夫婦で仕事・リビング内のワークスペース

夫婦で仕事・リビング内のワークスペース

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夫婦で仕事をされているご家庭で、マルゲリータの「Shelf 壁一面の本棚」を利用しながらリビング内にワークスペースを設けた事例をご紹介します。

独立した書斎をつくるケースとは違い、リビングの一画にワークスペースを確保する場合にはリビングとの関係性を考える必要が生じます。リビングとワークスペースをオープンな状態で一体化するか、あるいは緩やかに間仕切りして両者をある程度区分するか。「Shelfシリーズ」を活用すれば、どちらのパターンにも対応できます。

多彩な組み合わせでも統一感あるインテリアに

オープンな状態でワークスペースを設ける場合は、室内の壁面に沿って「Shelf 壁一面の本棚」を並べるのが一般的です。配置に空間の無駄がなく、リビングを効率よく活用できるのがメリットとなります。ただし、くつろいで過ごしている時にもワークスペースがそのまま見えるので、書類や文具などが乱雑に並んでいる印象を与えないようにする工夫が欠かせません。例えば、いろいろな大きさの引き出しを組み込めるマルゲリータの「Shelf 奥行350専用カセット」を利用すると、「見せる収納」と「見せない収納」を上手に使い分けることが可能です。

もう1つは、「Shelf 壁一面の本棚」を間仕切りにしてリビングとワークスペースを緩やかに区分する方法です。オープンにつなげる場合に比べてリビングの面積に相応の余裕が必要になりますが、リビングから見えてほしくないものを隠したり、仕事に集中しやすい空間を確保したりするために有効な手段と言えるでしょう。「Shelf 壁一面の本棚」には、それぞれのセル(棚部分)に背板がありません。そのため、これらの棚を間仕切りに置いた場合も“抜け”があり、それぞれのスペースにいる家族が互いの様子を感じられるのも特長です。

このほか、「Shelfシリーズ」の「Shelf ロータイプ本棚」は、テレビ台を兼ねたリビングボードとしても利用できます。いずれも素材感やサイズの単位が共通のため、組み合わせても統一感あるインテリアを実現できます。

造作家具のように壁一面にぴったり納める

造作家具のように壁一面にぴったり納める

マンションの広いリビングの一画を、ご夫婦のワークスペースとして利用されている事例です。壁のくぼんだ部分いっぱいに横7コマの「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」と横6コマの「Shelf カウンター付き本棚」を並べています。このうち、カウター付き本棚まわりがお二人のワークスペースです。2コマ×2コマの開口部を設けてパソコンモニターを収め、机の下をファイルの収納に利用しています。脚板はスチール製に変更しました。

造作家具のように壁一面にぴったり納める

本棚の最上段には、建物の梁をかわしながら天板を設置しました。そのため梁が見えず、さながら造作家具のようにリビングの一面にぴったりと納まっています。ワークスペースまわりの上部の棚も本棚として利用しているため、隣の本棚との連続性が強調され、什器全体の一体感が高まっています。

リビング内にオープンなワークスペースを置く場合に気になるのは、仕事用のファイルや細々とした文具などが雑然として見えてしまうことです。また、大きな仕切りの本棚にコミック本や文庫本といった判型の小さな本を並べると、各棚のスペースが無駄になってしまいます。そこで活用したのが、様々な大きさの引き出しで構成している「Shelf 本棚専用カセット」や「Shelf 本棚の中の棚」です。乱雑になりがちなものは引き出しにしまうことでリビングらしい雰囲気を保ちながら、大量にお持ちのコミック本や文庫本を効率的に収納しています。

なお、「Shelf 本棚専用カセット」も「Shelf 本棚の中の棚」も奥行き350mmの本棚のセルにはめ込むだけの仕様なので、レイアウトを変えたい場合も簡単に移し替えることが可能です。

