「収納はしたいけれど、生活感は出したくない」「便利さもデザイン性も両立したい」、このように収納棚選びに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
収納棚は、暮らしの中で自然と視界に入るものだからこそ、機能性だけでなく、インテリアに調和する“おしゃれさ”が求められます。
最近では、さまざまなスタイルの収納棚がありますが、選択肢が多い分、「どんな棚が自分の空間に合うのか分からない」と迷ってしまう方も少なくありません。
そこでこの記事では、収納棚のタイプごとの特徴や選び方のポイントを解説しながら、暮らしにすっとなじむ、見た目にも美しい収納アイテムをご紹介していきます。
収納力とデザイン性のどちらも大切にしたい方は、ぜひ参考にしてください。
Contents
収納棚とは
収納棚とは、物を整理・保管するために用いる棚のことを指します。
主に木製やスチール製などの素材で作られ、棚板の数や高さ、扉の有無など、構造やデザインは多岐にわたります。
キッチンやリビング、子ども部屋など用途によって使い分けられ、収納力だけでなく、空間の印象を左右するおしゃれなインテリアとしても重要な存在です。
さまざまなタイプの収納棚
収納棚にはさまざまな種類があり、設置場所や収納したい物の種類によって適したタイプが異なります。
ここでは、代表的な8タイプの収納棚の特徴について、詳しく確認していきましょう。
扉付き収納棚
扉付きの収納棚は、内部に収納した物を見せずにスッキリ隠せるのが特徴です。
日用品や書類、おもちゃなど、生活感が出やすいアイテムを収納するのに適しており、リビングやダイニングに置いても空間の印象を損ねません。

出典:IKEA公式サイト
たとえば、IKEAの「BESTÅ(ベストー)」は、木目調の扉で、空間に落ち着きを与えるデザインの収納棚です。
豊富なサイズ展開とカスタマイズ性が特色で、扉のある収納は来客時にも安心感を与えます。
オープンラックタイプの収納棚
オープンラックは、前面に扉がなく中身が見える収納棚です。
お気に入りの雑貨や本、観葉植物などを飾りながら収納できるため、「見せる収納」として人気があります。

出典:ニトリ公式サイト
たとえば、ニトリの「引き出し付きオープンラック」は、シンプルで使いやすく、縦にも横にも設置できるオープンタイプの収納棚です。
カゴやボックスを組み合わせれば、自由度の高いレイアウトが楽しめ、お部屋のアクセントとしても活躍するでしょう。
北欧風デザインの収納棚
北欧風の収納棚は、白やナチュラルカラーを基調としたデザインが特徴です。
直線的でシンプルなフォルムに木の温もりが加わり、リビングや寝室などに調和しやすいアイテムが多いです。

出典:ベルメゾン公式サイト
たとえば、ベルメゾンの「北欧調リビングキャビネット」は、温かみのある北欧テイストの収納棚です。
柔らかな印象で幅広い空間に自然と溶け込んでいます。
木製収納棚
木製の収納棚は、素材の質感や温もりを活かしたインテリア性の高さが魅力です。
ナチュラルな風合いで空間にやさしく馴染み、和室・洋室問わず幅広いテイストに合わせやすく、空間をおしゃれに彩ります。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/sc/
たとえば、マルゲリータの「Storage Cart キャスター付き LPレコード収納カート」は、コンパクトかつ大容量の、おしゃれな移動式の木製収納棚です。
大きめの雑誌が入るサイズで、書籍や資料だけでなく、こどものおもちゃ、ランドセルの収納なども可能です。家庭やオフィスで、使いたい場所へそのまま移動でき、おしゃれさと機能性が両立されています。
スリム収納棚
スリム収納棚は、幅や奥行きを抑えて設計されているため、廊下や玄関、書斎などスペースが限られた場所でも活躍します。
圧迫感が少なく、収納力も確保できるため、実用性と省スペース性を兼ね備えた優れたアイテムです。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_386/
たとえば、マルゲリータの「Shelf スリム本棚」は、床から天井や梁下まで目一杯に有効活用できる、スリムでおしゃれな収納棚です。
狭い場所に設置しても場所を取らないので、他の家具と組み合わせるほか、デッドスペースを活かす隙間家具としても重宝します。
ロータイプ収納棚
ロータイプの収納棚は、高さを抑えることで空間に広がりをもたせ、視界を遮らずにすっきりとした印象を与えます。
窓下やテレビボード周辺など、高さ制限のある場所にも置きやすく、空間を広々とおしゃれに演出します。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/slf-ar-low_index.html
たとえば、マルゲリータの「Shelf ロータイプ本棚」は、腰丈程度の高さが使い勝手の良い、コンパクトでおしゃれな収納棚です。
背板のないオープンタイプなので、壁付けで設置するほか、両面から使える間仕切り兼収納としても重宝します。
テレビ台を兼ねる収納棚
テレビ周りは雑誌やリモコン、小物類などが散らかりやすい場所でもあるため、収納とディスプレイを兼ねた設計が理想的です。
その際、テレビ台を兼ねる収納棚を活用すれば、空間全体をすっきりとおしゃれに整えられます。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/slf-ar-room_index.html
たとえば、マルゲリータの「Shelf 開口部のある本棚」は、大容量本棚に大型テレビを置ける開口部を設けた収納棚です。
リビングなどに設置すれば、テレビボードと収納スペースを同じスペースに収められ、空間を広々と活用できるでしょう。
おもちゃ収納に適した収納棚
おもちゃをしまう収納棚に求められるのは、子ども視点での「出し入れしやすさ」と「見つけやすさ」です。
定位置を決めてあげることで、子ども自身でも楽しく片付けができるようになります。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_280/
たとえば、マルゲリータの「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」は、子どものおもちゃを収納するのにぴったりの大容量収納棚です。
最下部にキャスター付きの収納ボックスを設置すれば、小さな子どもでも自分で片付けられ、リビングや子ども部屋を常にきれいな状態にキープできます。
似ているタイプの収納棚それぞれの特徴
収納棚には、さまざまな呼び名や形状があり、似たような用途のアイテムも数多く存在します。
ここでは、「キャビネット」「キッチンラック」「サイドボード」「ディスプレイラック」といった収納家具の違いや特徴について、順に確認していきましょう。
キャビネットとは
キャビネットとは、扉付き・引き出し付きの収納棚の総称で、リビングや書斎、玄関など幅広い場所で使われています。

