大型テレビが主流となった現代の住まいでは、単にテレビを置くだけでなく、「壁面収納を兼ねるテレビ台」が、機能性と美観を兼ね備えたインテリアとして注目されています。
しかし、「圧迫感があって後悔した」「配線がうまく隠せなかった」「安いものを買ったらいまいちだった」といった失敗談も少なくありません。
また、せっかく買っても使い勝手やライフスタイルに合わず、買い直すことになるケースもあります。
そこで今回は、収納家具を強みとする家具ブランドの視点から、壁面収納を兼ねたテレビ台の魅力を詳しくご紹介します。
メリットだけでなくデメリットもまとめ、タイプ別のおすすめ商品や、実際の活用実例もたっぷりと紹介しています。
これから壁面収納型のテレビ台の購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
Contents
壁面収納を兼ねたテレビ台とは
一般的なロータイプのテレビ台の収納量はそれほど多くないため、リビングで使う日用品や本の量が多いご家庭は、別に収納スペースを設ける必要があります
そこで生まれたのが、大容量の収納力を持つ「壁面収納」に、テレビも置けるようにした収納家具です。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_682/
壁一面を使って収納スペースを確保しつつ、テレビもすっきりと収められるデザイン性と合理性が人気を集めています。
そのため、最近ではリビングの収納兼インテリアとして導入される実例も増えています。
まるで造作家具のように見える仕上がりで、テレビを収納しつつ日々の生活動線を損なうことなく、暮らしを美しく整えてくれるアイテムとして人気を集めています。
壁面収納テレビ台には何を収納するのがベストか
壁面収納テレビ台には、テレビ周りに集まりがちなアイテムを収納しておくと便利です。
例としては、以下のようなものが挙げられます。
- DVDプレーヤーやレコーダーなどのAV機器
- ゲーム機やコントローラー
- 本や雑誌、取扱説明書類
- リモコンや文房具、郵便物などの細々とした日用品
その他、書籍やマンガなどの所蔵が多く、リビングでも読むケースが多い場合は、それらもまとめて収納する方も増えてきています。
また、飾って楽しめるアイテムを収納できるのも、壁面収納テレビ台の大きな魅力です。
たとえば、家族の写真やお気に入りの雑貨、小さな観葉植物、フィギュア、アートブックなどをディスプレイすれば、リビングに個性と温かみが生まれます。
壁面収納テレビ台はDIYでつくれるか
DIYで壁面収納テレビ台をつくることは不可能ではありませんが、あまりおすすめできません。
DIYでつくった場合、強度や安定性に不安が残り、テレビやAV機器といった重量物を支えるにはリスクが高いからです。
そのため、長年使う前提であれば、信頼できるメーカーの製品を購入する方が、結果的にコストパフォーマンスも高くなるでしょう。
最近では、部屋の壁面に合わせてサイズや形状をオーダー加工できる製品も多いため、DIYでなくても部屋にぴったり合う壁面収納テレビ台が手に入れられるでしょう。
壁面収納テレビ台のメリット
壁面収納を兼ねたテレビ台には、多くのメリットがあります。
ここでは、代表的な3つのメリットについて、詳しく確認していきましょう。

