木製の棚・シェルフは、ナチュラルで温もりのある空間づくりに欠かせない家具の1つです。
天然木ならではの質感は、置くだけでおしゃれな雰囲気を演出し、収納とインテリアを両立できます。
しかし、木製の棚・シェルフと言っても多彩な商品があり、どれを選んでどのように活用したら良いか悩んでしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで本記事では、木製棚をセンスよく取り入れる「見せる収納」のコツや、部屋のテイストに合わせた賢い選び方を徹底解説します。
オープンシェルフや突っ張りタイプ、ラダーシェルフなど人気の木製棚・シェルフを厳選してご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
Contents
木製の棚・シェルフのおしゃれな使い方「見せる収納」の3つのコツ
木製の棚・シェルフは、収納とインテリアの両方を楽しめる万能アイテムです。
中でも「見せる収納」を意識して使うことで、ナチュラルで温もりのある空間をよりおしゃれに演出できます。
木製棚・シェルフをスタイリッシュに見せるためのコツは、以下の3点です。
- 余白を活かしてすっきり見せる
- 「高低差」と「配置」でリズムを作る
- 「色」と「素材」で統一感を出す
それぞれのポイントを解説します。
余白を活かしてすっきり見せる
木製の棚・シェルフをおしゃれに見せるポイントのひとつは、物を詰め込みすぎないことです。
余白を残すことで、棚に収納した一つひとつのアイテムが際立ち、上品で洗練された印象になります。
また、木製やラタンなどのボックスを使った「隠す収納」を組み合わせると、素材感を統一しながら生活感を抑えられます。
「高低差」と「配置」でリズムを作る
木製の棚・シェルフに並べる雑貨は、高さや大きさに変化をつけることで立体感が生まれます。
コツは、異なる高さのアイテムを三角形の構図で配置することです。
それによって、自然な動きとバランスが感じられます。
重い本や大型のオブジェは棚の下段に置くと、安定感が増して全体が整った印象になるのもポイントです。
「色」と「素材」で統一感を出す
木製の棚・シェルフに飾るアイテムの色味を2~3色に絞ると、空間にまとまりが生まれます。
ベースとなる木の色に、ホワイトやグリーンなど自然色を合わせるのがおすすめです。
また、観葉植物やドライフラワー、陶器など自然素材のアイテムを取り入れることで、よりナチュラルで温かみのある雰囲気を演出できます。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_763/
「木のぬくもりを活かす」木製の棚・シェルフの賢い選び方
木製の棚・シェルフには様々な商品があります。
購入して後悔しないために、どんなポイントに注意して選べば良いのでしょうか。
ここでは、木製の棚を選ぶポイントとして、以下の3つについてご案内します。
- 「サイズとタイプ」を設置場所に合わせて選ぶ
- 「素材と色味」でインテリアに統一感を出す
- 「耐荷重と可動棚」で実用性をチェック
見た目のデザインだけに囚われず、複合的な視点から商品をチェックし、長く愛用できる棚・シェルフを選びましょう。
「サイズとタイプ」を設置場所に合わせて選ぶ
木製の棚・シェルフを選ぶ際は、設置する場所、目的に合わせて検討しましょう。
サイズは、大容量の収納が必要であれば、壁面収納タイプがおすすめです。
高さが必要ない場合は、ロータイプ(窓下やテレビ台向け)の壁面収納という選択肢があります。
収納力よりも、おしゃれなインテリアとしての棚・シェルフを重視しているのであれば、突っ張り棒を利用した薄型の棚や、壁に取り付ける棚、壁に立て掛けるスタイルの棚もおすすめです。
壁面に設置場所が取れない場合は、部屋の隅にコーナーラックを設置する方法もあります。
まずは、目的や収納したいもの、場所に応じて木製の棚・シェルフのサイズ・タイプをイメージしていきましょう。
「素材と色味」でインテリアに統一感を出す
木製の棚・シェルフの印象は、木材の種類と色味で大きく変わります。
ナチュラルや北欧風の部屋には、明るく優しいトーンのパイン材・オーク材・アッシュ材がおすすめです。
それらの素材の棚・シェルフを設置することで、温もりを感じさせつつ軽やかな雰囲気に仕上がります。
一方、モダンで落ち着いた空間には、深みのあるウォールナット材やチーク材を選ぶと、重厚感が引き立ちます。
「耐荷重と可動性」で実用性をチェック
木製の棚・シェルフを安全に使うために、耐荷重を確認しましょう。
本やその他のものを収納したときに棚板には重量がかかりますが、耐荷重が十分でないと不安です。
例えばマルゲリータの収納本棚は、棚に目一杯書籍を詰め込んでも1mm以上たわまない実験結果が得られています。
また、可動性のある棚・シェルフは、空間の実用性を高めることができます。
利用状況に応じて収納棚を移動させたり、狭い場所に並べて収納したいケースなどで活躍します。
キャスター付きの木製棚・シェルフは意外と活用できるシチュエーションが多くあり、隠れた人気商品になっています。
木製の棚・シェルフのタイプ別おしゃれ商品10選
ここでは、おしゃれに使える木製の棚・シェルフをタイプ別に紹介します。
また、それぞれの商品のおすすめポイントを紹介しますので、どんなタイプが良いかお悩みの方は、是非参考にしてください。
オープンシェルフ:マルゲリータ Shelf 壁一面の本棚
オープンシェルフタイプの木製棚です。
マルゲリータの「Shelf 壁一面の本棚」は、背板がなく物が取り出しやすいほか、間仕切り壁として使えば、両方から収納として活用することができます。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_790/
棚板のグリッドデザインと余白を活かせる構造が、壁全体を美しい場所へと変化させます。
書籍、テレビ、飾りたいものなど、あらゆるものを収納してもすっきりと見えるミニマルな構造で、目一杯詰め込んでも1mm以上たわまない強度とデザイン性を両立できるのが特徴です。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_360/
A4ファイルから文庫本まで収納できる4タイプのサイズ展開があり、オーダーにも対応しています。
オプションの「本棚の中の棚」を使えば、前後2列収納も可能です。
背板ありの棚:マスターウォール グリッドシェルフ
木製棚のマスターウォールの「グリッドシェルフ」は、直線的でシャープなラインを活かした形状が特徴です。

