趣味で本を読む方の書斎やリビング、仕事の資料を置くオフィスなどでは、たくさんの本や資料を収納できる「書棚」が必需品です。
しかし、書棚といっても色々な種類があり、どれを選べばよいか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。せっかく書棚を設置するからには、実用性とおしゃれさを兼ね備えたものを選びたいものです。
そこでこの記事では、書棚の特徴や種類の解説から、選ぶ際のコツやポイントを解説します。さらに、おすすめのおしゃれな書棚をあわせてご紹介します。
最後までお読みいただくと、オフィスや書斎、リビングにピッタリのおしゃれな書棚が見つかります。ぜひ参考にしてください。
Contents
書棚とは

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_634/
「書棚(しょだな)」とは、書物(本)を棚に載せて収納する家具のことです。本棚(ほんだな)、書架(しょか)とも呼ばれます。
書棚と本棚、書架との間に厳密な違いはありません。強いて違いを挙げると、書棚・書架は古くからある呼び方なので、本棚よりも本格的な棚を表して使われるケースが多いといえます。
書棚の材質には、一般的にパイン材やシナ材などの天然木材が使われているものが多いです。オフィスでは金属製やプラスチック製のものをよく見かけます。
書棚の利用シーン
本を収納する家具である書棚は、幅広いシーンで利用されています。
ここでは代表的な利用シーンを3つご紹介します。
書棚の利用シーン①「書棚をオフィスで使う」

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書棚は収納力が高いので、大量の資料を収めるオフィス家具として利用されます。
オフィス家具は実用性が第一ですが、働く社員のモチベーションを高めるため、高級感やおしゃれさも重要な要素となります。
そのため、オフィスではスチール棚を利用するケースが多いのですが、おしゃれな雰囲気をもたらす天然木材の書棚を利用するケースも増えてきています。
書棚の利用シーン②「書棚を書斎で使う」

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ご家庭の中で蔵書量が多くなる書斎は、書棚を設置するのに最適な場所です。
読書が好きな方や、在宅でお仕事をされる方にとって、大量の本を収納する書棚は必需品です。ですが収納した本の重みで棚板がたわんでしまうと、見栄えと使い勝手の双方が損なわれてしまいます。
そのため、書斎で使う書棚に関しては、棚板の耐荷重を購入前に確認することをおすすめします。
書棚の利用シーン③「書棚をリビングで使う」

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書棚の意外な利用シーンとして、ご家庭のリビングが挙げられます。
本の多いご家庭であれば、家族がよく読む本をリビングの書棚に収納しておくのがおすすめです。リビングは自然と家族集まる場所なので、書棚に収納した本を通じて家族のコミュニケーションを高めることが期待できます。
また、本をあまり持たないご家庭の場合でも、書棚はリビングで使う小物などの収納家具として利用できます。リビングは家族それぞれの持ち寄った物で散らかりやすいので、収納スペースとして書棚を1つ設置するだけで、すっきりした空間に仕上げられます。
使い勝手の良さなら「ガラス扉の書棚」より「オープンラックスタイルの書棚」

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書棚には、前面に何もないオープンラックスタイルのものと、ガラス扉が付いたものが存在し、どちらがよいか迷ってしまう人も多いでしょう。
結論から言うと、書棚として使い勝手がよいのはオープンラックスタイルの書棚です。
ガラス扉付きの書棚は、本に埃が付きにくくなったり、地震で書棚が揺れた際に本が落下するのを防いだりできる点がメリットです。
その一方、本を出し入れする際に扉の開け閉めが必要な点と、奥行きを超えた幅の本を収納できない点がデメリットとして挙げられます。
オープンタイプなら、万一奥行き以上の本があっても収納自体は可能なので、使い勝手を重視する方にはオープンタイプの書棚をおすすめします。
おしゃれな書棚にするためのコツとは
せっかく書棚を設置するなら、実用的かつおしゃれなものを置きたいですよね。
ここでは、書棚を置いた空間をおしゃれにするために意識したいコツを2種類ご紹介します。
おしゃれな書棚にするためのコツ① 部屋やオフィスの雰囲気に合う材質を選ぶ

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書棚を設置する際は、ご家庭の部屋やオフィスの雰囲気に合う材質を選ぶことが重要です。
書棚の材質には大きく分けて木材・金属・プラスチックの3種類がありますが、このうちほかの家具の雰囲気に合わせやすいのは木材です。
木材は主張しすぎない材質なので、ほかのインテリアの雰囲気を邪魔しません、むしろ魅力を引き立てる効果があります。
そんな木材も、塗装がされているかいないかによって雰囲気が大きく異なるので、他の家具との相性に合わせて選ぶとよいでしょう。
おしゃれな書棚にするためのコツ② 部屋やオフィスの雰囲気に合う色を選ぶ

