収納家具は日常的に目にするものだからこそ、見た目のおしゃれさや使い勝手に妥協したくないものです。
しかし、実際に選ぶ際には「自分の部屋に合う収納がわからない」「何を基準に選べば良いかわからない」と悩んでしまう方も多いでしょう。
そこでこの記事では、収納家具の種類やデザイン別の選び方、空間をおしゃれに見せるためのポイント、さらに実際の活用事例まで、幅広くご紹介します。
収納に悩んでいる方や、理想のインテリア空間を目指したい方は、ぜひ参考にしてください。
Contents
収納家具の種類と収納するもの
収納家具には、収納するアイテムの種類や生活スタイルに応じてさまざまなタイプがあります。
衣類や雑貨、書籍、食器など、用途に合った収納家具を選ぶことで、空間をすっきりと整えられます。
ここでは、代表的な収納家具の種類と、それぞれに収納するものについて、順に確認していきましょう。
衣類・衣装タンスなどの収納家具
衣類の収納には、引き出し型の衣装タンスや、コートなどを掛けられるハンガーバー付きの収納家具が活躍します。

出典:dinos公式サイト
衣類の種類や量に応じて組み合わせることで、季節ごとの衣替えもスムーズに行えます。
引き出しとハンガーバーなど、複数の保管法が組み合わさった収納家具であれば、衣類の性質に応じた整理整頓に役立ちます。

出典:ベルメゾン公式サイト
チェスト
チェストは、衣類やタオル、文具、小物などの細かいアイテムをすっきりまとめるのに適している収納家具です。

出典:カリモク家具公式サイト
高さや引き出しの段数、取っ手のデザインなどバリエーションが豊富で、寝室はもちろん、玄関やリビングなどでも重宝します。
ただし、大型のものだと空間に圧迫感を生む可能性があるので、設置場所との相性には注意が必要です。
キャビネット
キャビネットは、扉で中身を隠せるため、生活感を抑えながら収納力を確保できる収納家具です。

出典:HIDA公式サイト
食器や本、文房具、日用品など、アイデア次第で幅広い用途に使えます。
特にガラス扉のものや、オープンラックと組み合わされたものなどは、収納しながら中身を程よく見せられ、上質なインテリアとしての存在感も引き立ちます。
シェルフ・棚
シェルフや棚は、オープンタイプで物の出し入れがしやすく、収納とディスプレイの両方に使える便利な収納家具です。

出典:KASHIWA公式サイト
背板のないデザインを選べば圧迫感も抑えられ、抜け感のある空間を演出できます。
全部を「見せる収納」にしてディスプレイラックのように使うほか、一部に引き出しなどを設けて、「見せない収納」を同居させる際にも重宝します。
食器棚・サイドボード
食器棚やサイドボードは、食器類や調理器具、カトラリーなどを一括で収納できる頼もしい収納家具です。

出典:Pamouna公式サイト
引き出しや可動棚、ガラス扉などが備わっており、見た目の美しさと実用性を両立します。
キッチンやダイニングの雰囲気に合うデザインを選べば、空間の印象もぐっと引き締まるでしょう。
収納家具のデザインの選び方
収納家具は、収納力や使い勝手だけでなく、デザインによって空間の印象を大きく左右します。
ナチュラル、北欧風、モダン、和モダンなど、テイストごとの特徴を知っておくことで、部屋の雰囲気に調和したおしゃれな収納家具を選びやすくなります。
ここでは、それぞれの代表的なデザインスタイルについて、詳しく確認していきましょう。
ナチュラルテイスト
ナチュラルテイストの収納家具は、木の温もりや自然素材の質感を活かした、やさしく穏やかな雰囲気が魅力です。
たとえば、オークやチェリーなどの明るい色合いの天然木を使用した家具は、光を取り込みやすく、空間全体を柔らかく包み込む印象を与えてくれます。
装飾は控えめでも、木目や質感そのものがインテリアのアクセントとなり、リビングやダイニングにすっと溶け込むようなおしゃれさを演出します。
自然体でナチュラルなおしゃれ空間を目指したい方におすすめのテイストです。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_473/
北欧風
北欧風の収納家具は、ミニマルでありながらも温かみのあるデザインが特徴です。
淡いグレーやホワイト、アッシュカラーなどを基調とし、木目の美しさを引き立てるシンプルな形状が、空間にやわらかく調和します。
家具の構造自体も非常に実用的で、収納力と使い勝手を兼ね備えた設計が多く見られます。
さりげなくおしゃれな暮らしを楽しみたい方や、無駄をそぎ落とした心地よいインテリアを好む方にはぴったりです。

