FILE 690

廊下のアルコーブに Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm

【File 690】アルコーブに設置された壁面本棚- Shelf 開口部のある本棚 - マルゲリータお客様事例

埼玉県の新築戸建て住宅にお住いのお客様です。その廊下のアルコーブに「Shef 壁一面の本棚奥行350mm」を設置頂きました。ダークブラウンの天然木フローリングを施した床と色調をほぼ合わせた天井に挟まれた白い矩形の壁が印象的な廊下、その壁面を切り取るような高い位置からの採光が、単純な構成のこの廊下を非日常的な空間にしています。その廊下を照らす陽光を損なうことのない様に本棚の高さは調整され、窓がある箇所は5段、右端だけ7段、天板を渡した状態で置かれ、高窓に深みを与えています。

アルコーブに設置

アルコーブとは窪みのことです。 最近では、マンションの玄関が部屋側に窪んでいる空間をさすことが多いですが、もともとはヨーロッパで部屋の一部、視線が少し遮られる場所で独立した空間として使うことが出来る、その様なスペースをさすことから来ています。アルコーブはマンションの入口であれば、外部からの視線を遮ることができ、玄関扉を開け閉めする際に廊下を歩いている人がいても通行に支障をきたしません。 一定の広さのあるアルコーブの場合には、そこを有効な空間として活用することもできます。

本件では廊下に設けられた広いアルコーブに、幅6コマの本棚があたかも計画段階からそれを前提に作られたかのように、自然な形で収まっています。

【File 690】アルコーブに設置された壁面本棚- Shelf 開口部のある本棚 - マルゲリータお客様事例
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ディスプレイ棚として使う

この本棚は、1コマに、適度な空間を保って本やご家族のフォトフレーム等が置かれています。一見バラバラな収納物もグリッドで均一に仕切られることにより、圧迫感を与えず控えめな空気を醸し出しています。

もう一点、ディスプレイスペースとして有効なのは最上段の平らな棚板です。本棚の奥行分の深さがこの棚板にはあり、その棚板をステージと考えると深い位置にバックライトとしての光源を背負った展示のための装置であるとも言えます。

本件では、その装置に恐竜の骨格模型が並びます。その模型を構成している木片が様々な角度に向いているためバックライトからの逆光を受け、それぞれが違う明るさで反射します。静止画で捉えたこの写真の状態でさえこの様に様々な色の木片に分かれる様子は、日中の時間の経過とともに変化する陽光の中では、その見え方は無限に変化するであろうことは容易に想像が付きます。

【File 690】アルコーブに設置された壁面本棚- Shelf 開口部のある本棚 - マルゲリータお客様事例
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アルコーブを経た廊下の屈折点にある階段から下りて来て振り返ってアルコーブを見ると、来る時とはまた違った見え方になっているはずです。ややもすると単調で行き交う手段としてだけの廊下にアルコーブを設けそこの高い位置から採光を取りいれるだけで日常がかように変化します。

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