梅雨や夏など湿度が高い時期は、カビが気になります。
特に、ベッドフレームやマットレスは湿気がこもりやすく、カビが発生しやすい環境になりがちです。
しかし、ベッドフレームの素材選びや使い方によっては、カビにくい環境をつくることができます。
そこで本記事では、カビないベッドフレームの選び方や、日常的にできる湿気対策をご紹介します。
カビにくいベッドフレームのポイントを押さえて、清潔で快適な睡眠環境を整えましょう。
カビにくいベッドフレームの素材の種類
カビないベッドを選ぶうえで、まず確認したいのが素材です。
ここでは、ベッドフレームに使われる代表的な木材と金属素材の特徴を見ていきましょう。
ひのきのベッドフレーム
ひのきは、調湿性に加えて、独特の香り成分である「ヒノキチオール」を含むことが特徴です。
この成分には抗菌・防虫効果があるとされ、ベッド周りのダニやカビの発生を抑える効果が期待できます。
耐久性にも優れているため、長く使うベッドにも適した素材です。
また、ひのき特有の香りにはリラックス効果があるとされ、快適な睡眠環境を整えたい場合にも適しています。
湿気対策と耐久性を両立したベッド選びでは、ひのきは有力な選択肢の一つです。
カビないベッドフレームを選びたい場合にも、カビの発生を抑えるための湿気対策に配慮した素材として、ひのきを検討するとよいでしょう。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/bed/lt-01-s.html
桐のベッドフレーム
桐は、日本で古くから調湿性に優れた木材として重宝されてきました。
木材内部に多くの空隙があり、湿度が高いときには水分を吸収し、乾燥すると放出するなど、吸放湿性に優れているのが特徴です。
また、タンニンなどの成分を含み、防虫・防カビに役立つとされているほか、軽量で加工しやすいため、すのこベッドフレームの素材としても利用されています。
すのこ状に組まれた桐のベッドフレームは、通気性と調湿性の両方を備えているため、カビ対策を重視したベッド選びに適した選択肢の一つです。
一方で、比較的柔らかい木材のため、強い衝撃によって傷がつきやすい点はデメリットといえます。
杉のベッドフレーム
杉は桐やひのきに比べて安価に入手しやすく、一定の調湿性を備えた木材です。
木目が美しく、ナチュラルなインテリアとも相性がよいことから、ベッドフレームの素材としても人気があります。
一方で、杉材単体での防カビ効果は桐やひのきほど強くはありません。
カビないベッドフレームを選びたい場合は、通気性や床板の構造なども確認しておくと安心です。
ヒバのベッドフレーム
ヒバは、青森ヒバに代表される針葉樹です。
ヒノキチオールなどの成分を含み、防カビ・抗菌性を持つ木材として知られています。
独特の芳香があり、ヒバ特有の香りを好む方がいる一方、香りの強さが気になる方もいるでしょう。
また、耐久性や耐水性に優れている一方、流通量が少なく、価格が高めになりやすい点はデメリットです。
パイン材のベッドフレーム
パイン材は、明るい色合いとナチュラルな風合いが特徴です。
比較的軽量で扱いやすく、価格も手頃な製品が多い点も魅力です。
湿気がこもるとカビが発生しやすいため、パイン材のベッドを選ぶ際は、風通しのよい構造かどうかを確認しましょう。
木材自体にカビを抑える成分がないため、床板がすのこ状になっているか、脚付きで床から離れているかなどがポイントです。
金属(スチール・アイアン) 製のベッドフレーム
金属製のベッドフレームは、木材と比べてカビの栄養源になりにくく、カビが繁殖しにくい点が特徴です。
特にパイプ状やメッシュ状のデザインは通気性に優れ、湿気がこもりにくいため、カビ対策にも適しています。
一方で、金属は結露が発生すると水滴によってサビが生じることがあるため、寝室の湿度管理には注意が必要です。
金属製ベッドフレームを選ぶ際は、メッシュやすのこ状の床板、防錆加工が施されたスチール製フレーム、床下の通気性を確保できる脚付きのデザインなどを重視するとよいでしょう。
カビにくいベッドフレームの形状
カビないベッドを選ぶには、素材だけでなく構造も重要です。
