生活空間において、収納は常に悩みの種です。
特にリビングや書斎は、日々の生活用品や書類・書籍が自然と集まりやすく、収納する場所があやふやなままの場合、いつの間にか「片付けても片付かない」空間になってしまうこともあるのではないでしょうか。
そんな課題を解決するために、視覚的にも空間的にも圧迫感を与えにくい「オープンラック」は、収納とインテリアを両立させる家具として活躍します。
なかでも「木製のオープンラック」は、見た目の温かみや耐久性、経年変化の美しさなど、長く愛用できる魅力が詰まっています。
この記事では、木製オープンラックの特徴や活用アイデア、選ぶ際の注意点、おすすめ商品まで詳しくご紹介します。
リビングや書斎の収納にお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
Contents
- オープンラックとは?
- オープンラックは木製がいい理由
- 木製オープンラックの便利な使い方
- 木製オープンラックを選ぶ際の注意点
- おしゃれで使いやすいおすすめ木製オープンラック10選
- ① 大容量の壁面収納が実現できる「マルゲリータ Shelf 壁一面の本棚 250mm 350mm」
- ② 薄型で省スペースでの設置が可能「マルゲリータ Shelf 壁一面の本棚 180mm 」
- ③ テレビ台としての利用も可能「マルゲリータ Shelf 開口部のある本棚」
- ④ 低いコンパクトサイズが使いやすい「マルゲリータ Shelf ロータイプ本棚」
- ⑤ 隙間に設置するオプション家具として「マルゲリータ Shelf スリム本棚」
- ⑥ 気軽にインテリアを楽しみたい方に「ニトリ オープンラック2段」
- ⑦ モダンなデザインが印象的「MODERN DECO デンマークデザイン シェルフ」
- ⑧ 温かみのある北欧デザイン「IKEA KALLAX シェルフユニット」
- ⑨ 幅や向きが変幻自在「NOCEフリーラック 2ウォールナット」
- ⑩ シンプルで飽きのこないデザイン「Garage 天然木アルダー無垢材 シェルフ」
- 木製オープンラックをおしゃれに設置している実例
- まとめ
オープンラックとは?
オープンラックとは、背板や扉がない棚のことで、「見せる収納」としても人気の高い家具です。
通常の収納棚とは異なり、前面も背面も開いているため、空間に圧迫感を与えることなく、物を収納したり、おしゃれにディスプレイしたりできます。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_925/
また、オープンラックは単なる収納棚としてだけでなく、間仕切りや壁面収納としても使えるのが大きな特徴です。
たとえば、リビングとダイニングの間に設置すれば、視線を遮りすぎずに空間を分けられ、同時に収納スペースも確保できます。
さらに、両面から使える構造であれば、どちらの空間からも収納物を取り出せるため、利便性にも優れています。
また、オープンラックは空間に「抜け感」を演出できるため、家具の圧迫感を避けたいワンルームや狭小住宅でも重宝されます。
オープンラックは木製がいい理由
オープンラックには金属製や樹脂製などさまざまな素材がありますが、リビングや書斎のインテリアとしておすすめしたいのは「木製タイプ」です。
ここでは、木製のオープンラックならではのメリットを3つの視点から確認していきましょう。

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インテリアに温かみを与える
木製オープンラックの1つ目のメリットは、インテリアに温かみを与えてくれることです。
木の家具が放つ独特のあたたかさは、空間に穏やかな雰囲気をもたらしてくれます。
リビングでは家族が自然と集まる空間に、書斎では集中しやすい落ち着いた雰囲気に仕上げてくれるでしょう。
特に天然木を使用したオープンラックは、木目や色合いがひとつひとつ異なり、人工素材にはない唯一無二の表情を演出してくれます。
長く使える耐久性と修理のしやすさ
木製オープンラックの2つ目のメリットは、長期間にわたって安心して使える耐久性と、修理のしやすさです。
しっかりとした構造で作られた木製家具は、たくさんの本や日用品を収納してもたわみにくく、何十年にもわたって使い続けられる丈夫さがあります。
また、表面に傷がついても、削ったり塗り直したりといったメンテナンスが可能で、自分の手で補修できるのも魅力です。
さらに、組立・分解ができるタイプであれば、引っ越しや模様替えの際にも重宝するでしょう。
天然素材だからこその経年変化が楽しめる
木製オープンラックの3つ目のメリットは、天然素材ならではの経年変化を楽しめることです。
天然木を使った家具は、使い込むほどに色味や艶が深まり、暮らしの歴史が刻まれていくような愛着を感じられます。
こうした風合いの変化は、金属や樹脂製の棚にはない魅力であり、年月を重ねるごとに味わいが増し、空間に落ち着きと深みを与えてくれるでしょう。
木製オープンラックの便利な使い方
木製オープンラックは、おしゃれで収納力に優れているだけでなく、リビングや書斎など場所ごとの課題を解決する実用性も兼ね備えています。
ここでは、暮らしのシーンに応じた、木製オープンラックの便利な使い方をご紹介します。

