寝室は寝るだけ? 書斎やお気に入りの空間を作ってみる事例を紹介

寝室は寝るだけ? 書斎やお気に入りの空間をつくってみませんか。

一日の終わりに身体を休める寝室。

けれど、その落ち着いた雰囲気やこもり感を活かせば、「寝るだけ」の空間にとどまらず、もっと自由で心地よい使い方ができるはずです。

この記事では、寝室をもっと自分らしく使いこなすためのアイデアや工夫、そして空間づくりに役立つ家具の選び方や実例をご紹介します。

「眠るだけ」ではない、もうひとつの快適さを寝室に加えるヒントにしてください。

寝室の役割を見直してみる

静かで落ち着いた寝室は、ただ眠るだけではもったいない空間です。

一日の終わりに心身を整える場所として、あるいは自分だけの時間を過ごす場所として、もっと自由に使うことができるはず。

ここでは、「寝る場所」という枠を越えて、寝室を自分らしく整えるための新しい視点をご紹介します。

「寝るだけの空間にしない」という発想

寝室というと、「眠るための場所」という役割だけに限定されがちです。

けれど、日中の賑やかな空間とは異なり、寝室にはもともと落ち着いた雰囲気や余白があります。

この静けさを活かして、読書や思考にふける時間を過ごしたり、軽くストレッチをしたりと、もっと自分のために使う場所へと発想を広げてみてはいかがでしょうか。

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リラックスする・整える・集中する——そんな過ごし方が叶う寝室は、暮らしの中に小さな“ゆとり”をつくってくれます。

パーソナルスペースとしての寝室

リビングやダイニングが“家族で共有する場”だとすれば、寝室はもっと個人的な、ひとりひとりの内面に寄り添う空間です。

誰にも邪魔されずに趣味に没頭したり、思考を深めたり、自分自身の感覚を取り戻す時間を持つには、最適な場所といえるかもしれません。

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少し照明を落とし、好きな音楽や香りを加えるだけでも、寝室はあっという間に“自分だけの世界”になります。

そうした静かな時間や場所があることで、暮らし全体のバランスも自然と整っていくのではないでしょうか。

寝室でできる+αの空間づくり

寝室は、ただ静かで落ち着いているだけでなく、「自分のための空間」をつくるのにぴったりな場所です。

暮らしのリズムに合わせて、小さな書斎をしつらえたり、趣味に没頭できる一角を設けたり——ほんの少しの工夫で、寝室は眠るだけではない豊かな場所へと変わります。

ここでは、寝室に“+α”の役割を持たせるためのアイデアをご紹介します。

書斎やワークスペースをつくる

寝室の一角に、デスクと本棚を組み合わせて“小さな書斎”をつくってみてはいかがでしょう。

ベッドサイドやクローゼットの脇など、わずかなスペースでも十分に落ち着いた作業場所が生まれます。

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読書をしたり、手帳をひらいて考えごとをしたり、静かな時間を過ごせる場所が寝室の中にあるだけで、毎日の暮らしにメリハリが生まれます。

お気に入りの一角をしつらえる

寝室をもっと“好きな空間”にするために、照明やチェア、小さな棚を使って、自分だけのお気に入りコーナーをつくってみましょう。

たとえば、趣味の道具を並べて眺めたり、アートブックを広げて過ごしたり。

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ちょっとした演出で、日常にほっとする時間と場所が加わります。

心をほどくような“ひとり時間”のための小さな場所が、寝室をもっと心地よくしてくれます。

「飾る」と「しまう」を使い分けて、居心地のいい寝室に

すっきりと整った寝室にしたいなら、「飾る」と「しまう」を上手に使い分けることがポイントです。

たとえば、衣類や日用品などは扉付きの収納にしまい、趣味の本や雑貨は“自分だけのギャラリー”として、あえて見せるように並べてみる。

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お気に入りのアイテムが目に入るだけで、寝室に自分らしさがにじみ出ます。

