収納が全くない部屋・狭い部屋のレイアウトとは 収納アイデアと実例をご紹介

収納が全くない部屋・狭い部屋のレイアウトとは 収納アイデアと実例をご紹介

部屋に収納が全くない場合、どんな収納家具を買うべきか、それとも収納家具を買わない方がいいのかなど、悩んでしまうケースがあります。

収納家具が何もないとごちゃごちゃしてしまうし、買う場合は選択肢が多すぎて困ってしまうという方もいらっしゃるでしょう。

そこでこの記事では、収納がない部屋や狭い部屋でもすっきり片付くレイアウトの工夫や、大容量収納を取り入れた実例をご紹介します。
部屋に収納が全くないことでお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

収納が全くない部屋の具体例

収納が全くない部屋といっても、部屋の用途や間取りによって不便さの現れ方は異なります。
たとえばリビングやLDKでは、収納がないと雑多な日用品や家電を置く場所がなくなり、常に片付かなかったり生活感があふれがちです。

寝室の場合は、衣類などを置くスペースが確保できず、限られた床面積を圧迫してしまいます。
書斎では、本や資料をしまう棚がないと、デスク周りに物が積み上がりやすく、集中できる環境がつくりにくいでしょう。

子供部屋でも、学用品やおもちゃを置く場所が定まらず、散らかりやすい状態になってしまいます。
このように、収納が全くない部屋はどの空間でも「一時的に置いてあるだけで片付いた状態を維持してはいない」という状況になりやすくなります。

片付いた状態を維持するためには、定位置に収納する場所をつくりつつ、インテリアとしても美しい形にするのが望ましいでしょう。

収納が全くない部屋・家でもキレイにする工夫

収納が全くない部屋でも、家具やレイアウトの工夫次第で驚くほど快適に整えられます。
ここでは、具体的な4つの工夫について、詳しく確認していきましょう。

収納が全くない部屋・狭い部屋のレイアウトとは 収納アイデアと実例をご紹介

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_688/

収納付き家具

収納が全くない部屋では、収納以外の家具を「収納兼用」にするのも一つの方法です。
たとえば、ベッドなら引き出し付きタイプや脚の高いものを選び、下に収納ケースを入れれば、衣類や寝具をすっきり収められます。

ソファもベッド兼用のタイプや、座面下に収納スペースがあるタイプを選べば、布団や季節物の衣類をまとめてしまえて便利です。
家具を「収納としても使う」ことで、狭い部屋でも収納の定位置を確保できます。

壁面を活用

収納が全くない部屋では、床にいくつも収納家具を置いてしまうと、せっかくの生活スペースを狭くすることになります。
そのため、デッドスペースになりがちな壁際を活用して収納を確保するのが効果的です。

たとえば、壁掛けシェルフを取り付ければ、本や雑貨を飾りながら収納でき、動線の邪魔になりません。
また、ハンガーバーを使えば、洋服やバッグを掛けてクローゼット代わりにでき、フックやラックを加えれば帽子や鍵など小物も整理可能です。

さらに、壁全体を活かす方法としては、大型の壁面収納を導入するケースもあります。
マルゲリータのShelfシリーズの壁面本棚などは、収納力が大きいだけでなく、均一なラインが壁面を引き締め、インテリアとしても空間に一体感を与えてくれます。

収納が全くない部屋でも、壁をうまく使うことで「しまう」と「見せる」を両立させた、おしゃれで機能的なレイアウトが実現します。

見せる収納で収納とインテリアを兼ねる

収納が全くない部屋では、あえて「見せる収納」を取り入れると、収納とインテリアを兼ねた存在として重宝します。
たとえば、扉のないオープンラックは、書籍やお気に入りの雑貨を並べるだけでディスプレイのように見え、生活感を抑えながら収納量を確保できます。

テレビボードの天板やシェルフの上も、観葉植物やアートを飾るスペースとして活用すれば、レイアウトの一部にアクセントを加えられます。
また、すべてを「見せる」だけでは雑然と見えてしまうため、ボックスや引き出しを組み合わせて「見せない収納」を取り入れるのも効果的です。

見せたいものと隠したいものをバランスよく整理することで、収納が全くない部屋でも快適でおしゃれな空間を演出できます。

可動式の収納を活用する

収納が全くない部屋では、固定家具だけに頼らず、キャスター付きのワゴンやシェルフといった可動式の収納を取り入れるのも効果的です。
必要なときに移動できるため、掃除や模様替えがしやすく、同じ空間を多目的に使える柔軟さが生まれます。

