすっきり収まりやすいのが特徴です。

ロータイプテレビ台6：フロート

出典：MARGIN公式サイト

床から浮遊したような軽やかさが特徴のロータイプテレビ台は、MARGINの「フロートテレビボード」。
壁に直接固定することで「脚」をなくし、床の面積を一切遮らないため、実際の畳数以上に部屋を広く見せることが可能です。

まるで造作家具のようなスタイルで宙に浮く非日常的な佇まいは、リビングスペースにおいて「大人の余白」を演出します。
また、床掃除の際に家具を動かす必要がないというメリットもあります。

ロータイプテレビ台7：移動しやすいキャスター付き

出典：マルゲリータ公式サイトhttps://www.margherita.jp/shelf/slf-ar-2400-1-caster.html

マルゲリータ「Shelf（シェルフ）ロータイプ本棚 移動式」は可動性と収納力を両立できるロータイプテレビ台です。
スッキリとしたデザインでありながら、その強度は「たわまない本棚」と言われるほど。

1コマに約30kgの荷重をかけてもたわみはわずか0.5mm以下で、重量のある大型テレビやオーディオ機器も安心して設置できます。
キャスター付きのため、面倒な配線作業や床掃除もスムーズ。

さらに以下のような「専用カセット」を組み合わせれば、自分仕様に機能的にカスタマイズできるのも大きな魅力です。

出典：マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/slf-ar-cassette_index.html

ロータイプテレビ台・テレビ収納の設置事例

ここではスペックだけでは伝わらない空気感や、センスが光るロータイプテレビ台の設置事例をご紹介します。
「低さ」を活かした事例から壁面全体を使ったダイナミックな事例まで、6つのスタイルをご覧ください。

ワンルームに溶け込むシンプルなテレビ台兼リビングボード

出典：マルゲリータ公式サイトhttps://www.margherita.jp/user/file_358/

こちらは、壁際にテレビ台とリビングボードを兼ねてShelf ロータイプ本棚を2台並べた事例。
視線が低く保たれることで天井までの高さが際立ち、ワンルーム特有の圧迫感が軽減されます。

ロータイプテレビ台と収納を一体化することで家具点数を最小限に抑えられ、一人暮らしの生活スタイルにもフィットした、省スペースかつ機能的なレイアウトです。

夫婦の書斎と一体化したテレビ台スペース

出典：マルゲリータ公式サイトhttps://www.margherita.jp/user/file_339/

Shelf ロータイプ本棚をテレビ台として据えつつ、横にはShelfカウンター付き本棚を配置した事例。
テレビ鑑賞とワークスペースが美しく連続し、生活動線が自然につながる構成です。

上部の三角柱にはLED照明を仕込み、昼と夜で異なる表情を楽しめる、遊び心のある空間になっています。

伸びやかな壁面収納と調和するテレビボード設計

出典：マルゲリータ公式サイトhttps://www.margherita.jp/user/file_572/

こちらの事例では、戸建住宅の広い壁面にShelf ロータイプ本棚とShelf開口部のある本棚を組み合わせて設置しています。
テレビ下には素材の異なる収納ボックスを組み合わせ、視覚的なリズムと収納力を両立。

壁面のスケールを活かした、伸びやかな空間デザインです。

隣接書斎と連動したリビングテレビ台

出典：マルゲリータ公式サイトhttps://www.margherita.jp/user/file_898/

こちらのお宅は、リビング横の書斎や反対の壁にもShelfシリーズを採用。
その中であえてテレビ台だけをShelf ロータイプ本棚にすることで、視線の抜けが生まれ空間全体にゆとりが生まれています。

ロータイプテレビ台を空間の調整役として活用した好事例です。

アルコーブ（壁凹部）を活かしたTV面収納

出典：マルゲリータ公式サイトhttps://www.margherita.jp/user/file_926/

壁のくぼみに合わせてShelf開口部のある本棚を設置し、ロータイプのテレビ台として利用している事例。
アルコーブのサイズにぴったり収まり、造作家具のような一体感を実現しています。

手前には小さなお子さまの安全のための柵を設置し、デザイン性と安全性の両方を満たした構成です。

大型テレビとAV機器を包み込むロータイプ壁面収納

出典：マルゲリータ公式サイトhttps://www.margherita.jp/user/file_901/

こちらは大型テレビを中心に置き、周囲にShelf開口部のある本棚をレイアウトした事例です。
それぞれのコマにはテレビや電子ピアノまわりの小物類を収められ、収納力とディスプレイ性を両立。

空間全体のコンパクトにまとめる、静かで安定感のある壁面に仕上がっています。

まとめ

今回はロータイプテレビ台のメリットや選び方、おすすめ商品などについて紹介しました。
ロータイプのテレビ台を設置すると、視線の位置が低くなりリビング全体に広がりが生まれます。収納が充実しているタイプを選べば、家具の量を抑えながらすっきりとした空間に整えることも可能です。

また高さを抑えた構成は、テレビまわりの機能を整理するだけでなく、アートやグリーンをしつらえる余白を作ります。
事例で紹介したように、自分の生活に無理のないサイズのロータイプテレビ台を選びながら、空間との調和を大切にすることで、リビングはより居心地のよい場所へと変わっていくでしょう。

マルゲリータのショールームでは、今回紹介したロータイプテレビ台以外にも、色々なインテリアを多数ラインナップしています。
おしゃれで実用的なインテリアの購入を検討している方は、お気軽にご予約ください。