サウナ愛好家の方にとって、水風呂に入った後の外気浴は重要な時間です。そのため、自宅にサウナをお持ちの場合、快適にととのえるよう、新しく「ととのい椅子」を設置しようか迷っている方も多いでしょう。
そこで今回の記事では、新しく自宅用にととのい椅子を選ぶ方に向けて、ととのい椅子の設置メリットや選び方のポイントなどを、詳しく解説していきます。
また、記事の後半ではおすすめのととのい椅子も厳選してご紹介するので、ととのい椅子の購入を検討している方は、ぜひ参考になさってください。
Contents
ととのい椅子とは
「ととのい椅子」とは、サウナの外気浴で使用する椅子のことです。
サウナでは、一定時間サウナに入って熱くなった身体を冷ますため、水風呂に入ります。その際、急激な温度変化で身体に負担がかかるので、それを休めるために一定の時間、屋外でゆっくり休むのが良いとされています。その際に使われるのが、ととのい椅子です。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_808/
そもそも「ととのう」とは何か
そもそも「ととのう」とは、サウナのルーティンをこなした結果訪れる、独特のリラックス状態のことです。
サウナに入ると、人は交感神経が優位になり、血中のアドレナリンとノルアドレナリンが増えた状態になります。その後、水風呂に入ることで副交感神経が優位になり、外気浴をすることでリラックス状態になります。このルーティンを3回ほど繰り返す結果、一種のトランス状態や瞑想状態に近い快感が得られ、それを「ととのう」と呼んでいます。
サウナでしっかりととのえるかは、身体に合ったととのい椅子を使っているかどうかに大きく左右されます。そのため、自宅などにサウナを設置する際は、上質なととのい椅子もセットで用意すると、より上質なサウナ時間を過ごせるようになるでしょう。
自宅にも置けるととのい椅子の種類
ひとくくりに「ととのい椅子」といっても、実は色々な種類があります。大きく分けると、以下の5種類です。
- アディロンダックチェア
- ガーデンチェア
- デッキチェア
- サンランジャー
- ベンチ
それぞれの違いについて、詳しく確認していきましょう。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_808/
アディロンダックチェア
アディロンダックチェアは、幅広の肘掛けと背の高い背もたれが付いた、ととのい椅子として非常に人気のある形です。アディロンダックという名前は、同名の山の名前がもとになっています。
アディロンダックチェアは、座面の前部が後部よりも高くなっているため、ゆったり座った状態でリラックスでき、気持ち良くととのうことができるでしょう。
ガーデンチェア
ガーデンチェアとは、名前の通り庭(ガーデン)で使う想定で作られた、シンプルな作りの椅子です。
ガーデンチェアの多くは、屋外で雨ざらしの状態で使うため、耐水性の高い素材で作られています。そのため、水風呂直後で濡れた身体で座っても劣化せず、気兼ねなくととのうことができるでしょう。
デッキチェア
デッキチェアは、脚を伸ばしてゆったり座れる肘掛け椅子のことです。
名前の由来は船の甲板(デッキ)にあり、風雨や海の水にさらされても問題ないよう、高い耐久性を備えています。
ひとくくりにデッキチェアといっても、軽量のメッシュ素材でできたものから、重厚感のある木製のものまで色々あるので、好みに合わせて選ぶと良いでしょう。
サンランジャー
サンランジャーは、もともと日光浴のために使われる寝椅子で、ととのい椅子としても人気のあるデザインです。イメージとしては、プールサイドやビーチに設置されているものを想像すると良いでしょう。
サンランジャーは背もたれ部分を調整できるものが多く、完全に横になったり、上半身だけを起こしたりと、好みのととのい姿勢を作れます。
ベンチ
ベンチは、複数人で腰掛けられる長椅子で、ととのい椅子として使う場合は、木製で作られていることが多いです。
ベンチは家族や友人と一緒に使ったり、横に寝そべって使ったりできる点が便利ですが、背もたれがないものが多いので注意しましょう。
サウナでととのう際は、椅子に身体を完全に預けてリラックスする必要があるので、背もたれのないベンチだと、上手くととのえない可能性があります。
ととのい椅子を自宅サウナや外気浴で使うメリット
ととのい椅子を自宅サウナに置き、外気浴で使うことには、多くのメリットがあります。
ここでは、特に代表的な3種類のメリットについて、詳細を確認していきましょう。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/exa/exa-sdr.html
メリット① リラックスして、ととのいやすくなる
ととのい椅子がある1つ目のメリットは、サウナ後にリラックスして、ととのいやすくなる点です。