モダンテイスト
モダンテイストの収納家具は、シャープな直線デザインと素材の質感を活かした都会的なおしゃれさが特徴です。
たとえば、ガラス、金属、鏡面仕上げなど、光を反射する素材を取り入れることで、空間にメリハリと緊張感をもたらします。
ブラックやホワイトなどのモノトーンをベースに構成される家具は、シンプルながらもスタイリッシュで存在感があり、洗練されたおしゃれな印象を与えてくれます。
空間をおしゃれにすっきりと見せたい方、クールでモダンなインテリアにこだわりたい方におすすめのテイストです。

和モダン
和モダンは、日本の伝統的な要素と現代的なデザインを融合させた、おしゃれで落ち着いたスタイルです。
格子や引き戸などの意匠を活かした収納家具は、和の趣を感じさせつつ、直線的なラインやシンプルなフォルムで現代の空間にも違和感なくなじみます。
ウォールナットなど濃色の木材を使った家具は重厚感があり、空間に品格と深みをもたらします。
和室だけでなく、洋風の空間にもしっくりと合うため、落ち着いた大人のおしゃれなインテリアを楽しみたい方におすすめです。

出典:dinos公式サイト
輸入家具
輸入家具は、海外ならではの大胆なデザインや個性的な色使い、素材感などが魅力です。
クラシカルな彫刻や曲線を活かした装飾、存在感のあるボリューム感など、日本製にはないインパクトのあるおしゃれさが空間にアクセントを加えてくれます。
一方で、日本の住宅とはサイズ感や構造が異なることも多く、使い勝手やメンテナンス面で注意が必要です。
たとえば、奥行きや高さが過剰に大きかったり、引き出しや扉の仕様が国内の暮らしに合わない場合もあります。
見た目のおしゃれさに惹かれた場合も、日常的な使いやすさや長期的な安定性を考慮することが大切です。

収納家具を上手に活用するポイント
おしゃれな収納を実現するには、単に物をしまうだけでなく、空間全体のバランスを意識することが大切です。
特に、収納家具によって「抜け感」と「見せる収納・見せない収納」のバランスを上手にとることで、機能性と美しさの両立が叶います。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_869/
たとえば、全面を扉や引き出しで覆った収納家具だけを並べると、圧迫感が出てしまうことがあります。
そんなときは、オープンシェルフや背板のない棚で「見せる収納」を設け、視線の抜け道をつくると空間が軽やかに感じられます。
また、生活感のある日用品や雑多な小物は扉付きの収納家具にまとめて、見せたい本やお気に入りの雑貨などと区別化すると、整った中にも個性のある空間に仕上がります。
このように、収納家具の「見せる」と「隠す」を上手に組み合わせることで、快適でおしゃれな暮らしを実現させられます。
マルゲリータの収納家具の活用事例
「おしゃれに見せながら、使いやすく収納したい」——そんな理想を形にするのが、マルゲリータの収納家具です。
シンプルなデザインと高い自由度により、暮らし方や空間の使い方にぴったりフィットし、多くのお客様に長く愛用していただいています。
ここでは、リビングや書斎、寝室、子供部屋など、実際にマルゲリータの収納家具を導入されたご家庭の事例を厳選してご紹介します。
機能性と美しさを兼ね備えた収納家具の設置アイデアを、ぜひご自身の住まいづくりのヒントとしてお役立てください。
リビングの収納家具
リビングは家族が集まり、さまざまな用途に使われる空間だからこそ、収納家具には高い収納力とインテリア性の両立が求められます。
テレビまわりや趣味のコレクション、リビング学習スペースなど、多目的に対応できるレイアウトが理想です。

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たとえばこちらの事例では、「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」と「Shelf 開口部のある本棚」を組み合わせて、リビングの壁一面を収納に活用しています。
上部のエアコンを避けた開口部や、幅を調整した本棚によって、機能的で美しい壁面収納が実現しました。
コミック全集、CD、大型テレビをゾーンで分けて収納することで、整然とした印象に仕上がっています。
棚の中に段差を設ける「本棚の中の棚」も活用され、見た目にも奥行きのあるおしゃれな本棚が実現しました。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_409/
続いて、「Shelf カウンター付き本棚」を採用したこちらの事例では、寝室に壁一面収納としての用途に加えて、ワークスペースとしても活用できるレイアウトを実現しています。
エアコンを避けるようにカスタムオーダーで本棚に空隙を設けることで、最初から壁面にあった造作家具かのように、空間にぴったりフィットしています。
書斎・ワークスペースの収納家具
集中力を高め、作業効率を上げるためには、書斎やワークスペースの収納家具選びも重要な要素です。
限られた空間を無駄なく使いながら、使いやすさとおしゃれさを両立させた収納環境を整えることで、快適な仕事や学習空間が生まれます。

