リビングに収納を作る方法とは 収納がない・狭いリビングのアイデアなどをご紹介

リビングに収納を作る方法とは 収納がない・狭いリビングのアイデアなどをご紹介

リビングに収納をつくることを考え始めたとき、まず頭に浮かぶのは「どんな収納を置けばいいのか」「そもそも今のリビングに合う収納とは何か」といった疑問ではないでしょうか。
造作の収納棚や既製品の壁面収納、キャビネットなど選択肢は多く、商品を見れば見るほど、かえって判断が難しく感じてしまう方も少なくありません。

そこでこの記事では、リビングに収納をつくる理由や考え方を整理したうえで、狭いリビングでも活かせるアイデア、壁面収納の費用感などについて解説します。
また設置実例も紹介しているので、暮らしに合ったリビング収納作りのヒントとして、ぜひ最後までご覧ください。

リビングに収納を作る理由

リビングに収納をつくることを検討されている方は、以下のような共通した悩みを持っていることがほとんどです。

「リビングにモノが増えてきたけど、しまう場所がない」
「収納はあるはずなのに、なぜか片付かず、いつもどこか雑然として見える」

こんな状態に、心当たりはないでしょうか。
ここではまず、リビング収納に悩む理由やその背景について詳しくみていきましょう。

リビングにもともと収納がない場合

リビングにもともと収納がないケースでは、モノが増えるたびに置き場が曖昧になりがちです。
特に本や書類、日用品、AV機器、趣味のアイテムなど、日常的に使うモノほど、つい手の届く場所に置かれやすく、気づけば雑多な印象になることも少なくありません。

また近年のリビングは、家族の団らんや来客対応のためだけではなく、リビング学習や在宅ワーク、趣味の時間などに使われる空間として、さまざまな役割を担うようになりました。
そのため、以前よりも多くの種類のモノが集まりやすくなり、収納が用意されていない場合は、どうしても雑然とした印象になりやすくなります。

一方で見方を変えれば、リビングに収納がないことは現在の暮らし方に合わせて最適な収納を選びやすいということでもあります。
実際の持ち物を見直しながら収納を整えることで、使いやすく、無理のないリビング収納をつくることができるでしょう。

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出典:マルゲリータ公式サイトhttps://www.margherita.jp/user/file_763/

リビングを常にすっきりと綺麗にするため

「収納はあるものの、なぜかリビングが整わない」
リビングに収納をつくることを考えている方の悩みの背景には、収納の量ではなく配置や使い勝手の問題が隠れているケースも見受けられます。

収納の内容が整理されておらずモノの定位置が曖昧なままだと「とりあえず空いたスペースに置く」ことが増え、リビング全体がどこか落ち着かない印象になりがちです。
また収納と生活動線がズレていると、取りに行くだけ、片づけるだけのために部屋のあちこちを動き回らなければいけません。

リビングをすっきりとした状態で保つためには、単に収納をつくるのではなく「どこで・どんなモノを・どの頻度で使うのか」という視点を踏まえた収納計画が欠かせません。
生活動線に合わせて分かりやすく戻しやすい収納を設けると、片付けの負担が軽減され、リビングは自然と整いやすくなっていきます。

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リビングに収納を作る方法

リビングに収納をつくるには、大きく分けて2つの方法があります。

収納をつくる方法特徴注意点
1. 用途ごとに家具を追加する収納したいモノに合わせて家具を選べる/導入しやすい家具が増えると動線が分断されやすい/雑多な印象になりやすい
2. 壁面を活かした大型収納を追加する家具点数を抑えられる/空間に広がりや一体感が出やすいサイズや配置を誤ると使い勝手が悪くなることも

用途ごとに家具を追加する方法では、必要な家具を必要なタイミングで足すことができます。
一方で、家具が増えるほど動線や見た目に影響が出やすくなる点には注意が必要です。

壁面を活かしてまとめて収納すると、本や日用品、AV機器など複数の役割を一体的に収納でき、リビング全体がすっきりとまとまりやすくなります。
既製品やセミオーダーの収納家具を活用すれば、工事不要でも壁面収納のような使い方が可能です。

自宅のリビングに合った収納方法を選ぶ際には、以下のポイントに注意しましょう。

  • リビング内の動線に合った配置が実現できるか
  • モノの在処が分かりやすく、出し入れしやすいか
  • 見た目と使いやすさのバランスが取れているか

収納はモノを隠すためのものではなく、暮らしの動線を整えるためのアイテムとして捉えると、リビングの見え方も使い心地も大きく変わります。

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見せる収納とは何か

リビングに収納をつくる際の手法のひとつに「見せる収納」という考え方があります。
見せる収納とは、収納するモノをあえて隠さずインテリアの一部として「見える状態」で配置する収納方法のこと。