特に狭い部屋では、家具を固定してしまうと動線が塞がれがちですが、可動式なら使うシーンに応じて移動できるため、レイアウトの自由度が大きく広がります。
たとえば来客時には隅に寄せてスペースを確保し、日常ではデスク横やベッドサイドに置いて収納として活用する、といった柔軟な使い分けが可能です。

可動式の収納は、「収納が全くない部屋」を使いやすく変えるだけでなく、暮らしに合わせてフレキシブルに変化できる点が大きな魅力だといえます。

収納が全くない部屋は大容量収納がおすすめ

収納が全くない部屋を快適にするには、家具を小分けに置くよりも「大容量収納」を取り入れてまとめて片付けるのが効果的です。
収納力を一か所に集約することで、生活スペースを犠牲にせず、レイアウトもすっきりと整います。

ここでは、収納が全くない部屋におすすめしたい、大容量収納の具体例をご紹介します。

収納が全くない部屋・狭い部屋のレイアウトとは 収納アイデアと実例をご紹介

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_825/

壁一面を使った大容量収納

収納が全くない部屋で、壁一面を使った大容量収納を導入すれば、本や雑貨を大量に収められるだけでなく、視覚的にも統一感が出て部屋が整った印象になります。
壁面を大きく活用すると、収納するものの種類ごとにエリアを分けられるため、片付けやすさもアップします。

また、天井までの高さを活かすことで収納量が格段に増え、圧迫感も抑えられる点もポイントです。
リビングや書斎など、物が多く集まりやすい空間に導入すれば、見た目にも機能的にも暮らしやすい環境が整います。

デスクと一体化した大容量収納

収納が全くないワークスペースが必要な部屋では、デスクと収納を一体化したレイアウトが非常に便利です。
机まわりに本棚やキャビネットを組み合わせることで、仕事や勉強に必要なものをすぐに取り出せ、自然と片付けやすい環境になります。

さらに、一体化されたデザインは見た目にも統一感が出て、狭い空間を広く見せる効果も期待できます。
特に、子供部屋や書斎のような限られたスペースでは、省スペースと収納力を同時に実現できる点が大きなメリットです。

間仕切りと一体化した大容量収納

ワンルームやLDKのように一部屋で複数の役割を持たせたい場合は、間仕切りを兼ねた収納が効果的です。
収納が全くない部屋でも、両面から使える棚を設置すれば収納力を確保しつつ空間をゆるやかに分けられるため、使い勝手とデザイン性を両立できます。

たとえば、リビングとダイニングを仕切る棚には、片側に本や雑貨、もう片側に食器やキッチンアイテムを収納するなど、用途に応じた工夫も可能です。
視線を程よく遮りながら開放感を残せるため、狭い部屋でも圧迫感を与えずに心地よい空間づくりが叶います。

大容量の収納で整理整頓を工夫している事例

ここでは、実際に大容量の収納で整理整頓を工夫し、暮らしやすさを高めている事例をご紹介します。
収納が全くない部屋や狭い部屋で、収納レイアウトにお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

壁面を収納にしている事例

こちらの事例では、マンションのリビングの一角にマルゲリータの「Shelf 開口部のある本棚」を設置し、壁面全体を活かした収納として取り入れています。

収納が全くない部屋・狭い部屋のレイアウトとは 収納アイデアと実例をご紹介

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_978/

テレビを中心に据えたデザインで、周囲には全集もののコミックや日用品などを整然と収められるため、雑多になりがちなリビングがすっきりとした印象に変わりました。
奥行きのある本棚だからこそ、テレビを開口部にしっかり収めつつ、見せたいものと隠したいものを自然に分けて配置できる点が大きな魅力です。

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出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_978/

また、壁面全体に均一なラインが広がることで、収納そのものがインテリアの一部となり、部屋に統一感と洗練された雰囲気をもたらしています。
機能性とデザイン性を両立させたこのレイアウトは、収納が全くない部屋や狭い空間でも取り入れたい好例といえるでしょう。

2面・3面の壁一面を収納にしている事例

こちらの事例では、書斎の3面の壁をほぼ本棚で囲むレイアウトが採用されています。
正面にはマルゲリータの「Shelf カウンター付き本棚」を、左右には「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」を配置し、コの字型の構成で空間全体を効率的に活用しています。