ベッドフレームの形状によって通気性が変わるため、マットレスや布団の下に湿気がこもりにくい構造を選びましょう。
すのこ構造
すのこ状のベッドフレームは、カビ対策の基本となる構造の一つです。
床板に一定間隔で隙間を設けることで、マットレスや布団の下に空気の通り道ができ、就寝中にかいた汗による湿気を逃がしやすくなります。
一枚板の床板に比べて湿気がこもりにくく、カビの発生を抑える効果が期待できます。
すのこの間隔や板の厚みは製品によって異なり、間隔が広すぎるとマットレスが沈み込みやすく、狭すぎると通気性が低下するため、バランスのよい設計を選ぶことが大切です。
折りたたみ式のすのこベッドフレームであれば、天日干しの際に立てかけやすく、カビが気になる方にもおすすめです。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/bed/lt-02-sd.html
脚付きベッドフレーム
床から一定の高さを確保する脚付きのベッドは、空気がフレームの下に通る空間ができるため、床面との間に湿気をためにくいのが特徴です。
フローリングや畳に布団やマットレスを直接敷く場合に比べ、床から離して設置できるため、湿気対策にもつながります。
脚付きベッドフレームを選ぶ際は、以下の点を確認しましょう。
- 脚の高さが十分に確保されているか
- フレーム下を掃除しやすい設計になっているか
- キャスター付きの場合、移動や掃除がしやすい構造か
高さのある脚付きフレームは、通気性を確保できるだけでなく、フレーム下を収納スペースとして活用できる場合もあります。
メッシュ・パンチング加工床板
床板にメッシュやパンチング(穴あき)加工を施したベッドフレームもあります。
床板に通気孔を設けることで、マットレスや布団の下に空気が通りやすく、湿気を逃がしやすいのが特徴です。
金属製のベッドフレームなどに見られる構造で、木製のすのことは異なる方法で通気性を確保できます。
キャスター・折りたたみ機能付きベッドフレーム
キャスター付きのベッドフレームは、フレーム自体を動かしやすいため、換気や掃除がしやすいという利点があります。
折りたたみ・跳ね上げ式のフレームも、床板を立てたり持ち上げたりしやすく、湿気対策に役立ちます。
これらの構造は、マットレスを敷きっぱなしにせず、フレームごと風を通したり、床板を開いて湿気を逃がしたりする習慣を取り入れやすい点も特徴です。
ただし可動部が多い分、経年劣化による軋みやガタつきが生じやすいため、フレームの耐久性や金具の品質もあわせて確認すると安心です。
日常のカビ対策とは
どれだけカビないベッドを選んでも、日々のお手入れを怠れば、ベッド周りでカビが発生するリスクを抑えることはできません。
ここでは、基本的なカビ対策を紹介します。
起床後すぐに布団をめくる・空気を入れる
就寝中はコップ1杯分ともいわれる汗をかくため、起床直後のベッドの布団やマットレスには湿気がこもっています。
起きたらすぐに掛け布団をめくり、空気が通る隙間をつくりましょう。
布団を椅子の背もたれなどにかけて風を当てるとより効果的です。
このひと手間がカビの発生を防ぐ基本的な対策になります。
こまめな換気
寝室やベッド周りにこもった湿気を逃がすには、日常的な換気が欠かせません。
窓を開けて空気を入れ替えるだけでなく、除湿機やエアコンの除湿機能を活用するのも効果的です。
窓を開けにくい時期は、扇風機などで空気を循環させたり、湿度計で室内の湿度を確認したりするのもよいでしょう。
室内の湿度は、50~60%を目安に管理することをおすすめします。
マットレス・敷布団の立てかけ・天日干し
すのこベッドフレームであっても、同じ状態で使い続けると、ベッドのマットレスや敷布団の下面に湿気がたまりやすくなります。
週に1〜2回を目安に、マットレスを立てかけたり布団を干したりして、湿気を逃がしましょう。
天日干しが難しい時期は、布団乾燥機を活用するのも効果的です。
マットレスの場合は、上下や表裏を定期的に入れ替えることで、カビ対策だけでなく、マットレスを長持ちさせる効果も期待できます。
シーツ・敷きパッドのこまめな洗濯
シーツや敷きパッドは汗や皮脂が付着しやすく、湿気や汚れがたまりやすい場所です。
