狭い部屋の場合、家具の配置や収納スペースの確保が難しく、どうレイアウトすればよいか悩む方も多いでしょう。
しかし、限られた空間でもレイアウト次第で広く、快適に見せることは可能です。
そこでこの記事では、狭い部屋をおしゃれに整えるレイアウトのヒントや、快適に生活するポイントを、実例を交えてご紹介します。
狭い部屋をすっきりと快適に使いたい方は、ぜひ参考にしてください。
Contents
部屋の大きさに応じたレイアウトの例
狭い部屋の限られた空間を快適に使うには、部屋の用途と広さに合わせた家具配置が欠かせません。
たとえば、同じ6畳でもリビングと寝室では求められるレイアウトが異なり、動線や収納方法を工夫することで印象が大きく変わります。
ここでは、6畳・4畳半といったコンパクトな空間を例にとり、部屋のタイプ別に見ながら、狭い部屋でも快適に暮らすためのレイアウトのヒントをご紹介します。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_688/
6畳のリビングのレイアウト
6畳のリビングでは、「座る」「くつろぐ」「収納する」といった行為をシンプルにまとめるのがポイントです。
狭い部屋に大型のソファやテレビボードを置くと圧迫感が出るため、ロータイプの家具で高さを抑えると開放的に見えます。
また、家具を壁際に寄せて中央に余白をつくることで、動線が取りやすくなり、狭い部屋でも空間を広く感じられます。
収納は、背の低い棚や壁面を活かした棚を取り入れると、圧迫感を抑えつつお気に入りの雑貨や本をディスプレイできます。
6畳の一人暮らしのレイアウト
6畳の一人暮らしでは、寝る・くつろぐ・作業するなど、複数の役割を一部屋でこなす必要があります。
ベッド・デスク・収納などの家具を最小限に絞って動線を確保することが、狭い部屋でも快適に過ごす鍵です。
たとえばキャスター付きワゴンなど、使わないときに移動・収納できる家具を選ぶと、空間を柔軟に使えます。
また、机と本棚が一体化した家具のような、一つで二役を果たす家具を設置すると、狭い部屋でも機能的で広々としたレイアウトを実現できます。
6畳/4畳半の寝室のレイアウト
寝室は、限られたスペースの中でも落ち着きと機能性を両立させたい場所です。
快適なレイアウトにするには、ベッドを壁際に寄せ、出入りや掃除のしやすい動線を確保することが基本になります。
たとえば、ベッド下に収納ボックスを設けたり、壁面に収納棚を設置したりすれば、衣類や寝具、書籍などをすっきりまとめられます。
照明は天井からの直光よりも、間接照明やスタンドライトでやわらかい光を取り入れると、狭い部屋でも落ち着いた雰囲気を演出できるでしょう。
6畳/4畳半の子供部屋のレイアウト
子供部屋のレイアウトは、学習・遊び・収納をバランスよく配置するのがポイントです。
学習机を窓際に置いて自然光を取り入れ、ベッドや収納は壁際にまとめるとスペースを有効活用できます。
兄弟姉妹で共有する場合は、間仕切りとしてオープンラックを使うアイデアもおすすめです。
特に背板のないタイプを採用すれば、光を遮らずにそれぞれの空間を分けることができます。

出典:マルゲリータ公式サイト
6畳/4畳半の書斎の場合
限られたスペースの書斎では、集中できる環境づくりが重要です。
壁に沿って奥行きの浅いデスクを配置し、周囲に必要最低限の収納をまとめると作業効率が上がります。
また、上部の空いた壁には棚を設けると、書類や本を取りやすく整頓でき、狭い部屋でもデスクまわりがすっきりします。
小窓の近くなどにレイアウトすれば、自然光を取り込みながらも静かで落ち着いたワークスペースを実現できるでしょう。
狭い部屋で物が多い場合はどうするか
狭い部屋で物が多いと、床に物があふれやすく、動線が狭まって圧迫感を感じる原因になります。
そのようなときは、小さな収納を増やすよりも、大容量の収納家具をまとめて設置するのが効果的です。
特に、壁一面を使った大型の本棚を導入すれば、デッドスペースになりがちな壁面を有効活用し、床面を広く保てます。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_865/
また、狭い部屋では収納を「使う場所の近く」に配置するのもポイントです。
たとえば、リビングならソファやテレビの周辺に、寝室ならベッドの付近に収納棚を設置することで、自然と片付けが続けやすくなります。
また、小物類はボックスやバスケットで分類し、「見せる収納」と「隠す収納」を組み合わせると、散らかりにくく快適な空間を維持できます。
家族で使う狭い部屋はどうするか
家族で共有する狭い部屋では、限られた収納をどう使い分けるかが重要です。
一人ずつ個別の収納を置くよりも、共通の収納を家族でシェアすることでスペースを有効活用できます。
オープンラックや棚を活用し、同じ収納場所でも子どもは下段、大人は上段など高さで使い分けると、家族それぞれの持ち物を整理しやすくなります。
また、ラベルやボックスを使って仕分けすれば、誰が見てもわかりやすく、家族全員が自然と片付けやすい環境を保てます。
狭い部屋でもおしゃれで快適に生活するポイント
狭い部屋でも、家具の選び方や色の使い方、照明の工夫次第で、広く見せながら快適に暮らすことができます。
ここでは、狭い部屋をおしゃれで居心地の良い空間に変えるための具体的なポイントをご紹介します。

