「部屋の壁面を有効活用して、すっきりと大容量の収納をつくりたい」
このように感じたことはありませんか?
「壁の収納」は、やり方やアイテムなどによって、かかる費用や収納力に大きな差が出ます。
しかし、手軽なDIYパーツから本格的な造作家具、サイズのオーダーができる既製品まで様々な種類があり、どれを選べば良いのかわからないという方もいらっしゃるでしょう。
そこでこの記事では、壁に収納をつくる代表的な方法や費用などをご紹介します。
造作家具と既製品のコストパフォーマンスの比較や最初から大容量にしておくメリット、さらには賃貸物件でも壁に穴をあけずに設置する方法などを解説するので、壁面収納をご検討中の方は、ぜひご覧ください。
壁に収納をつくる方法とは
壁面を有効活用する収納づくりには、大きく分けて「下地を活かす本格施工」「既存の壁を利用する手軽な設置」「空間を仕切る家具の配置」の3つの方法に分けられます。
壁の材質や耐荷重によって最適な方法は異なり、設置の手軽さに比例して費用や収納量も大きく変動します。
ここでは、壁に収納をつくる代表的な5つの方法について、費用相場や収納量など、それぞれの特徴を詳しく解説します。
壁掛けシェルフ
石膏ボードの壁に専用の固定ピンを用いて取り付ける「壁掛けシェルフ」は、賃貸物件でも取り入れやすい方法です。
数千円から3万円程度で導入でき、DIYなら材料費のみと経済的です。
ただし、文庫本やインテリア小物など軽量なものが中心となるため大容量の収納には不向きで、デッドスペースを「ちょっとした物置」に変える用途に適しています。
突っ張りパーツ
「ラブリコ」などの突っ張り式パーツを使用し、2×4材の柱を立てて新しい「DIY用の壁」をつくる方法です。
壁を傷つけずに床から天井まで活用でき、有孔ボードを取り付ければ機能的な見せる収納になります。
費用は数千円から3万円程度と手頃ですが、重量物を大量に収めるには向いていません。
大きめのL型の棚受けを設置する場合、プロの職人でないと耐荷重面での問題が生じるため、基本的に軽量物の整理やディスプレイがメインとなります。

埋め込みのニッチ収納
「ニッチ収納」とは、リフォーム等の段階で壁の一部を凹ませてつくるというスマートな収納方法です。
廊下や洗面所などの狭いスペースでも通路を邪魔せずに確保でき、1箇所あたり3万円から5万円程度が目安です。
床面積を削らないメリットがありますが、収納ボリュームは壁の厚み(一般的には約10cm)に依存するため大容量には向きません。
スリッパやリモコンなど、厚みのないものの整理に最適です。

出典:平松建築 公式サイト
造作で大きな収納をつくる
大工さんに依頼して壁に棚を直接固定する「造作家具」は、天井まで届く壁面全体を収納として活用できる圧倒的な容量が特徴です。
しかし、職人が工房で一から製作する一点物のため、費用は10万円から80万円前後、素材に拘る場合はそれ以上になることもあります。
また、図面作成や長期間の取付工事が必要となり、一度設置すると移動や撤去が困難というデメリットもあります。
壁一面の収納本棚の設置
コストと満足度のバランスが非常に高いのが、オーダー対応の既製品(セミオーダー型)を活用した壁一面の収納本棚の設置です。
天井までの高さを1cm単位で指定できる突っ張り板や、横幅のサイズオーダーに対応しており、費用相場は幅1メートルあたり5万円から15万円程度です。
造作家具の約3分の1から半額程度の費用で同等の大容量収納を実現できるのが最大の強みで、壁一面を埋めれば一般的な文庫本やコミックを数千冊収容できます。
例えば、マルゲリータの場合は1mm以上たわまないという耐荷重設計もしっかりしており、そういった製品を選ぶと耐久性の面で安心です。
さらに、すでに完成しているユニットを組み合わせるため、設置工事は数時間で完了。
巾木よけカットなどで壁にぴったりと密着させられ、地震時の転倒リスクも軽減できる安心の方法です。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_843/
収納家具を大容量にしておくメリットとは
収納を検討する際、現在の荷物量に合わせるのではなく、「あらかじめ大容量のスペースを確保しておく」のがおすすめです。
大容量の収納は、単に物をたくさんしまえるだけでなく、将来的なライフスタイルの変化にも柔軟に対応できます。
そのため、せっかく収納家具を購入するのであれば、壁面収納がおすすめです。ここでは、大容量の壁面収納のメリットについて解説します。
「余白」が魅せる空間をつくる
大容量の壁面収納を設置する最大のメリットは、単なる「詰め込み」ではなく「魅せる」空間を作れることです。
収納がぎりぎりのサイズだと、どうしても物で溢れて生活感が出てしまいます。
しかし、大きな収納を導入して3割程度の空きスペースをつくることで、そこにお気に入りの雑貨や観葉植物、照明などを配置する「余白」が生まれます。