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出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_800/

カウンターは幅を調整して設置されており、作業スペースを確保しながら隣接する棚へのアクセスもスムーズです。
また、一部の本棚は奥行きを250mmに変更し、参考書や雑誌類を効率的に収められるよう工夫されています。

収納が全くない部屋・狭い部屋のレイアウトとは 収納アイデアと実例をご紹介

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_800/

さらに、角の部分では奥行きの違う棚を組み合わせ、手を入れて出し入れできるスペースを確保し、収納量を最大化しながらも無駄のないレイアウトを実現しました。
部屋全体が本に囲まれることで、集中しやすい書斎環境と、整然とした見た目の両方を叶えています。

デスクと収納を一体化している事例

こちらの事例では、リビングの壁面にマルゲリータの「Shelf カウンター付き本棚」を設置し、デスクと収納を一体化させています。

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出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_774/

カウンター部分は7コマ分を使用し、上部の本棚は小窓を避けて片側のみの設計とすることで、空間に合わせた柔軟なレイアウトを実現しました。
カウンター下は機器類を収める収納として活用し、カウンター上はPC作業用のワークスペースとして機能しています。

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出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_774/

隣ではお子さんが教材やコミックを並べて勉強できるように、本棚をフルに活用しています。
ソファの背面に配置することで、リビングの中に自然な区切りが生まれ、落ち着いて作業や学習に集中できる環境に仕上がっています。

間仕切りと収納を一体化している事例

こちらの事例では、マンションのリビングにマルゲリータの「Shelf 壁一面のA5判本棚 奥行180mm」を設置し、縦材を天井まで伸ばして固定することで間仕切りとして活用しています。

収納が全くない部屋・狭い部屋のレイアウトとは 収納アイデアと実例をご紹介

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_623/

本棚として書籍や小物を収納できるだけでなく、リビングと寝室を仕切る役割も果たしており、1つの家具で複数の機能を担える点が大きな魅力です。
さらに、カーテンを併用することで光の調整やプライバシー確保も可能となり、より柔軟なレイアウトが実現しました。

収納が全くない部屋・狭い部屋のレイアウトとは 収納アイデアと実例をご紹介

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_623/

縦材は、専用のジョイナーと金物を用いて天井にしっかりと固定されているため、安全性や安定性も確保されています。
収納量を増やしながら空間を仕切れるこのレイアウトは、収納が全くない部屋や狭い部屋を効率よく使うための好例といえるでしょう。

可動式の収納の活用事例

こちらの事例では、書斎にマルゲリータの「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」と「Shelf 壁一面の本棚 奥行250mm」を組み合わせ、T字型のレイアウトで配置しています。

収納が全くない部屋・狭い部屋のレイアウトとは 収納アイデアと実例をご紹介

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_886/

壁一面の本棚が2台連結して並び、その中央から直角にもう1台が伸びることで、書斎が二つのゾーンに分かれる構成です。
このうち奥行350mmの本棚1台はキャスターベースに設置されており、可動式として活用されています。

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出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_886/

移動が可能なこの本棚は、単なる収納としての役割にとどまらず、奥のワークスペースにアクセスするための「扉」としても機能します。
必要なときにはスムーズに動かせるため、手元に書籍を取り出しやすく、作業効率も高まります。

本棚を「動かす」発想を取り入れることで、収納力と間仕切り機能を兼ね備えた柔軟なレイアウトが実現しました。

まとめ

今回は、収納が全くない部屋や狭い部屋を快適にするレイアウトの工夫や、大容量収納を取り入れた実例についてご紹介しました。
収納が全くない部屋でも、収納付き家具や壁面収納、見せる収納、可動式収納といった工夫を取り入れることで、空間をすっきり片付けやすくなります。

さらに、壁一面を活かした本棚やデスクと一体化した収納などの大容量収納を導入すれば、収納不足の悩みを解消しながら、洗練されたレイアウトを実現できます。
今回ご紹介した内容を参考に、ご自身の部屋やライフスタイルに合った収納アイデアを取り入れてみてください。

マルゲリータの公式サイトでは、今回の事例で取り上げた収納家具以外にも、色々なおしゃれインテリアを多数ラインナップしています。収納が全くない部屋に悩んでいる方や、レイアウトを工夫して空間をもっと快適にしたい方は、ぜひチェックしてみてください。