サウナ、水風呂、外気浴というルーティンをこなしたからといって、必ずととのえるとは限りません。ととのうためには、身体をしっかりリラックスさせる必要があるので、そこでの姿勢が非常に重要な要素になります。
そのため、身体を預けてリラックスした姿勢になれるととのい椅子があると、ととのえる可能性が増し、自宅でのサウナタイムをより充実したものにできるのです。
メリット② 体表の水分を素早く乾かせる
ととのい椅子がある2つ目のメリットは、外気浴中に体表の水分を素早く乾かせる点です。
水風呂から上がった後は、身体中が濡れている状態になっていて、水分が体表に残ったままだと気になってしまい、リラックスできない可能性が生まれます。
その点、ととのい椅子に座って適度に風のある外気に晒されていると、体表の水分が自然に乾き、よりととのいやすい状態を作れるようになります。
メリット③ おしゃれなインテリアになる
ととのい椅子が自宅にあると、おしゃれなインテリアになるというメリットも得られます。
ととのい椅子は、座ってリラックスしやすい点はもちろんですが、デザイン性にも優れたものが多いです。そのため、自宅サウナの外気浴で使うテラスなどに置いておけば、それだけで空間全体をおしゃれに彩ってくれるでしょう。
特に、木製などこだわり素材のととのい椅子を設置すれば、まるで別荘のように特別な空間を演出できます。
ととのい椅子を選ぶときに注意すべきポイント
自宅に置くととのい椅子を選ぶ際は、いくつか注意すべきポイントがあります。
ここでは、代表的な4種類のポイントについて、詳細を確認していきましょう。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_808/
ポイント① リラックスした姿勢になれるか
ととのい椅子を選ぶ際は、座ったときにリラックスした姿勢になれるか必ず確認しましょう。
どのような姿勢でリラックスできるかは、身長や体重、好みなどによって個人差があります。それでも敢えて共通項を揚げるとすれば、座ったときに体のどこにも力が入らず、全身を脱力状態にできるととのい椅子だと、快適にととのえる可能性が高まります。
そのため、ととのい椅子を購入する際は、しっかり背もたれや肘掛けがあり、座った際にしっくり来るものを選ぶようにしましょう。
ポイント② 水に強い素材が使われているか
ととのい椅子を選ぶ際は、水に強い素材が使われているか必ずチェックしましょう。
ととのい椅子は水風呂から上がった直後に腰掛けるので、水に強い素材でないと、すぐに劣化してしまいます。また、屋根のないところで雨ざらしにしておくのであれば、なおのこと水に強いことが重要な要素になります。
水に強い素材としては、プラスチックや天然木などが挙げられます。ただ、屋内用に作られた木製の椅子だと、過度の水分で腐ってしまう可能性があるので、腐らないように加工が施されたものを選ぶと良いでしょう。
ポイント③ 肌触りが良いか
ととのい椅子を選ぶポイントとして、肌触りが良いかどうかも非常に重要です。
ととのい椅子に座るとき、たいていは全裸、もしくは限りなくそれに近い軽装になります。そのとき、ととのい椅子の質感が肌へダイレクトに伝わるため、肌触りが悪いものだとストレスが生まれ、上手くととのえなくなってしまいます。
肌触りの良し悪しには個人差もありますが、たとえば天然木などは表面の水分を吸い取ってくれるので、快適な肌触りになりやすくておすすめです。
ポイント④ 耐久性が高いか
ととのい椅子を選ぶ際は、耐久性の高さも重視しましょう。
耐久性には、先述した水への強さに加え、長年使えるかどうか、重みにしっかり耐えられるかどうかも含まれます。
耐久性が不十分なととのい椅子だと、使っているうちに各部にきしみが生まれ、不安定さが原因でととのえなくなる可能性があります。また、せっかく設置したのに短期間で壊れてしまい、新たなととのい椅子を探さなければならなくなることも考えられます。
そのため、ととのい椅子を購入する際は、製法や素材をしっかり確認し、長く安定して使えるかをチェックすることをおすすめします。
【2024年最新】ととのい椅子のおすすめ8選
ここからは、自宅にぜひ設置したい、おすすめのととのい椅子6種類を厳選してご紹介します。
どの製品も間違いのないものなので、これから自宅サウナ用にととのい椅子を買おうか検討している方は、ぜひ参考になさってください。
ととのい椅子のおすすめ①『マルゲリータ EXA デッキチェア』
マルゲリータの「EXA デッキチェア」は、腐らない木材アコヤで作られた、おしゃれなデザインのととのい椅子です。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/exa/exa-sdr.html
