壁面収納のデメリットとは? おしゃれなアイデア実例10選を紹介

壁に収納を作る方法をご紹介 壁に穴をあけない、工事なしの簡単な方法とは

「壁に大きな収納をつくりたい」とお考えの場合、壁面収納や収納棚といった既製品を購入したり、造作家具として手づくりしてもらうなど、さまざまな選択肢があります。

しかし完成後の使いやすさや費用感、工事が必要なのかどうかなど、「どの方法がベストなのか分からない」と感じる方も多いでしょう。

そこでこの記事では、壁に収納を作る代表的な方法を整理しつつ、壁に穴をあけない方法から壁面収納の実例までを分かりやすく紹介します。

ご自身の住まいに合った収納計画を考えるための参考として、ぜひ読み進めてみてください。

壁に収納を作る方法

壁に収納を作る方法は、主に「収納棚を壁際に置く方法」「部分的に壁へ埋め込む方法」「工事で造作する方法」の3つに分けられます。

住まいの構造や家族構成、将来的な暮らし方によって、適した方法は異なります。
収納量だけで判断すると、設置後に圧迫感を覚えたり、使いにくさを感じたりするケースもあるので慎重に判断しましょう。

ここではまず、それぞれの方法の特徴や費用感、工事の有無などについて整理していきます。

収納棚を壁際に置く

壁に収納を作る方法として比較的取り入れやすいのが、収納棚を壁際に配置する方法です。
壁に直接固定するのではなく床置きの棚を壁面に沿って設けることで、工事を行わなくても壁面収納として活用できます。

費用感としては数万円台から選択肢があり、収納量やサイズに応じて調整しやすい点が特徴です。
床から天井に近い高さまで使える収納棚を選べば、収納量を確保しながら、空間を縦方向にすっきりとまとめることができます。

住まいの形態や将来的なライフスタイルの変化を見据えながら、費用と柔軟性のバランスを取りやすい方法といえるでしょう。

壁に収納を作る方法をご紹介 壁に穴をあけない、工事なしの簡単な方法をご紹介

出典:マルゲリータ公式サイトhttps://www.margherita.jp/user/file_1007/

部分的に収納棚を壁に埋め込む

棚を部分的に壁に埋め込むことも、壁に収納を作る方法の一つです。
壁の厚みを利用して棚を設けることで、圧迫感を抑えすっきりとした印象を実現できます。

一方で埋め込み収納は、壁内部の下地素材や配管・配線の位置によって、設置できる場所やサイズの自由度が左右されやすいのも特徴です。
費用感は、施工内容や範囲によって数万〜十数万円程度と幅があり、壁の状態によっては追加工事が必要になる場合もあります。

特に賃貸住宅やマンションでは、壁の構造による制約を受けやすいため、あらかじめ下地構造を確認したうえで検討できるかどうかが判断の目安になります。

リフォームや工事で壁に合わせて収納棚を造作する

リフォームや工事によって壁に収納を作る方法は、デザインや収納量の自由度が高い選択肢です。
梁や柱を避けながら設計できるため、空間と一体化した収納を実現しやすくなります。

その反面、工期が必要な点や費用が比較的高くなる点には注意が必要です。
工期は長い場合は数週間程度、費用は内容次第で100万円を超えるケースも見られます。

また一度設置すると移設ができないため、将来的な家族構成や暮らし方の変化も踏まえた計画が求められます。
長く住み続ける前提があり、収納計画が明確な住まいに向いている方法といえるでしょう。

壁に穴をあけないで収納を作る方法

壁に収納を作る方法を検討する際「壁に穴をあけたくない」「そもそも原状回復の制約があって穴をあけられない」という悩みを抱える方は少なくありません。
特に賃貸住宅やマンションでは、壁にネジや金具を固定できないケースも多いでしょう。

細かい確認なしに穴を空けると、模様替えの際に目立ってしまうだけでなく、退去トラブルの原因にもなりかねません。

そこでここでは、工事や穴あけをせずに収納を設ける代表的な方法を紹介します。
壁を傷つけずに、空間を有効活用できるアイデアとして参考になさってください。 

突っ張りタイプの収納ラック

突っ張りタイプの収納ラックとは、床と天井の間に力をかけて固定することで、壁に穴をあけずに設置できる収納方法のことです。
配置や位置の変更が比較的簡単で、天井高や床の段差に合わせて微調整できるものも多いため、賃貸住宅や転居を考える住まいでは取り入れやすい選択肢といえます。

