埼玉県のマンションにお住いのお客様です。リビングの一角とそれとは別の書斎に「Shelf カウンター付き本棚」「Shelf 壁一面のA5本棚 奥行180mm」等を設置いただきました。
まずはリビングルームからご紹介します。
リビングルームではそのグレー色のアクセントウォールを背景に3コマの「Shelf カウンター付き本棚」を設置いただいています。この本棚のカウンター面は横3コマ×縦2コマの大きな開口部を持ち、そのため開口部付きの本棚というよりアンダーカウンター本棚の上部に2段の本棚をその上に持ち上げた様相を呈します。これは机上面も広く取れ、大型の曲面ディスプレイも置かれ、その上部と机下に本を収納出来るというこれまでにない収納量が確保されています。
また、この広いリビングにあってのこの「Shelf カウンター付き本棚」の専有は殊の外小さく小窓との間に置かれた姿も控えめに映ります。その控えめな姿が大きなカーペットの敷かれたリビングの中心部からは外れていても凛とした姿で立上がります。
続いて書斎です。
ここでは元からお持ちのフィギュアショーケース2台を配置、残った壁面に「Shelf 壁一面のA5本棚 奥行180mm」「Shelf アンダーカウンター本棚」「Shelf カウンター付き本棚」を設置いただきました。
入口入った一面に既存のフィギュアショーケースと並んで「Shelf 壁一面のA5本棚 奥行180mm」が置かれています。既存の家具との関連で1列だけ幅を詰めて枠内に収まる様に作られています。全面コミック本のしかも全集もので固められた壮観な見映えです。原色の配色が多いコミック本の背表紙もこの様に一つの塊になり、その塊を均一なグリッドにより網目を掛けることで空間そのものがあたかも静止しているかに見えるという手法、グリッドユニフォーム(grid uniformed)に近いものがあります。すなわち動きが感じられるものに均一のグリッドを被せる事でそのもの自体が止まっているかに見せる手法です。
その本棚に隣接した既存のショーケースと柱を介して窓に向かった一面には「Shelf アンダーカウンター本棚」が置かれています。これは奥行を本棚で言う一コマサイズに圧縮、座る位置だけ本棚をなくして背面に大きな背板を付け剛性を保っています。結果コンソールデスク的な奥行の浅い机としてお使いいただいています。デスクの上のレゴブロックのお城の上端が窓からの逆光に映えて立体感のある姿が際立ちます。
「Shelf アンダーカウンター本棚」と柱を介して「Shelf カウンター付き本棚」が置かれています。この本棚は柱と左側の開口部に挟まれたサイズで製作、その寸法に合わせて左列のコマのサイズで調整、こちらも枠の中に収まっています。またリビングに置かれた「Shelf カウンター付き本棚」同様に横3コマ×縦2コマの大きな開口部を開け、そのため開口部付きの本棚というより「Shelf アンダーカウンター本棚」の上部に2段の本棚を持ち上げた形になっています。最上段左隅はカーテンレールを避けるためここだけはイレギュラーな形を取ります。
更にその隣に「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」を縦3段、横2列で製作した本棚も窓下に収まる様に並びます。この本棚は隣の「Shelf カウンター付き本棚」と一体で製作しています。そのため構成は複雑にはなりますが構造的に安定するのと本棚同志の隙間も生じないためしっかりとした作りになります。
柱サイズや梁型が予め決まっていて、窓のサイズ、高さもそれぞれ異なる個室の壁面を既存のショーケースも交えて隙間を埋めていく様に絶妙に配置された室内です。
この事例と関連するプロダクト
壁面を天井やまで最大限に活用できる壁一面の本棚。専用の収納ボックスもある組み立て式。