マンションは一戸建てに比べてスペースが限られるため、収納が足りなくなりがちです。
そのため、「クローゼットがすぐパンパンになる」「部屋にモノが溢れやすい」といった収納の悩みを抱えているマンション住まいの方は多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、マンションで「収納が足りない」と感じたときに取り入れたい収納アイデアや、おすすめの収納家具について詳しくご紹介します。
記事の後半では、賃貸マンションでも設置可能な大容量収納家具の実例も掲載していますので、ぜひ参考にしてください。
Contents
マンションの収納が足りなくなりやすい理由
ここでは、マンションで収納が足りない事態を引き起こす主な3つの理由について、詳しく確認していきましょう。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_509/
収納スペース自体が少ない
そもそもマンションには、収納スペースの「面積」そのものが少ないという構造的な課題があります。
特に都心部のマンションや、築年数の古い物件などでは、クローゼットや物入れの容量が限られていることも多く、収納が足りないと悩む声が少なくありません。
実際に、住宅の延べ床面積に対する収納スペースの割合を示す「収納率」は、マンションの平均収納率は8~10%ほどというデータがあります。
一方で、一戸建て住宅では15%前後が一般的とされており、数字のうえでもマンションは収納の少なさが浮き彫りになっています。
このような事情から、マンションで収納が足りない問題を解決するには、収納家具を追加するなどして、自分で収納スペースを確保する必要性が高くなります。
物量が多い
そもそも収納に対して「物の量」が多すぎると、どんなに収納家具を増やしてもスペースは足りなくなってしまいます。
特に、ファッションアイテムや趣味のグッズ、季節家電や生活雑貨など、ライフスタイルの変化にともなって物は年々増えていく傾向があります。
また、収納が足りないことを理由に「とりあえず床に置く」「買ったまま収納せずに放置」といったことを繰り返すと、部屋全体が乱雑になりがちです。
そのため、収納力を高める前にまずは現在の持ち物を見直し、不要なものを手放すことも大切なポイントになります。
収納スペースを上手く活用できていない
マンションの間取りに収納スペースが用意されていても、「奥の物が取り出しにくい」「何が入っているのか分からない」といった状態では、十分に活用できているとはいえません。
たとえば奥行きのあるクローゼットに収納ケースをそのまま重ねてしまうと、下段のモノが取り出しにくくなり、使い勝手が悪化します。
その結果、収納しているはずの空間がデッドスペースとなり、収納が足りない事態に陥ることもあります。
このように、限られた収納スペースを有効に使うには、棚の中を整理しやすくする工夫や、収納物の出し入れがスムーズにできる設計が欠かせません。
狭いマンションの収納が足りない時の工夫アイデア
収納スペースが限られているマンションでも、ちょっとした工夫で足りない収納を補うことは可能です。
ここでは、収納が足りないと悩むマンション住まいの方におすすめの具体的な対処法を4つご紹介します。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_306/
不要なものを処分する
マンションの収納問題を解決するうえで、まず取り組みたいのが「不要なものの処分」です。
前述のとおり、収納が足りない原因は「物量の多さ」にある場合が少なくありません。
定期的に持ち物を見直し、使っていない衣類や雑貨、家電などを手放すことで、収納スペースにゆとりが生まれます。
特に「いつか使うかもしれない」と残しているアイテムや、「思い出があるから」となんとなく捨てられない物は、見極めが重要です。
たとえば、フリマアプリやリサイクルショップを活用して断捨離すれば、不要品を手放しつつ臨時収入につなげられます。
既存の収納を見直す
マンションの収納スペースが足りないと感じていても、実は既存収納の使い方に問題があることも少なくありません。
たとえば、クローゼットの上部や奥の空間を有効活用できていなかったり、仕分けせず棚の中に雑然と詰め込んでいたりするケースが見られます。
このような場合は、一度クローゼットの中を整理し直してみたり、ファイルボックスなどを導入して分類したりといった、収納効率を上げるための工夫が効果的です。
今ある収納を最大限に活かせれば、新しい家具の導入などが最小限で済み、生活空間を狭めることなく収納スペースを拡張できます。
デッドスペースを有効活用する
マンションの部屋の中を見渡してみると、「使っていないけれど、実は収納に使える」デッドスペースが意外と多いものです。
たとえば、窓下の壁、廊下の一角、家具と壁の隙間、玄関の空間などのちょっとしたデッドスペースは、収納スペースとして活用できる可能性があります。
そのような場所に壁面本棚などの収納家具を導入することで、既存の生活動線を妨げることなく、足りない収納スペースを補うことにつながります。
省スペースの新しい収納家具を設置する
「そもそも収納スペースが少ない」というマンションの構造的な課題に対しては、狭い空間を有効に活用できる収納家具を新たに追加して対処するのが現実的でしょう。
たとえば、壁一面を活用した本棚や、カウンター付きの本棚、テレビ台を兼ねた収納棚など、省スペースでありながら収納量が多い家具がおすすめです。
機能性とデザイン性を両立したアイテムを導入すれば、足りない収納を補うことに加え、インテリアとしても映える空間づくりが可能になります。
マンションで足りない収納を補うなら「壁面本棚」がおすすめ!
マンションでは、デッドスペースとされがちな壁面を活用することで、足りない収納を補い、収納スペースを大きく改善することが可能です。
壁面を有効活用できる代表的な収納家具としては、「壁面本棚」が挙げられます。
ここでは、マンションでの壁面本棚の具体的な活用法について、詳しく確認していきましょう。
壁面を利用した大容量収納として
まず、マンションでの壁面本棚の最も基本的な活用方法が、壁一面を活用した大容量収納です。
収納スペースの足りないマンションで、あまり多くの収納家具を設置すると、それだけ床面が狭くなってしまいます。
しかし、壁面に広がる大型の収納を設置すれば、使用する床を最小限にして、十分な収納スペースを確保できます。

