都内のマンションにお住いのお客様です。そのリビングの壁一面に「Shelf 開口部のある本棚」および「Shelf カウンター付き本棚」を導入いただきました。
その壁面一杯に本棚、TV、ディスプレイ、ワークデスクといったリビングボードで必要な機能を殆ど搭載されています。この壁面収納に対して正面に置かれたソファーから、更にそれに平行なキッチンカウンターからもTVが真正面に見えます。

見せる収納
リビングボード、その殆どは「見せない収納」として扉で内部を隠蔽し壁面をフラットに見せます。露出しているのは大型TVの画面のみ、というのが一般的です。
ここで展開しているのはまさに真逆の「見せる収納」です。見せる収納はその名の通り見せているので、必然的にその見せる部分は隠蔽されているケースと比較すると綺麗に片付けられます。それと不要なものは早い段階で捨てられていくのも利点の一つと言えます。

カット加工による組み合わせ
一見オーダー加工に見えますが、ここでは「カウンター付き本棚3列タイプ」と「開口部のある本棚7列タイプ」のものを組み合わせ、3列側の本棚の上部をカット加工をした既製品の組み合わせで構成されています。カウンター部を向かって右側の壁に寄せワークデスクとしての使いやすさも伴ったまるで造作工事で作ったかの様な壁面収納が実現しています。
マルゲリータの本棚はその1コマあたりのサイズが340mmです。従って設置しようとする壁面の長さを340mmで割れば凡そのコマ数がはじけます。端数が出た場合そのうちの1台の1列の幅を調整するだけでかくも簡単に壮大な壁面収納を作ることが出来ます。







お酒を飾る
この壁面収納はワークデスクとしてのカウンター部とリビングボードとしてTVを中心に据えた部分で構成されています。リビングボードの2列分には国内製造のウィスキーが並びます。一般的にお酒を飾る際にはそのボトルをバックバーの如く所狭しと並べる傾向にありますがここでは1つのセルの中に2本静かに佇みます。静寂な空気の中でジャパニーズウィスキーが静かにその存在を主張しているかの様な上品なディスプレイです。




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