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抜け感のある家具を選ぶ
狭い部屋のレイアウトでは、家具の存在感を軽く見せる「抜け感」がポイントになります。
そのためには、背板のないオープンシェルフなど、視線を遮らないデザインの家具を選ぶのがおすすめです。
また、脚付きのテーブルやチェア、ロータイプの収納を組み合わせると、床が見えてより軽やかな印象になります。
オープンシェルフには本や雑貨、植物などをバランスよく配置することで、狭い部屋でも収納とディスプレイの両方を楽しめるでしょう。
色のトーンを統一して広がりを演出する
狭い部屋を広く見せたいときは、家具やカーテン、ラグなどの色味をそろえて統一感を出すレイアウトが効果的です。
白やベージュ、ライトグレーなど明るいトーンを基調にすると、自然光を反射して空間全体が明るく見えます。
反対に、色数が多すぎると雑然とした印象になりやすいため、メインカラーを1〜2色に絞り、素材の質感で変化をつけるとバランスよく仕上がります。
自然光と照明を上手に活かす
狭い部屋のレイアウトでは、光の取り入れ方が印象を大きく左右します。
そのため、窓際を家具でふさがず、レースカーテンや薄手のドレープを使って自然光をやわらかく取り入れるのがポイントになります。
また、夜は間接照明やフロアライトを組み合わせ、壁や天井に光を反射させると奥行きが生まれます。
明暗のバランスを工夫することで、狭い部屋でも明るく立体的な印象を演出できるでしょう。
ゾーニングで空間にメリハリをつける
狭い部屋では、用途に応じて「くつろぐ」「作業する」などのエリアを分けると、生活がしやすく整った印象になります。
ラグで床の色を切り替えたり、家具の向きを変えたりするだけでも自然にゾーンを区切ることが可能です。
たとえば、ソファ周りをくつろぎゾーン、デスク周辺をワークゾーンと決めておくと、限られた空間でも使い方にメリハリが生まれるでしょう。
収納とインテリアを一体化させる
狭い部屋では、収納を「隠す」だけでなく、「見せる」ことで空間をおしゃれに演出できます。
たとえば、背板のないオープンシェルフや壁面ラックを活用すれば、収納スペースそのものがインテリアの一部になります。
お気に入りの本や雑貨、観葉植物はオープンに、一方で日用品や書類など生活感の出やすいものはボックスやカゴにまとめておくと、すっきりと整った印象を保てます。
生活スタイルに合わせて家具を厳選する
狭い部屋を快適に使うためには、「自分の暮らしに本当に必要な家具だけを選ぶ」ことが重要です。
その際、一つで複数の役割を果たす家具を選ぶとレイアウトづくりが楽になります。
たとえば、ダイニングテーブルをワークデスクとして兼用する、本棚付きのデスクを採用するなど、生活のスタイルに合わせた家具選びを意識しましょう。
家具の機能をまとめて“厳選する”ことで、限られた空間にもゆとりと使いやすさを両立できます。
狭い部屋でもおしゃれで快適に!リビング・寝室・書斎のレイアウト実例
最後に、限られた空間を有効活用している、リビングや寝室、書斎のレイアウト実例を厳選してご紹介します。
狭い部屋のレイアウトにお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
窓の形を活かして壁一面に本棚を設置したレイアウト
こちらの事例では、子供室の壁一面にマルゲリータの「Shelf 開口部のある本棚」を設置し、窓の形をそのまま活かしたデザインに仕上げています。

