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ロータイプ本棚を研究室の入口間仕切りにロータイプ本棚移動式 / Shelf

2019/6/21

東京芸術大学美術学部の研究室で「ロータイプ本棚奥行350mm 移動式」をお使いいただいてます。

東京芸術大学美術部の研究室に配置されたロータイプの本棚は、縦3コマ×横5コマの可動式デザインであり、アトリウム側から室内を望む際には、作業デスク周りの視線と調和するように配置されています。寸法は幅1,715×奥行350×高さ1,182mmであり、通路からデスク方向を見渡すときに視線を優雅に遮る仕切りとなっています。この本棚は両面が木口で天然木突板仕上げされており、オープンシェルフとして両側から利用することができます。

キャスターが付いているため、スペースの拡張やレイアウトの変更が必要な場合、柔軟に移動させることができます。ミーティングの参加者が増えた際にスペースを広げたり、大きな荷物の仮置き場を確保したり、床掃除の際に軽く移動させたりするなど、キャスター付きのパーティションは研究室の利便性向上に寄与します。

マルゲリータの本棚は、15mmの厚さを持つ縦板と横板を組み合わせ、本棚の端に配置されたブレース材によって水平方向の堅牢性が確保されています。これにより、背板が不要となり、オープンシェルフとしてのアクセス性が向上しています。特に専用のキャスターベースに載せることで、「移動式」の機能が追加されました。キャスターベースは着脱可能であり、必要ない場合は簡単に取り外すことができます。

広い研究室は、ナチュラルな木目のフローリングで床が覆われ、白い壁と天井に囲まれて清潔感ある空間が広がっています。写真からは穏やかで安定した室内が伝わりますが、実際には備品や設備がモビリティを有し、この空間が変化や適応性を持っていることがわかります。天井灯は可動式で、レールに取り付けられており、光源の組み合わせや角度を自在に変えることができます。また、スタッキング式のチェアが壁にスタンバイしており、ホワイトボードやハンガーラックにもキャスターがついており、位置を簡単に変更することが可能です。通路に置かれたチェアは細い脚で持ち運びやすく、床に配置されたサーキュレーターは空気を循環させるデバイスです。研究室に配置されたロータイプの本棚も移動可能で、柔軟に位置を変えながら利用されていることでしょう。

ご利用いただいているロータイプの本棚は、パーティションとして使用されていますが、その特長は収納力の高さにもあります。1コマの内部有効寸法は、幅325×奥行350×高さ325mmであり、これにより一般的なA4サイズの文書はもちろん、美術書や写真集、図録、建築関連やファッション関連のマガジンなど、やや大きめのコンテンツも収納可能です。本件では、両面からアクセス可能な位置に大型ファイルなどを配置し、350mmの奥行きを有効に利用しています。また、市販の書類用引き出しや収納ボックスが使用され、整理分類がなされています。真ん中の列には卓上での作業に使用される機器やボンドなどがまとめて配置されています。本棚の上部の天板はテープのカッター台や穴あけパンチの置き場として機能し、作業に関連するツールを一元化して効率的に活用できるスペースとなっています。なお、このロータイプの本棚は、奥行350mmの本棚に専用のオプションツールをご利用いただけます。

中央にあるセルには、一冊の書籍がスタンドに載せられ、表紙が正面に向けられてディスプレイされています。これにより、その一冊の本が周囲を独占し、贅沢な印象を醸し出しています。同様に、フィギュア、ぬいぐるみ、花瓶などのオブジェクトや商品サンプル、またはLPレコードジャケットなどを配置してディスプレイする場合もあります。配置されたオブジェクトが不定形の立体であっても、周囲に固定された棚板によって空間が確保され、オブジェクトの周りには求心力が生まれます。この効果により、整然とした棚板のグリッドラインがオブジェクトの存在感を際立たせ、まるで補助線のように作用します。

研究室のあるこのエリアは落ち着いた現代的な校舎の吹き抜けに面した地下階なのですが、この一角はそのモダンな感じとは対照的な古い外装材で囲われたゾーンです。板ガラスのはまった引き戸の先には小学校の玄関のようなスペースがあり、上履きを入れておく下駄箱のような棚が並ぶ風除け室を通り抜けると広い研究室へと繋がっています。ロータイプの本棚は、入口から大きな作業テーブルへと続くスペースに配置されていて、外部からの視線と内側に広がる空間との間を緩やかに区切っています。本棚の棚板と、そこに収められたコンテンツを透かしてデスク周辺の空間が少し見えて、学生たちが自由な雰囲気の中で研究をしている様子が伺えます。