路面店

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多くの方々が、マルゲリータの壁一面の本棚を路面店の展示什器として活用されています。この場を借りて、その活用法をご紹介すると同時に、路面店とは一体どのような業態なのか、という点についても考察していきます。

路面店とは

路面店とは、通り沿いに位置する小売店や飲食店のことを指します。日本語の「路面」は通りや道路の表面を指し、これらの店舗が通行する人や車両の目に触れやすい位置にあることを示しています。一般的には歩行者や通行車の注目を集め、集客がしやすいとされています。特にそれが通学や通勤の経路であれば、毎日のようにそこを通りながら自然と目に焼きついていくことにもつながり、そういった行動は、興味の有無に関わらず、自然と来店や購買につながることもあります。

【File 758】霞が関ナレッジ・交流カフェ「エキスパート倶楽部」 - Shelf 壁一面の本棚 - マルゲリータお客様事例

路面店を出すメリット

路面店のメリット

  • 集客力が高い
    お店の顔を通りに出しやすく、また店舗の入り口もわかりやすいため集客力が見込めやすいのが特徴です。飲食業などでは、テイクアウト型の販売も行いやすくなります。
  • お店のブランドイメージやこだわりを表現しやすい
    外観やサインだけでなく、屋外の飲食テーブルや植栽の設置など、店づくりの自由度が高いことから、お店のブランドイメージを表現しやすくなります。
  • 営業時間の規制を受けにくい
    空中店舗や地下店舗が共同の入り口を使用するのに対し、路面店は通りから直接店内に入れるため、営業時間の規制を受けにくいです。

路面店のデメリット

  • コストが高い
    集客力が高い分、費用も高くなります。毎月の賃料だけでなく、保証金や不動産仲介業者への仲介手数料などの物件取得時の初期費用も大きくなってしまいます。
  • 物件が出にくい
    人気のエリア、人通りの多い繁華街などでは、店舗用賃貸物件の取得が困難です。また良い立地環境の路面店で出店したい場合には時間がかかります。

路面店に於ける展示、ディスプレイ

路面店におけるディスプレイは、商品やサービスを引き立て、顧客の注意を引くために重要です。以下は、路面店におけるディスプレイのポイントです。ディスプレイは視覚的な魅力を持つことが必須です。商品やサービスの特徴を強調するために、鮮明で引き立つデザインや色使いも重要です。

季節やイベントに合わせた変更

季節や特定のイベントに合わせてディスプレイを変更することで、顧客の興味を引き、購買意欲を高めることができます。例えば、季節ごとのテーマやセールの告知を取り入れる、商品の展示: 商品を見やすく展示することも大事です。

インフォメーションの提供

ディスプレイには、商品の価格、特典、セール情報などの重要な情報を明確に表示することが重要です。これにより顧客はスムーズに情報を得られ、購買の意思決定がしやすくなります。

店舗イメージとの一貫性

ディスプレイは店舗の雰囲気やイメージと一致していることが大切です。ブランドの一貫性を保ちつつ、ディスプレイを通じた独自性のある訴求も表現が必要です。

動線を考慮

ディスプレイの配置には店内の動線を考慮することが重要です。顧客が自然にディスプレイを見ることができ、商品へのアクセスがしやすいように配置しましょう。

対話を促進

ディスプレイを通じて顧客との対話を促進する要素を取り入れることで、質問や疑問に迅速に対応でき、顧客とのコミュニケーションを深めることができます。ディスプレイは路面店が持つ顧客体験やブランド認知に大きな影響を与える要素です。

路面店に於ける実例

File402 カレーのお店Cafe Accha


File319 音楽喫茶Buddy Buddy

File648 シェア型書店の音楽版


File334 小さな町の本屋さん ててたりと


File609 NESTデザインインテリアショップ


File258 ミニチュアハウスと和雑貨の店舗

File301 毛糸ショップアミリスさんの店舗


File515 糸類の製造販売されている株式会社シラカワ様の本社店舗


File713 街の毛糸屋さん、鎌倉きゅっQ

考察

見え方

本棚自体の構成が均一なグリッドによる構成であるため、それを正面から捉えた場合はもとより、斜めから見た場合もそのグリッドの小口が連続して独自の見え方をします。これが道路を通行する歩行者、車両に対してインパクトを与え、緩やかに目に焼きついていく姿となります。

シェア型書店の音楽版 – Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm – マルゲリータ使用事例

飲食系はほぼLPレコード棚として

ご紹介している飲食店ではLPレコード棚をほぼ満載に近い形で使われています。お店そのものが音楽喫茶であったり、また室内のBGMとしての音源の棚としてお使いいただいています。

ストックとフロー 

ここでは展示されるものは全てフローであると考えると見せる収納はすなわち展示であり、見せない収納はストックと言えます。見せる収納と見せない収納を両立させる壁一面の本棚はその意味では非常に使いやすいツールと言えます。ストックとフローをすぐ近い場所に置けるのがマルゲリータの壁一面の本棚の大きな利点です。

街の毛糸屋さん 鎌倉きゅっQ - Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm - マルゲリータお客様事例

実例に関連するプロダクト

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