ただし、突っ張り構造は天井の高さや素材の状態によって安定性が左右される場合もあります。
地震や強い揺れが心配な場所では、設置環境に適しているかを確認したうえで取り入れましょう。

また突っ張り式の収納には、100均のつっぱり棒を使った簡易的なものから専用設計の収納ラックまで、さまざまな種類があります。
いずれの場合も、収納する物の重さに応じて耐荷重や設置条件を確認することが大切です。

マルゲリータのフィラー板を活用した収納棚の設置

壁に収納を作る際、マルゲリータでは転倒防止策として、金具を用いた壁面への固定の他に、フィラー板を用いた方法を提案しています。
写真のように、専用金物の入った本棚上部とフィラー板を連結させることで天井にできた隙間を埋め、縦材を天井や梁下に突っ張る構造にすることで前方への転倒を抑える仕組みです。

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出典:マルゲリータ公式サイトhttps://www.margherita.jp/shelf/overturning.html

もちろん、地震対策として最も高い効果が期待できるのは金属固定です。しかし、賃貸住宅や構造上の問題で「壁に穴をあけることができない」という方には、住まいの条件に合わせて選べる固定手段として選択肢に入れやすい方法といえます。

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出典:マルゲリータ公式サイトhttps://www.margherita.jp/shelf/overturning.html

壁一面に収納棚を設置した事例

ここでは、マルゲリータの収納棚を用いた実例を通して、壁面収納の取り入れ方を具体的に紹介します。
リビングや子ども部屋、寝室といった住空間はもちろん、書斎やオフィス、賃貸住宅での工夫まで、さまざまな条件の事例を集めました。

空間の雰囲気だけでなく、空間条件や使い方を踏まえた設えの考え方にも注目してみてください。
住まいに応じた収納の取り入れ方を考えるヒントになるでしょう。

空間に合わせて、無理なく壁面を使うリビング収納

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出典:マルゲリータ公式サイトhttps://www.margherita.jp/user/file_951/

Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」を、リビングダイニングの壁面に設置した事例です。
柱と窓に挟まれた浅いアルコーブに合わせて本棚の両端の列を縮小調整し、壁面に自然に収まる構成にしています。

仕上げには、DIYでオイルステイン塗装を。
既製品でありながら、個性のあるインテリアの中でも主張しすぎることなく、背景として静かに馴染んでいる姿が印象的です。

棚にあえて余白を残し小物や抜けを作ることで、大容量でありながら圧迫感を抑えた壁面収納となっています。

成長に寄り添いながら、無理なく使い続けられる子ども部屋収納

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出典:マルゲリータ公式サイトhttps://www.margherita.jp/user/file_953/

Shelf カウンター付き本棚」を2台並べ、3人兄弟のお子様が使う勉強部屋兼生活空間に取り入れた事例です。
カウンターの高さを一段分低く設定し、座卓形式として使えるよう工夫されています。

学習と収納を一体化しながらも、部屋全体に圧迫感はなく、簡潔で機能的なレイアウトを実現。
部屋を広々と使えるので、遊びのスペースとしても無理なく過ごせる構成です。

また、子どもの成長に伴って棚の役割を柔軟に調整できるため、長い時間軸で見たときにも取り入れやすい収納計画例といえるでしょう。

寝室の壁と一体化するかのような静かな佇まい

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Shelf 開口部のある本棚」を、地下のライトコートに面したベッドルームの一面に設置した事例です。
床から天井までの高さに合わせて最上部を調整し、造作家具のように壁面全体を覆っています。

背板を設けていないため背後の壁に視線が抜け、収納でありながら壁面の表情を明るく保っている点にも注目です。
周囲の壁と自然につながることで、閉塞感を抑え、寝室に求められる落ち着きが損なわれていません。

収納を前に出すのではなく、空間の一部として静かに溶け込ませた壁面収納の好事例です。

収納と作業スペースを両立した、奥行きのある書斎空間

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出典:マルゲリータ公式サイトhttps://www.margherita.jp/user/file_903/

Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」と「Shelf カウンター付き本棚」を連結し、住まいの書斎の壁面全体を本棚として活用した事例です
大容量の収納を確保しながら、一部をワークスペースとして組み込み、効率的で快適な作業環境に整えています。