造作家具のように壁一面にぴったり納める
段状に並べた壁面収納で領域をつくる

段状に並べた壁面収納で領域をつくる

戸建て住宅のリビング内に設けられたご夫婦のワークスペース事例です。対面キッチンとつながった細長いリビングに、「Shelf 開口部のある本棚」と「Shelf ロータイプ本棚」を並べています。場所ごとに本棚の高さを変えることで、暮らし方や建物の形に合った領域を生み出しているのが特徴です。

段状に並べた壁面収納で領域をつくる

食卓の近くに置いた「Shelf ロータイプ本棚」は、リビングボードの役割を果たします。2段の棚部分には無印の白いファイルボックスとラタンのボックスを収納し、天板の上に大型テレビを載せています。この「Shelf ロータイプ本棚」の高さは食卓とほぼ同じであるため、視覚的な圧迫感もなく、ダイニングまわりの空間の一体感を高めています。

段状に並べた壁面収納で領域をつくる

その隣、窓方向に並べた「Shelf 開口部のある本棚」が、ご夫妻のワークスペースです。コマ2個分の高さに合わせて前面に可動式のデスクを置き、本棚の一部に設けた開口部にパソコンモニターを組み込んでいます。

段状に並べた壁面収納で領域をつくる

Shelf 開口部のある本棚」は、背後の壁に設けられた横長の高窓に合わせてリビングボード寄りの横4コマ分の背を低くし、残る横3コマ分は天井までの高さとしています。その結果、リビングボードの「Shelf ロータイプ本棚」から窓に向けて、本棚の背が段階的に高くなります。このようなリズミカルな構成が、場所ごとに必要な機能を確保し、高窓からの採光を生かす効果をもたらしているのです。

部屋の収納を集約し、リビングダイニングの核に

部屋の収納を集約し、リビングダイニングの核に

リビングダイニングに設けられたご夫婦のワークスペースです。リビングダイニングの収納を本棚まわりへコンパクトに集約し、室内に広がりをもたらしています。

導入したのは、それぞれ横5コマの「Shelf カウンター付き本棚」と「Shelf ロータイプ本棚」です。カウンター付き本棚のカウンター面とロータイプ本棚の天板の高さが同じため、並べた2つが一体のリビングボードのように見えています。ロータイプ本棚はテレビ台となり、対面に置いたソファーからテレビ鑑賞できるようにしています。

カウンター付き本棚は、ご夫婦でそれぞれのスペースを仕切りながらカウンターを共有されています。パソコンモニターの背面部分とハードディスクを本棚内に収めることで、キーボードをゆったり使える広いデスクトップを確保しています。

部屋の収納を集約し、リビングダイニングの核に

目を引くのが、ブレースを組み込んであるセル部分の照明です。間接照明のように浮かび上がらせることで、ややもするとデッドスペースになりかねない三角形部分に独特の雰囲気を与え、リビングの核となるカウンター付き本棚の存在感を高めています。

リビングの一角を本棚で仕切る

リビングの一角を本棚で仕切る

上のお子さんの小学校入学をきっかけにリビングに「Shelf カウンター付き本棚」を導入されました。広いリビングをカウンター付き本棚で間仕切りし、ご夫妻の仕事場と姉妹二人のリビング学習の場としています。

リビングの一角を本棚で仕切る

ワークスペースには、ご夫妻とお子さんそれぞれの居場所となる「Shelf カウンター付き本棚」を2列、座席が背中合わせになるように並べました。横8コマの幅があるご夫妻のカウンター付き本棚は壁に沿って配し、高さは建物の梁下にぴたりと収めています。リビングとの緩やかな間仕切りを兼ねるお子さんのカウンター付き本棚は、出入り口を設けるために少し短い横7コマとしています。

個室に置くことの多い仕事用デスクや勉強机、本棚をリビングにまとめて配置することで広い作業空間を確保し、背中合わせの配置によって家族のコミュニケーションも図りやすくしています。「Shelf カウンター付き本棚」でリビングとの間を緩やかに区画しているので、団欒時とは少し気分を変えて机に向かえるというメリットもあります。