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メリット① リビングがすっきり片付く
壁面収納テレビ台の最大のメリットは、テレビ周りの収納が増え、リビングがスッキリすることです。
つい出しっぱなしになりがちな書類や文房具、ちょっとした日用品などを1カ所にまとめて収納できるためリビングの整理整頓が捗ります。
特に、収納スペースが少なく狭い部屋では、家具をあれこれ増やすのは避けたいものです。
そのようなとき、壁面収納型のテレビ台なら、テレビ台・本棚・キャビネットの機能を一体化できるため、機能面でもインテリアの面でもプラスになります。
メリット② テレビがインテリアに調和しておしゃれに
壁面収納テレビ台の2つ目のメリットは、テレビがインテリアに調和しておしゃれになる点にあります。
テレビ台やキャビネットをそれぞれ置くのに比べて、インテリアとして統一感のある雰囲気を演出できます。
壁面にぴったり合う壁面収納テレビ台を選べば、視覚的なノイズを抑え、インテリアとして統一感のある空間を実現できるでしょう。
さらに、AV機器や配線コードなども収納部に収められるため、「コードが露出してごちゃついて見える」といった悩みも解消できます。
メリット③ 一人暮らしの部屋でもスペースを有効活用できる
一人暮らしの限られた空間では、収納力とインテリア性を兼ね備えた家具選びが重要です。
その点、壁面収納テレビ台なら、テレビを置くスペースに加えて、本棚や小物収納、ディスプレイ棚などの役割を1台でまかなえます。
クローゼットや押入れの少ない間取りでも、壁面を最大限に活用すれば、散らかりがちな日用品や書類、趣味のアイテムまでをすっきりとまとめて収納可能です。
また、荷物を壁面に集約することで、床面を広く保てるため、部屋を実際以上に広く見せる効果も期待できます。
メリット④ 好きなものに囲まれた暮らしに
壁面収納テレビ台は単なる収納家具としてだけでなく、「好きなものをディスプレイする棚」として活用すれば、毎日過ごすリビングがより楽しい空間になるでしょう。
家族それぞれの好きな本やゲーム、ぬいぐるみなど「趣味」や「好きなもの」を飾ると、好きなものに囲まれて常に一緒にいる気分で過ごすことができます。
小さなお子さんがいる家庭であれば、お絵描き作品や写真などを飾って「成長の記録」として楽しむのもおすすめです。
リビングの中心に家族の“好き”を詰め込んだディスプレイスペースを設けることで、常に気分を上げて生活することができるでしょう。
壁面収納テレビ台のデメリットとは?
大型で収納力があることは、ライフスタイルによってはデメリットと感じられることもあります。
ここでは、壁面収納テレビ台を選ぶうえで注意したい2つのデメリットについて、詳しく確認していきましょう。

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デメリット① テレビを動かせなくなる
壁面収納テレビ台は、サイズが大きく重さもあるため、一度設置すると動かしにくくなります。
そのため、ひんぱんに模様替えをする方にとっては、そのサイズや重さがデメリットに感じられるかもしれません。
そのような心配がある方には、組み立て式の壁面収納テレビ台がおすすめです。
組み立てた後も手軽に分解できるので、設置する部屋を変えたり、引っ越し先でも継続して使ったりと、自由度の高い使い方が実現できます。
デメリット② デザインによっては圧迫感が出る
壁面収納テレビ台は、壁一面をふさぐため、圧迫感が出て部屋が狭く見えることがあります。
特に、棚の全面に扉や引き出しが付いていると、壁が迫っているような印象になり、より圧迫感が強くなります。
そのため、壁面収納テレビ台を選ぶ際は、棚板が剥き出しになっているオープンタイプがおすすめです。
扉や引き出しがないことで視線が抜けるため、部屋に与える圧迫感を最小限に抑えられるでしょう。
壁面収納テレビ台選びで後悔しないための6つのポイント
壁面収納を兼ねたテレビ台は、見た目のインパクトも大きく、設置すれば日々の暮らしに大きく影響します。
だからこそ、「買ってよかった」と思える家具を選ぶには、事前のチェックポイントが欠かせません。
ここでは、壁面収納テレビ台選びで後悔しないために押さえておきたい、6つのポイントを具体的にご紹介します。