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たとえば、マルゲリータの「Shelf 壁一面の本棚」は、スリムな設計で狭いマンションでも有効な、省スペース型の壁面収納として活用できます。
奥行きが180mm・250mm・350mmの3種類から選べ、幅や高さも複数のバリエーションから選択できます。
また、天井の梁やエアコンを避けたい場合などは、オーダー加工でオリジナルの形状にすることも可能です。
壁と固定せず床に置くだけの簡単設計なので、賃貸マンションでも問題ありません。
それに加え、組み立て式でコンパクトに分解できるので、引っ越しの際にも重宝するでしょう。
テレビ台を兼ねた収納棚として
マンションで、テレビ台を兼ねた収納棚を活用するアイデアもあります。
壁面に本や雑貨に加え、場所を取りがちなテレビも収納できれば、その他の生活スペースを広々確保できます。
また、収納量に余裕のある壁面収納であれば、AV機器やDVD、Blu-rayなど、テレビと併せて使うものもまとめて収納できるので、生活の利便性も高められるでしょう。

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たとえば、マルゲリータの「Shelf 開口部のある本棚」は、テレビを置くのに最適な開口部を設けた壁面収納です。
開口部のサイズ・位置の違いで4つのバリエーションが用意され、それ以外のニーズがあればオーダー加工もできます。
また、開口部にはテレビ以外にも額装したアートやオブジェを置くなど、アイデア次第で多彩な使い方ができるでしょう。
ワークスペース兼収納棚として
マンションで、足りない収納を補いつつ、同時にワークスペースを確保するためには、収納棚とデスクなど複数の家具が必要です。
広々としたマンションなら問題ないですが、スペースに限りがある場合は、その分の設置スペースの確保が課題になるでしょう。

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そのようなシーンでは、収納とデスクが一体化した家具が便利です。
たとえば、マルゲリータの「Shelf カウンター付き本棚」は、本棚前面に横長のカウンター(デスク)が一体化し、1台でワークスペース兼収納の役割を果たします。
カウンターの上部はもちろん、足元にあたる下部にも大量の収納スペースがあるので、仕事や勉強で使う書籍や資料をたっぷり収納することが可能です。

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窓下などのデッドスペースを利用した収納として
スペースに限りのあるマンションで足りない収納を補うには、窓下などのデッドスペースの利用が効果的です。
デッドスペースを有効活用できれば、生活空間を狭めることなく、十分な収納スペースを確保できます。

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たとえば、マルゲリータの「Shelf ロータイプ本棚」は、窓下への設置に適したロータイプの壁面収納です。
高さが1段・2段・3段から選べ、横幅もオーダー加工で拡張可能なので、デッドスペースにぴったり収められるでしょう。

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また、家具と家具の隙間など、縦長のデッドスペースには「Shelf スリム本棚」がおすすめです。
幅355mmと非常にスリムな設計なので、天井までの高さを最大限に活かして収納スペースの拡張が期待できます。
間仕切り兼収納として
壁面本棚は、マンションで用途ごとに空間を分けたい際などに、間仕切り兼収納として活用するアイデアもあります。
たとえば、広いリビングの一角を仕切ってミニ書斎にしたり、子ども部屋を仕切って2人で使用したりと、さまざまな使い方ができます。

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天井までしっかり仕切りたい場合は、マルゲリータの「Shelf 壁一面の本棚」が便利です。
背板のない裏表オープンタイプなので、照明を遮断して暗くなる恐れもなく、緩やかに空間を分けられます。