出典:マスターウォール 公式サイト
無駄を削ぎ落とした端正なフォルムでどんな空間にも馴染み、飽きのこないデザインに仕上げられています。
正方形モジュールで統一感ある収納が叶い、奥行き約29 cmのスリム設計も魅力です。
収納物やお部屋の広さに合わせて選べるバリエーションを展開しており、ダイニングからリビング、ワークスペースまで多彩なシーンに調和します。
突っ張り棚:ベルメゾン 突っ張り木製シェルフ
ベルメゾンの「突っ張り木製シェルフ」は、圧迫感を出さずに壁面を収納に変えられるアイテムです。
天井まで届く突っ張り式ながら、薄型で背板・側板がない設計であり、開放感を損ないません。

出典:ベルメゾン 公式サイト
天然木のやさしい質感が暮らしに馴染みます。
カラーはライトナチュラル/ブラウンの2色展開で、どの壁面にもマッチしやすいのが特徴です。
ハイタイプ:マルゲリータ Shelf 壁一面の本棚
天井まで届くハイタイプの木製棚です。
先にも紹介したマルゲリータの「Shelf 壁一面の本棚」は、吹き抜けのように天井が高い部屋でも、床から天井までを収納としてフル活用可能です。
オーダー加工に対応しており、本事例は横5コマと3コマを組み合わせ、更に上下にも2段の本棚を連結させ、大容量の棚を実現しています。
奥行は180mm、250mm、350mmがありますが、350mmの収納本棚は、美術書や画集などの大型本も余裕で収納可能です。
仕切り板やCD・A4書類用引き出しなどの専用カセットオプション、雛壇状の小型本用棚オプションを組み合わせれば、機能性と見やすさを両立させられます。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_341/
ロータイプ:マルゲリータ Shelf 壁一面の本棚
ロータイプの木製棚です。この事例は、さらにキャスター付きで可動式の収納棚になっています。
マルゲリータのロータイプ「Shelf 壁一面の本棚」は、高さ3段階・幅2タイプの既製サイズに加え、お部屋に合わせたオーダー加工も可能な壁面収納です。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_779/
ロータイプの棚は、部屋の視界を遮らないため、圧迫感がなく奥行きが広がって見えます。
さらに、この事例ではキャスターが付いていて状況に応じて移動させることができます。
そして、両面から使うことを想定しており、部屋の手前と向こう側の両方の収納として活躍しています。
ジグザグ棚:ぼん家具 ジグザグラック
変わったスタイルの木製棚です。
ぼん家具のジグザグラックは、個性的なジグザグデザインで収納物をおしゃれに整理できるラックです。

出典:インテリアのGEKIKAGU 公式サイト
コンパクトながら、棚の形状を活かして本や雑貨を立体的にディスプレイでき、リビングや寝室、子ども部屋などさまざまな空間に馴染みます。
圧迫感を抑えつつも収納力が高く、組み立てが簡単な点も魅力的です。
部屋のアクセントとして、手軽に取り入れやすい木製棚です。
コーナーラック:ISSEIKI コーナーラック
部屋の隅で使える木製棚です。
ISSEKIのコーナーラックは、お部屋のカドのデッドスペースを活かす、スリムでおしゃれなデザインが魅力のアイテムです。