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ポイント① 十分な収納量があるものを選ぶ
壁面収納テレビ台を購入する際は、十分な収納量があるものを選びましょう。
収納量は、購入時に最も見落としやすく、「せっかく壁面収納を買ったのに、結局収納しきれずに別の棚を買い足すことに…」といった失敗は意外と多いです。
十分な収納量がないと、AV機器やリモコン、ゲーム機、本などがすぐに散らかってしまい、壁面収納テレビ台にしたメリットを感じられなくなります。
特に、見せる収納としても活用する場合は、収納量にゆとりのあるデザインを選び、余白を多く取って収納するのがおすすめです。
ポイント② 「見せる収納」「隠す収納」ができるものを選ぶ
壁面収納テレビ台を選ぶ際は、収納の「見せ方・隠し方」も重要です。
たとえば、全面が扉で覆われているタイプは生活感を隠せる反面、どこに何を収納したのか分かりにくく、圧迫感も生んでしまう可能性があります。
その点、「隠す収納」と「見せる収納」のバランスがとれていると、インテリアとしても美しく、整理整頓もしやすい壁面収納に仕上がります。
たとえば、飾りたい本や雑貨、観葉植物などはオープン棚に配置し、生活感が出るアイテムは引き出しやボックス収納で隠すといった使い分けが理想的です。
ポイント③ 部屋の雰囲気に合うデザインを選ぶ
壁面収納テレビ台を購入する際は、インテリアに調和したデザインを選ぶことも、大切なポイントです。
壁面収納テレビ台は、サイズが大きく存在感のある家具であるため、暗い色や重厚感のあるデザインは避けた方がよいでしょう。
部屋の雰囲気に合うかどうか迷った場合は、なるべくシンプルなデザインのものを選ぶのがおすすめです。
たとえば、天然木を使用したブラウンやホワイトの壁面収納テレビ台であれば、テイストを問わず幅広い空間に馴染んでくれます。
ポイント④ 安いことよりも丈夫さを重視する
価格が安いという理由だけで壁面収納テレビ台を選んでしまうと、購入してから「見た目が安っぽい」「すぐに壊れてしまった」といった後悔を招くことがあります。
壁面収納テレビ台は、テレビやAV機器、書籍など重量のあるアイテムを長期間支える家具です。
そのため、値段の高低ではなく、構造がしっかりしているかという視点で選ぶようにしましょう。
質の高い壁面収納テレビ台は、設置後に長年使い続けられます。
その結果、初期費用はやや高くても、耐久性や素材の質にこだわった製品を選ぶ方が生涯コストは抑えられるでしょう。
ポイント⑤ ライフスタイルの変化を踏まえて捨て方に困らないものを
壁面収納テレビ台のような大型家具は、引っ越しや模様替え、ライフスタイルの変化の際に「動かせない」「処分に困る」といったトラブルが発生しやすいものです。
そのため、購入時には「もしも処分することになったら?」という視点を持っておくようにしましょう。
特に自治体によっては大型家具の処分費用が高額になる場合もあるため、分解して搬出・処分しやすい構造かどうかは、意外と見逃せないポイントです。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/
たとえば、マルゲリータの展開する壁面収納は、すべて分解・再組み立てが可能な設計になっています。
引っ越し時にもそのまま再設置できるうえ、万が一処分する際も、部材単位で廃棄できるため、廃棄コストや作業負担を最小限に抑えられます。
「一度設置したら動かせない」という固定観念にとらわれず、ライフステージの変化にも柔軟に対応できる家具を選ぶことが大切です。
ポイント⑥ 空間にぴったり合わせたいならオーダーも検討する
壁面収納テレビ台は、設置する場所にぴったり収まってこそ、その美しさと使いやすさが活かされます。
しかし、既製品ではサイズや形状が合わず、梁や柱、窓、エアコン、コンセントに干渉してしまうこともあります。
そのようなときは、セミオーダーやフルオーダーでの対応を視野に入れるのがおすすめです。
テレビの大きさに合わせて開口部を調整したり、天井高や梁、窓などに合わせて収納棚の形状やサイズを変えたりと、空間に応じてカスタマイズできます。
たとえばマルゲリータの壁面収納テレビ台は、既製品としてのサイズ展開のほか、ニーズに合わせて柔軟なオーダー加工が可能です。
その結果、まるで造作家具のように、空間にぴったり合う仕上がりを実現できます。
>>マルゲリータのカット・オーダー加工について詳しくはこちら
壁面収納テレビ台のタイプ5種類
ここからは、壁面収納型のテレビ台を5つのタイプに分け、特徴とおすすめ商品を紹介します。
オープン収納タイプ
オープン収納タイプの壁面収納テレビ台は、前面に扉がないため、圧迫感が少なく、空間を広く見せたい場合に適しています。
収納物が一目で確認できる視認性の高さや、ディスプレイとしても活用できる自由度の高さが魅力です。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/slf-ar-2400-2400-room233.html
棚には本や雑誌、ゲーム機、オーディオ機器、雑貨などを自在にレイアウトでき、見せる収納を楽しみたい方にぴったりでしょう。
抜け感のあるデザインは、リビングに開放感を与え、軽やかな印象を演出してくれます。
扉付き収納タイプ
全ての収納に扉があるタイプの壁面収納テレビ台は、中身が見えないため生活感が表に出ません。
そのため、ホテルライクなシンプルなインテリアが好きな方におすすめの選択肢だといえます。

