無垢材のダイニングテーブルの後悔しない選び方 1枚板か集成材かを紹介

無垢材のダイニングテーブルの後悔しない選び方 1枚板か集成材か

ダイニングテーブルは、家族の団らんや来客のもてなしなど、日常の多くの時間をともに過ごすために欠かせない存在です。
そのため、せっかく選ぶなら、本物の木(無垢材)で出来たテーブルを使いたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし一方で、「無垢材は手入れが大変?」「後悔しないか心配」「一枚板と集成材、どっちを選べばいい?」といった声も少なくありません。
そこでこの記事では、無垢材のダイニングテーブルを検討中の方に向けて、その魅力や種類ごとの違い、選び方のポイントをわかりやすく解説します。

無垢材のダイニングテーブル選びで後悔したくないとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

無垢材ダイニングテーブルとは?

「無垢材」とは、合板や突板と違い、木を丸太からそのまま切り出して成形された素材を指します。
中まで同じ木材でできているため、木そのものの素材感を味わえるのが特徴です。

無垢材のダイニングテーブルの後悔しない選び方 1枚板か集成材かを紹介

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_931/

無垢材のダイニングテーブルは、木製家具の中でも特に人気の高いアイテムです。
天然素材ならではの個性や風合いを楽しみながら、手入れ次第で何十年と使えるため、多くの家庭で一生物のダイニングテーブルとして選ばれています。

無垢材ダイニングテーブルの魅力

無垢材のダイニングテーブルは、天然木の質感やぬくもりをそのまま感じられる点が最大の魅力です。
美しい木目や手触り、経年による色味や風合いの変化など、使い込むほどに愛着が増していきます。

無垢材には、一本の木から切り出された「1枚板」や、複数の木材を組み合わせて強度を高めた「集成材」があり、それぞれに異なる個性と魅力があります。
いずれの場合も、自然素材ならではの優しさや安心感を備えつつ、空間に上質な存在感を与えてくれるのが人気の理由です。

ダイニングテーブルに使われる無垢材の種類

ダイニングテーブルに使われる無垢材には、大きく分けて「1枚板」と「集成材」の2種類があります。
それぞれに見た目の印象や特徴が異なるため、ライフスタイルや好みに合わせて選ぶことが大切です。

1枚板と集成材の違いについて、以下で順に確認していきましょう。

無垢材のダイニングテーブルの後悔しない選び方 1枚板か集成材かを紹介

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_288/

無垢材の1枚板

1枚板とは、一本の大きな木から切り出された無垢材をそのまま使用した天板です。
接ぎ合わせがないため、木目の流れが自然で美しく、重厚感や存在感を楽しめます。

木そのものの個性が色濃く表れるため、まさに「一点物」としての価値を持ちます。
年月とともに色味や艶が変化し、使い手とともに時を重ねていくような感覚も1枚板ならではの魅力です。

一方で、サイズや形状が限られやすく、木材の反りや割れといった性質にも注意しなければなりません。
また、集成材に比べて価格も高いことが多いので、購入時には注意が必要です。

無垢集成材

集成材は、複数の無垢材を接着して板状にした素材で、構造的に安定しており、反りや割れが生じにくいのが特徴です。
1枚板と比べてコストを抑えやすく、製品サイズや形状の自由度も高いため、住空間に合わせたダイニングテーブルを選びやすいというメリットがあります。

また、近年では加工技術が発達したこともあり、見た目や質感でも1枚板に引けを取らない美しい仕上がりの製品が増えています。
そのため、天然木の素材の良さと扱いやすさを両立したい方には、ぴったりの選択肢だといえるでしょう。

無垢材1枚板のメリット

1枚板のダイニングテーブルのメリットは、主に以下の4点です。

  1. 一本の木から切り出された素材のため、木目の美しさが途切れない
    継ぎ目のない滑らかな木目は、木が育ってきた年輪や表情をそのまま感じられ、自然の造形美を堪能できます。
  2. 世界に一つしかない「唯一無二」の存在感と重厚感
    同じ木は二つと存在しないため、1枚板のダイニングテーブルはそれ自体がアートのような存在で、空間の主役になります。
  3. 年月とともに色味や質感が変化し、味わいが深まる
    紫外線や手触り、使い方によって変化していく様は、経年劣化ではなく「経年美化」であり、自分だけの家具に育っていきます。
  4. 適切にメンテナンスすれば数十年単位で使用できる耐久性
    定期的なメンテナンスを行えば、美しさと実用性を長く保ち続けることが可能です。

