部屋に間仕切りをするとなると、パーテーションを付けたり壁を新設したりと、さまざまな方法が存在します。 しかし、おすすめなのは「シェルフ」の間仕切りです。
今回の記事では、なぜシェルフが間仕切りにおすすめなのか、具体的なメリットや選ぶ際のポイントを含めて詳しく解説していきます。
また、最後にはおすすめの間仕切りシェルフを厳選してご紹介するので、部屋の間仕切り選びに悩んでいた人は、ぜひ参考にしてください。
シェルフとは?

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/slf-ar-counter_index.html
シェルフとは、本を中心にさまざまなものを収納できる収納家具です。
壁付けで設置し、通常の本棚として使うことももちろん可能ですが、部屋の中央などに置いて、間仕切りとして活用することもできます。
シェルフを間仕切りとして使うと、さまざまなメリットが得られるため非常におすすめ。シェルフの詳細なメリットについて説明する前に、まずはシェルフ以外の間仕切りの選択肢を確認しておきましょう。
シェルフ以外の間仕切りの選択肢

部屋の間仕切りをするための選択肢として、シェルフ以外に挙げられるのは以下の4種類です。
- パーテーション
- アコーディオンカーテン
- パネルドア
- 壁のリフォーム
それぞれのメリット・デメリットを含めた詳細は、以下の通りです。
パーテーション
パーテーションとは、部屋を仕切るために置く衝立(ついたて)のこと。
安価かつ手軽に設置できる点がメリットですが、インテリアとして部屋に馴染みにくい点がデメリットです。
アコーディオンカーテン
アコーディオンカーテンとは、ジャバラ状になったカーテンドアのこと。
安価に設置でき、開閉によってレイアウトを変更できる点がメリットです。その一方、設置のためにカーテンレールを取り付ける必要があり、天井に傷や跡が残ってしまう点がデメリットとして挙げられます。
パネルドア
パネルドアとは、板戸がジャバラ状に連なったもので、別名「折り戸」とも呼ばれる間仕切りです。
アコーディオンカーテンと同様、開閉によって部屋の見え方を変えられる点がメリットとして挙げられます。その一方、比較的設置費用が高いこと、設置のためにビス穴を天井などに開ける必要があることなどがデメリットです。
壁のリフォーム

部屋の間仕切りとして、壁を新設するリフォーム工事を行う選択肢もあります。
壁をリフォームすれば、部屋を完全に2つに分けられるので、プライバシーを確保できる点が大きなメリットです。しかし、一度リフォームしたら簡単には戻せないというデメリットがあるので、先々で部屋の用途が変わる可能性がある場合はおすすめできません。
また、リフォーム工事をするからには、相応の費用がかかってくる点も注意しておきましょう。
シェルフを間仕切りに使うメリット
ここからは、シェルフを間仕切りに使うことで得られるメリットについて、詳しく説明していきます。
メリット①:部屋に解放感が生まれる

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_623/
部屋の間仕切りにシェルフを利用する1つ目のメリットは、部屋に解放感を生むことができる点です。
リフォームで壁を新設したり、アコーディオンカーテンやパネルドアなどで部屋を仕切ったりすると、天井から床まで完全に仕切るため、閉塞感や圧迫感が生まれてしまいます。
しかし、シェルフならある程度は隙間を残して仕切れるので、そのような圧迫を感じず、解放感を保ったまま空間を仕切れるでしょう。
メリット②:収納スペースを確保できる

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_399/
シェルフは間仕切りであると同時に収納家具なので、大量の収納スペースを確保できる点も大きなメリットです。
その他の間仕切りの場合、用途は「仕切る」という1点に限られますが、シェルフは「仕切る」と「収納する」の2役を一手に引き受けてくれます。
特に、天井近くまである背の高いシェルフであれば、本や雑貨などを大量に収納できます。それによって、その他の収納家具を減らし、部屋の中をすっきりした空間に演出できるでしょう。
メリット③:おしゃれなインテリアとしても使える

間仕切りにシェルフを採用すると、おしゃれなインテリア代わりにもなります。
パーテーションなどの間仕切りだと、実用性重視のものが多いため、部屋のインテリアと合わせるのが難しいことが多いです。
その一方、シェルフはデザイン性が高く、木製で高級感があるものも多いので、その他のインテリアとも相性良く馴染んでくれます。
また、先々に間仕切りが不要になった場合でも、純粋な本棚として利活用ができるため、長く使っていける家具といえるでしょう。
メリット④:模様替えがしやすい