出典:ベルメゾン公式サイト https://www.bellemaison.jp/shop/commodity/0000/1028189
ただし、扉で隠されていると、どこにあるのか分かりにくくなるケースもあります。
収納したものを探すのにストレスを感じる方は、ディスプレイスペースや、小さな引き出しがあるデザインのものがよいでしょう。
ハイバックタイプ
比較的狭いリビングに置くなら、「ハイバックタイプ」の壁面収納型テレビ台がおすすめです。
一般的な壁面収納に比べてコンパクトで、身長ほどの高さなので、それほど圧迫感がありません。

出典:SHIRAI STORE 公式サイト https://shirai-store.net/c/category/wall-unit-storage/living-storage/por-1815tv-na
ただし、壁面収納よりも高さが抑えられている分、収納量が少なくなる懸念があります。
そのため、収納量を確保したい場合は、横幅が広めのものを選びましょう。
シェルフタイプ
収納よりディスプレイとしてテレビ台を活用したい方には、「シェルフタイプ」もおすすめです。
縦板が柱になっており抜けのあるデザインなので、圧迫感が少なく軽やかな印象に仕上がります。

出典:ディノス公式サイト https://www.dinos.co.jp/p/1343500511/
ただし、ハイバックタイプと同様、収納量が少ないものが多い点に注意が必要です。
シェルフに加えて、チェストやワゴンなどが付属したものなら、収納量も確保しやすいでしょう。
カラーボックスタイプ
カラーボックスタイプの壁面収納テレビ台は、手軽で安価に見えるため、特に一人暮らしの方や賃貸住宅に住む方に人気です。

出典:Amazon公式サイト https://x.gd/EN4Saw
しかし、収納家具としての強度や安定性に不安があり、テレビやAV機器といった重量物を支えるには向いていないものもあります。
そのため、カラーボックスタイプの壁面収納テレビ台を選ぶ場合は、しっかりしたメーカーの製品を購入するようにしましょう。
壁面収納テレビ台のおすすめ商品5選
壁面収納テレビ台にはさまざまなタイプがありますが、どれを選べばよいか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
ここでは、収納力・デザイン性・使い勝手のバランスに優れたおすすめ商品を5点ご紹介します。
ご自宅の空間やライフスタイルに合った壁面収納テレビ台選びの参考に、ぜひご覧ください。
マルゲリータ Shelf 開口部のある本棚
マルゲリータの「Shelf 開口部のある本棚」は、床から天井まで届く壁面収納の中央にテレビを置ける開口部を設けたテレビ台と壁面収納を兼ねたものです。
オープンな棚は本や書類、レコードやゲーム機などをたっぷり収納でき、ディスプレイにも活用しやすいデザインになっています。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_652/
開口部のサイズは3コマ分が基本ですが、テレビに合わせてサイズオーダーもでき、置き型テレビだけでなく壁掛けテレビも設置できます。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_652/
開口部の上には補強梁を通しており、重いものを置いてもたわむ心配はありません。
隠したいものやこまごましたものを収納するには、引き出しやボックス収納のオプションが便利です。
マルゲリータ Shelf ロータイプ本棚
マルゲリータの「Shelf ロータイプ本棚」は、高さを抑えたコンパクト設計ながら、奥行350mmのしっかりとした収納力を備えたオープンタイプの本棚です。
ロータイプならではの圧迫感のなさを活かし、コンパクトな壁面収納テレビ台として活用するのにも適しています。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_898/
上部の天板にテレビやスピーカーなどを設置し、その下の本棚部分にAV機器や雑誌、リモコン類などをすっきり収納することで、機能的な壁面収納に仕上がります。
1コマあたり幅325×高さ325mmの内部寸法は、CD・DVD・文庫本などはもちろん、画集や写真集、LPレコードなどの大判アイテムにも対応可能です。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/slf-ar-2400-3-caster.html
底部に専用キャスターを取り付ければ、移動式のテレビ台としても使えます。
「大型の壁面収納は置けないけれど、リビングをすっきり見せたい」という方には、ぴったりの選択肢になるでしょう。
ニトリ 掃除機も収納できるテレビボード
こちらは、ナチュラルな木目デザインがおしゃれな壁面収納テレビ台です。
左側の扉付き収納がハイタイプになっているため、掃除機やモップなどの長物を収納でき、リビング空間の生活感を隠せます。

出典:ニトリ公式サイト https://www.nitori-net.jp/ec/product/2190400000293s/
IKEA ブリムネス テレビボード
こちらは、爽やかなホワイトカラーが印象的な、北欧デザインの壁面収納テレビ台です。
アシンメトリーなデザインになっていて、見せる収納と隠す収納の両方が備わっているので、テレビまわりをおしゃれな雰囲気に仕上げられます。

