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リビングに学習スペースを取り入れる「リビング学習」は、家族の生活動線の中に自然な学びの場をつくる方法です。個室にこもらずに集中でき、子どもの学習習慣を育てる環境として注目されています。本ページでは、リビング学習の考え方から空間づくりのポイント、そしてマルゲリータの家具を用いた具体的な構成まで、住まいの中で無理なく続けられる学習環境についてご紹介します。
リビング学習という考え方
リビングに学習スペースを設ける「リビング学習」は、住まいの使い方が変化する中で、多くの家庭が自然に取り入れるスタイルになっています。個室の机とは異なり、リビングという開かれた環境に学びの場所をつくることで、机に向かう行為そのものが日常の一部として定着しやすくなります。
特に小学生の段階では、家族の気配が届くことで安心感が生まれ、集中しやすいと言われています。完全に閉じた空間よりも、生活のリズムを感じられる場所の方が落ち着くという子どもは多く、リビングという共有空間には「過度に静かすぎない」という利点があります。
また、親が声をかけやすい距離にいることで、質問や確認がスムーズに行え、学習のつまずきをその場で解消しやすい点もメリットです。

リビング学習に求められる家具とは
リビングは日々の行為が交差する場所です。だからこそ、学習エリアには“整った状態が保てる家具”が欠かせません。視覚的ノイズを減らす収納、作業しやすい寸法と量感を抑えたデスク、空間全体と調和するデザイン——これらが揃うことで、リビングに学習スペースが自然に溶け込みます。
この方向性にうまく寄り添うのが、margheritaが提案する「SLF カウンター付き本棚」と「Tavola ダイニングテーブル」です。

SLF カウンター付き本棚でつくる学習環境
壁面一体型の収納とカウンターが融合した「SLF カウンター付き本棚」は、リビング学習と非常に相性の良い家具です。
上部は本棚として教材・参考書・文具を整理し、下部のカウンターはそのままスタディデスクとして使用できます。
本棚とデスクが一体化することで、リビングの“見えるところに置く収納”でありながら、生活感の出ない整った状態を維持できます。学習環境が常に開かれているため、「いつでも机に向かえる」状態が生まれます。

Tavola ダイニングテーブルを学習の場として使う
リビング学習では、ダイニングテーブルが“もうひとつの学習拠点”として機能することも多くあります。Tavola ダイニングテーブルは、学習用途と食事の双方を成立させるための寸法と構造が特徴です。
特に子どもが低学年のうちは、家族のそばで勉強することで集中力が高まりやすいため、ダイニングテーブルでの勉強は理にかなっています。Tavolaは構造が強く、天板が広いため、教科書やノート、PC作業など多様な使い方に対応できます。

設置実例
File861 リビング学習を機能的に
L字型のリビングダイニングの一角にお子様用の学習スペースを置かれています。カウンター面を4列分として、更にその前面に2×2コマ分の開口部を設け現状ではそこに斜めにセットされたお絵描き台を置かれ将来的にはPCモニターも置ける様に考えておられます。
![[File 861] りビングの本棚 - Shelf カウンター付き本棚 - マルゲリータお客様事例](https://www.margherita.jp/user/wp-content/uploads/2024/09/file_861_06-1024x1536.jpg)
![[File 861] りビングの本棚 - Shelf カウンター付き本棚 - マルゲリータお客様事例](https://www.margherita.jp/user/wp-content/uploads/2024/09/file_861_00-1024x1536.jpg)
![[File 861] りビングの本棚 - Shelf カウンター付き本棚 - マルゲリータお客様事例](https://www.margherita.jp/user/wp-content/uploads/2024/09/file_861_16-1024x1536.jpg)
File545 リビングのアンダーカウンター本棚
まだ小さなお子さんがいらっしゃるご家庭、将来的なそのお子さんの勉強机を机下収納の本棚でこの様にダイニングテーブルが延長する形で配置されています。



File959 カウンター付き本棚 親子で使う
左側の上部に窓のあるスペースは、奥様のワークスペースとしてお使いいただいています。同時に、お隣に座るお子様の勉強を見守ることもできるといったリビング学習の場としての役割も兼ねています。



File924 書斎の様なリビング学習スペース
リビングのアルコーブに「Shelf カウンター付き本棚」を導入されました。スタイリッシュな家具で統一されたリビングに自然に馴染むこの本棚は、洗練された書斎のような雰囲気を演出しつつ、実際にはお子様のリビング学習スペースとして機能しています。



File791 ワークスペースとリビング学習
都内の戸建住宅にお住まいのお客様は、書院造りの和室を無垢材フローリングへ改修し、間仕切りを戸袋に引き込むことで、広々とした一体空間として活用されています。その一面に「Shelf カウンター付き本棚」と「Shelf 壁一面の本棚奥行き350mm」を連結して設置し、リビング学習の場として静かで集中しやすい環境を整えています。



File285 リビング学習 | 机を広く使える机下収納
お客様のご要望により「Shelfカウンター付き本棚」の上部棚を省いた特注仕様の「Shelf アンダーカウンター本棚」をリビングと2階廊下の2か所に設置し、窓下に自然に溶け込む学習カウンターとして活用されています。机下にすべての学用品を収納できるため、ダイニングテーブルが散らからず、日々の生活の中で無理なくリビング学習を続けられる環境が整っています。



File598 リビング学習と家族で使う壁面収納
リビングの一面に「Shelf カウンター付き本棚奥行350mm」と「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」を連続して配置し、家族で共有しながらも、お子様の学習スペースを自然に組み込んだ壁面収納としてお使いいただいています。学習机と子ども用の本・玩具は下段に、ご夫妻の書籍は上段に収め、お子様の成長後も柔軟に使い方を更新できるリビング学習のレイアウトが成立しています。



家具が生み出す“リビング学習の居場所”
SLF カウンター付き本棚はリビングの壁面に学習のための軸をつくり、Tavola ダイニングテーブルは家族との距離を保ちながら集中できる広い作業面を提供します。
これらを組み合わせることで、日常の中に自然と学びの場が立ち上がり、子どもの学習・大人の作業・家族の共有時間がスムーズにつながります。
リビング空間は、家具の選び方によって“くつろぐ場所”であると同時に“集中して学べる場所”へ変化します。家族のライフステージに寄り添いながら長く使えるリビング学習環境として、margheritaの家具は柔軟に対応します。

実例に関連するプロダクト