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/slf-ar-counter_index.html
シェルフは一度設置した後でも移動できるので、模様替えがしやすい点もメリットです。
たとえば、リフォーム工事で壁を新設してしまうと、部屋の用途が変わった際の模様替えが難しくなります。また、アコーディオンカーテンやパネルドアの場合、レールを設置した場所から動かせないので、これらも模様替えの自由度は高くないといえるでしょう。
しかし、シェルフなら何度でも場所を変更できます。特に組み立て式のタイプであれば、分解して部屋を移動させることも可能なので、模様替えや引っ越し時にも対応できます。
それに加え、部屋の中央から壁面まで置き場所に制限もないので、部屋の形に合わせて幅広い模様替えのバリエーションが実現できます。
メリット⑤:低コストで実現できる
シェルフは部屋をしっかり仕切れる一方で、比較的低コストで導入可能なのも大きなメリットでしょう。
壁のリフォーム工事は何十万円というコストがかかり、後から模様替えするとなればさらにコストがかさみます。また、パネルドアも上等なものは相応の金額がするので、シェルフの方が低コストかつ自由度を維持した間仕切りになるといえます。
もちろん、安価なパーテーションやアコーディオンカーテンと比べれば、シェルフの方が導入に費用がかかります。しかしここまで見てきたように、解放感や収納力、そしておしゃれさが担保されていることを考えると、シェルフは非常におすすめの間仕切りだといえるでしょう。
間仕切り用のシェルフを選ぶ際のポイント
ここからは、間仕切り用のシェルフを選ぶ際のポイントをご紹介します。
用途によって優先順位を定め、ニーズに合ったシェルフを選ぶようにしましょう。
ポイント①:プライバシーの確保
シェルフを間仕切りに採用する場合、プライバシーをどこまで確保したいか事前に検討しておきましょう。
たとえば、プライバシー性を高めたいのであれば、シェルフの向こう側が見えないよう背板付きで、かつ天井近くまで高さのあるものが望ましいです。
また、プライバシー性よりも解放感を重視するなら、背板がなくオープンなものを選びましょう。さらに解放感を出したいなら、背の低いシェルフを間仕切りに使うのがおすすめです。
プライバシー性と解放感は表裏一体の関係にあるので、導入する部屋の用途や各々のニーズに合わせて、最適なシェルフを選ぶようにしましょう。
ポイント②:耐荷重の確認

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/slf-ar_index.html
間仕切りのシェルフに荷物をたくさん収納する、もしくは先々収納が増えていく予定であれば、耐荷重は事前にしっかり確認しておきましょう。
シェルフは本などを収納するのが本来の役割なので、ある程度の耐荷重を備えています。しかし、だからといって全ての製品が、あらゆる重さに対応できるわけではありません。ものによっては、重みで棚板がたわんでしまうものもあるでしょう。
特に注意すべきなのは、棚板が長いタイプのシェルフ。どんなに頑強な素材を使っていても、棚板が長ければ徐々に重みでたわんでいきます。
そのため、間仕切りかつ収納家具として使用するなら、なるべく棚板のピッチが短いシェルフなど、たわまないシェルフを選ぶのがおすすめです。
ポイント③:移動式・可動式かどうか
移動式・可動式のシェルフは、空間をフレキシブルに使いたい場合にとても効果的です。
大きな空間を時と場合に応じて間仕切る場合や、狭い空間にたくさんの書籍を収納したい場合、移動できるシェルフが活躍します。
子ども部屋を仕切ったり、リビングとワークスペースを仕切ったり、寝室と書斎を仕切ったりなど様々なシェルフの使用事例があります。
大きなシェルフを固定的に設置するのが抵抗があるという方は、ぜひ移動式・可動式のシェルフを選んでください。
間仕切りに使えるおしゃれなシェルフおすすめ6選!
ここからは、間仕切りにぜひ使ってほしいおしゃれなシェルフを、厳選して6つご紹介します。
間仕切り用のシェルフの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
おすすめ① マルゲリータ カウンター付き本棚