このように、1枚板のダイニングテーブルは見た目の美しさはもちろん、時間とともに価値を増していく「育てる家具」として選ばれています。

無垢材のダイニングテーブルの後悔しない選び方 1枚板か集成材かを紹介

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_415/

無垢材1枚板のデメリット

一方で、1枚板のダイニングテーブルには注意すべきデメリットもいくつか存在します。

選ぶ際は、次のような特徴も理解しておくことが大切です。

  1. 集成材に比べて高価なことが多い
    1本の大木から天板サイズを確保する必要があるため、材料費も加工費も高くなる傾向があります。
  2. 天然木ゆえに反り・割れが生じやすい
    無垢材は温度や湿度の影響を受けやすく、1枚板では特に反りやひび割れが起きやすい側面があります。そのため、設置場所や季節の変化に注意が必要です。
  3. サイズ調整や再加工がしにくい
    1枚板は厚みや形が決まっているため、あとからのサイズ変更やカットには向いていません。
  4. 仕上がりは一点物のため、デザイン選びが難しいケースも
    唯一無二の個性がある反面、木目や色味にばらつきがあるため、理想通りの外観を見つけるには時間がかかることもあります。

これらのデメリットは、1枚板ならではの「自然な個性」として受け入れられるかどうかで、満足度が大きく変わってきます。

無垢集成材のメリット

集成材は、無垢材の中でも扱いやすく、安定した品質を求める方におすすめの素材です。

主に以下のようなメリットがあります。

  1. 高い耐久性と安定性を兼ね備えた素材
    集成材は、複数の木材を接着・圧着して成形されるため、反りや割れなどの木材特有の変形が起きにくく、季節や湿度の変化にも強いのが特徴です。
  2. 天然木の風合いと高い美観性
    集成材は天然木の質感や美しい木目をそのまま活かしており、1枚板に近い自然な風合いを楽しめます。
    無垢ならではのぬくもりを感じられ、インテリアにもやさしく調和します。
  3. コストパフォーマンスに優れる
    素材効率が良く、一枚板に比べて価格を抑えられるため、無垢材の風合いをリーズナブルに取り入れたい方にも適しています。
    品質と価格のバランスが良く、家庭用のダイニングテーブルとして導入しやすい点も魅力です。
  4. メンテナンスがしやすい
    表面に傷や擦れができたとしても、軽いサンディングや再塗装で修復可能です。
    日々のメンテナンスもシンプルで、長期間美しさを維持できます。
  5. 木目のリズムが均一で、インテリアとの親和性も高い
    複数の木片を重ね合わせた均整の取れた木目は、モダンや北欧風、和モダンなど、幅広いテイストのインテリアに自然に溶け込みます。
    空間の雰囲気を損なわず、長く愛用できる汎用性の高さも魅力です。

このように、集成材は「無垢材の魅力を取り入れつつ、実用性や価格面での安心感も欲しい」という方にとって、非常にバランスの取れた選択肢といえるでしょう。

無垢材のダイニングテーブルの後悔しない選び方 1枚板か集成材かを紹介

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_545/

無垢集成材のデメリット

一方で、無垢集成材には以下のようなデメリットも存在します。
ただし、いずれも使い方や選び方次第で十分にカバーできるものです。

  1. 自然木らしいランダムな木目や節の個性が薄れやすい
    集成材特有の均一な木目は美しい反面、「一点物」のような個性や荒々しさを求める方にはやや物足りなく感じられる場合もあります。
  2. 高級感という点では、一枚板にやや劣る印象を持たれることもある
    同じ無垢材でも、1枚板のような圧倒的な存在感は出しにくいため、インテリアの主役として据えるにはやや控えめな印象になることがあります。

とはいえ、集成材の魅力はあくまで「自然な美しさ」と「日常へのなじみやすさ」のバランスです。
日常使いするダイニングテーブルで無垢材らしさを楽しみたい方にとっては、最も実用的な選択だといえるでしょう。

無垢材のダイニングテーブルで後悔するケースとは?

無垢材のダイニングテーブルは魅力が豊富で、長く使えるアイテムとして人気ですが、正しい知識や使い方を知らないと後悔してしまうケースもあります。
ここでは、実際に起こりがちな失敗例とその対処法をご紹介します。

無垢材のダイニングテーブルの後悔しない選び方 1枚板か集成材かを紹介

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_633/

水染みや輪染みが付いてしまった

無垢材のダイニングテーブルで最も多い後悔として、「水染み」が挙げられます。
コップの底に付いた水や食器からのこぼれた液体が、木の表面に染み込み跡になってしまうことがあります。

特に塗膜のないオイル仕上げの場合は、木材が水分を吸収しやすいため注意が求められます。
対策としては、コースターやランチョンマットを活用し、水分が直接木に触れないようにすることが大切です。

また、液体をこぼした際は、すぐに柔らかい布で拭き取る習慣をつけましょう。

天板に傷が付いてしまった

日常的な動作の中で、ボールペンやカトラリーなどで無垢材ダイニングテーブルの天板に細かい傷が付いてしまうこともあります。
特に柔らかい木材を使用しているダイニングテーブルでは、圧力が加わると意外と簡単に傷がつくこともあります。

ただし、無垢材の良さは「傷が味になる」という点にもあります。
表面に現れる傷やへこみは、家族の歴史として積み重なっていくものなので、あえて補修せずに使い続ける方も少なくありません。

