無機質なデスクやチェアで整えられた「いかにもオフィス」という風景。
そこに、少し違和感を覚える人は増えているのかもしれません。
木の温もりがあるテーブル、ラウンジのようにくつろげる椅子、そしてグリーンを取り入れた柔らかな空間。
オフィス家具に頼らず、自然素材や居心地のよいインテリアを選ぶだけで、働く場はぐっと魅力的に変わります。
この記事では、オフィス家具を敢えて使わずに、自然でおしゃれな仕事場をつくるためのヒントをご紹介します。
オフィスを単なる「作業の場」ではなく、創造性やコミュニケーションが自然と生まれる空間にできるアイデアを探っていきましょう。
Contents
オフィス家具を使わずに仕事場を整えるメリット
オフィス家具に縛られない空間づくりには、機能性以上の魅力があります。
ここでは、その主なメリットについて考えていきましょう。
堅苦しくない雰囲気でリラックスできる
スチールや樹脂の無機質な家具に囲まれると、どうしても気持ちまで凝り固まってしまいます。

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その点、オフィスに天然木など自然の質感を持つ家具を選べば、肩の力を抜いて仕事に向き合える空気が生まれます。
ほどよくリラックスできる環境は、長時間のデスクワークでも心身の負担を軽減し、集中力を持続させてくれる効果も期待できます。
来客時の印象が柔らかくなる
来訪者を迎えるとき、空間の雰囲気は大きな印象を左右します。
一般的なオフィス家具で整えられた空間よりも、木製のテーブルやソファのあるラウンジのような雰囲気の方が、温かみを感じてもらえるはず。

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堅苦しさを和らげることで会話も自然に弾み、ビジネスにもポジティブな影響を与えてくれるでしょう。
創造性やコミュニケーションを促す
自然な素材感やリラックスできる家具に囲まれた仕事場は、アイデアを生みやすい空気をつくります。

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硬直した配置ではなく、カフェのような自由度のあるレイアウトを採用すれば、同僚との会話やちょっとした相談も自然と生まれやすくなります。
「雑談から新しい発想が生まれる」——そんなシーンを後押しするのも、このような空間づくりのメリットです。
空間全体のデザイン性を高められる
オフィス家具に頼らないという選択は、空間全体をインテリアとしてデザインすることにつながります。

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たとえば、オフィスの壁面を覆うようにオーダー加工した収納棚を設置すれば、唯一無二の空間を実現できます。
「働く場所」という機能にとどまらず、訪れる人が心地よさを感じる“デザインされた空間”にすることで、オフィスの魅力はさらに高まるでしょう。
自然でおしゃれな仕事場をつくる家具選びのポイント
オフィス家具を敢えて避けるなら、何をどう選ぶかが空間の印象を決めます。
ここでは、自然でおしゃれな仕事場をつくるために押さえておきたい家具選びのポイントをご紹介します。
自然素材の家具を取り入れる
自然でおしゃれなオフィスづくりで最も取り入れやすいのが、木の素材感を活かした家具。
たとえば、天板に天然木を使用したテーブルは、木目や節の表情がそのままデザインとなり、空間にぬくもりを与えてくれます。

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また、北欧スタイルの家具のように明るい色合いの木材を使った収納棚なら、仕事場を軽やかで清潔感のある雰囲気に演出します。
自然素材は視覚的にも触覚的にも柔らかさをもたらし、オフィスの緊張感をやさしく和らげてくれるでしょう。
オフィス家具以外から選ぶ
オフィス専用の家具ではなく、リビングや書斎に置くようなデザインの家具を取り入れると、空間に柔らかさが生まれます。

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たとえばマルゲリータの「Shelf 壁一面の本棚」のような木製収納棚は、収納力を備えつつ見た目も洗練されており、オフィス家具の堅苦しさを感じさせません。
そして、ダイニングテーブルを敢えてワークスペースとして設置すれば、自然な素材感が加わり、働く場所がラウンジのような開放的な空間に。
このようにオフィス家具以外の発想で選ぶことで、仕事場に心地よい居場所が生まれ、働く時間そのものがより豊かになります。
多機能で省スペースな家具を選ぶ
限られたスペースを有効に使うためには、収納・作業・間仕切りといった複数の役割をひとつの家具に持たせるのが理想的です。