アコヤは、自然の木材を酢酸と化学反応させる「アセチル化」が施されています。そのため、サウナ後に濡れた身体で座っても、雨ざらしの環境に置いても、水分を原因に劣化することがありません。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/exa/exa-sdr.html
こちらのととのい椅子は、背もたれの角度や肘掛けの高さも入念に計算されているため、外気浴で使用すれば、気持ち良く身体をととのえられるでしょう。
ととのい椅子のおすすめ②『マルゲリータ EXA クレイトチェア』
マルゲリータの「EXA クレイトチェア」は、全体的にコンパクトに作られた、おしゃれなととのい椅子です。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/exa/exa-sdc.html
素材には先ほどのデッキチェアと同じ、腐らない木材アコヤが使用されています。
アコヤは水に強いのはもちろんのこと、シロアリなどの害虫に浸食されるリスクも少ないので、長く綺麗に使い続けられます。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/exa/exa-sdc.html
こちらのととのい椅子は、座面がやや長く設計されているため、腰から下をゆったり預けるような座り心地になります。
座面と背もたれは連続するリブ構造になっているので、濡れた身体で座っても水はけが良く、リラックスした時間を過ごせるでしょう。
ととのい椅子のおすすめ③『Coleman(コールマン)インフィニティチェア』
Coleman のインフィニティチェアは、リラックスできる姿勢を追及したととのい椅子です。
座ったままの姿勢でリクライニングでき、好みの姿勢で外気浴を楽しめます。
出典:Coleman 公式サイト https://ec.coleman.co.jp/item/2000033139.html
フレームにはスチール、シートにはポリエステルを使用しているので、軽量で持ち運びしやすい点も嬉しいポイントです。
ととのい椅子のおすすめ④『Lafuma MOBILIER(ラフマモビリエ)リクライニングチェア』
Lafuma MOBILIERのリクライニングチェアは、頭から足まで全身を預けてリラックスできるととのい椅子です。まるで無重力のような座り心地が楽しめます。
出典:LOWYA 公式サイト https://static.low-ya.com/uploads/images/goods/26982/slideimages/2c8c2ba178ed6c2350d6.jpeg?d=1234
屋内外問わずに使えるおしゃれなデザイン性が特徴的で、ととのい椅子としてはもちろん、ガーデンファニチャーとしても重宝するでしょう。
ととのい椅子のおすすめ⑤『ADAMS(アダムス)アディロンダックチェア』
ADAMSのアディロンダックチェアは、ポップなカラーリングがおしゃれなととのい椅子です。
出典:TOSHO 公式サイト http://shop.tosho-corp.jp/products/detail/4893
素材に軽量なポリプロピレン樹脂が使われているので、手軽に移動できます。また、汚れが付いても水で丸洗いできるので、お手入れも簡単です。
人間工学に基づく設計で、リラックスした時間を過ごせるでしょう。
ととのい椅子のおすすめ⑥『Amazon Basics(アマゾンベーシック)ゼログラビティーチェア』
Amazon Basicsのゼログラビティーチェアは、無重力のような座り心地を楽しめる、アームレスト付きのととのい椅子です。
出典:Amazon 公式サイト https://www.amazon.co.jp/dp/B071173FS8
折りたたみ式なので、使わないときにはコンパクトに収納できます。また、軽量スチールを使用しているため、持ち運びも可能です。
座面にはメッシュ生地を使用しているため、通気性が良く、快適な外気浴を楽しめるでしょう。
まとめ
今回は、自宅に置くととのい椅子をテーマに、設置するメリットや選び方のポイント、おすすめ商品などについて、詳しく確認してきました。
ととのい椅子は、サウナと水風呂の後の外気浴において、気持ち良くととのえるかを大きく左右するアイテムです。
今回ご紹介したことを参考に、リラックスした姿勢で座れて、快適な時間を過ごせるととのい椅子を選び、自宅サウナを充実したものにしていきましょう。
マルゲリータの公式サイトでは、今回ご紹介したととのい椅子以外にも、色々な種類のおしゃれ家具を多数ラインナップしています。お客様の使用実例もたくさん掲載されているので、ととのい椅子だけでなく、屋内で使う収納家具などの購入を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。