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子供部屋の学習机 デスク付き本棚 / Shelf

子供部屋の学習机に | デスク付き本棚/Shelf(No.09)

都内の新しいマンションにお住いのお客様の、子供部屋に「Shelf デスク付き本棚」を設置いただきました。ここではデスクの奥行を小さめにし、さらにデスクの奥行に合わせて「Storage Cart キャスター付き収納カート ミドルタイプ」も特寸で製作しました。 お部屋に合わせたお子さん専用の勉強机です。 また収納カートを入れた際にうまく納まる様、デスクの脚もそれに合わせてあります。

子供室の在り方

その子供室の在り方に関してはそのメリット、デメリットを含め様々な考えがあります。

メリット

静かなところで集中して勉強が出来るお子さんの場合には子供部屋は向いていると言えます。特に暗記物や試験勉強など人と会話をしなくても出来る類の勉強に一人で取り組むには子供部屋は最高の環境だと言えます。

デメリット

小学校低学年のお子さん、特に小学校に入りたてのお子さんはやはり勉強する際には誰かと話していたかったり一人でいるのが寂しかったりする場合も多々あります。また中高学年になると親の目がとどかないところでスマホで遊んだりゲームをしたりといったことも最近は特に多くそれが心配な親御さんもたくさんいらっしゃいます。

子供部屋の学習机に

リビング学習の出現

今から20年前の頃は、子供部屋は広くとりたいという考えが一般的でした。
しかしこの10年くらいは子供部屋は小さく、そして、リビングは広く、家族が一番長く居る場所を大切にしたいもしくは家族が長くいれる場所を作りたい、お子さんはリビングで勉強するようにさせたい。親の目が届く場所で、という流れに変わっていきました。
共働きの時代、母親が家事の時間が取れない中でやりくりしながら子供の勉強、宿題を母親が管理しやすいダイニングやリビングに学習スペースを設けるという時代の流れも大きな理由になっています。
そして、現在、子供部屋は小さく学習机は置かないでベッドと収納スペースのみという子供部屋に対する考え方も大きく変わってきていると言えます。

子供部屋の勉強机机に

将来への危惧

子供部屋として空間は作る一方で将来的なことを考えた場合、そのお子さんが使わなくなった時の使い方も考えられる様になりました。そのお子さん達が大きくなった時、又は巣立った後です。将来的にはデスクトップ環境もどう変わるか今の時点ではなかなか分かりません。
お子さんが大きくなって巣立った後も、使える部屋にしてその時に合わせてフレキシブルな対応にしておくこともこの先を考えたら有効です。お子さんの部屋はどの様な形であってもつくるということは将来的に有効と思えます。

子供部屋のインテリア 学習机

子供部屋の意味

お子さんにその専用のスペースが存在することを認識させるのは大事です。お子さんが自分の存在価値を自分で感じ、また同時に両親を含めた周囲との信頼関係も徐々にそこから芽生えていきます。それは子供部屋に限らずリビングのちょっとしたスペースでも同様その気持ちを感じさせることが重要です。

子供部屋の学習机に

学習机

学習机が必要なのはまさに今かもしれませんが小学生の姿というのは極端な言い方をすれば実は数年です。数年すれば大人の体格になった時のことを考えればその学習机も先を見据えて考えた方が効果的です。

カウンター付き本棚の原型は壁一面の本棚にカウンターを付加したもので成り立ちは学習机とは異なります。しかし構成要素は極めて似た形になっています。学習机との大きな違いはそのサイズです。全体的に本棚部は天井近くまでを想定しているので見た感じのサイズは学習机と比べると相当大きなものになります。ではお子さんは使えないか、というと使えます。これは単純に椅子の高さだけの問題であり座面の高い椅子に座れば普通に勉強が出来ます。食卓でご家族が同じ高さのテーブルを囲んでいる様子を思い浮かべれば至極当然です。

しかし一般的な学習机と比較した場合のデメリットもあります。その本棚の高いところに小学生のお子さんだと椅子に乗っても届きにくいという点です。特に引き出しは難点です。そういう意味ではお子さんのゾーンはカウンター面から2段目程度まで、それより上は大人が使うといった棲み分けも可能になります。

子供部屋の勉強机に

専用カセットの活用

Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」をはじめ、シリーズ内奥行350mmの本棚では見せない収納のための専用カセットを用意しています。インナーボックスや引き出し収納、仕切り板など様々な用途に合わせています。学習机であれば付いていたであろう機能を取り外し可能な専用ユニットでカバー出来ます。

見せない収納
日用品、雑貨、文具等の細々としたもの更にはファイル類などは積み重ねることが難しいためスペースはとるもののその見た目はあまりきれいなものではありません。専用カセットを使う事によりそれらを表面からは隠し見せない収納としてお使いいただけます。またそれにより同一本棚内でお使いいただくことにより見せる収納と見せない収納の共存が可能です。

位置を変えられる場所を変えられる
専用カセットは350mm奥行の本棚のセルに基本的には嵌めるだけの作りです。本棚内のコマのレイアウトを変えたいときにはそのまま入れた時と反対の動きでカセットを取り出しあらたな場所に移し替えることが出来ます。

専用カセットは中央部に指をかける把手の役割を持つ小さな穴が空いている統一されたデザインのため本棚のグリッド線の中に複数配置された時には、パズルがはまったようなビジュアル効果が現れます。本件では3つ並んだセルの中央の列に穴が4つ並んだ引き出しと、穴が2つ並んだ引き出しが上下に配置されシンメトリックな安定感が生まれています。中央部の7つのセルを使ったファイルボックスと引き出しは、明るい面の集合を構成し視覚的にもグリッド収納の中にキャビネットがあるような効果を作り出しています。

移動式引き出し収納

移動式引き出し

また本件では机下に「Storage Cart ミドルタイプ A3書類引き出し」をベースに奥行、引き出し割付をオーダーで変更製作をした移動式引き出しもご利用いただいています。

Storage Cart 移動式引き出し収納
Storage Cart 移動式引き出し収納


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