書斎・個室のワークスペースと収納事例

書斎・個室のワークスペースと収納事例

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時間や場所にとらわれない働き方を推奨する働き方改革や、新型コロナの影響から急速に広まったテレワークにより、改めて注目されているのが「書斎」です。近年では、小さな居室を数多く作るよりもリビングダイニングなどの家族共用スペースに広さや開放感を求める傾向がありましたが、リモートワークのために仕事に集中できるスペースを求めるニーズがここにきて増加、各種住宅メーカーでもそのニーズに応えるような商品を展開しています。

マルゲリータの「Shelf 壁一面の本棚」はかねてより、建築関係の方やデザイナー、執筆業など自宅で仕事をされる方のお住まいに導入されるケースが多く見られました。多くの資料や書類の保管に壁面収納を活用されている他、カウンターやスタンディングデスクのついたもの等、それぞれ思い思いのワークスペースを構築されています。

ここでは、「Shelf 壁一面の本棚」シリーズを使って個室・書斎にワークスペースを設けた事例を紹介します。

カウンターと本棚を直角に配置したアニメーターの書斎

カウンターと本棚を直角に配置したアニメーターの書斎

都内の一戸建てにお住まいの夫婦の書斎(ワークスペース)です。
ご夫婦ともに自宅でアニメーターのお仕事をされています。本棚と作業スペースが直角に配置された「Shelf デスク付き本棚」を書斎でご利用頂いています。2人分の作業スペースを確保するため、作業デスクを延長し、更に同じ高さのデスクをもう1つ並べています。
  
北側斜線の制限を受けた勾配天井のため、本棚の最上部は斜めにカットし、設置に際し干渉していたコンセント部分もカットするなど、スペースを有効活用しながら使い勝手も工夫しています。350㎜と奥行があるため、棚の内部に専用の「本棚の中の棚」を設置し、前後2列に大量の漫画を収納しています。木製ブラインドやブラウンの窓枠・廻り縁とも調和し、窓からの光も美しい明るい書斎です。

開口部付き本棚を共用する夫婦の書斎

開口部付き本棚を共用する夫婦の書斎

都内のマンションにお住いのご夫婦の書斎です。
Shelf 開口部のある本棚」とそれに合わせる形で「Tavola コンソールデスク」を2台並べてワークスペースを整えました。「Shelf 開口部のある本棚」は2人のPC作業スペースを確保するため、2か所の開口部を設けました。コンソールデスクは本棚のサイズに合わせた特注品です。

3列ずつ6コマをそれぞれの収納スペースとし、中央列は専用の「A4書類収納引き出し」を使って書類や細かいものを収納しています。落ち着いた色調の壁紙やラグ、コンソールデスクが調和し、大人の雰囲気をもつ書斎になっています。

スタンディングデスクとカウンターがある書斎

スタンディングデスクとカウンターがある書斎

こちらは、一戸建てにお住まいのご家族のご主人の書斎です。「Shelf スタンディングデスク+カウンター付き本棚」を設置いただきました。本棚と並行するカウンターの作業スペースに加え、本棚1コマ分の高さ違いのスタンディングデスクで広々としたワークスペースを構成しています。カウンター机の下部には専用の引き出しを多用し、上下で見せる収納と隠す収納を分けてお使いです。
 
長時間座ったままのPC作業は血行不良や腰痛、肥満にも繋がる可能性があることから、スタンディングデスクは近年、オフィスなどでも採用されています。健康維持の他、気分転換や作業効率の向上にも繋がると言われています。
立ち仕事に適したスタンディングデスクと座って作業ができるカウンターデスクを一体化することで、無駄のない機能的なワークスペースを構成しました。

本棚とアンダーカウンター、細部までこだわった洗練された書斎

本棚とアンダーカウンター、細部までこだわった洗練された書斎

テラスハウスにお住いのお客様の書斎の様子です。
兼ねてより、「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」(写真右側)をご利用頂いていましたが、新たに作業スペースとして「Shelf アンダーカウンター本棚」(特注)を導入しました。大型の本棚に加え、机下にも収納スペースがあるため、作業スペースにはほとんどモノを置いていません。机下の収納は無印良品のファイルボックスを利用して整理整頓されています。

直角に配置された本棚とデスクがつくる空間には、統一感とともにどこか洗練された印象があります。それをもたらしているのが「棚の見付寸法(板材の木口の厚さ、正面から見た時の寸法)です。通常なら15mmの板を使用する本棚の横材ですが、2段目の棚(つまりアンダーカウンターの天板に繋がる棚)にアンダーカウンターの天板と同じ24mmの棚を使用しました。将来的にこの高さにあわせてカウンターを設置することを想定し、本棚を注文いただいていたのです。結果として、カウンター天板と均一の厚みを持つ直線が部屋の一角を回り、統一感と洗練された印象をもたらしました。住まい手の計画的な空間づくりが成しえた、美しいワークスペースです。

書斎のレイアウトを考える際のポイント

書斎は仕事だけでなく、読書や趣味など自分ひとりの空間としても使用することができます。家族とともに過ごすリビングの一角に自身のスペースを確保するのに比べ、専用に個室(書斎)を設けるのであれば、レイアウトの自由度も高くなるでしょう。必要な収納量、使い勝手のいい収納の配置、自身が仕事をしやすい作業スペース、読書や趣味など自身がその空間をどんな風に過ごしたいのかをよく検討し、必要に応じて家具やレイアウトを選んでみてはいかがでしょうか。


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