背景にはダークトーンのアクセントウォールを採用し、背板のない本棚のグリッドデザインが際立つ構成に。
フローリングや天井とのコントラストによって、空間に奥行きと深みが生まれています。

カウンター付き本棚は幅4コマサイズにオーダー加工され、さらに2コマ分の開口を設けた特注仕様。
コンパクトなデスクと一面の本棚の対比が、書斎空間を広く見せています。

実務空間を整え、広がりを生むオフィスの壁面収納

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出典:マルゲリータ公式サイトhttps://www.margherita.jp/user/file_578/

こちらは「Shelf カウンター付き本棚」を建築設計事務所のオフィスに設置した事例です。

本棚の開口部にパソコンを配置することで、デスクを別に設ける必要がなく、省スペース化を実現。
壁面を活かした構成で作業空間全体を広く使えるよう工夫されています。

法令集や資料が多く、雑然とした印象になりがちな建築事務所ですが、セルやファイルボックスで区切って収納することで、視覚的なノイズが抑えられた構成も印象的です。
機能性を優先しながらも、空間としての整いを保ち、落ち着いた雰囲気を作り出している事例といえます。

開口部を活かした壁面収納で、リビングの中心を作る

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出典:マルゲリータ公式サイトhttps://www.margherita.jp/user/file_917/

Shelf  開口部のある本棚」を、都内の高層マンションのリビングに設置した事例です。

本棚中央に設けられた開口部には大型テレビが収まり、リビングの視覚的な中心として機能しています。
収納と家電を一体化することで、壁面全体がすっきりとまとまったレイアウトです。

開口部の周囲に配置された複数のセルには、書籍やインテリア小物をバランスよくディスプレイ。
収納量を確保しながらも、空間全体を洗練された印象に整えています。

壁面を単なる収納として扱うのではなく、空間構成の一部として取り込んだ、マンションならではの壁面収納の使い方といえるでしょう。

壁を傷つけずにない大容量の壁面収納

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出典:マルゲリータ公式サイトhttps://www.margherita.jp/user/file_714

こちらのお宅では、ご夫婦の寝室「Shelf 壁一面の本棚 奥行350m」を設置しています。

リフォーム直後の壁を傷つけたくないという理由から、フィラー板を用いた固定方法を選択。
壁に穴をあけずに本棚を安定させることで、賃貸住宅でも取り入れやすい構成となっています。

フィラー板を使った固定は、継ぎ目が分かりにくく見た目にもすっきりとしています。
美しい壁面を保ちながら、収納量と安定性を両立した方法は、原状回復を前提とする住まいにおいて、有力な選択肢の一つといえるでしょう。

収納で壁を作り、暮らし方を広げる間仕切り本棚

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出典:マルゲリータ公式サイトhttps://www.margherita.jp/user/file_623/

こちらは「Shelf 壁一面のA5判本棚 奥行180ⅿm」の縦材を天井で固定し、圧迫感を抑えながら空間を区切った、リビングの間仕切りとしての活用事例です。
お客様ご自身でオイルステイン塗装を施し、既製品でありながら、空間に合わせた表情に整えられています。

リフォームで新たに壁を設けるのではなく、本棚を用いて工事を行わずに「壁」と「壁面収納」の設置を同時に実現するという発想は、背板を設けない構造ならではのものです。
視線が抜けるため、用途を切り替えながらも空間全体の広がりが損なわれていません。

収納量を確保しつつ、住まい全体を無駄なく使い切る工夫が感じられる事例です。

まとめ

壁に収納を作る方法は、ライフスタイルや工事の可否、予算などによって、選び方が大きく変わります。

収納量だけでなく、空間との関係や、暮らし方に無理なくなじむかという視点です。
完成形の見た目だけでなく、どのような条件のもとで設えられているかに目を向けることで、収納計画の考え方がより具体的になります。

事例を参考に、空間条件や用途に応じた収納の考えを整理することで、ご自身の住まいに合った壁面収納の形が見えてくるでしょう。
マルゲリータのショールームでは、今回紹介したラックや棚以外にも、色々なインテリアを多数ラインナップしています。

お客様の使用実例もたくさん掲載されているので、おしゃれで実用的なインテリアの購入を検討している方は、お気軽にご予約ください。