空いたスペースを季節ごとのディスプレイに活用するなど、暮らしを豊かにする「心の余裕」としても機能します。
将来の「物が増えるリスク」に備える
家族構成の変化や趣味の広がりによって、生活に必要な物は驚くほど増えていきます。
小規模な収納を都度買い足していくと、家具の色や形がバラバラになり、かえって部屋に圧迫感が出てしまいがちです。
最初から壁一面にセミオーダーの本棚やシステム収納を配置しておけば、将来的に書類や日用品が増えても、すべて扉や棚の中に美しく収められます。
「収納のインフラ」を先に整えておくことで、部屋の散らかりを未然に防ぐことができます。
長期的なコストパフォーマンスと満足度
長期的なコストパフォーマンスと満足度もメリットです。
大容量の収納設置には初期費用がかかります。
しかし、後から小さな棚をいくつも購入したり、収納不足で部屋が狭く感じてストレスを抱えたりすることを考えれば、長期的なコストパフォーマンスは高いと言えます。
特にオーダー対応の既製品(セミオーダー家具)であれば、完全なオーダーメイドほどの出費を抑えつつ、壁にぴったり沿った美しい大容量空間が手に入ります。
初期投資として十分な収納量を確保することは、結果的に無駄な買い足しを防ぎ、日々の暮らしの満足度を大きく向上させる賢い選択肢です。
壁に収納をつくるなら造作よりも既製品がコスパ良し
大容量の壁面収納を検討する際、コストパフォーマンスでは「オーダー対応の既製品」が圧倒的に有利です。
造作家具と既製品では、以下のような違いがあります。
- 製作工程と費用
- 施工期間と手間
- 将来的な柔軟性
既製品は、オーダー加工したとしても造作よりも圧倒的に安くなります。
ここでは、具体的な費用の比較や構造的な違いから、既製品を選ぶメリットを解説します。
工場生産による高品質と圧倒的な低コスト
造作家具は、職人が現場で採寸し工房で一から製作する「一点物」です。
人件費や材料の加工費がダイレクトに価格に反映されるため、壁一面を覆うようなオーダー家具になると50万円を超えることも珍しくありません。
一方、オーダー対応の既製品は、規格化されたパーツを工場で大量生産しています。
「マルゲリータ」の本棚などの既製品は、部屋に合わせて高さや幅をオーダー加工したとしても、造作よりも圧倒的に安くなります。
例えば、マルゲリータの「Shelf 壁一面の本棚(奥行350mmタイプ)」の場合、壁一面を覆う最大サイズ(約2.4m×2.4m)であっても約18万円台で導入できます。
造作家具の約3分の1から半額程度の費用で、壁に隙間なくフィットする大容量収納を実現できるのが大きな魅力です。
施工の手間軽減と将来への適応力
費用の安さだけでなく、施工期間や将来的な柔軟性においても既製品が有利です。
造作家具の場合、設計の打ち合わせから図面の作成、現場での長期間にわたる取付工事が必要となり、その間の人件費もコストを押し上げる要因となります。
対してセミオーダーの既製品は、完成しているユニットを組み合わせるため、設置工事は最短1日で完了することも珍しくありません。
また、造作家具は壁や床に完全に固定されるため移動や撤去が困難です。
一方、既製品なら将来的な部屋の用途変更や住み替えの際にも、解体や移設が検討しやすいという柔軟性があります。
このような「将来的なつぶしの効きやすさ」も、長期的なコストパフォーマンスと言えます。
賃貸などで既製品を穴をあけずに設置する方法
賃貸物件などで壁に穴をあけられない場合でも、既製品の壁面収納を安全に設置する方法があります。
それは、本棚の最上部と天井の隙間に専用の板をはめ込み、突っ張る形で固定する「フィラー板」を活用した手法です。
壁にネジやビスを打たずに前面への倒れこみを防ぐため、賃貸でも安心して大容量の壁面収納を導入できます。
マルゲリータの本棚を例に挙げると、この手法を導入する手順とポイントは以下の通りです。
- 設置予定場所の天井の高さを計測する
- 発注時に「フィラー板取り付け加工」を依頼する
- 本棚を組み立て、収納物を入れた状態で天井との隙間を計測する
- 指定寸法で作成されたフィラー板を天井との隙間に挿入する
なお、あらかじめ本体の縦材に専用の金物を埋め込んで製作する必要があるため、購入済みの本棚への後付けはできません。
賃貸で壁一面の収納を導入したい場合は、必ず購入時にオーダーしましょう。
壁一面の収納の設置事例
最後に壁一面の収納の設置事例をご紹介します。
どの事例も美しく効率的な空間づくりの参考になるので、ぜひご覧ください。
窓の形を活かした壁面本棚
こちらの事例では、戸建て住宅の子供部屋に「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」が導入されています。
既製品をベースにしながらも、壁面にある窓を塞がないよう、開口部を設ける加工が施されているのが特徴です。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_766/
