FILE 688

小窓を生かした大きな開口 Shelf 開口部のある本棚

【File 688】リビングの壁面収納- Shelf 開口部のある本棚 - マルゲリータお客様事例

神奈川県の戸建て住宅にお住いのお客様です。片流れの勾配天井を持つリビングの高い方の壁面に「Shelf 開口部のある本棚」を設置頂きました。

開口部のある本棚のその開口部は、高い壁面のほぼ中央に位置する窓の窓枠に合わせて設けられています。窓枠に合わせて加工されているため、窓のもともとの機能は失われずそのままの形で開閉が出来ます。開口部の位置をその窓に合わせて決めたため、それに伴って周囲のセルのサイズが調整されています。この開口に合わせて周囲のセルを標準のサイズで割り付けると幅が狭い箇所が生じます。ここではそれを避けるためにセルを均等に分割し、収納したいサイズの物が収まるように割り付けられています。例えば下部のレイアウトでは最下段は標準の寸法で構成されており、その上段は開口の棚板まで上下均等に二分割に配置されています。均等に分割せず標準のセルをそのまま配置すると、上段のセルの高さが狭くなり収納物が制限されてしまいます。

規格品の壁面収納とそこに割り込んだ規格に合わない開口部、その結果生じる全ての皺寄せを周囲のセルで受け取り、吸収。最終的に最上部の天板も含めた全体の見え方が、あたかもデ・ステイル構成主義を彷彿させるかの様な落ち着いたオブジェクトに昇華しています。

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収納場所を決める

部屋が散らかってしまう原因の一つに、モノの定位置が決まっていない事から来る「迷い」があります。その場合、片づけはモノの定位置を決めるところからスタートします。家の中のすべてのモノの「戻る場所」を明確に決めておくことでそれは殆ど解決されます。マルゲリータの本棚は複数のセルで構成されており、セルごとに置くものを分類し収めるべき場所を明確にすることが容易にできます。

本件では開口部より下のゾーンは全てお子様専用のゾーンとしてお使いいただいています。原色系の知育玩具や本が明確に分類され収めるべき場所がそれぞれ決められることにより、迷わず大切なおもちゃを綺麗に格納することが出来ます。そのための収納スペースは本棚によってオーガナイズされ、自然と片づけを手助けしてくれるツールになります。構成主義的な本棚の割付とそこに置かれる原色系の知育玩具の相互関係が「片付け」という行為を通して助長されていきます。

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キャットステップ

この本棚の開口部の底辺は、猫のキャットステップとしても機能します。猫はもともと広い場所を駆け回るというよりも、ジャンプしたり、とび下りたりといった運動を好みます。最近では完全室内飼いが増えてきているため、ストレスや運動不足による肥満になりがちです。このキャットステップは家中を走り回る猫の運動スペースの一部として使用されています。さらにこの開口には猫とお子様の写真も飾られており、成長を重ねる両者の特別な空間とも言えます。

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