出典:IKEA 公式サイト https://www.ikea.com/jp/ja/p/brimnes-tv-storage-combination-white-s49228761/
LOWYA ハイタイプテレビボード
こちらは、リアルな木目調のデザインで高級感のある壁面収納テレビ台です。
テレビを覆うように収納棚があり、片側にはガラス扉が設けられているので、大切なものを落下から守りつつ収納できます。

出典:LOWYA 公式サイト https://www.low-ya.com/goods/F301_G1065
おしゃれな壁面収納テレビ台を設置した実例
大型の家具は、実際に部屋に置いた時の大きさがイメージしにくいもの。店舗ではそれほど大きく感じなくても、持ち帰ると思ったより大きく見えることがあります。
そこで参考になるのが、一般のご家庭での設置実例です。
ここでは、マルゲリータの壁面収納テレビ台を実際に設置している実例をピックアップしてご紹介します。
これから壁面収納テレビ台を設置する予定のある方は、ぜひ参考にしてください。
壁面収納テレビ台の例① 壁一面本棚をカスタマイズしてテレビ台に
こちらの実例では、新築マンションのリビングに「Shelf 開口部のある本棚」に「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」を連結して設置し、大規模な壁面収納テレビ台としています。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_486/
連結された2つの壁面収納が、造作家具のように壁一面を覆って配置され、圧迫感のないスッキリとした仕上がりです。

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収納力を生かして、家族みんなの本やコミックを並べています。
それぞれの興味が伝わる「ファミリーライブラリー」は、大切なくつろぎの場所となっています。
壁面収納テレビ台の例② 本棚と組み合わせて収納力をアップ
こちらの実例では、「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」と「開口部のある本棚 奥行350mm」をL字型に組み合わせて、壁面収納を兼ねたテレビ台としています。

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テレビの高さを、ソファに座った時の目線の高さに合わせて設置しているため、リラックスして視聴できるスペースに仕上がっています。

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テレビの周りにはコレクションであるボードゲームのほか、ワインや観葉植物をディスプレイし、おしゃれなエスプリを感じさせるコーナーになっています。
壁面収納テレビ台の例③ コンパクトな壁面にもスッキリ設置
こちらの実例では、リビングダイニングの壁面に「Shelf 開口部のある本棚」を設置し、書棚を兼ねたテレビボードとして利用しています。

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壁面の幅に合わせて2列の本棚を追加し、一体的な収納スペースとして使用しています。
テレビを置いた開口部は、サイズに合わせて4コマ分に変更、補強梁も3本にして強度を上げています。

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左側の壁面には、エアコンの配管や24時間換気システムの吸気口が並んでおり、本棚に干渉してしまうため、棚板の一部をカットする加工も行なっています。
細かい加工を施すことで、不要なすき間やズレを解消し、オーダーメイドのように家具が壁面に美しく収まります。
壁面収納テレビ台の例④ 窓のある壁面にも設置可能
こちらの実例では、窓のある壁面に「Shelf 開口部のある本棚 奥行350mm」を導入しています。

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寝室とつながるセカンドリビングに設置するため、横幅5マスのサイズを特注し、ぴったりと壁面に収めています。
Shelfシリーズには背板がないため、窓からの光をさえぎることなく設置できました。

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テレビの下にも棚板を追加し、DVDデッキを収納するスペースを作っています。
小物類の収納にはポリプロピレン製の引き出しが用意されており、見せる収納と隠す収納をうまく使い分けた構成が参考になります。
壁面収納テレビ台の例⑤ テレビ台とカウンターデスクを組み合わせ
こちらの実例では、「Shelf 開口部のある本棚7列タイプ」と「カウンター付き本棚3列タイプ」を組み合わせて設置しています。

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上部のエアコンを避けて天井いっぱいまで設置された収納棚は、オーダー加工したかのような仕上がりですが、実は既製品の組み合わせです。

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オープンな棚には、自慢のウイスキーコレクションをディスプレイしています。
お酒を楽しみながら、映画を見たり本を読んだりする、とっておきのくつろぎスペースが実現しました。
壁面収納テレビ台の例⑥ 猫ステップを兼ねたリビングボードに
こちらの実例では、テレビ台として設置した「Shelf 開口部のある本棚 奥行350mm」を、キャットタワーとしても活用しています。

