閑静な住宅街にある戸建ての住宅にお住いのお客様です。二階にあるご主人の書斎に「Shelf スタンディングデスク付き本棚」をベースにカスタムオーダーで作成した「スタンディングデスク+カウンター付き本棚」を設置いただきました。
大容量の壁面収納と広いワークスペース
床から天井まで壁いっぱいに広がる、縦7コマ×横7コマの壁面収納が立ち上がり、その本棚の3段目の棚板が伸びて長いカウンターが出来ています。4段目では、左から2コマ分の棚板が伸びて、カウンターと直行する形のスタンディングデスクが形作られています。本棚の置かれた壁面と直行した出窓のある壁面には、ワークデスクが2層重なり、それらに呼応するようにアーロンチェアが置かれています。さまざまな機能を緻密に組み合わせ、書斎の一面を床から天井までを最大限に有効活用する、シンプルな直線で構成されたワークスペースです。
カウンター面からスタンディングデスクの方を向いた様子。このように本棚の一コマ分の高さがあるのでこの先様々な使い方が考えられます。
本棚の収納力
本件では、本棚に背表紙を並べて収納する「見せる収納」と、専用カセットを使ってモノを片付けてしまう「見せない収納」が、カウンターのデスク面を境に展開されています。
カウンターの下の全てのセルには、専用カセットの引き出し型のカセットをお使いいただいています。この専用アクセサリーには、引っ張り出すときに指をかけるための小さな穴が中央に揃って並んでいます。小さな穴は、動作を行うために必要な機能であると同時に、たくさんのモノが大量に収納されている状態を表す記号の一つです。最下段の7つのセルには、カセットを導入するために横板を配し、7つのセル全てに「CD収納用引き出し」をセットしてあります。ここにセットされた引き出しは全部で28個、この中に規格サイズのCDを収納することで900枚ほどのCDが収まります。静謐な外観を見せながら、実は持ち主の情熱を密度高く満載することができる、これが、この本棚の実力です。
専用カセットによる見せない収納
「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」をはじめ、シリーズ内奥行350mmでは「専用カセット」を用意しています。インナーボックスや引き出し収納、仕切り板など様々な用途に合わせています。日用品、雑貨、文具等の細々としたものの収納、ファイル類の収納に見せない収納としてお使いいただけます。
見せない収納
日用品や雑貨、文房具などの小さなアイテムやファイル類は、積み重ねることが難しく、スペースを取りながらも見た目が整っていません。専用のカセットを使用することで、これらのアイテムを表面から隠し、収納として使うことができます。また、同じ本棚内で使うことで、見せる収納と見せない収納を両立させることができます。具体的には、見せない収納は、カウンター下などの目線の下に重点的に配置し、上の方には仕事で使用する専門書籍を中心とした本棚として活用されています。
位置を変えられる、場所を変えられる
専用カセットは350mm奥行の本棚のセルに基本的には差し込むだけの作りです。本棚内のコマのレイアウトを変えたいときにはそのまま入れた時と反対の動きでカセットを取り出し新たな場所に移し替えることが出来ます。
立った姿勢でデスクワーク
最近では、オフィスのレイアウトや機能性を見直し、作業効率を向上させ、創造的な生産性を高めようという動きが広まっています。その中で注目されているのが、スタンディングデスクです。北欧では健康や機能性を重視する文化が早くから普及しており、日本のオフィスでも徐々に採用されるようになっています。短時間のミーティングや集中作業に適しており、その効率の良さを実感する人が増えています。こうしたメリットを実感した人々の間で、テレワーク時にもスタンディングデスクを利用したいというニーズが広がっています。このスタンディングデスク付き本棚は在宅ワークにその機能を転用したものです。
在宅ワークでは通勤時間がないため、運動不足が懸念されます。同じ姿勢を続けることで、腰や肩に負担がかかることがあります。立った姿勢と座った姿勢を交互に取り入れることで、筋肉を動かし、気分をリフレッシュすることができます。これにより、集中力が高まり、仕事の進捗も期待できます。
スタンディングワークは立った状態であるため、デスクに向かっている間は眠気が生じることはありません。それは、高い集中力と生産性を生み出す力にもなります。また、立っている状態では足を自由に動かすことが出来ます。集中のしすぎで疲労感を感じた際は、軽い運動やストレッチをすることで、仕事のパフォーマンスはより向上すると言われてます。とは言え、自身がそれに対応可能かという確証もなく、立ちっぱなしで仕事をすることに限定してしまうのはリスクがあります。そこでカウンター付き本棚にスタンディングデスクが付いた2WAYのワークデスク付きの本棚です。
在宅ワークのON/OFFを作る
座った状態での仕事、立った状態での仕事、これはオフィス空間での気分転換、作業の効率化という観点からは効果的と言われていますがこれを在宅での仕事に持ち込むのは現実的には難しいと言えます。ここで提案するのは在宅ワークで自由にON/OFFが出来る自分用ワークステーションです。2種類の高さからなる机の組み合わせによりL型のワークデスクを構成でき、座った姿勢で仕事、立った状態でのオフを実現できます。
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壁面を天井まで最大限に活用できる壁一面の本棚。専用の収納ボックスもある組み立て式。
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