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たとえばこちらの事例では、戸建て住宅の書斎に「Shelf 壁一面の本棚 奥行250mm」を3台設置し、デスクを囲むようにレイアウトしています。
さらに、「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」にキャスターベースを取り付け、移動可能な可動棚として活用しています。
移動式の本棚を1台だけ設けることで、背面の本棚にもアクセスしやすくなり、限られたスペースを効率的に使う工夫が施されています。

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続いてこちらの事例では、書斎空間に「Shelf カウンター付き本棚」と「Carta2 移動型コートハンガー」を導入しています。
縦長の窓に合わせて本棚の配置が調整されており、自然光が差し込む中で快適に作業できるスペースに仕上がりました。
カウンター上部には小物や書籍、モニターなどをバランスよく配置し、視線の高さに合わせて設置されたモニターが作業効率を高めています。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_715/
並べて設置されたコートハンガーは、キャスター付きで柔軟に使える実用性と、書斎に馴染む端正なデザインが魅力です。
上部に物が置けるため、アイデア次第で多目的に使用できます。
寝室の収納家具
寝室はリラックス空間であると同時に、意外と物が増えがちな場所です。
そのため、限られたスペースをおしゃれにすっきり見せるためには、圧迫感を抑えた収納家具と「見せる・隠す」のバランスが重要になってきます。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_714/
たとえばこちらの事例では、「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」を寝室の壁一杯に設置しています。
白を基調とした収納ボックスやファイルを活用し、見た目に整った落ち着きある寝室空間を実現しています。
さらに、天井との隙間にフィラー板を差し込んで固定することで、地震などでの転倒リスクが減り、壁を傷つけることなく安全性と美観を両立しています。

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続いてこちらの事例では、子ども用の寝室に「Shelf カウンター付き本棚」を採用しています。
壁面に天井まで届くフルサイズの本棚を設置し、エアコンの位置に合わせて本棚の一部を切り欠くことで、風の流れを妨げず、見た目にもすっきりと収まっています。
カウンターは作業スペースとしての広さを確保しつつ、ソファと組み合わせることで、勉強だけでなく、読書やリラックスにも使える快適な空間に仕上がっています。
子供部屋の収納家具
子供部屋は、学習・遊び・収納など多機能な役割を担う空間です。
成長に合わせて使い方が変わるからこそ、柔軟に対応できる収納家具を選ぶことが、快適でおしゃれな空間づくりのポイントになります。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_825/
たとえばこちらの事例では、「Shelf カウンター付き本棚」の7コマタイプと3コマタイプを連結し、3人兄弟それぞれに専用スペースを分けて設置しました。
お子さんごとに自分のワークエリアを持ちながら、空間は共有されており、程よい距離感で学習に集中できる工夫が施されています。
本棚には教材や文具を「見せる収納」として並べつつ、収納ボックスやA4書類収納引き出しなどを活用して、隠す収納とのバランスも確保しました。
照明や椅子を統一することで、空間全体に調和が生まれた、おしゃれで機能的な子供部屋が実現しています。
まとめ
今回は、「おしゃれな収納家具」をテーマに、収納家具の種類やデザインの選び方、さらにはマルゲリータ製品の活用事例まで、幅広く確認してきました。
収納家具は、単に物をしまうだけでなく、空間を整え、暮らしに心地よさをもたらしてくれる大切なインテリアアイテムです。
見せる収納と隠す収納をバランスよく取り入れることで、機能性とおしゃれさを両立させられます。
今回の内容を参考にしながら、ご自宅の雰囲気や収納スタイルに合った家具を選び、快適で美しい空間づくりを実現させましょう。
マルゲリータの公式サイトでは、記事の中でご紹介した収納家具以外にも、色々な種類のおしゃれ家具が多数ラインナップされています。お客様の使用実例も多数掲載されているので、おしゃれで実用的な収納家具の購入を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。