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また、より手軽に仕切りたい場合は、腰丈程度の高さの「Shelf ロータイプ本棚」が良いでしょう。
底部にキャスターを取り付ければ簡単に移動ができるので、日によって間仕切りの有無を分けたい際などにも便利です。
廊下を活用した薄型収納として
マンションで収納が足りない問題を解決する策として、廊下の有効活用も効果的です。
廊下に充分な収納スペースを確保できれば、リビングやダイニングなどに新たな収納家具を設置する必要がなくなり、生活空間を広々確保できます。
ただし、廊下に壁面本棚を設置する際は、移動動線を妨げないよう、奥行きがスリムになっているものを選ぶ必要があります。
たとえば、マルゲリータの「Shelf 壁一面の本棚 奥行250mm」や「Shelf 壁一面のA5判本棚 奥行180mm」などは、設置してもあまり場所を取らないのでおすすめです。

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天井との間にフィラー板を入れれば耐震性も高められるので、壁とボルトなどで固定する必要がありません。
そのため、退去時に原状回復が必要な賃貸マンションでも、安心して導入できるでしょう。
マンションに新しい収納家具を設置するときのポイント
収納家具は、単に物を収納するためだけでなく、暮らしやすさや部屋の印象を左右する重要なアイテムです。
ここでは、マンションに新しい収納家具を設置する際に意識したいポイントを3つご紹介します。

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生活動線を意識して設置する
マンションに収納家具を設置する際は、「動線の確保」が非常に重要です。
どんなに収納力のある家具でも、日常の動きを妨げてしまうような配置では、使い勝手が悪くなり、ストレスの原因にもなりかねません。
たとえば、廊下や出入り口付近などの通路に収納家具を設置する場合は、奥行きのある家具を避け、スリムなデザインのものを選ぶのが理想的です。
また、引き出しや扉の開閉スペースも確保したうえで配置すると、家族それぞれが快適に過ごせる空間を維持できます。
部屋のインテリアに合う色や素材を意識する
収納家具は部屋の中でも存在感があるため、インテリアと調和する色・素材を選ぶことが大切です。
特にマンションでは、限られた空間の中に家具が集中しやすく、調和がとれていないと雑然とした印象になってしまいます。
そこでおすすめなのが、天然木を使った収納家具です。
ナチュラル、北欧、和モダン、シンプルなど、どんなテイストにも馴染みやすく、空間に温もりを与えてくれるでしょう。
耐震性・耐久性に注意する
マンションで収納家具を長く使い続けるには、耐震性・耐久性にといった安全面にも配慮することが重要です。
特に、背の高い壁面本棚は、地震時に転倒すると大きな事故につながる可能性があるので、しっかりした安全対策が施されている製品が求められます。
まず、棚板の厚みや構造をチェックし、どれくらいの重さに耐えられるか(耐荷重)を確認しましょう。
本や家電など重量のあるものを収納する場合は、耐荷重が高い製品を選ぶと安心です。
加えて、地震への備えとして、家具の転倒を防ぐ工夫がされているかの確認もしておきましょう。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/overturning.html
たとえばマルゲリータの壁面収納には、石膏ボードや木壁に固定できる転倒防止金具が付属しています。
また、天井との間に製品と同色のフィラー板を挟むことで、壁を傷つけずに耐震対策をすることも可能です。
マンションで足りない収納をおしゃれに補っている実例
最後に、マンションで足りない収納をおしゃれに補っている実例を2つご紹介します。
マンションの収納問題にお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
マンションで足りない収納をおしゃれに補っている実例①
こちらの実例では、マンションのリビングダイニングに「Shelf 壁一面の本棚 奥行250mm」を設置しています。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_851/
本棚を設置する壁面の右上部には窓があり、その窓を避けるように階段状の本棚に加工することで、造作家具のように空間と調和しています。
マンションで足りない収納をおしゃれに補っている実例②
こちらの実例では、マンションのリビングの一面に「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」を2台連結して設置しています。
本棚の最下部に「専用カセット」を並べて見せない収納とすることで、生活感のあるものを隠し、おしゃれな壁面収納に仕上げています。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_841/
まとめ
今回は、「マンションの収納が足りない時」をテーマに、足りない収納を補う効果的なアイデアや、おすすめの収納家具について、詳しくご紹介しました。
マンションにおける「収納が足りない」という悩みは、限られた空間の中でいかに効率よく物を収めるかが鍵となります。
収納スペースの不足は、放置しておくと暮らしの快適さに影響を及ぼしかねないので、新たな収納家具を設置するなどして、早めに解消するのがおすすめです。
今回ご紹介した内容を参考にして、物をすっきり片付けられる快適な空間を実現させましょう。
マルゲリータの公式サイトでは、今回ご紹介した収納家具以外にも、色々なおしゃれインテリアを多数ラインナップしています。お客様の使用実例もたくさん掲載されているので、おしゃれで実用的な家具の購入を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。