窓下の低い位置にはお子様の絵本や玩具を収納し、自分で取り出して片付ける習慣が自然と身につく工夫がされています。
一方、高い位置には大人用の本を収納しています。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_766/
窓の高さに合わせて緻密に計算・加工されたグリッドラインが美しく、採光を保ちながら壁面を余すことなく活用した、理にかなった収納空間を実現しています。
家族それぞれの部屋に合わせた壁面収納
こちらの事例では、ご家族4人の各部屋に「Shelf 壁一面の本棚 奥行350㎜」や「カウンター付き本棚」を導入しています。
ご夫婦の部屋では、本棚のカウンターを手芸の作業台として活用し、専用の白いボックスを使って細かな道具を見せずに美しく整理しています。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_831/
お子様の部屋でも、本棚に組み込まれたカウンターを学習机として利用。
どの部屋も最上段や最下段にボックスを配置して「隠す収納」を徹底しています。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_831/
それぞれの用途に合わせて機能を持たせつつ、家全体で統一感のある美しい収納空間を実現した実例です。
趣味と仕事が共存する大容量の壁面収納
こちらの事例では、プライベートオフィスに「Shelf スタンディングデスク付き本棚」と「Shelf ロータイプ本棚」を導入しています。
膨大なフィギュアやパッケージを収納するため、壁一面の本棚のセルを余すことなく活用。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_722/
本棚と一体化したデスクにはPCを配置し、スタンディングワークも可能な機能的な仕事場を確保しています。
窓際のロータイプ本棚は、自然光をバックライトにしたショーケースとして利用し、大好きなコレクションと仕事がシームレスに融合した印象的な空間を実現しています。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_722/
オープン収納で生まれ変わった保育園のスタッフルーム
こちらの事例では、保育園のスタッフルームに「Shelf 壁一面の本棚 奥行350㎜」と「Shelf ロータイプ本棚 移動式」が導入されています。
赤いアクセントクロスが施された壁面に設置された本棚には、幼児教育の基盤となる膨大な絵本や知育書籍が美しく収められています。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_966/
一方、窓際の腰壁にはロータイプ本棚を配置。
もともと倉庫だったスペースを改装し、眠っていた教材や玩具をオープンな本棚に整理したことで、機能的な職員室へと生まれ変わりました。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_966/
幼児教育への情熱が視覚的にも伝わる、施設の魅力を引き立てる実例です。
床座スタイルと調和するリビング収納
こちらの事例では、マンションのリビングに「Shelf 壁一面の本棚 奥行350㎜」を2台導入し、日本古来の「床に座る生活スタイル」と調和させています。
本棚のコマサイズをカスタマイズして小窓を挟むように配置し、壁面を美しく有効活用。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_955/
本棚の前には文机を置き、最下段の収納ボックスを利用しながら効率的な作業スペースを確保しています。
床座の低い視線に合わせた空間づくりにより、圧迫感を抑えて室内を広く見せつつ、座椅子などもすっきりと収納できる、機能的で心地よいリビングを構築した実例です。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_955/
まとめ
今回は、壁に収納をつくる方法から、大容量にしておくメリット、造作家具と既製品の費用の違い、賃貸でも壁に穴をあけずに設置する工夫までをご紹介しました。
壁の収納は単なる物置きではなく、将来のライフスタイルの変化に備え、空間の質を大きく高めてくれる土台です。
壁一面の大容量収納をコスパの良いオーダー対応の既製品で導入すれば、散らかりにくく美しい理想の部屋を実現できるでしょう。
暮らしのスペースと目的に合う理想の壁面収納を選んで、快適ですっきりとした住空間を実現してください。
マルゲリータの公式サイトでは、今回紹介した壁面収納本棚以外にも、様々なインテリアを多数ラインナップしています。
お客様の使用実例もたくさん掲載されているので、おしゃれで実用的なインテリアの購入を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。