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たとえば、マルゲリータの「Shelf カウンター付き本棚」なら、デスクと収納の二役を兼ねることが可能です。
また、オフィス空間の中央に置けば、自然な間仕切りとしても機能し、視線をほどよく遮りつつ空間を分断しすぎることなく、心地よいゾーニングを実現します。
省スペースで多機能な家具を選ぶことは、オフィスをすっきりと見せながら快適さを高める最良の方法といえるでしょう。
小物や装飾で“自然体のオフィス”に近づける方法
家具だけでなく、小物や装飾を工夫することで、仕事場はさらに心地よく洗練された空間へと変わります。
ここでは、自然体のオフィスに仕上げるための3つの視点をご紹介します。
植物や素材感で空間に活気を与える
観葉植物をデスクまわりや窓際に配置すれば、目に優しいグリーンが仕事の合間に癒しを与えてくれます。

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背の高い植物を置けば空間に立体感が生まれ、小ぶりの鉢植えならデスクや棚のアクセントに。
また、ラグやクッションのようなファブリックを取り入れると、視覚だけでなく触覚でも心地よさを感じられ、堅さのあるオフィス空間が一気に柔らぎます。
カラーコーディネートで統一感を持たせる
空間の色合いを整えることも、オフィスの印象を大きく左右します。

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たとえば、グレーやベージュなど落ち着いたトーンをベースにすると、自然素材の家具や植物との調和が取りやすくなります。
そこに差し色としてオリーブグリーンやブルーなどを小物で添えれば、空間に自然な変化が生まれます。
派手すぎない彩りが、落ち着きと華やかさを両立させ、働きやすい環境をより洗練された雰囲気へと導いてくれるでしょう。
アートや雑貨をアクセントにする
壁にアートや雑貨を飾ったり、デスクに小さなオブジェを置いたりするだけで、オフィス空間の印象はがらりと変わります。

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たとえば、壁面収納の一部を利用して、社員お気に入りのアイテムをディスプレイしてみてはいかがでしょうか。
そうすることで、オフィスに“個性”と“自然な温かみ”が加わります。
オフィスにアートや雑貨があることで、訪れる人にとっても会話のきっかけになり、空間がより開かれた雰囲気に変わります。
実例で見る「自然でおしゃれなオフィス」アイデア
ここでは、オフィス家具に縛られずに整えられた“自然体の仕事場”の事例を6つご紹介します。
働く人が心地よく過ごせることはもちろん、来客や仲間とのコミュニケーションをも豊かにするアイデアの数々を、ぜひ参考にしてください。
事例1 オフィスのダイニングテーブル
こちらは、広々としたオフィスの一角に「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」と「Tavola ダイニングテーブル」を設置している事例です。

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壁一面を覆う大容量の本棚は、資料や備品をすっきり収める収納として機能しながら、木の質感によって空間全体を温かみのある雰囲気に仕上げています。
背板のない構造によって壁面のホワイトが活き、開放感を損なわないのもポイントです。
中央に置かれたダイニングテーブルは、自然塗料で仕上げられた広い木製天板が特徴。
スタッフは自由に座る場所を選び、ノートPCや資料を広げながら作業を進めます。

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高い天井や大きな窓から差し込む光、周囲に配置された観葉植物と調和することで、機能的でありながら自然体のおしゃれなオフィスを実現しています。
事例2 ファッションブランドのオフィスに
こちらは、ファッションブランドのモノトーンを基調としたオフィスに、「Shelf カウンター付き本棚」と「Shelf ロータイプ本棚」を取り入れた事例です。

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コンクリート打ち放しの壁や配管が整然と並ぶシンプルな室内に、木目のやわらかな表情が加わることで、硬質な印象にほどよい温かみが生まれています。
本棚は収納だけでなく作業用カウンターとしても機能し、資料の整理や日常的なデスクワークに活躍します。

