大型の収納本棚を購入する際、「部屋の天井に梁が出ている・・」「あと数センチ大きければ・・」「エアコンやコンセントと干渉してしまう」など、既製品の本棚ではどうしても納まりが悪くなるお住まいも多いのではないでしょうか。
そんなときにおすすめなのが、空間にぴったりと収まる「オーダーメイド本棚」です。
棚板の数や幅などを自由にカスタマイズできれば、収納力とデザイン性を両立させ、まるで最初からそこにあったかのようにジャストサイズの本棚を実現できます。
この記事では、ぴったり収まる本棚を探している方に向けて、オーダーメイド本棚の魅力や活用例、そして実際のオーダー加工例やおすすめ商品などをご紹介します。
新しく本棚を購入予定の方、今の本棚のサイズや使い勝手に満足していない方は、ぜひ参考にしてください。
Contents
オーダー本棚とは
オーダー本棚とは、既製品とは異なり、設置する場所や用途に合わせて寸法や仕様を自由に決められる本棚です。
市販の本棚では対応できない間取りや寸法制限がある場合でも、オーダー本棚であれば空間に美しく納められます。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_456/
オーダーできる範囲の広い製品であれば、素材やカラー、棚の構成や開口部の追加なども自由に選べます。
オーダー本棚を上手く活用することで、部屋のインテリアや使い方に合わせた「世界にひとつだけの収納家具」が実現できます。
オーダー本棚のメリット
オーダー本棚の最大のメリットは、空間に無駄なくぴったりと収まることにあります。
たとえば、天井高にぴったり合うようにオーダーしたり、階段下や梁、エアコンなどを避けたりすれば、空間を余すところなく活用できます。
また、書籍のサイズに合わせて棚の高さを変えたり、美術書などの大型本に対応した奥行きにしたりと、収納物の種類に合わせて調整できるのも魅力です。
さらに、素材やカラーを変更して、インテリアとしての美しさにこだわれば、単なる収納家具にとどまらず、「見せる収納」としての存在感を演出できます。
オーダー本棚の活用例
オーダーメイドの本棚は、設置場所や用途に合わせて細かく調整できるため、多彩なシーンで活用されています。
ここでは、特にニーズの多い活用パターンを5つご紹介します。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_766/
壁一面を有効活用できる「壁面収納型」のオーダー本棚
部屋の壁一面を本棚にする「壁面収納型」のオーダー本棚は、抜群の収納力と見た目のインパクトが魅力です。
本の量が多い方や、書斎・リビングなどにしっかりとした収納を設けたい方に特に人気があります。
オーダーであれば、天井の高さにぴったり合わせたり、梁や柱を避けて設計したりと、既製品の本棚では対応できない細やかな設計が可能です。
空間を無駄なく使う「デッドスペース活用型」のオーダー本棚
階段下、廊下の端、窓下など、家具を置きにくいスペースも、オーダーメイド本棚なら無駄なく活用可能です。
市販の本棚では「ちょっと合わない」と感じる数センチの違いも、オーダーならぴったりに収められるでしょう。
特に、狭小住宅やマンションのように収納スペースが限られている環境では、こうしたデッドスペースを有効活用できる点が大きなメリットです。
オーダー本棚を設置することで、収納力だけでなく、空間全体の整った印象にもつながります。
空間を仕切る「間仕切り兼用型本棚」のオーダー本棚
リビングとダイニングの間に設置するなど、空間の仕切りとしても使える「間仕切り兼用型」の本棚は、1つの家具で2つの機能を実現できる合理的なオーダー方法です。
たとえば、裏表問わず使えるように背板のない仕様にしたり、空間に合うよう高さや幅をオーダーしたりできます。
間仕切りと本棚を別々に設置するより省スペースなので、空間を広々使うことにもつながります。

