FILE 755

絵本出版社の分室会議室に Shelf 壁一面の本棚

【file 755】こどもの本・アリス館様の会議・図書室に - Shelf 壁一面の本棚 - マルゲリータお客様の声

アリス館」様は児童向け書籍の編集・販売をされている絵本の出版社です。「親子の居場所づくり、子どもの成長の応援」を本づくりの主な柱とし、思いやりとやさしさに繋がる豊かな感受性や想像力を育み、企業理念とし本をつくり続ける事をモットーとされています。

そのアリス館様、事務所が手狭になってきたため新たに分室として会議室を兼ねた図書室を作られました。
テラス戸に向かって抜けるその会議・図書室の両側の壁面に「Shelf 壁一面の本棚 奥行250mm」を片側3列分を連結して置かれ、そこを繋ぐ様に「Shelf ロータイプの本棚 移動式」を4段にして製作したものを置かれています。背板を持たない移動式本棚を通じて見えるアクセントウォールの色とナチュラル系のフローリングの色彩の対比が綺麗です。

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この会議室を兼ねた図書室の中央には2列の壁面本棚に挟まれる形で「Tavola ダイニングテーブル スチール脚(RO)」が置かれそれを取り囲む様に6脚の「Amanda チェア」が置かれています。「Amanda チェア」の色は3色がそれぞれ2脚置かれ少しまとまったバラバラチェアコーディネートになっています。

通常、オフィスの会議室には専用の会議テーブルやデスクが設置されており、それを使用するのが一般的です。しかし、少人数の会議の場合にダイニングテーブルを会議室で使用する事も大いに有効です。まずそれがダイニングテーブルであるため、オフィスの会議といいながらもアットホームな雰囲気は自然に醸成し打ち解けた会議の場を提供できます。更に両側を本棚で囲まれていると常に対話相手の背景には本棚があり、特に本件の様に業務が出版社ということになるとそこには常に打ち解けながらも本筋は見失わない効果も生まれます。ここではその色違いで並べられたダイニングチェアと併せて結果的に大変心地よく個性的な会議室が構成されています。

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AbitaStyle(アビタスタイル) Amanda チェア」はリサイクルレザーを使用した椅子です。このリサイクルレザーの風合いは大変よく、本物の革と比較して全く遜色ないとまで思える素材です。

リサイクルレザー

リサイクルレザーとは天然皮革の端材を集めて樹脂で固めて造られたものです。合成皮革とは全くの別物です。環境先進国であるドイツで開発、製造された素材、現代ではイタリア、フランス、スペイン、アメリカ、カナダ等の欧米諸国を中心として生産されています。リサイクルレザーは皮革製品を製造する際に出る革の端材を繊維状に粉砕し、これをラテックス樹脂と混ぜ合わせて固めてシート状に加工したものです。これまでは捨てられてきた革素材をリサイクルした環境対応素材です。

  • これまでは廃棄されていた皮革製品の端材をアップサイクルした製品なので環境にやさしい素材です。
  • スクエア状のシートで供給されるので、取り都合が良い。
  • 本物の皮革に近い風合いです。
  • 本皮革と比べて価格が安い。
  • 表面に型押し、顔料染め加工ができる。
  • あくまでも革なので合皮とはその風合いも肌触りも全く異なります。

ヨーロッパでは古くから、皮を革に加工し、靴や鞄、財布等の皮革製品として愛用されてきました。しかし、革はサイズや大きさのばらつきが大きく、部位によっても品質が異なるため、大量生産するには非効率な材料です。革を製品サイズに打ち抜く際に必ず端材が発生しますが、この貴重な端材の有効活用と皮革素材の効率的な大量生産のための研究がヨーロッパにおいて約100年前に始まり現在に至ります。

このチェアを覆っているリサイクルレザーの背板、座板の輪郭はパイピング加工が施されています。このサイズでのパイピング加工は本革では逆に難しくもっと太いものになってしまいます。また背板の一枚内側に入った箇所は切りっぱなしの加工です。これは本革でももちろん可能ですが合皮ではこうはいきません。その意味ではこの「AbitaStyle(アビタスタイル) Amanda チェア」はリサイクルレザーの特徴を巧みに取り入れながらスタイリッシュなデザインに昇華されたものです。

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一つの大きなテーブルに異なる複数の椅子を置く

一つの大きなダイニングテーブルに異なる複数の椅子を置く、こういった所作をバラバラチェアコーディと言います。椅子そのものに個性が感じられそこに人が座っていなくても生きた感じのするダイニングの雰囲気が醸しだされます。バラバラチェアコーディは様々な手法がありますが大きく

  • 形を同一にして色を変える(本件はこのケースです)
  • 色彩をある程度統一して形を変える

あとはその中で自分の好きな色系統、あるいは形をある程度まとまったグループにする、それぞれを全く異なったものにする、序列をつける、等、正解と言われるものはありません。しかし、そもそも椅子は自由に動かせ、差し引きも出来るので日常生活の中で常に気にしていくのも楽しみの一つです。
本件はあくまで色の違いだけのコーディですがそれが大きな会議テーブルを取り囲むことにより、リサイクルレザーの特徴も生かしながら会議スペースそのものをスタイリッシュな空間に昇華させています。

同一形状、同色で椅子を選んだ際には、仮にその必要個数が揃わなかった場合、もしくは一つの決めた色で揃えてみると到着した際のイメージが多少異なって今一つ納得が行かなかった場合、その様なケースが生じることは少なくありません。バラバラチェアコーディではそういったケースが生じないというメリットもあります。すなわち物事を決定することを避けながら、あるいは考えながらゆっくり決めていくという余裕のある動きが取れます。そういう意味でダイニングテーブルに対してそこに座る椅子を選ぶにあたり視野の広い選択が出来るようになります。


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