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リビングの大容量収納として
リビングは、リモコンや雑誌、充電器、文具、おもちゃなど、家族それぞれの日用品が集まりやすい場所です。
木製オープンラックを設置すれば、それらをまとめて収納しつつ、ディスプレイ感覚で演出できます。
たとえば、高さや奥行きのあるタイプを選べば、収納力をしっかり確保しながら、空間に立体感も生まれます。
棚板ごとにアイテムを分類したり、収納ボックスを併用したりすれば、使いたいものがすぐに見つかり、散らかりにくい環境づくりにもつながるでしょう。
書斎やワークスペースの本棚として
テレワークの浸透により、自宅に書斎やワークスペースを設ける方が増えていますが、木製オープンラックはそうした空間でも活躍します。
特に、壁一面に設置できる木製オープンラックなら、仕事に使う書類や本、ファイル類をたっぷり収納でき、まるで小さな図書館のような空間が完成します。
木のぬくもりは視覚的にもリラックス効果があり、集中力を高めたい作業スペースに最適です。
文庫本やコミック本を美しく収納する棚として
散らかりがちなコンパクトサイズの文庫本やコミック本も、木製オープンラックがあれば高い収納効率を実現でき、本の背表紙を揃えて美しく並べることができます。
見せる収納として、シリーズ作品を順番に並べたり、表紙を正面に向けてディスプレイしたりと、本好きな方にとっての「飾って楽しむ」収納にもぴったりです。
文庫本やコミック本に合わせて、奥行きの浅い薄型タイプを選べば、部屋に圧迫感を与えず大容量収納を実現できます。
子供部屋の収納棚や間仕切りとして
木製オープンラックは、おもちゃや絵本、学用品などが混在しやすく、収納が追いつかないことの多い子供部屋でも、収納棚や間仕切りとして役立ちます。
お子様が自分で手に取れる高さ・奥行きのラックを選べば、「使ったら戻す」という習慣づけにもつながります。
また、背板がなく両面使いできるタイプであれば、部屋の中央に置いて間仕切り兼収納棚としても活用でき、空間を有効に活用できるでしょう。
木製オープンラックを選ぶ際の注意点
ここでは、木製オープンラック選びで後悔しないために、押さえておきたい3つのポイントについて、詳しく確認していきましょう。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_901/
設置場所に応じて奥行・高さをチェック
木製オープンラックを選ぶ際は、設置場所の奥行や高さに合っているかどうかを必ず確認しましょう。
特に、ワンルームや廊下、子供部屋などの狭い空間では、薄型タイプや低いラックを選ぶことで、圧迫感を抑えながら収納力を確保できます。
たとえば、奥行180mm〜250mmのスリムなオープンラックなら、文庫本やCD、雑貨類を効率よく収納しつつ、通路や視界を妨げずに設置できます。
また、低めのロータイプのオープンラックであれば、窓下やベッドサイドなどの限られたスペースにも設置しやすく、インテリアの自由度も高まります。
安さだけで選ばない
価格の安さを重視して家具を選ぶ方も多いですが、木製オープンラックは安さだけで選ばず、構造と素材の質にも注目することが大切です。
安価な製品の中には、棚板が薄くてたわみやすかったり、強度が不足していたりするものもあるため、長く使う前提で選ぶ場合、しっかり確認しておきましょう。
また、分解可能な木製オープンラックであれば、引っ越しや模様替えにも対応しやすく、何十年にもわたって使い続けられる可能性があります。
長期的な視点で見れば、安価な家具を何度も買い替えるよりも、分解可能な製品を選ぶ方が、結果的にコストパフォーマンスが高くなることが多いです。
オーダー可能な製品でジャストサイズに
空間を無駄なく使いたい方や、既製品ではサイズが合わないという方には、オーダー対応の木製オープンラックがおすすめです。
壁の幅や天井の高さ、梁の位置などに合わせて設計できるため、デッドスペースを活かしながら美しく収納できます。
