都内の新築戸建て住宅にお住まいのお客様です。お子さんの学習スペースを兼ねたご主人の書斎のクローゼットの中に「Shelf ロータイプ本棚 移動式」を2台を設置いただきました。
まずは、本棚導入前(ビフォー)と導入後(アフター)の様子をスライドショーでご覧ください。1枚目は4段階あります。
移動式本棚でクローゼットを有効に使う
2階のリビングから廊下を挟んだ向かいにお子さんの学習スペースを兼ねたご主人の書斎があります。今回はその部屋のクローゼットの中の収納場所に困り堆く積み上げられていた書籍を収納するため「Shelf ロータイプ本棚 移動式」を設置いただきました。本棚2台が重なる構成で、奥側に横4コマ×縦4コマの本棚が1台、その手前に横4コマ×縦3コマのキャスター付きタイプの本棚を設置いただきました。そのキャスター付きの本棚を左にスライドさせる事で奥の本棚の収納物が取り出せるため床面積に対して収納量を稼ぐことができます。使えるスペースは全て使い、十分な収納を確保したケースです。
キャスター付き本棚を左へスライドさせた際、クローゼットの左側にある既存の本棚と干渉しないよう事前に確認のうえ設計されています。
移動式書棚とは面積が狭い書庫の収納能力を高めるために手動または電動で書架列を作りレールで前後左右に動かし、その書棚の通路スペースを最小限に抑えた書架をいいます。レール式移動書架とも言いますがそのレールの敷設自体が大掛かりな工事になるためコスト的には広いスペースを使ってそこに密集書架を設置する場合には大いに効果があります。しかし小さなスペースでは現実的ではありません。
本件のようにクローゼットの中の小さなスペースを使って密集書架を実現する場合には、レール式を採らずこのようにキャスターで動かすことがコスト的にも最も見合った方法と言えます。但し、あまり背が高いと安定しないのと、キャスターそのものが耐えられる荷重に限度があるため、ここでは本棚の高さを3段に抑えることでそれを実行しました。
書物を例えばその背表紙を並べて本棚に収める、これは見せる収納です。しかしその見せる収納にも一定のキャパシティーはあります。今は読まないけど捨てるわけにはいかない、こういった書物はクローゼットの中に積まれていくことになります。その様な形で収納する場合はとにかくたくさん詰め込む、しかしそれを取り出すときは何がどこにあるか分かりやすい方がいい、この行為を実現したのがこの移動書架です。
本は今は仕舞っておかれても必要な時は必ず訪れます。
この事例と関連するプロダクト