出典:無印良品公式サイト
中に書類や生活用品を収納しても外からは見えないため、見た目をすっきり整えるのに適しています。
おしゃれなデザインのキャビネットを設置すれば、収納とインテリアの両方を兼ねる役割を果たします。
キッチンラックとは
キッチンラックは、調味料や調理器具、電子レンジなどのキッチン周りのアイテムを効率よく収納するための収納棚です。
棚板の高さが調整できたり、引き出しやフックがついていたりと、機能面が重視されます。

出典:IKEA公式サイト
スリムな設計やキャスター付きのものが多く、限られたキッチンスペースでも活用しやすい設計になっています。
サイドボードとは
サイドボードは、腰程度の高さの収納棚で、主にダイニングやリビングで活用されます。
食器やカトラリーのほか、書籍やおもちゃなど、さまざまな収納に使われ、天板の上に雑貨やフレーム、観葉植物などを飾ることも可能です。

出典:関家具公式通販サイト
ロータイプで圧迫感が少ないため、空間に余白をつくりながら収納力も確保できます。
北欧風インテリアやミッドセンチュリースタイルの空間にもよく合う人気の収納家具です。
ディスプレイラックとは
ディスプレイラックは、「収納すること」よりも「見せること」に重点を置いたラックです。
お気に入りの雑貨やアート、本、小物などを飾るように収納できるため、インテリアの一部として活躍します。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_679/
背板のないオープンタイプになっているなど、視覚的な抜け感や軽やかさを意識したデザインのものが多いです。
収納棚としての機能性だけでなく、空間にアクセントを加えたい方におすすめの収納家具だといえます。
見せる収納とは?
「見せる収納」とは、棚やラックに収納した物を敢えて「見せる」ことを前提とした収納スタイルです。
雑貨や本、観葉植物など、デザイン性のあるアイテムを飾るように収納することで、インテリアの一部として楽しめるのが魅力です。
見せる収納のメリットは、収納スペースがそのまま空間のアクセントになる点や、よく使う物をすぐ手に取れる利便性にあります。
一方で、物が多すぎるとごちゃついて見える可能性があり、整理整頓や色味のバランスに気を配る必要があります。
対照的に「隠す収納」は、扉や引き出しを活用して中身を見せない収納方法です。
生活感を抑えて空間をすっきり整えられる反面、どこに何をしまったか分かりづらくなる場合や、出し入れに手間がかかることもあります。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_763/
見せる収納と隠す収納は、それぞれに良さがあるため、組み合わせて使うのがおすすめです。
たとえばオープンラックを使い、よく使う物や見せたい雑貨は「見せる収納」、生活感のある日用品は「隠す収納」と分けると、実用性とおしゃれさを両立できます。
マルゲリータのおしゃれな収納棚の使用事例
ここからは、マルゲリータの収納棚を取り入れた、おしゃれな事例を厳選してご紹介します。
インテリアに溶け込む、おしゃれで機能的な収納棚を探している方は、ぜひ参考にしてください。
おしゃれな収納棚の使用事例①
こちらは、鎌倉市の戸建て住宅にお住まいのご夫妻が、リビングの壁一面に「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」と「Shelf カウンター付き本棚」を組み合わせて設置した事例です。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_948/
エアコンの位置に合わせて棚板をカットし、開口部を設けてノートPCの設置にも対応できるようにしています。
横板のレベルを揃えることで、2台の収納棚が一体化したような美しい仕上がりとなり、収納と作業スペースが融合したおしゃれな壁面が完成しました。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_948/
よく使うアイテムは手元に、書籍は遠くにと機能的に配置することで、コンパクトながら快適な作業環境が実現されています。
インテリアとしても落ち着いた雰囲気を演出する、おしゃれで機能的な収納棚の好例です。
おしゃれな収納棚の使用事例②
こちらは、都内の新築マンションにて、リビングダイニングの壁一面に「Shelf カウンター付き本棚」を設置した事例です。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_276/