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本棚中央に開口部を設け、自然光を取り込みながらも収納力を確保。
下段には絵本や玩具を、上段には文庫本や大人用の書籍を並べることで、親子で使いやすく、成長に合わせて使い方を変えられる合理的な構成となっています。
3面の壁を本棚で囲んだ落ち着きある書斎レイアウト
こちらの事例では、書斎全体をマルゲリータの「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」2台と「Shelf カウンター付き本棚」1台で囲むように構成しています。

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正面には幅4コマ分にオーダー加工したカウンター付き本棚を設置し、左右の本棚とつなげてコの字型にレイアウト。
限られたスペースを活かしつつ、整然としたグリッドデザインで落ち着いた書斎空間に仕上がっています。
クローゼット内に設置した移動式本棚で効率的に収納
こちらの事例では、書斎のクローゼット内にマルゲリータの「Shelf ロータイプ本棚 移動式」を2台設置し、限られた空間を最大限に活用しています。

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奥に固定棚を、手前にキャスター付きの本棚を配置することで、スライドさせながら奥の収納物にもアクセスできます。
高さを3段に抑えることで安定性と収納量を両立し、書籍や資料をすっきりと収める機能的なレイアウトを実現しています。
親子で共有するリビングのカウンター付き本棚
こちらの事例では、リビングの小窓に挟まれた壁面にマルゲリータの「Shelf カウンター付き本棚」を設置しています。

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カウンター部分を7コマ分確保し、上部の本棚は左側5列のみを残すことで、窓の抜け感を活かした軽やかなデザインに。
ご主人はPC作業を、お子さんは教材整理や読書を同じカウンターで行い、親子それぞれが心地よく使える共有スペースとなっています。
ロータイプの本棚を並行に配置したミニマルな書斎レイアウト
こちらの事例では、マルゲリータの「Shelf ロータイプ本棚」を2列並行に配置し、ロフト付き住居のL字空間を効果的に書斎として活用しています。

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腰の高さに揃えたロータイプの本棚が視線の抜けを生み、空間全体に奥行きと広がりをもたらします。
突き当たりには天然木の集成材を橋のように渡してデスクを構成し、機能性と美観を両立したミニマルなワークスペースを実現しました。
L字型のリビングに設置した壁一面の本棚
こちらの事例では、マルゲリータの「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」を、梁やエアコンスリーブの位置に合わせて加工し、L字型のリビングコーナーに合わせて設置しています。

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左側3列を縦6コマ、右側4列を縦7コマとすることで、梁下の限られた高さを最大限に活かしながら、大容量の収納を実現しました。
A4判の書籍やLPレコード、写真集まで収納できる奥行き350mmのグリッドが、整然としたデザインと機能性を両立させ、部屋全体に軽やかな印象を与えています。
可動式本棚で構成された「動く書斎」のレイアウト
こちらの事例では、マルゲリータの「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」と「Shelf 壁一面の本棚 奥行250mm」をT字型に組み合わせ、限られたスペースを最大限に活用しています。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_886/
なかでも特徴的なのが、キャスターベースに載せた可動式の本棚です。
スムーズに動かせるこの本棚は、奥の書斎ゾーンへの「扉」としての役割も担い、必要に応じて空間を仕切ったり開放したりできます。
収納家具に可動性と間仕切りの機能を融合させた設計により、動線と視覚の両面で自在に変化する「動く書斎」が実現しました。
まとめ
今回は、狭い部屋を広く快適に見せるレイアウトの例やポイント、リビング・寝室・書斎などの実例をご紹介しました。
部屋が狭くても、家具の高さを抑えたり、色のトーンを統一したり、光を上手に取り入れたりすることで、開放感のあるすっきりとした空間をつくることができます。
また、壁面を活用した収納や、可動式・ロータイプの家具を取り入れれば、限られたスペースをより機能的に使えるようになります。
今回の内容を参考に、狭い部屋でも暮らしに合わせてレイアウトを工夫し、快適で整った住まいづくりを実現させましょう。
マルゲリータの公式サイトでは、今回ご紹介したもの以外にも、色々なおしゃれインテリアを多数ラインナップしています。お客様の使用実例もたくさん掲載されているので、おしゃれで実用的なインテリアの購入を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。