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店舗や書店にもおすすめのオーダー本棚活用例
オーダー本棚は、住宅用だけでなく店舗や書店などの商業空間でも活用されています。
陳列と収納のバランス、視認性の高さ、導線設計まで、細やかな調整が可能だからこそ、売場づくりの強い味方になります。
ここでは、店舗や書店でのオーダー本棚の代表的な活用例について確認していきましょう。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_334/
商品の魅力を引き出す「ディスプレイ型本棚」
表紙をしっかり見せたい書籍や雑誌には、前面ディスプレイタイプのオーダー本棚が効果的です。
平積み、面出し、斜め置きなど、多様な展示スタイルに合わせて棚の角度や高さをカスタマイズすれば、ジャンルごとの特集やフェアなど、売場ごとの個性を引き出す工夫もしやすくなります。
オーダーであれば、棚の奥行きや仕切り幅も細かく調整できるので、視覚的に印象に残る売場をつくりたい方に最適な選択肢といえるでしょう。
限られたスペースを有効活用できる「スリム&省スペース設計」
小規模な書店や狭い通路を活かしたい空間では、スリムで省スペースな設計のオーダー本棚が便利です。
奥行きの浅い本棚でも、本がしっかり並べられるよう棚の厚みや仕切り幅を調整したり、梁や柱を避けた設計にしたりと、オーダーならではの対応ができます。
棚の高さや間隔も視認性を意識して設計すれば、スペースを圧迫せず、手に取りやすさも確保でき、限られた空間でも最大限の収納力を実現できるでしょう。
マルゲリータのオーダー加工できる本棚シリーズ「Shelf」のおすすめポイント
オーダー可能な本棚をお探しの方におすすめなのが、マルゲリータの本棚シリーズ「Shelf」です。
Shelfシリーズは、ミニマルで使いやすいグリッドデザインを採用しており、木の色合いや質感を生かしたナチュラルな仕上がりで、幅広い空間に馴染みます。

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背板のないオープンシェルフなので、壁付けした際に背面の壁が見え、圧迫感を生みにくくなっています。
また、表裏を問わずアクセスできるため、間仕切り兼本棚としての用途にも最適です。
棚板には丈夫なシナ合板を採用し、大量の重い本やレコードを長年収納しても、ほとんどたわむことがありません。
それに加え、縦横のサイズはもちろん、エアコンやコンセントに合わせてのオーダーなど、図面を起こして詳細に制作できます。
Shelfシリーズの具体的なオーダー加工の例については、次の見出しで詳しく確認していきましょう。
マルゲリータ本棚のオーダー加工実例
ここでは、マルゲリータの本棚シリーズ「Shelf」でできる代表的なオーダー加工について、実例を交えて詳しく確認していきましょう。
エアコンなどを避ける本棚のオーダーカット加工
こちらは、壁面上部に設置されているエアコンや片側梁を避けるために、本棚の角を部分的にカットして仕上げたオーダー加工の一例です。
このように、本棚の一部を切り欠くことで、壁面を最大限に活用して本棚をフィットさせられます。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/customorder.html
以下の実例では、右上にあるエアコンを避けるため、本棚上部をオーダー加工でカットしています。
敢えてカット面積を広く取ることで、エアコン下にまでぎっしり本を収納でき、空間と統一感のある本棚に仕上がっています。

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本棚を勾配壁に沿わせるオーダー加工
こちらは、勾配壁に沿わせて、本棚の後方を斜めにカットして仕上げたオーダー加工の一例です。
このようなオーダー加工を施すことで、壁と本棚の間に無駄なスペースが生まれず、空間を広々と活用できます。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/customorder.html
以下の実例では、中間から折れて傾斜天井になっている壁面にぴったり合うよう、縦7コマ×横7コマの本棚をオーダー加工しています。
これにより、本棚後方から本が落ちる心配もなく、大量の蔵書をすっきり安全に収納できています。

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本棚の任意の場所に開口部を追加するオーダー加工
こちらは、ニーズに合わせて本棚の一部に開口部を追加するオーダー加工の一例です。
開口部のサイズや形状は任意で決められ、テレビや額装したアートなどを飾る際に適しています。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/customorder.html
以下の実例では、アクセントウォールを背景に設置した壁面本棚に、大きな開口部を設けるオーダー加工を施しています(※図面と画像例が異なります)。
開口部には額装したアートワークがぴったり収まり、収納兼ディスプレイラックとして機能しています。