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オプションで展開している「猫ステップ」は、ステップ板をはめ込み、仕切り板のような縦板で押さえるだけで設置できます。
移動も簡単なので、賃貸住宅でもおしゃれなキャットタワーが楽しめます。

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高いところが好きな猫にとっては、天井までの高さがあるShelfは格好の遊び場です。
猫も飼い主も楽しめる、遊び心のある壁面収納兼テレビ台として活躍します。
壁面収納テレビ台の例⑦ テレビと電子ピアノを並べて設置
こちらの実例では、「Shelf 開口部のある本棚」を2台連結して設置し、テレビと電子ピアノを組み込んでいます。

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テレビの隣にピアノを並べることで、黒を基調とした機器の存在感が空間に調和し、リビング全体に引き締まった印象を与えています。
さらに、テレビとピアノの間や周囲には収納棚やディスプレイスペースが設けられており、実用性とインテリア性が両立された構成です。

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電子ピアノはキーボード部分だけを所定の高さに収めることで、脚部による無駄なスペースを省き、省スペースでの設置を実現しています。
テレビについても、本棚の一部として収められることで、壁面収納と一体化し、圧迫感のないすっきりとしたレイアウトに仕上がっています。
壁面収納テレビ台の例⑧ お子さまの遊びスペースを確保するために
こちらの実例では、リビングに「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」を7列と2列で組み合わせて設置しています。

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リビング中央に広い床面スペースを確保し、お子さまがプラレールなどで自由に遊べる環境を整えるために、壁面収納を活用したレイアウトが採用されています。
テレビはあえて低い位置に設置し、お子さまの視線に合わせた配置とすることで、床でのびのびと遊びながらも快適にテレビが見られるよう工夫されています。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_922/
収納部分にはおもちゃや文具、絵本や図鑑などがすべて収まり、リビング全体の整理整頓にも効果的です。
限られたスペースでも「子どもの遊び場」と「整った収納空間」を両立した好例といえるでしょう。
壁面収納テレビ台の例⑨ 大型TVを包み込む壁面収納
こちらの実例では、戸建て住宅の2階リビングに「Shelf 開口部のある本棚」を設置し、壁面いっぱいに広がるテレビボードとして活用しています。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_914/
設置する壁には小窓がありましたが、窓枠の微妙な出っ張り(チリ)にも対応するため、縦材・横材を現場に合わせて丁寧に加工しました。
それにより、壁との隙間をつくらない美しい納まりが実現されています。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_914/
さらに、お子さまのいるご家庭ならではの工夫として、テレビボードとは別にキャスター付きの「Shelf ロータイプ本棚 移動式」も導入しています。
おもちゃの収納に活用しつつ、リビングへ移動させて広い空間で展開することも可能です。
壁面収納テレビ台の例⑩ 大型TVとの距離をとる
こちらの実例では、リビングに隣接する個室の壁面に「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」を設置し、55インチの大型テレビを組み込んだリビングボードとして活用しています。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_927/
部屋全体はL字型のレイアウトで構成されており、テレビと本棚を部屋の端にまとめることで、リビング中央には広々としたスペースを確保しました。
ソファをゆったりと配置しながら、テレビとの適度な距離を保った、視聴にも寛ぎにも最適な空間が生まれています。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_927/
本棚の中央には4コマ分の開口部が設けられ、上部には補強のために3本の桁材を追加しています。
それにより、安全性と構造の安定を確保しながら、視線の抜ける開放的なデザインに仕上げられています。
まとめ
今回は、壁面収納テレビ台の魅力や選び方、タイプ別の特徴、後悔しないためのポイント、おすすめ商品や設置事例までを幅広くご紹介しました。
リビングをすっきり見せながら、収納力とデザイン性の両方を兼ね備えた壁面収納テレビ台は、限られた空間を有効活用したい方にとって非常に有効な選択肢です。
特に、見せる収納と隠す収納をバランスよく使い分けることで、暮らしやすく、美しいインテリア空間に仕上がります。
今回ご紹介したことを参考に、長く使える壁面収納テレビ台を設置して、快適なリビング空間を実現しましょう。
マルゲリータの公式サイトでは、今回ご紹介した壁面収納テレビ台以外にも、色々なおしゃれインテリアを多数ラインナップしています。お客様の使用実例もたくさん掲載されているので、おしゃれで実用的な収納家具の購入を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。