放置するとカビの原因にもなるため、最低でも週1回、夏場はより頻繁に洗濯して、清潔な状態を保ちましょう。
通気性の良い綿やリネンなどの天然素材を選ぶのもおすすめです。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/bed/lt-01-s.html
カビないマットレスはあるか
カビないベッドフレームを選んでも、マットレス選びはカビ対策の重要なポイントです。
ただし、完全にカビないマットレスはなく、湿気や汗などの条件がそろえば、どのような素材でもカビが発生する可能性があります。
そのため、マットレスを選ぶ際は、比較的カビが発生しにくい素材や、通気性・お手入れのしやすさに配慮した製品を選ぶことが大切です。
ここでは、カビ対策に適した素材や構造のマットレスを紹介します。
高反発ファイバー素材(ブレスエアーなど)
ファイバー素材は、空気が通りやすい構造のため、通気性に優れ、カビが発生しにくい製品があります。
また、汚れを落としやすく、清潔に保ちやすい点もメリットです。
一方で、比較的高価格の製品があるほか、ウレタン系のマットレスとは反発感や体圧分散の感覚が異なります。
そのため、寝心地の好みが分かれやすい点はデメリットです。
【代表的な商品】エアウィーヴ ベッドマットレス S01
ポリエチレン100%のエアファイバーを中材に使用したベッドマットレスです。
エアファイバーは90%以上が空気で、通気性に優れています。
カバーは洗濯機で洗えるほか、中材も水洗いできます。

通気孔付き高反発ウレタンマットレス
低反発ウレタンは、製品によっては湿気がこもりやすいため、カビ対策では通気性も確認する必要があります。
高反発ウレタンの中には、通気孔(スリット)を設けて空気の通り道をつくり、湿気を逃しやすくした製品があります。
低反発マットレスと比べて、通気性に配慮した高反発ウレタンは、日常の湿気対策を行いやすい点がメリットです。
製品によって構造や通気性は異なるため、通気孔の有無などを確認して選びましょう。
【代表的な商品】nishikawa(西川)エニーマット ベーシック
高反発ウレタンを使用したマットレスで、ウェーブ加工によって通気性に配慮した構造になっています。
側生地の裏側にはメッシュ生地を使用しており、側生地は取り外して洗濯できます(洗濯ネット使用)。中材は洗えません。

ラテックス(天然ゴム)マットレス
天然ゴムを主成分とするラテックスマットレスには、微細な気泡構造によって一定の通気性があり、比較的カビが発生しにくいとされるものがあります。
また、天然ゴムには抗菌性があるとされ、ダニの繁殖を抑える効果も期待できます。
一方で、密度が高く重量のある製品が多く、立てかけて干すなどのケアがしにくい点はデメリットです。
購入時には、通気孔の有無や、すのこベッドなどと組み合わせて通気性を確保しやすい構造かを確認するとよいでしょう。
【代表的な商品】Bodydoctor レギュラー
天然ラテックスフォーム100%のマットレスで、適度な弾力性と体圧分散性を特徴としています。
柔らかすぎず硬すぎない寝心地で、10年間の製品保証が付いています。

カビにくいベッドフレーム「ひのきすのこ」タイプ
カビないベッドを探しているなら、ひのき材とすのこ構造を組み合わせた「ひのきすのこベッド」は有力な選択肢です。
ひのきすのこベッドが持つ2つの強み
ひのきすのこベッドの強みは、「ひのき材による防虫・抗菌性」と「すのこ構造による通気性」です。
ひのきに含まれる精油成分には防腐・防虫性があるとされ、雑菌やカビの抑制効果が期待できます。
また、すのこ状の床板はマットレスや布団の下に空気の通り道をつくり、汗や湿気を逃がしやすくします。
素材と構造の両面から湿気やカビへの対策ができることが、ひのきすのこベッドフレームの特徴です。
香りによるリラックス効果とダニ対策
ひのきすのこベッドフレームの魅力の一つが、木材から漂う天然の香りです。
ひのきに含まれるα-ピネンには、生理的なリラックス効果が期待されているほか、ひのきの香り成分にはダニの行動を抑制する効果も報告されています。
ひとり暮らしや高齢者にもおすすめ