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設置場所に合わせて本棚の横コマ数を減らすオーダー加工
こちらは、設置場所に合うように本棚の横コマ数を減らすオーダー加工の一例です。
既製品サイズでは上手く嵌まらない場所でも、このようなオーダー加工を施すことで、造作家具のようにぴったり合う収納が実現します。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/customorder.html
以下の実例では、百貨店の売り場に設置するディスプレイスペースとして、縦6コマ×横4コマにオーダー加工した本棚を2台並べて設置しています。
本棚の間に白い暖簾が渡され、本棚がまるで入り口の門であるかのように、コンセプトに合う空間が演出されています。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_349/
本棚のカウンター部分の寸法を変更するオーダー加工
こちらは、本棚の前面に付いたカウンター部分の寸法を変更するオーダー加工の一例です。
既製品では本棚の端から端までカウンターが渡されていますが、設置場所との相性に合わせてオーダー加工することで、より空間に馴染ませることが可能になります。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/customorder.html
以下の実例では、リビングの一角に壁面本棚を設置し、お子様の勉強机として活用できるよう、カウンター部分をオーダー加工しています。
勉強に使うのに必要なスペースだけを残すことで、ソファーの手前から見た際の圧迫感を軽減し、広々した印象のリビングの景観が維持されています。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_373/
本棚を縦方向に連結させるオーダー加工
こちらは、本棚を縦方向に連結させるオーダー加工の一例です。
縦方向に2台をつなげることで、天井の高い空間にもぴったり収まる大容量の収納が実現します。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/customorder.html
以下の実例では、オフィス兼住居のリビングと上階を繋ぐ階段室の一面に、上下に連結するオーダー加工を施した壁面本棚を設置しています。
2階の床を避けてオリジナルに加工することで、吹き抜け全体を最初から覆っていたかのような、空間にマッチする大容量収納に仕上がっています。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_528/
本棚をコーナーで連結させるオーダー加工
こちらは、本棚をコーナーで連結させるオーダー加工の一例です。
従来、このような配置では本棚と本棚の間にデッドスペースが生まれがちでしたが、コーナー役物を使うことで、最大限に収納スペースを確保できます。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/customorder.html

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/customorder.html
以下の実例では、オフィスと接客スペースを分ける間仕切り兼収納にするため、本棚をL字型に連結するオーダー加工を施しています。
連結部に空隙がないため、オフィス側と接客スペースどちらの側から見てもデザイン性が保たれ、空間をおしゃれに区切っています。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_746/
ジャストサイズのオーダーメイド可能なマルゲリータのおすすめ本棚
ここでは、空間にジャストサイズで設置するためのオーダー加工ができる、マルゲリータのおすすめ本棚を3つ厳選してご紹介します。
ご家庭やオフィスにぴったりの本棚を設置したいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
Shelf 壁一面の本棚
マルゲリータの「Shelf 壁一面の本棚」は、壁面を目一杯活用できる大容量の本棚です。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/slf-2400-2400-ex.html
奥行き180mm、250mm、350mmのバリエーションが用意されていて、本はもちろん、雑貨や日用品などの収納にも適しています。
既製品として幅や高さを選べますが、天井や梁に合わせた高さ調整や、形状・サイズに合わせたオーダー加工も可能です。
Shelf 開口部のある本棚
マルゲリータの「Shelf 開口部のある本棚」は、奥行き350mmの本棚に大きな開口部を設けた壁面本棚です。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/slf-ar-2400-2400-room233.html
開口部に大型テレビを置いてリビングボードにしたり、アートやフィギュアを置いてディスプレイラックにしたりと、アイデア次第で多彩な使い方ができます。
開口部のサイズや位置が既製品で合わない場合は、オーダー加工でお好みの場所に変更することも可能です。
Shelf カウンター付き本棚
マルゲリータの「Shelf カウンター付き本棚」は、本棚の前面に横長のカウンター(デスク)が取り付けられた、ワークスペース兼本棚として使える収納家具です。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/slf-ar-2400-2400-ex-counter.html
カウンター部分は本棚の棚板より厚みがあるので、PC作業や書き物をストレスなくできる安定感があります。
カウンターの長さや高さを変更するなど、設置場所に合わせて自在なオーダー加工が可能です。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/slf-ar-2400-2400-ex-desk.html
また、本棚とデスクが直交している「Shelf デスク付き本棚」もラインナップされています。
こちらも、デスクの幅や奥行きを変更したり、左右を入れ替えたりといったオーダー加工ができます。
まとめ
今回は、ジャストサイズで設置できるオーダーメイド本棚の魅力や活用例、実際のオーダー加工実例、そしておすすめ製品について詳しくご紹介しました。
オーダー本棚は、既製品では対応が難しい壁面や空間にぴったりと収まり、使い勝手や美しさを両立できる点が最大の魅力です。
デッドスペースの有効活用はもちろん、美術本や大型本などの収納、間仕切りとしての活用など、住まいや店舗に応じた最適なレイアウトを実現できます。
今回ご紹介したことを参考にして、空間にぴったり合わせられるオーダー家具を導入し、おしゃれで利便性の高い環境を実現させましょう。
マルゲリータの公式サイトでは、今回ご紹介した収納家具以外にも、色々なおしゃれインテリアを多数ラインナップしています。お客様の使用実例もたくさん掲載されているので、おしゃれで実用的な家具の購入を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。