単にモノを並べるのではなく、余白や配置のバランスを意識することで、空間全体にリズムや奥行きを生み出せるのが特徴です。
さまざまな種類のモノを収めながら、インテリアとしての要素も兼ね備えており、収納量を確保しつつ空間のアクセントとしての役割も期待できる点がリビング収納に適しています。

ただし、見せる収納は「何を見せて何を隠すか」を意識的に選ぶことで、はじめて効果を発揮します。
すべてを見せる収納にすると、情報量が多くなり、雑多な印象につながりやすい点には注意が必要です。

収納ボックスなどのオプションを組み合わせられる収納棚であれば「見せる」と「隠す」をバランスよく取り入れることができます。
適度な抜け感を保ちながら収納量も確保できるため、リビング収納として取り入れやすい方法といえるでしょう。

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狭いリビングの収納アイデア

狭いリビングに収納をつくる場合に大切なのは、設置場所の床面積をなるべく増やさず、空間の使い方を最適化することです。
広々とした印象を保つためにも、視線の抜けや家具の配置バランスを意識しましょう。

まず注意したいのが、高さと奥行きを活かす収納です。
床に近い位置に収納を広げるのではなく、壁面など縦方向のスペースを活用することで、圧迫感を適度に抑えつつ十分な収納量を確保できます。

特に壁際にまとめて配置すると、空間にまとまりが生まれ、リビングを広く見せやすくなります。
また狭い空間では、見せる収納と隠す収納を使い分けることも重要なポイントです。

日常的によく使うものや形の美しいものは見せ、生活感の出やすいものは扉やボックスで隠すことで、メリハリのある洗練されたリビングスペースを保てます。
特に狭いリビングでは、たくさん収納することよりも「どこに、どのように収納を集約するか」が快適さを左右します。

空間全体を俯瞰しながら収納をつくることで、広がりと使いやすさの両立を目指しましょう。

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リビングに壁面収納を作る場合の費用

リビングに壁面収納をつくる方法は、大きく分けて「工事を伴うもの」と「家具で完結するもの」があります。
ここでは代表的な3つの選択肢について、費用感と特徴を整理します。

リフォーム・造作工事による壁面収納の費用

費用目安50〜150万円程度
特徴・間取りや梁・柱に合わせた設計が可能 ・空間との一体感が出やすい

壁に直接造り付ける造作収納は、空間にぴったり合わせられる点が特徴です。
一方で、工期が必要になることや、住み替え時に移設できない点には注意しましょう。

また壁に直接造り付ける造作収納では、設計内容に応じて大工工事や下地補強、仕上げ材の施工などが必要になるため、費用はやや高めになる傾向があります。

オーダー家具の壁面収納の費用

費用目安40〜120万円程度
特徴・造作ほどの工事は不要 ・デザインや寸法の自由度が高い

家具メーカーにサイズや仕様を指定して製作するオーダー家具も、壁面収納の選択肢の一つです。
ただし、サイズ指定や素材・色の選択、内部仕様などによっては費用が大きく変動しやすく、完成までに時間がかかるケースもあります。

既製品・セミオーダー家具の壁面収納の費用

費用目安15〜60万円程度
特徴・工事不要で導入しやすい ・引っ越しや模様替えにも対応しやすい ・組み換えや拡張が可能な製品も多い

既製品やセミオーダーの壁面収納は、コストと柔軟性のバランスを取りやすい方法です。
将来的にリビングの使い方が変わることが予想されるご家庭や、暮らしながら収納を整えたいご家庭には、特に検討しやすい選択肢といえます。

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リビングに収納を作るなら既製品・セミオーダーの壁面収納がおすすめ

リビングに収納をつくる際、ライフスタイルとの相性を重視する方にとって、既製品・セミオーダーの壁面収納は特に取り入れやすい選択肢です。
既製品・セミオーダーの壁面収納は、工事を伴う造作収納やフルオーダー家具に比べて、工期や費用面で導入のハードルが低い点が大きな特徴。

本や日用品、AV機器など、用途の異なるアイテムを一か所にまとめやすく、リビング全体をすっきりと見せる効果も期待できます。
また組み換えや拡張が自由にできる製品を選べば、最初から完成形を決めきらなくても、生活しながら柔軟にレイアウトを整えていくことも可能です。