柱と梁に囲まれた広い壁面を余すことなく活用し、右側には縦7コマ×横7コマ、左側には縦7コマ×横5コマの本棚を設置しました。
梁下の空間にぴったり収まるように高さが調整され、空間に自然と溶け込むおしゃれな収納スペースが実現しています。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_276/
本棚の3段目は棚板がやや厚く、前面に張り出すことでカウンターを形成しています。
カウンターはワークスペースや勉強スペースとしても活用されており、ライフスタイルの変化に柔軟に対応できる実用的な空間に仕上がっています。
おしゃれな収納棚の使用事例③
こちらは、横浜市のマンションにお住まいのご家庭で、三人兄弟が共に使う子ども部屋に、「Shelf アンダーカウンター本棚」を設置した事例です。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_333/
勉強や遊びをひとつの空間で行えるよう、アンダーカウンター本棚を2台並べて3分割しました。
それぞれのスペースに区切りをつけつつ、兄弟仲良く使えるレイアウトに仕上がっています。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_333/
圧迫感のない低めの収納棚は、空間を広く使えるだけでなく、お子さんたちの片付け習慣や共同生活の感覚も自然に育めます。
ダイニングとつながる位置に配置されたことで、ご家族がいつでも様子を見守れる安心感も得られます。
おしゃれな収納棚の使用事例④
こちらは、神奈川県のマンションにお住まいの方が、リビングの壁一面に「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」を2台設置した事例です。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_955/
リビング内の小窓を挟むように配置された本棚は、コマサイズをカスタマイズし、空間にぴったり収まるよう設計されています。
壁面収納としておしゃれに機能しつつ、リビング全体に統一感と落ち着きをもたらしています。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_955/
中央には座卓を置き、日本の床に座る暮らしを楽しむスタイルに仕上げました。
圧迫感のない収納棚は、床座の開放的な暮らしに美しく寄り添い、おしゃれで心地よいリビング空間を演出しています。
おしゃれな収納棚の使用事例⑤
こちらは、千葉県のマンションにお住まいの方が、個室の壁面に「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」を設置し、テレビボードとして活用している事例です。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_927/
55V型の大型テレビを組み込むため、4コマ分の開口部を確保し、上部には補強桁を設けて構造を安定化しました。
収納棚とテレビを一体化させることで、リビングダイニング全体が統一感のあるおしゃれな空間に仕上がっています。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_927/
前面には毛足の長いカーペットとデザイナーズテーブルを配置し、テレビを視聴しない時も床に座ってくつろげるラウンジのような居心地を実現しています。
可動式の間仕切りを使えば、空間を柔軟に使い分けられ、実用性と快適性を高いレベルで両立した洗練空間となっています。
まとめ
今回は、収納棚の種類や選び方のポイントに加え、おしゃれで実用的な収納棚の事例をご紹介しました。
一口に収納棚といっても、扉付き・北欧風・木製・スリムタイプなど多彩なバリエーションがあり、空間やライフスタイルに合った選び方が大切です。
収納棚は単なる収納場所ではなく、おしゃれなインテリアの一部として、空間全体の印象を左右する重要な存在です。
今回ご紹介したことを参考に、おしゃれで実用的な収納棚を設置してみてはいかがでしょうか。
マルゲリータの公式サイトでは、今回ご紹介した収納棚以外にも、色々なおしゃれインテリアを多数ラインナップしています。お客様の使用実例もたくさん掲載されているので、おしゃれで実用的な家具の購入を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。