たとえば壁一面にぴったり収まる大型ラックや、柱を避けて設計されたカスタム棚など、オーダーならではの柔軟性は大きな魅力です。
無駄をなくしたジャストサイズ設計は、収納力を最大限に引き出しながら、見た目にもスッキリとした印象を与えてくれます。
おしゃれで使いやすいおすすめ木製オープンラック10選
ここでは、おしゃれで使いやすい木製オープンラックを10点厳選してご紹介します。
これから新しく木製オープンラックの購入を検討している方は、これらから選べば間違いないので、ぜひ参考にしてください。
① 大容量の壁面収納が実現できる「マルゲリータ Shelf 壁一面の本棚 250mm 350mm」
マルゲリータの「Shelf 壁一面の本棚」は、大容量の収納力が魅力の木製オープンラックです。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/slf_index.html
棚板には丈夫なシナ材を使用しているため、重量物を置いてもたわみにくく、長年にわたって綺麗に使い続けられます。
スタンダードな奥行き「250mmタイプ」だけでなく、奥行きワイドな「350mmタイプ」もあるので、収納物との相性によって選べます。
② 薄型で省スペースでの設置が可能「マルゲリータ Shelf 壁一面の本棚 180mm 」
マルゲリータの「Shelf 壁一面のコミック本棚 奥行180mm」「Shelf 壁一面のA5判本棚 奥行180mm」は、スリムな奥行きが魅力の木製オープンラックです。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/slf-lr_index.html
壁付けで壁面収納として使うのはもちろん、部屋の間仕切り兼収納棚としても重宝します。
Shelfシリーズはグリッド状のミニマルデザインで、簡単に分解・組み立てが可能なので、引っ越しや模様替えでも重宝します。
③ テレビ台としての利用も可能「マルゲリータ Shelf 開口部のある本棚」
マルゲリータの「Shelf 開口部のある本棚」は、大型の開口部を設けた、多用途に使える木製オープンラックです。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/slf-ar-room_index.html
開口部はテレビ台として使ったり、アート作品などをディスプレイしたりと、アイデア次第でさまざまな使い方ができます。
開口部のサイズ・位置の違いで4つのバリエーションがありますが、形状・サイズに合わせたオーダー加工も可能です。
④ 低いコンパクトサイズが使いやすい「マルゲリータ Shelf ロータイプ本棚」
マルゲリータの「Shelf ロータイプ本棚」は、腰丈程度の低いサイズ感が使いやすい木製オープンシェルフです。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/slf-ar-low_index.html
底部に別売りのキャスターを取り付ければ、移動式のオープンラックとしても活用できます。
緩やかに空間を仕切る間仕切りにしたり、広い天板をテレビ台として活用したりと、さまざまなシーンで活躍してくれます。
⑤ 隙間に設置するオプション家具として「マルゲリータ Shelf スリム本棚」
マルゲリータの「Shelf スリム本棚」は、狭い空間でも場所を取らない、タワー型の木製オープンラックです。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_386/
高さ2.4mの7コマタイプ、高さ1.8mの5コマタイプが展開され、お部屋の天井高や他のインテリアとの相性に応じて選べます。
床から天井や梁下まで目一杯に有効活用でき、専用カセットの仕切り板や引き出しを組み合わせれば、さらに機能性を高めることも可能です。
⑥ 気軽にインテリアを楽しみたい方に「ニトリ オープンラック2段」
こちらは、両サイドに延長された棚板がおしゃれな木製オープンラックです。
コンパクトなサイズ感のため、ちょっとした空間に数冊の本や観葉植物などを気軽にディスプレイできます。