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リビング収納棚の設置実例

ここでは、マルゲリータの壁面収納・リビング収納棚を用いた設置実例をもとに、収納と空間デザインを両立したリビングのあり方をご紹介します。
いずれもただ収納をつくるのではなく、暮らしや空間全体との調和を大切にした事例です。

家族それぞれの用途に応じた両サイドのリビング収納

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こちらは、リビングの両サイドにShelf 壁一面の本棚 奥行350mmを配置し、左右で異なる用途を持たせた収納計画の事例です。
一方にはお子さまのおもちゃや絵本、文具やプリント類をまとめ、日常的に使いやすいお子さま用収納として活用しています。

反対側は、夫婦それぞれの書斎スペースとして多くの書籍を収め、落ち着いて過ごせる大人のための収納空間に。
同じ収納家具を使いながらも、用途を分けることで家族全員が心地よく使えるリビングに整えられています。

棚の細かなマス目や余白を無駄なく活用している点も、限られたスペースの中で収納量を確保したいという方にはぜひ参考にしていただきたいポイントです。

暮らしの変化を受け止める壁面収納

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壁一面にShelf 壁一面の本棚 奥行350mmShelf カウンター付き本棚を設置し、収納量をしっかり確保しながらも、空間に圧迫感を与えないよう構成されたリビング事例です。
リビング収納の一部には、ワークスペースとともにお子さまの学習スペースも併設。成長や学習環境の変化に合わせて、収納するモノや使い方を柔軟に調整できるレイアウトです。

シンプルで主張しすぎないデザインのため、年齢が上がっても陳腐に感じにくいのも特長。暮らしの変化に寄り添、長く使い続けられるリビング収納の好事例ともいえるでしょう。

家族が自然となかよく過ごせるリビング空間

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大きな窓に合わせてShelf 開口部のある本棚を配置し、採光を活かしながら収納量も確保したリビング事例です。
開口部を設けることで視線が抜け、壁面収納でありながらも空間に圧迫感を与えません。

窓辺にはお子さまが遊べるスペースを確保するなど、家族が自然と同じ空間で過ごせるよう工夫されています。
収納はリビング全体の動線上に配置されている点も印象的です。使ったモノを元に戻しやすく、片付けの習慣が無理なく身につきやすいレイアウトも見逃せません。

子ども用収納で空間の自由度を高めたリビング設計

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こちらの事例では、リビングの一角にあえてお子さま用の収納を設置しています。
日常的に使うモノをShelf 壁一面の本棚 奥行350mmにまとめて収納することで、片付けやすく家族全員が使いやすい動線を実現。

その結果、アクセントウォール側には余白が生まれ、アートやインテリアを自由に楽しめる空間構成になっています。収納をつくること自体が目的ではなく、どこをすっきりさせ、どこを楽しむかを意識したレイアウトが印象的なリビング収納です。

マンションのリビングに取り入れた大容量の壁面収納

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マンションのリビングにShelf 壁一面の本棚 奥行350mmを設置し、大容量の収納を確保した事例です。
収納量が多いにもかかわらず、棚のグリッド構成によって生まれる抜け感が空間に重たさを感じさせません。

あえてアクセントウォール側に収納をつくることで、まるで背板のあるデザイン家具のように空間の表情に変化を与えています。
限られた面積のマンションでも、収納を集約することで生活感を抑え、すっきりとした印象を保っている好事例といえるでしょう。

リビング収納で空間を緩やかに分けた多目的リビング

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出典:マルゲリータ公式サイトhttps://www.margherita.jp/user/file_618/

横に長いリビング空間にShelf 壁一面の本棚 奥行350mmShelfカウンター付き本棚を配置し、書斎とオーディオルーム兼シアタールームという異なる2つの役割を持つスペースに分けた事例です。
壁を設けず、収納を間仕切りとして活用することで、空間のつながりを保ちながら用途を切り替えることに成功しています。

Shelfは奥行が350mmあり単行本サイズの書籍であれば両側から収納できるため、どちらの空間からも使いやすい点も特徴です。
収納をつくることで、「しまう場所を増やす」だけでなく「空間を整える」ことに成功した好事例といえるでしょう。

まとめ

リビングに収納をつくる際は、収納量だけでなく生活動線や使い方に合っているかを意識することが大切です。
ご自身の暮らしに合う形を選ぶことで、リビングは自然と整いやすくなります。

日々の暮らしを想像しながら収納を見直すことが、心地よいリビングづくりへの第一歩になるでしょう。
マルゲリータのショールームでは、今回紹介した壁面収納やリビング収納以外にも、色々なインテリアを多数ラインナップしています。

おしゃれで実用的なインテリアの購入を検討している方は、お気軽にご予約ください。