ひとり暮らしでは、ベッド周りの掃除や湿気対策が後回しになりやすいことがあります。
そうした場合でも、すのこ構造ならマットレスや布団の下に空気が通りやすく、湿気やカビの対策につながります。
高齢者にとっても、ひのきのすのこベッドは選択肢の一つです。
ひのきの香りによるリラックス効果が期待できるほか、将来、介護・介助が必要になるなど寝ている時間が長くなっても湿気に強いのはメリットといえます。
一方で、すのこベッドには低めに設計された製品もあるため、高さによっては立ち座りの負担が大きくなることがあります。
高齢者が使用する場合は、以下の点を確認しましょう。
- マットレスを含めた完成時の座面の高さが適切か
- 角の丸みや脚の安定性など、安全性に配慮されているか
- 組み立てやすいか、完成品での配送に対応しているか
- ベッド周りの収納スペースは十分か

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/bed/lt-cmd-03.html

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/bed/lt-cmd-01.html

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/bed/lt-cmd-02.html
マルゲリータのひのきすのこベッド「Letto」の設置事例
マルゲリータのひのきすのこベッド「Letto」は、ひのきの素材感を活かしたシンプルなデザインが特徴です。
ここでは、実際の住まいに設置された事例を紹介します。
ひのきすのこベッド設置事例①:ひのきの風合いが映える落ち着いた寝室
リフォームした戸建て住宅の寝室に、「Letto ひのきすのこベッド Z型」を設置した事例です。
天井や梁など室内の木の質感を活かしながら、床と腰壁をダークトーンでまとめ、落ち着いた空間に仕上げています。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_1067/
明るい木肌のひのきすのこベッドが重厚感のある内装に馴染み、空間のアクセントに。
ベッド下には収納を差し込めるスペースがあり、マットレスを載せた状態でも腰掛けやすい高さに設計されています。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_1067/
ひのきすのこベッド設置事例②:高窓からの景色を取り込む静かな寝室
新築戸建て住宅の寝室に、セミダブルサイズの「Letto ひのきすのこベッド Z型」を導入した事例です。
高窓から周囲の山林を望むことができ、自然を身近に感じられる落ち着いた寝室となっています。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_1077/
ベッドの背面には間接照明が設置され、夜には柔らかな光が室内を照らす設計です。
明るいひのきの木肌が落ち着いた内装に調和し、穏やかな空間を演出しています。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_1077/
まとめ
ベッドのカビ対策では、素材だけでなく、マットレスや布団の下に湿気をためにくい構造を選ぶことが大切です。
特に、すのこ構造は通気性を確保しやすく、ひのきや桐などの調湿性を持つ木材も湿気対策に役立ちます。
なかでも、ひのきすのこベッドは、ひのき材とすのこ構造の特性を活かせるため、カビ対策を重視したベッド選びの選択肢の一つです。
また、どれだけカビにくいベッドフレームを選んでも、カビを防ぐには、起床後に布団をめくる、寝室を換気する、マットレスを定期的に立てかけるなど、日常的な湿気対策も欠かせません。
通気性やお手入れのしやすさにも注目し、暮らしに合ったベッドフレームを選びましょう。
マルゲリータの公式サイトでは、「Letto ひのきすのこベッド Z型」をはじめ、3タイプのベッドや各種オプションを紹介しています。
寝室の広さやレイアウト、収納の必要性なども考慮し、使いやすいベッドフレームを選んでみてください。