出典:ニトリ 公式サイト https://www.nitori-net.jp/ec/product/5603776s/
⑦ モダンなデザインが印象的「MODERN DECO デンマークデザイン シェルフ」
こちらは、アシンメトリーなデザインがモダンな印象の木製オープンラックです。
温かみのある木目とシャープなブラックが組み合わさった、コントラストの効いたデザインで、空間全体に引き締まった印象を与えます。

出典:KAGU LABO 楽天市場店 https://item.rakuten.co.jp/kagulabo/dk31sf/
⑧ 温かみのある北欧デザイン「IKEA KALLAX シェルフユニット」
こちらは、すっきりとした北欧デザインがおしゃれな木製オープンラックです。
一部に扉や引き出しが付いているため、見せる収納と見せない収納を組み合わせ、メリハリの効いた収納を実現できます。

出典:IKEA 公式サイト https://www.ikea.com/jp/ja/p/kallax-shelving-unit-with-4-inserts-white-stained-oak-effect-s99197597/
⑨ 幅や向きが変幻自在「NOCEフリーラック 2ウォールナット」
こちらは、レイアウトに合わせて幅を自由自在に調整できる木製オープンラックです。
L字型に動かして2面で使用することも可能なため、アイデア次第で様々なシーンに対応できるでしょう。

出典:NOCE 公式サイト https://www.noce.co.jp/category/CABINETSHELF/2328000005466.html
⑩ シンプルで飽きのこないデザイン「Garage 天然木アルダー無垢材 シェルフ」
こちらは、シンプルなデザインでどんな空間にも合う木製オープンラックです。
棚板の後ろ側にこぼれ止めが付いていて、収納したものが落ちにくい構造になっています。

出典:GARAGE 公式サイト https://garage.plus.co.jp/products/detail.php?product_id=164232
木製オープンラックをおしゃれに設置している実例
最後に、木製オープンラックをおしゃれに設置している実例をご紹介します。
これからリビングや書斎などにオープンラックを設置予定の方は、ぜひ参考にしてください。
木製オープンラックをおしゃれに設置している実例①
こちらの実例では、リビングルームを囲む4面の壁すべてに「Shelf 壁一面の本棚 奥行250mm」を設置しています。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_930/
天井まで続くオープンラックには本だけではなく、写真や小物をディスプレイして、家族のお気に入りのものに彩られた生活空間を実現しています。
四方すべて本棚に囲まれていますが、木製のオープンラックを採用することにより、圧迫感を感じさせない温かみのある空間に仕上がっています。
木製オープンラックをおしゃれに設置している実例②
こちらの実例では、マンションの書斎に「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」と「Shelf ロータイプ本棚 移動式」を設置しています。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_932/
正面にロータイプのオープンラックを置くことで、障子から自然光を取り込みつつ、収納を拡大させるレイアウトが実現しています。
温かみのある木目と柔らかな光が自然に調和していて、木製オープンラックの特性を活かした落ち着きのある空間に仕上がっています。
木製オープンラックをおしゃれに設置している実例③
こちらの実例では、ご家族共有の趣味部屋に「Shelf 壁一面の本棚 奥行き250mm」を設置しています。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_923/
CDや漫画などのアイテムを一箇所に集約することにより、家族間のコミュニケーションを活性化させる憩いの場に仕上がっています。
また、木製オープンラックとアコースティックギターの馴染みがよく、視覚的にもリラックスできる空間が構成されています。
まとめ
今回は、オープンラックは木製がいい理由や具体的な活用方法、選ぶ際の注意点、そしておすすめ商品までを詳しくご紹介しました。
木製オープンラックは、収納とディスプレイを両立させる機能性に加えて、空間に温かみと統一感を与えてくれるインテリア性の高い家具です。
壁面を活かした大容量収納としてはもちろん、リビングや書斎の間仕切りや、子供部屋の整理棚としても活躍し、暮らしに合わせて柔軟に対応できます。
今回ご紹介したことを参考にして、長く使える丈夫でおしゃれな木製オープンラックを選びましょう。
マルゲリータの公式サイトでは、今回ご紹介した木製オープンラック以外にも、色々なおしゃれインテリアを多数ラインナップしています。お客様の使用実例もたくさん掲載されているので、おしゃれで実用的な家具の購入を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。