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/slf-ar-2400-2400-ex-counter.html
マルゲリータの「カウンター付き本棚」は、大容量の収納力が魅力のシェルフです。
サイズが「縦7コマ×横7コマ」「縦7コマ×横5コマ」「縦7コマ×横3コマ」の3種類から選べ、幅広い部屋のサイズにマッチします。また、それ以外のサイズのオーダー加工にも対応しています。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/slf-ar-2400-2400-ex-counter.html
カウンターが付いていることで、間仕切りと収納に加え、デスクとしても活用できます。そのため、子ども部屋の間仕切りや、リビングの中に書斎スペースを作るなど、アイデア次第でさまざまな使い方ができるでしょう。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/slf-ar-2400-2400-ex-counter.html
カウンターが付いているため、通常のシェルフに比べて高い耐震性を誇ります。それに加え、天井と本棚の間にフィラー板を挟むことで、さらなる転倒防止対策を図ることもできます。
フィラー板なら壁や天井に傷をつけないため、賃貸住宅でも安心です。
おすすめ② ディノス 間仕切り引き戸書棚

出典:ディノス公式サイト https://www.dinos.co.jp/p/1281205420/
ディノスの「間仕切り引き戸書棚」は、省スペースな引き戸使用のシェルフです。表面だけでなく背面も化粧仕上げが施されているので、間仕切りとしても利用できます。
モダンなデザインのシェルフは、本以外にも衣料雑貨を入れるクローゼット、日用品入れとしてなど、幅広く活用可能です。
幅のバリエーションは89cmか120cm、そして高さもハイタイプ(180cm)、ロータイプ(90cm)があり、合計で4種類のバリエーションから選べます。
おすすめ③ イケア KALLAX

出典:イケア公式サイト https://www.ikea.com/jp/ja/p/kallax-shelving-unit-with-10-inserts-white-stained-oak-effect-s89197606/
イケアのこちらのシェルフは、壁付きの収納棚としてはもちろん、背面にも仕上げが施されているので、部屋の間仕切りとしても使えます。
引き出しが多数付いているので、ホコリを寄せ付けずに多くの物を収納できます。
また、同じシリーズの引き出しやボックスなどを追加し、自分好みにカスタマイズすることも可能です。
おすすめ④ セシール 木棚スチールラック

出典:セシール公式サイト https://www.cecile.co.jp/detail/XG-1108/
セシールの「木棚スチールラック」は、木のぬくもりとスチールのフレームが調和したおしゃれなラックです。しっかりとした本体に、連結用のラックを組み合わせることで、空間を無駄なくスッキリ仕切れるでしょう。
高さ違い・幅違いのラックを組み合わせることで、間仕切りだけでなく、リビングボードや壁面収納など、幅広い用途に活用できます。
おすすめ⑤ マルゲリータ ロータイプ本棚 移動式

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/slf-ar-low-caster_index.html
マルゲリータの「ロータイプ本棚 移動式」は、ゆるやかに空間を間仕切りしたいときにおすすめのシェルフです。
底部にストッパー付きの専用キャスターベースが付属しているため、必要に応じて場所を移動できます。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/slf-ar-low-caster_index.html
棚が低く、空間を圧迫感なく仕切れるため、このようにリビングでの間仕切りにもおすすめです。
キャスターで移動が容易なので、掃除しやすい点も大きなメリットでしょう。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/slf-ar-low-caster_index.html
また、部屋の用途に合わせて、仕切ったり仕切らなかったりを選べるのも嬉しいポイント。
引き戸のように使いつつ収納もできるので、移動させるだけでいつものリビングが趣味の部屋に早変わりします。
おすすめ⑥ SHIRAI STORE パーテーションラック

出典:SHIRAI STORE公式サイト https://shirai-store.net/c/category/rack/display-rack/sep-1575ar-dk/
SHIRAI STOREのパーテーションラックは、扉のないオープンタイプで、おしゃれに本や雑貨などを収納可能です。また、背面も化粧加工されているので、間仕切りとして利用できます。
天板と側板にはボリューム感のある厚い棚板を採用。内部には、スクエア型の棚板が不規則に組み合わさり、個性的な印象を演出しています。
まとめ
今回は、間仕切りにシェルフがおすすめである理由と、具体的なメリットや選ぶポイント、おすすめのアイテムなどを詳しく確認してきました。
部屋の間仕切りには多くの手段がありますが、シェルフならおしゃれに仕切れ、かつ収納家具としても役立つので、幅広いお部屋に溶け込んでくれるでしょう。
マルゲリータの公式サイトでは、今回ご紹介したものを含め、数多くのシェルフを掲載しています。サイズや仕様の異なる製品の中には、きっとあなたのご家庭にぴったりのシェルフがあるはずです。
間仕切り用のシェルフをご検討中の方は、この機会にぜひご覧になってみてください。