もちろん、気になる場合はサンディングやオイルメンテナンスで表面を整えることで、美観をある程度取り戻すことも可能です。

木材が変色・ひび割れしてしまった

無垢材は天然素材であるがゆえに、日差しや湿度の影響を受けやすく、長時間直射日光に当たると変色することがあります。
また、エアコンの風が直接当たる場所や乾燥した室内では、木が収縮してひび割れを起こすことも考えられます。

このような後悔を防ぐには、「無垢材は生きた素材である」という前提を理解しておくことが大切です。
設置場所を工夫し、直射日光や冷暖房の風が直接当たらないようにしましょう。

また、定期的なオイル塗布などで表面を保護しておくと、木材の乾燥を防ぎ、ひび割れを起きにくくできます。
なお、マルゲリータのホームページでは、テーブル・デスクのお手入れ方法をご案内しております。

>> 日常のお手入れ方法

おすすめの無垢材ダイニングテーブル4選

最後に、使い勝手がよくデザイン性に優れた、マルゲリータのおすすめ無垢材ダイニングテーブルを4つ厳選してご紹介します。
これから無垢材ダイニングテーブルを購入しようか検討している方は、ぜひ参考にしてください。

おすすめの無垢材ダイニングテーブル①『Tavola ダイニングテーブル 幅2400×奥行900mm(8シート)』

大家族や友人とのパーティーなど、大人数での食事にぴったりな8人掛けサイズの無垢材ダイニングテーブルです。

無垢材のダイニングテーブルの後悔しない選び方 1枚板か集成材かを紹介

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/tavola/dt-sl_index.html

幅2400mmという広々とした天板は、複数の料理を並べても余裕があり、快適な食卓を実現します。
天板にはラバーウッド無垢集成材を使用しており、自然な木目と優しい質感が魅力です。

脚部は木製とスチール製が選べ、座った際に足元が自由に動かせるように設計されています。

おすすめの無垢材ダイニングテーブル②『Tavola ダイニングテーブル 幅1800×奥行900mm(6シート)』

6人掛けに最適な幅1800mmの無垢材ダイニングテーブルは、家族や友人との食事をゆったり楽しめるサイズ感が魅力です。

無垢材のダイニングテーブルの後悔しない選び方 1枚板か集成材かを紹介

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/tavola/dt-ro_index.html

奥行900mmの広々とした天板には、ラバーウッド無垢集成材を採用し、自然塗料によるホワイトとブラウン、ウレタンクリア塗装によるナチュラル色を選べます。
天然木ならではの美しい木目とやさしい手触りが、空間に自然な温もりをもたらします。

おすすめの無垢材ダイニングテーブル③『Tavola ダイニングテーブル 幅1500×奥行900mm(4シート)』

幅1500mmは限られたスペースにも収まりやすく、コンパクトながらしっかりと食事スペースを確保できる4人掛けテーブルです。
強度と耐久性に優れつつ、天然木の風合いをそのまま活かした仕上がりで、どんな空間にも自然と馴染みます。

無垢材のダイニングテーブルの後悔しない選び方 1枚板か集成材かを紹介

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/tavola/dt-l_index.html

Tavolaシリーズのダイニングテーブル脚部は、木製脚・スチール脚(SL)・スチール脚(RO)の3タイプが用意されていますが、幅1500mmは木製脚のみの展開です。

おすすめの無垢材ダイニングテーブル④『Tavola コンソールデスク スチール脚(RO) 幅1200×奥行450㎜(2シート)』

1人用としても、ペアで並んで使用する2人掛けとしても活用できる、ミニマルな無垢材ダイニングテーブルです。

無垢材のダイニングテーブルの後悔しない選び方 1枚板か集成材かを紹介

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/tavola/cd-ro-1200-450-wh.html

幅1200mm・奥行450mmのスリム設計は、食卓としてだけでなく、書斎やワークスペースとの兼用にもぴったりです。
天板にはラバーウッド無垢集成材を使用し、浅めの奥行ながらも十分なスペースが確保されています。

また、価格も魅力のひとつで、48,000円(税込52,800円)から購入できます。
ダイニングにもデスクにも柔軟に使える、省スペース派におすすめの一台です。

まとめ

今回は、無垢材のダイニングテーブルの概要や、1枚板と集成材の違い、後悔しないための選び方、おすすめ商品などについて詳しくご紹介しました。
無垢材のダイニングテーブルは、見た目の美しさだけでなく、手触りや経年変化を楽しめる「育てる家具」としての魅力も兼ね備えています。

一方で、天然素材ならではの特性を理解し、正しく付き合う姿勢が後悔のない選び方には欠かせません。
今回ご紹介した情報を参考に、ご自身のライフスタイルや空間に合った無垢材ダイニングテーブルを設置しましょう。

マルゲリータの公式サイトでは、今回ご紹介した無垢材ダイニングテーブル以外にも、色々なおしゃれインテリアを多数ラインナップしています。お客様の使用実例もたくさん掲載されているので、おしゃれで実用的な家具の購入を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。