ただ“整える”だけでなく、“見せながら楽しむ”ことで、寝室が心からくつろげる空間へと変わっていきます。

家具で整える快適な寝室づくり

寝室をもっと心地よく、機能的に使いたいなら、家具選びとレイアウトの工夫が鍵になります。

ここでは、寝室を自分らしく整えるための家具の選び方と、快適な空間づくりのヒントをご紹介します。

クローゼットまわりの収納を整える

洋服やバッグ、寝具や日用品など、寝室にはさまざまなアイテムが集まります。

それぞれの種類や使用頻度、サイズに合わせて収納方法を見直すだけで、日々の片付けがぐんとラクになります。

たとえば、ハンガー収納と引き出し収納を使い分けたり、季節物は上段にまとめたり。

“使いやすさ”を優先したレイアウトにすることで、寝室全体の整い方も自然と変わっていきます。

窓をふさがず、光と風を取り込む収納レイアウト

寝室は、自然光や風通しをうまく取り入れることで、より開放的で気持ちのよい空間になります。

そのためには、窓の前に背の高い家具を置かず、圧迫感のないレイアウトを意識することが大切です。

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たとえば、背の低いオープンラックや、背板のない収納棚などを活用すれば、視線や光を遮らず、軽やかな雰囲気を保てます。

収納力と開放感、どちらも叶える“抜けのある構成”が、寝室をより快適な場所にしてくれるでしょう。

コンパクトなデスクや本棚で空間を有効活用

「少しだけ作業ができる場所がほしい」「読みかけの本をすぐ手に取れるようにしたい」

そんな願いを叶えてくれるのが、奥行きの浅い本棚や、壁付けのコンパクトなデスクです。

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スペースをとらずに設置できるので、ベッドの近くにも取り入れやすく、寝室における空間の“すき間”を有効活用できます。

圧迫感がなく、それでいて自分だけの“居場所”が生まれる——そんな家具の選び方が、快適な寝室づくりの鍵になります。

趣味を楽しむ“ひとり時間”の居場所に

寝室をもっと自分らしく使うなら、“好きなことに没頭できる場所”をつくってみるのもおすすめです。

たとえば、スピーカーやプレイヤー、ディスプレイラックを設置して、音楽や映画を楽しむ空間にしてみるなんて、いかがでしょう。

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リラックスしながらお気に入りの時間を過ごせる場所が、ベッドの延長線上にあるだけで、寝室での過ごし方がぐっと豊かになります。

日常にやさしく寄り添う、静かな“趣味時間”のための工夫です。

本棚でゆるやかに仕切って、空間をゾーニング

寝室にちょっとした“もう一つの居場所”を加えたいときには、本棚を使ったゆるやかな間仕切りがおすすめです。

しっかりと壁を立てるのではなく、視線を通しながらスペースを分けることで、圧迫感なく空間をゾーンごとに整えることができます。

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「眠る場所」と「読む・書く・考える場所」をさりげなく分けることで、ひとつの寝室が二つの役割を持ち始めます。

本棚という“仕切りすぎない仕切り”が、暮らしに新しいリズムをつくってくれます。

実例で見る「寝室+α」の楽しみ方

ここからは、実際に寝室を“眠るだけの場所”にとどめず、自分らしく使いこなしている方々の事例をご紹介します。

本棚を取り入れて小さな書斎をつくったり、趣味の一角をしつらえたり、収納と家具の組み合わせで空間をゾーニングしたり。

どの事例も、限られたスペースの中に“もうひとつの居場所”を生み出す工夫が詰まっています。

使い方のヒントやレイアウトの参考として、ぜひご覧ください。

事例1 寝室のディスプレイボードに

こちらは、地下のライトコートに面した静かな寝室の壁面に、「Shelf 開口部のある本棚」を設置した事例です。

中央の開口部にはトロフィーを、周囲のセルにはフォトスタンドや小物をバランスよく配置。

背板のない構造が壁面に奥行きと広がりをもたらし、大きな本棚でありながら圧迫感はありません。

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“飾る”ことを楽しみながら、寝室に心地よい静けさと個性を添えています。

事例2 アクセントウォールを背景に

こちらは、新築マンションの寝室に、「Shelf カウンター付き本棚」を設置した事例です。

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棚の奥に見えるブルーグレーのアクセントウォールが、棚板の明るい木目と美しいコントラストを描き、空間に洗練された印象を与えています。

左側にはチェアを置いてワークスペースに、右側はベッド横のドレッサーとして活用。

ひとつの家具で用途を分けながら、収納もディスプレイも楽しめる寝室が実現されています。

事例3 ナチュラルテイストの室内に

こちらは、見晴らしのよい窓に面した寝室に、「Shelf カウンター付き本棚」を設置した事例です。

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白を基調としたインテリアと杉の無垢材の床に、木製の本棚がやさしくなじみ、ナチュラルで心地よい空間に仕上がっています。

