「家具が動かせたらいいのに・・」「部屋のレイアウトを時と場合によって変えたい・・」のように思ったことはありませんか?
そんな悩みを解消してくれるのが、キャスター付きの「可動式の収納棚」です。
状況に応じて位置を変えたり、間仕切りとして使ったりできるため、限られたスペースを無駄なく使えます。
そこでこの記事では、可動式収納棚の活用シーン、選び方のポイント、タイプ別の特徴、そして実際の設置事例までをわかりやすくご紹介します。
使いやすく見た目にもすっきりとした収納を探している方は、ぜひ参考にしてください。
Contents
可動式の収納棚とは
可動式の収納棚とは、キャスターが付いており、必要に応じて自由に移動させられる収納家具を指しています。
一般的な壁付け棚や固定式ラックとは異なり、模様替えや掃除の際にも手軽に動かせるのが大きな特徴です。
最近では、リビングや寝室だけでなく、オフィスや店舗でも「ゾーニング」や「間仕切り」として可動式収納を取り入れるケースが増えています。
見た目にもすっきりとしたデザインが多く、収納とインテリアの両立を叶える人気アイテムです。
可動式の収納棚を設置するメリット
可動式の収納棚には、固定棚にはない多くのメリットがあります。
具体例としては、以下のようなメリットが挙げられます。
- 空間に合わせて自由にレイアウトを変えられる
- 間仕切りとして空間をゆるやかに仕切れる
- 掃除やメンテナンスがしやすく清潔に保てる
- 使う場所を選ばず多用途に活用できる
- 限られたスペースでも効率的に収納できる
このように、可動式の収納棚は「収納するだけの家具」ではなく、ライフスタイルに合わせて空間を自由に変えられる便利なアイテムです。
設置することで暮らしの変化にも柔軟に対応でき、日々の生活をより快適で心地よいものにしてくれるでしょう。
オフィス・店舗でも活躍する可動式の収納棚
可動式の収納棚は、家庭だけでなく、オフィスや店舗などの業務空間でも幅広く活用できるのが特徴です。
空間の使い方を柔軟に変えられるため、働き方や陳列内容の変化に応じて最適なレイアウトを保てます。
ここでは、オフィスと店舗、それぞれの活用シーンをご紹介します。
オフィスのゾーニングに活用できる可動式の収納棚
オフィスでは、部署ごとのエリアを区切ったり、打ち合わせスペースを設けたりと、限られた空間の中で柔軟なレイアウトが求められます。
そのような場面で、完全に固定された間仕切りで区切ってしまうと後で大変であるため、キャスター付きの可動式収納棚でフレキシブルにゾーニングするという方法が有効です。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_448/
必要に応じて位置を変えることで、デスクエリアや会議スペースを手軽にゾーニングすることができます。
さらに収納棚であるため、資料や書類の収納にも困ることがありません。
定期的にレイアウトを変えるフリーアドレスオフィスや、ワークショップ・ミーティングを行う多目的スペースでも有効です。
収納だけでなく、空間のデザイン性と機能性を高める要素としても活躍してくれるでしょう。

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店舗で活用できる可動式の収納棚
店舗では、商品レイアウトを季節やテーマに合わせて頻繁に変更することがあります。
そんなときも、キャスター付きでレイアウト変更がしやすい可動式の収納棚が重宝します。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_335/
たとえば、オープンラックタイプを陳列台として使えば、ディスプレイを自在に変更でき、空間全体の印象を常に新鮮に保てます。
平台などと組み合わせて、使わないときには台下に収納するような使い方もおすすめです。
可動式の収納棚は、什器としての機能性と空間デザインの美しさを両立できるため、アパレルショップや雑貨店、ギャラリーなどでも役立つでしょう。
可動式の収納棚を選ぶときのポイント
可動式の収納棚は、便利で多用途に使える反面、選び方を間違えると使い勝手が悪くなってしまうこともあります。
ここでは、可動式収納を選ぶ際に確認しておきたい3つのポイントを解説します。