使い勝手を考えて、細かい調整も施しました。横幅は既製サイズとする一方で、カウンター部分の奥行は部屋の大きさに合わせて少し短くしています。

リビングの一角を本棚で仕切る

ご夫婦側の本棚は、PCモニターを置くために横2コマ×縦2コマの開口部を設けました。奥様の仕事柄、足元にA3サイズのプリンターを置き、主人自作のキャスター台の上に載せて必要な際に引き出しやすいようにしています。

リビングの一角を本棚で仕切る

一方、お子さん側の本棚は、タブレット端末やノートパソコンを使うだろうという想定から開口のサイズを1段減らし、横2コマ×縦1コマにしました。また、1カ所のセルだけ物を置かず、リビング側に筒抜ける形にしています。勉強している時にも、セルを通してリビングにいる家族と会話できるようにという工夫です。

リビングの一角を本棚で仕切る
和室を改修して家族4人のワークスペースに

和室を改修して家族4人のワークスペースに

和室をリフォームして作られたリビングと一体化した家族4人のワークスペースです。大きな開口部から障子越しに柔らかな光が入り込む室内は、4人が同時に机に向かう時にもお互いのテリトリーが十分に確保され、心地よい空間となっています。

和室を改修して家族4人のワークスペースに

リフォームは2段階で進みました。3年前に「Shelf カウンター付き本棚」を導入してご夫婦のワークスペースを設け、さらに今回、お子様二人の学習スペースをつくりました。学習机をこの場所に移動したうえ、横2コマタイプ、横3コマタイプに加工した「Shelf 壁一面の本棚 奥行350」を設置しています。

このうち横3コマタイプは、ご夫婦のワークスペースの反対側の窓沿いに並べた勉強机の横に設置しました。マルゲリータの本棚には背板がないため、左端のセルにかかった障子越しに柔らかな光が差し込み、棚に飾った小さなフィギュアを浮かび上がらせています。手の届きやすい上から4、5段目のセルには専用カセットオプションの「A4書類収納用引き出し 4段」を組み込み、十分な収納を用意しました。

もう1つの横2コマタイプの本棚は、リビングとワークスペースの間に残った長さ2尺ほどの壁の前に設置しています。専用カセットオプションの「CD収納用引き出し」を利用し、CDなどのディスク類はもちろん、置き場所が散逸しがちなリモコンなどもまとめて置けるようにしました。リビングにテレビ台として導入した「BLC 収納ボックス」と合わせ、インテリアに統一感をもたらしています。

和室を改修して家族4人のワークスペースに
和室を改修して家族4人のワークスペースに

ライフスタイルの変化にもたやすく対応

家族構成の変化、子どもの成長に伴って、住まいに必要な機能は変わってきます。住宅内のワークスペースも同様です。手狭になって大きくしたり、当初は夫婦で使っていた部分に子どもの学習スペースを組み込んだりといった様々な変化が起こりうるでしょう。

マルゲリータの「Shelf 壁一面の本棚」をうまく組み合わせると、長い時間を通して生じるこうした変化にも柔軟に対応できます。拡張のしやすさはもちろんのこと、着脱式の「Shelf 専用カセット」を使えば引き出しを簡単に移動できます。必要に応じて、「Shelf ロータイプ本棚」や「Storage Cart キャスター付き収納」、「BLC 収納ボックス」などと組み合わせてリビングボードと一体化した仕様にすることも可能です。組み立て式なので、引っ越しをしても再び利用できます。

ご家庭のニーズに合わせて柔軟に変化する、オンリーワンのワークスペース。マルゲリータの「Shelf壁一面の本棚」が、そんなスペースづくりの一助になれば幸いです。


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Shelfシリーズ / 壁面を天井やまで最大限に活用できる壁一面の本棚。専用の収納ボックスもある組み立て式。

Shelfシリーズ

壁面を天井やまで最大限に活用できる壁一面の本棚。専用の収納ボックスもある組み立て式。