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コンパクトに収まったカウンター部分はワークスペースとして活用されており、作業にも読書にも対応。

間仕切りを開ければ風が通り抜け、リビングとつながる、開放感ある“風の抜ける書斎”が完成しています。

事例4 扇形に配置する

こちらは、五角形の書斎に、「Shelf カウンター付き本棚」を原型としたオーダー家具を2台、扇形に配置した事例です。

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一方はPC作業用のワークデスク、もう一方は音楽機材やキーボードを置く趣味のスペースとして活用。

五角形という特殊な間取りに対し、家具の形と向きを柔軟に調整することで、限られた空間にゆとりと機能性を両立しています。

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寝室と書斎が共存する、個性的で快適な空間に仕上がっています。

事例5 書斎を兼ねた寝室のブックシェルフ

こちらは、寝室の壁一面に「Shelf 壁一面の本棚 奥行250mm」を設置し、書斎を兼ねた空間に仕上げた事例です。

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本棚の前にはダイニングテーブルを配置し、ゆったりとしたワークスペースとして活用。

本棚には「本棚の中の棚」を使用し、さまざまなサイズの蔵書が効率よく収納されています。

寝室にいながら集中できる、快適な仕事環境が実現されています。

事例6 エクステンショナルデスクをスタンディングデスクに

こちらは、寝室の壁一面に「Shelf 壁一面の本棚 奥行250mm」と「Shelf エクステンショナルデスク」を組み合わせた事例です。

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デスクは高めの位置に取り付けられ、スタンディングデスクとして活用。

姿勢を変えながら作業できる、健康的なワークスペースがつくられています。

こちらのデスクは後付け可能な構造のため、後から位置を自由に調整できるのも魅力。

限られた寝室の中で、“動きのある働き方”を実現した好例です。

事例7 間仕切りの一部にカウンター付き本棚を使う

こちらは、2つの寝室のあいだに「Shelf カウンター付き本棚」を設置し、間仕切りの一部として活用している事例です。

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収納とデスク機能を備えた本棚が空間を緩やかに分け、プライベート感のあるレイアウトに仕上がっています。

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背板のない構造が視線を通しつつ、木口の仕上げで裏面も美しく。

「仕切り過ぎない間仕切り」として、家族の暮らしにちょうどよくなじんでいます。

事例8 ご夫婦の寝室の壁面収納に

こちらは、ご夫婦の寝室に「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」を設置し、書斎を兼ねた空間に仕上げた事例です。

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仕事用の書籍や学術書などをすっきり収納しながら、見せる収納と隠す収納を上手に使い分けています。

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壁面いっぱいに広がる本棚は、主張を最小限に抑えたファイルボックスを最上段に配置して、全体の統一感を演出。

デスクとベッドも自然な距離感で配置され、静かで整った大人の寝室が完成しています。

事例9 姉弟それぞれの部屋に

こちらは、もともと一室だった子ども部屋をリフォームし、姉と弟それぞれの個室に分けた事例です。

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どちらの部屋にも「Shelf カウンター付き本棚」を設置し、空間に合わせてサイズや加工によって調整がされています。

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姉の部屋では、窓を塞いで本棚を設置した壁面が印象的で、読書やリラックスに使えるスペースも確保。

それぞれの個性に寄り添いながら、収納と居心地を両立した空間がつくられています。

事例10 勾配天井に揃える

こちらは、勾配天井のある寝室の壁面に、「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」を設置した事例です。

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斜めに切り取られた天井のラインに合わせて縦材の高さを一つひとつ調整し、天井にぴったり沿わせるように仕上げられています。

不規則な壁面を活かすように設置された本棚が、空間全体に整った印象を与え、ウォークインクローゼットとの境界も自然にゾーニング。

高さの違いを活かした、穏やかで機能的な寝室になっています。

まとめ

今回は、「眠るだけではない寝室の使い方」をテーマに、心地よく自分らしく過ごすための工夫や、空間づくりに役立つ家具の選び方、具体的な活用実例をご紹介しました。

寝室は、一日の疲れを癒やす大切な空間です。

だからこそ、収納やデスク、本棚といった家具も、ただ「置く」だけでなく、心地よさや機能性を高めるために工夫することが求められます。

眠る前後のひとときを豊かにすることで、寝室はより心地よい“私だけの場所”になります。

今回のアイデアや実例を参考に、自分らしい寝室空間を整えてみてはいかがでしょうか。