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キャスターがロックできるか
可動式の収納棚を選ぶ際にまず確認したいのが、キャスターにロック機能が付いているかどうかです。
ロックがないタイプは、掃除や移動の際には便利ですが、普段の使用時に少しの力で動いてしまうことがあります。
特に床がフローリングの場合、キャスターが滑りやすく、安定感を損なうこともあるため注意が必要です。
キャスターロック付きなら、収納棚を固定して安心して使えるため、作業中や来客時にも不意に動く心配がありません。
そのため、安全面・実用面の両方を考慮して、ストッパー付きのキャスターを選ぶのがおすすめです。
十分な収納力があるか
可動式の収納棚を選ぶ際には、収納したい物の量やサイズに十分対応できるかを確認しておきましょう。
選ぶときにデザインばかりを重視してしまうと、実際に使う際に「思ったより入らない」「重くて動かしにくい」といった不便が生じることがあります。
また、特に書籍や書類、日用品などを多く収納する場合は、棚板の耐荷重や構造の安定性をチェックすることも大切です。
用途や収納量に合ったサイズで丈夫なものを選べば、可動式収納棚の便利さを最大限に活かせるでしょう。
インテリアに合うおしゃれなデザインか
可動式の収納棚は、機能性だけでなく部屋の印象を左右するインテリアの一部としても重要です。
リビングやワークスペースなど、人目につく場所に置く場合は、素材やカラー、形状を空間の雰囲気に合わせて選びましょう。
たとえば、天然木を使用した明るい色合いの棚は、ナチュラルテイストから北欧スタイルまで、幅広いインテリアに馴染むのでおすすめです。
また、背板のないオープンラックタイプを選べば、抜け感が生まれて部屋全体が軽やかに見えます。
デザイン性の高い可動式収納を選べば、単なる収納家具ではなくインテリアの一部となり、日常の空間がよりおしゃれで心地よいものになります。
可動式の収納棚の主なタイプ
ここでは、可動式の収納棚の代表的な5つのタイプをご紹介します。
それぞれの特徴を理解して、設置場所や用途に合うものを選びましょう。
抜け感のあるオープンラックタイプ
オープンラックタイプ可動式収納棚は、圧迫感を抑えながら空間を広く見せられるのが特徴です。

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扉や引き出しがないため、本や雑貨をディスプレイしながら収納でき、収納としてだけでなくインテリアの一部として「見せる収納」を楽しめます。
また、一部にボックスや引き出しなどを組み合わせれば、「見せる収納」と「見せない収納」の組み合わせも実現できます。
両面から使える間仕切りタイプ
背板がない可動式の収納棚は、裏表を問わずに両面から使えるため、間仕切りとして重宝します。

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たとえば部屋の中央に設置すれば、光や空気は通しつつ、空間をゆるやかに分けながらゾーニングできます。
使い方次第で収納・間仕切り・ディスプレイの3役を兼ねる、自由度の高いタイプです。
机の下やクローゼット内に収まるコンパクトタイプ
コンパクトタイプの可動式収納棚は、限られたスペースを有効活用したい方にぴったりです。
デスク下やクローゼット内など、普段は目に入らない場所に設置でき、必要なときだけ引き出して使えます。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_842/
書類や小物、掃除用品などを整理するのに最適で、在宅ワークやワンルーム暮らしの方にもおすすめです。
また、キャスター付きで軽い力でも動かせるため、模様替えや掃除の際もスムーズに移動ができます。
高さを抑えたロータイプ収納棚
ロータイプの可動式収納棚は、高さを抑えることで視線の抜けを確保でき、圧迫感を与えずに空間全体へ自然な広がりをもたらします。
特にリビングやワークスペースなど、限られた面積の中でも開放的な印象を保ちたい場所に最適です。

出典:ニトリ公式サイト
また、窓下やソファ背面などの「デッドスペースになりがちな低い位置」を有効に活用できるのもポイント。
小物や雑誌、季節家電の収納など、見せたくないものをスマートにまとめながら、空間を整える役割を果たします。
スリム&ハイタイプの縦型収納棚
スリム&ハイタイプは、天井までの高さを活かして収納量を最大化できる可動式収納棚です。
限られた床面積でも効率的に収納スペースを確保できるため、狭い部屋やワンルーム、ワークスペースなどにも適しています。