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黒を基調とした落ち着いた家具のトーンと木材の対比が、オフィス全体をシックで洗練された雰囲気に仕上げています。
機能性を備えながら、素材感がもたらす心地よさも両立した空間は、自然体で作業に向き合えるおしゃれな職場づくりの好例です。
事例3 スタイリッシュなレイアウトのオフィスデザイン
こちらは、メゾネットタイプのオフィス上階に「Shelf カウンター付き本棚」と、それに直行する作業机を配置した事例です。

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窓際に沿ってL字に伸びるカウンターは、収納とワークデスクを兼ね、資料整理から設計作業まで幅広く対応します。
さらに部屋中央には大きな天板を置き、打ち合わせや模型制作の場として活用できるように整えられています。

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本棚とカウンターは木材で統一され、白い壁やスチール脚と組み合わさることで、シンプルかつ洗練された空気感を演出。
モノトーンに近い構成ながら、木の質感が加わることで無機質になりすぎず、落ち着いた温かみのある空間に仕上がっています。
事例4 スタンドアローン型のオフィス間仕切り
こちらは、建築設計事務所のエントランス横の打ち合わせコーナーと執務室の間を、「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」で仕切った事例です。

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正面にはパネルや専用引き出し、観葉植物を配置し、収納とディスプレイを兼ねつつも、隙間から執務室内に穏やかに続く間仕切りになっています。
オフィスにありがちな「壁で仕切る」閉塞感を避けつつ、資料の整理や来客時の応対をスマートに行える工夫が込められています。

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また、天井と本棚の間にはフィラー板を設け、転倒防止を兼ねて安定性を確保。
置くだけの家具でありながら、安全性とデザイン性を両立した空間づくりが実現されています。
事例5 ワンフロアオフィスのリノベーション
こちらは、ワンフロアをリノベーションし、打ち合わせや資料室など複数のエリアを「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」で仕切った事例です。

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本棚を縦横に配置してグリッドをつくることで、フロア全体を効率よくゾーニング。
壁ではなく家具で区切るため、仕切りそのものが収納や展示スペースとして機能し、無駄のない空間利用が実現しています。

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セルには書籍や資料が収められ、さらに専用カセットを用いて文具や雑貨を整理。
表面は掲示板としても活用され、カレンダーやスケジュールを共有するなど、オフィスの情報発信の場にもなっています。
マルゲリータのShelfシリーズは、工事が要らず置くだけで構成できるのも大きなメリット。
将来的な移転やレイアウト変更にも柔軟に対応でき、コストを抑えながらも洗練された雰囲気を持つオフィスが完成しています。
事例6 クリエイティブオフィスにリニューアル
こちらは、アーティストやアパレル関連のオフィスをリニューアルし、「Shelf カウンター付き本棚」と「Storage Cart キャスター付き収納カート」を導入した事例です。

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カウンター付き本棚は机上に開口部を設けた仕様で、PC作業や資料整理など、それぞれのスタイルに合わせて自由に使える快適なワークスペースに仕上がりました。
机下には可動式の収納カートを収め、必要に応じて引き出せるように設計し、限られたスペースを有効に活用しています。

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また、本棚の一方は背板なしで窓の光を通し、もう一方はオーダーで背板を設けて間仕切りとして機能しています。
コンクリート仕上げのラフな質感と木製家具の温もりが対比し、シンプルながらも自然体で心地よいオフィスが実現されています。
まとめ
今回は、「オフィス家具を使わずに、自然でおしゃれな仕事場をつくる」というテーマで、メリットや家具選びのポイント、実際の設置事例をご紹介しました。
無機質なデスクやチェアに頼らず、天然木の家具やアート作品、観葉植物などを取り入れることで、職場はぐっと柔らかい印象に変わります。
また、リラックスしやすい雰囲気は集中力を高め、来客にとっても温かみのある空間として好印象を残します。
さらに、収納とデスクを兼ねるなど多機能の家具は、限られたスペースを効率的に使いながら、オフィスの快適性を高めてくれます。
オフィスだからといって、オフィス家具にとらわれる必要はありません。
自然素材を使ったテーブルや収納棚を活用すれば、オフィス全体を「働く場」でありながら「居心地のよいインテリア」として設計できます。
今回ご紹介したアイデアや実例を参考にしながら、機能性とデザイン性を両立した“自然体の仕事場”を考えてみてはいかがでしょうか。