出典:Rakuten
幅19.4×奥行18×高さ66.5cmとコンパクト設計ながら、オーク突板と天然木を用いた温かみある仕上げになっています。
縦置き・横置きに加えブックエンドとしても使える2WAY仕様で、あらゆる場所にフィットしやすいのが特徴です。
棚板耐荷重2kgと、小物や書籍の整理にぴったりです。
コの字型ラック: 京都府木材組合連合会 コの字型入れ子ラック
組み合わせ次第で、様々な形で収納できる木製棚です。
京都府木材組合連合会が手がける「コの字型入れ子ラック」は、京都産スギ・ヒノキ無垢材を使用し、自然の木目と温かみある質感を生かした家具シリーズの一つです。

出典:東京都 多摩産材・国産木材製品紹介サイト
コの字型フォルムにより、横置き・縦置き・積み重ねなど多彩な使い方ができます。
入れ子仕様により、空間や用途に応じてサイズを変えられ、書籍・雑貨・子どものおもちゃなどをスマートに収納できるのが特徴です。
汎用性あるデザインで、フレキシブルな使い方ができる木製棚をお探しの方におすすめです。
はしご型(ラダー)シェルフ: マルゲリータ Cavalletto 壁に立て掛ける本棚
壁に立て掛けるタイプの木製棚です。
マルゲリータの「Cavalletto」は、壁に立て掛けることで成立するはしご型(ラダー)シェルフです。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/cavalletto/bsl-01_index.html
全ての棚板とフレーム上部を壁にあてがう設計で、持ち運びも容易にできます。
玄関に置けばスニーカーや小物を飾るディスプレーラックとして、寝室ではアクセサリーや帽子、ハンドバッグなど外出必需品の整理にも活用可能です。
立て掛け構造でも荷重が真下にかかり、重心が壁側に向くため、耐荷重内であれば安定性も問題はありません。
家中どこでも手軽に収納スペースを増やせる、機能的かつおしゃれな木製棚です。
机付きの棚:マルゲリータ Shelf カウンター付き本棚
机と木製棚が一体になった収納家具です。
マルゲリータの「Shelf カウンター付き本棚」は、本棚下部から3段目の横板を前面に伸ばし、脚板で支えることで机としても使える本棚です。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_929/
机面は板厚24mmで、作業中の荷重にも対応できます。
座る位置が本棚正面となる場合は“カウンター付き”、本棚と直角になる場合は “デスク付き本棚”として商品展開されています。
天井や梁に合わせた高さ調整やオーダー加工も可能です。
夫婦で、きょうだいで、親子でなど、様々な活用ができ、書斎、リビング学習、寝室などで活躍しています。
木製の棚・シェルフの設置実例
ここでは、マルゲリータの木製の棚・シェルフを活用したおしゃれな設置実例を3つご紹介します。
機能性を高め、おしゃれな空間を演出するための参考にしてください。
木製棚の設置実例:リビング/書斎をゆるやかに区切る
マルゲリータの「Shelf カウンター付き本棚」を、リビングと書斎の間仕切りとして設置した事例です。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_961/
壁面収納でありながら背板のない開放的な構造により、“抜け感”のある空間分けを実現しています。
カウンター部分は書斎スペースの机として機能し、反対側にはテレビ&ダイニング空間を配置。
底面の広さを確保しているため転倒防止加工なしでも設置でき、長細い住空間を効率よく活用しています。
木製の棚を活用し、収納とインテリアを両立している好例です。
木製棚の設置実例:水平窓を切り取るロータイプ本棚
腰壁に合わせて、マルゲリータの「Shelf ロータイプ本棚」を設置した事例です。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_881/
横長の水平窓の下部にぴったりとフィットし、リビングの明るい遊びスペースに優しく溶け込んでいます。
高さ724 mmのロータイプは、小さなお子さまでも自分で本を手に取れる使いやすい設計です。
壁に合わせてL字型に折れた本棚はデスクと連結可能で、壁面と窓を有効活用した書斎兼遊び場を設置できます。
木製棚の設置実例:本棚を“バックバー”として活用
書斎に、マルゲリータの「Shelf 壁一面の本棚(奥行250 mm)」を設置した事例です。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_844/
本棚の中央、書籍やコミックの横に高級ウィスキーをディスプレイし、壁一面が書斎兼ミニバーとして活用されています。
また、落下防止バーを装備することで、本やボトルの安全性にも配慮しています。
木材のナチュラルな雰囲気が、部屋全体をおしゃれにまとめています。
まとめ
今回は、木製棚・シェルフのタイプや選び方、おすすめ商品、設置アイデアなどを詳しくご紹介しました。
木製棚・シェルフは、収納とディスプレイを両立できる実用性に加え、空間に温かみやインテリアの統一感をもたらしてくれる家具です。
大型の壁面収納やロータイプ、デッドスペースの活用や間仕切りにも適しており、使い方はアイデア次第でどこまでも広がります。
マルゲリータの公式サイトでは、今回ご紹介した木製棚・シェルフ以外にも、色々なおしゃれインテリアを多数ラインナップしています。
お客様の使用実例もたくさん掲載されているので、おしゃれで実用的な家具の購入を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。