出典:ディノス公式サイト
上段には普段使わないもの、下段には使用頻度の高いものを収納するなど、高さを活かした整理術も実践可能です。
キャスター付きなら、掃除や模様替えの際にもスムーズに移動でき、用途に応じて簡単にレイアウトを変えられます。
おしゃれな可動式の収納棚おすすめ4選
ここでは、リビングやワークスペース、書斎など用途に応じて使える、デザイン性と実用性を備えたおすすめの可動式収納棚を厳選してご紹介します。
おすすめ1:Shelf ロータイプ本棚 移動式
マルゲリータの「Shelf ロータイプ本棚 移動式」は、収納力とデザイン性を兼ね備えたオープンタイプの可動式本棚です。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/slf-ar-1800-3-caster.html
背板のない構造が特徴で、表裏どちらの面からも使えるため、リビングやオフィスの間仕切り家具、パーティションとしても活躍します。
また、キャスター付きで簡単に動かせるため、掃除や模様替え、配線作業などの際にもストレスがありません。
可動棚としての機能性を活かしながら、アナログレコードや大型書籍、雑誌など多様なアイテムを美しく収納できます。
さらに、用途に応じて仕切り板や引き出しなどの専用オプションを組み合わせれば、より整理しやすく機能的に使えるのも魅力です。
おすすめ2:Storage Cart キャスター付き収納カート
マルゲリータの「Storage Cart キャスター付き収納カート」は、機内ワゴンをヒントに開発された、スタイリッシュで実用的な可動式収納です。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/sc/
限られたスペースを有効に使えるよう設計されており、ワンルームやコンパクトなリビングでも活躍します。
キャスター付きで自由に動かせるため、使いたい場所へすぐに移動でき、空間に柔軟さをプラスします。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/sc/scm_index.html
底にはプレートが入っており、長期間使用しても形が崩れにくい堅牢なつくりになっています。
さらに、デスク下にぴったり収まるミドルタイプも展開されており、デスクワゴンやサイドラックとしても重宝します。
おすすめ3:BLC ビー玉でスタッキングする収納ボックス
マルゲリータの「BLC ビー玉でスタッキングする収納ボックス」は、ビー玉を使って上下を固定するというユニークな発想から生まれたモジュール型収納シリーズです。
底部にキャスターを取り付ければ、可動式の収納棚としても使えます。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/blc/
上面と下面にある球状のくぼみにビー玉を置くだけで固定でき、ネジやボルト、工具は一切不要です。
まるでLEGOブロックのように、自由に積み重ねたり並べ替えたりしながら、自分だけの収納家具を実現できます。
約60種類にも及ぶ豊富なユニットサイズが展開されており、収納するモノや設置スペースに合わせて自由に組み合わせられます。
必要なときに必要な分だけ買い足せるため、暮らしの変化にも柔軟に対応可能です。
おすすめ4:SCS キャスター付き収納箱
マルゲリータの「SCS キャスター付き収納箱」は、BLCシリーズのモジュール設計をベースに開発された、重箱型の可動式収納ボックスです。
中に仕切りリングがセットされた収納箱を、キャスター付きの台輪の上に積み重ねて使う構造で、見た目も機能もすっきりと整います。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/scs/
「Storage Cart」の可動性と「BLC」のモジュール性を融合したデザインで、積み重ねて増やすことができる拡張性の高さが魅力です。
収納するアイテムが増えても、ボックスを追加するだけで対応できるため、暮らしの変化に合わせて柔軟に使えます。
可動式の収納棚の設置実例
最後に、ご家庭やオフィスで可動式の収納棚を設置している実例をご紹介します。
これから可動式収納棚の設置を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
ロータイプ本棚で仕切られた書斎
こちらの事例では、マンションの寝室と書斎を兼ねた一室に、可動式の収納棚として「Shelf ロータイプ本棚 移動式」を設置しています。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_779/
部屋の中央にロータイプ本棚を配置し、ベッドスペースとワークスペースをゆるやかに仕切る間仕切り家具として活用。
低い位置で空間を分けることで、圧迫感を感じさせず、部屋全体に奥行きと広がりをもたらしています。
趣味と仕事が融合する
こちらの事例では、マンションの書斎スペースに「BLC ビー玉でスタッキングする収納ボックス」シリーズを組み合わせた可動式のDJブースを設置しています。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_863/
DJブースは、ターンテーブルやミキサーなどの機器を効率よく配置できるようにカスタマイズされた特別仕様になっています。
気分や用途に応じて位置を変えられる自由度の高さもあいまって、仕事と趣味が共存する洗練された空間を実現しています。
ロータイプ本棚を研究室の入口間仕切りに
こちらの事例では、大学研究室の入口付近に「Shelf ロータイプ本棚 移動式」を配置し、室内への視線をやわらかく遮るパーティション兼収納として活用しています。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_394/
キャスター付きの可動式であるため、必要に応じて位置を変えられる柔軟な間仕切りとして、ミーティングや展示、掃除の際にも便利に利用されています。
ロータイプの本棚で仕切ることで、圧迫感を与えずにゾーニングを実現し、研究室全体が開放感と機能性を両立したワークスペースとして整えられています。
働きやすいサテライトオフィス
コチラの事例では、サテライトオフィスに「BLC 収納ボックス」や「Shelf ロータイプ本棚 移動式」を設置し、機能性と開放感を両立したワークスペースを実現しています。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_809/
オフィスは在宅ワークと出社の両方に対応できるよう、フリーアドレス制が採用され、可動式収納棚の自由度の高さが活かされています。
デスク間にゆとりを持たせ、BLC収納ボックスとロータイプ本棚の高さを統一することで、座った際の視界がそろい、落ち着いた印象を生み出しています。
まとめ
今回は、キャスター付きで自由に動かせる「可動式の収納棚」について、メリットや選び方のポイント、タイプ別の特徴、そして実際の設置事例をご紹介しました。
可動式収納棚は、必要な場所へすぐに移動できる機能性と、空間をすっきりと見せるデザイン性を兼ね備えたアイテムです。
掃除や模様替えがしやすく、リビングやオフィス、店舗などあらゆるシーンで柔軟に活用できます。
選ぶ際は、「キャスターのロック機能」「収納力」「空間になじむデザイン性」の3点を意識するのがポイントです。
今回ご紹介した内容を参考に、暮らしや働く空間に合わせて自由に使える収納棚を取り入れ、より心地よく快適な空間づくりを実現してみてください。
マルゲリータの公式サイトでは、今回ご紹介した可動式の収納棚以外にも、色々なおしゃれインテリアを多数ラインナップしています。お客様の使用実例もたくさん掲載されているので、おしゃれで実用的なインテリアの購入を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。