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書棚を設置する際、部屋やオフィスの雰囲気に合わせた色を選ぶことも重要なコツです。
たとえばモノトーンの部屋であれば、書棚も白や黒を基調にしたものがよいでしょう。それ以外にも、空間に多いメインカラーがある場合は、その色に合わせた書棚を選ぶと統一感が生まれます。
特に合わせるべき色が見つからない場合は、無垢木材系の色がおすすめです。たいていの部屋の床はフローリングなので、部屋の雰囲気に左右されず、おしゃれに馴染んでくれます。
失敗しない書棚選びのポイント
ひとくちに書棚といっても、大きさや材質、組み立ての有無など、さまざまなタイプの製品が存在します。
ここでは、書棚選びで失敗しないよう、書棚を選ぶ際のポイントを5つご紹介します。
書棚選びで失敗しないポイント① 収納する本の量で選ぶ

書棚は、どれくらい本を収納するかで選ぶのがポイントです。
数百冊の蔵書量がある場合は、天井近くまで高さがあるハイタイプや、幅がワイドな書棚がよいでしょう。一方、蔵書量が少ない場合は、背の低いロータイプや、スリムタイプの書棚で充分です。
ただし、蔵書量が少ない場合でも、ディスプレイする小物などと織り交ぜて、「見せる収納」として活用するなら、ハイタイプの本棚の方がおしゃれに活用することができます。
書棚選びで失敗しないポイント② 収納する本の大きさを確認する
書棚を購入する前に、収納する本の大きさを確認するのも重要なポイントです。
文庫本などの小型本が多いのであれば、180mm前後の薄型書棚でよいでしょう。その一方、大型の学術書や雑誌、絵本などが多いようであれば、350mmほどの奥行きがある書棚がおすすめです。
奥行きに対して本が大き過ぎると、書棚から本がはみ出し、見た目が損なわれる可能性があるので注意しましょう。
書棚選びで失敗しないポイント③ 設置する場所と寸法を確認する

書棚を選ぶ際は、部屋やオフィスの設置場所をあらかじめ確認し、寸法を確認しておきましょう。
正確なサイズを測らずに設置すると、思いのほか圧迫感が生まれてしまったり、そもそも設置できず返品せざるを得なくなったりする可能性があります。
また、設置場所の上部に窓やエアコン、梁などがある場合は、それらに接触しないように書棚の高さにも注意しましょう。
書棚選びで失敗しないポイント④ 部屋に搬入できるサイズか確認する

書棚を購入する際は、部屋に搬入できるかどうか、経路を必ず確認しておきましょう。
特に、既に組み上がった完成品の書棚の場合は、家や部屋の構造との相性によって、ドアを通して搬入できないことがあります。万一ドアを通らない場合は、窓から搬入するか、最悪返品しなければならなくなります。
搬入できるか不安な場合は、購入後に組み立てるタイプの書棚がおすすめです。組み立てタイプの書棚であれば、搬入時にはコンパクトに収まっているので、経路を気にする必要がありません。
書棚に収納する本の種類を把握しましょう
書棚を選ぶポイントとして、収納する本の大きさは非常に重要です。
本の大きさは、漫画本や文庫本など、本の種類によって変わります。間違いのない書棚選びをするためには、自分の持つ本の種類とサイズをあらかじめ知っておく必要があります。
ここでは、代表的な本の種類と、それぞれの大きさの詳細を確認していきましょう。
書棚に収納する本の種類① 漫画本・コミック本

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書棚に漫画本・コミック本を多く収納する方は、以下5種類のサイズを念頭に置いておきましょう。
- A6判(文庫判)サイズ:タテ148mm ヨコ105mm
- 新書判(小B6判)サイズ:タテ174mm ヨコ112mm
- B6判サイズ:タテ182mm ヨコ128mm
- 四六判サイズ:タテ188mm ヨコ128mm
- A5判サイズ:タテ210mm ヨコ148mm
その中でも、最も一般的なのが「新書判(小B6判)サイズ」です。少年漫画や少女漫画の大半はこのサイズで発売されています。
次に多いのが、ひとまわり大きい「B6判サイズ」および「四六判サイズ」で、成年漫画や女性漫画(レディースコミック)などはこのサイズが主流です。
漫画本・コミック本の収納が多い方は、これらのサイズを基準に書棚を選ぶとよいでしょう。
書棚に収納する本の種類② 小説・文芸本

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書棚に小説・文芸本を収納する際は、以下3種類のサイズを想定しておきましょう。
- A6判(文庫判)サイズ:タテ148mm ヨコ105mm
- 新書判(小B6判)サイズ:タテ174mm ヨコ112mm
- 四六判サイズ:タテ188mm ヨコ128mm
日本の小説は、まず「四六判サイズ」の単行本で発売され、後に「文庫判サイズ」で再販されます。また、中には最初からコンパクトなサイズ感の「新書判(小B6判)サイズ」で発売される作品もあります。
そのため、小説好きの方が書棚を購入する際は、最も大きい四六判サイズが収納できる奥行きのものを選ぶとよいでしょう。
書棚に収納する本の種類③ 学術書・教科書

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書棚に学術関連の本を収納する際は、以下3種類のサイズを覚えておきましょう。
- 新書判(小B6判)サイズ:タテ174mm ヨコ112mm
- 四六判サイズ:タテ188mm ヨコ128mm
- A5判サイズ:タテ210mm ヨコ148mm
- B5判サイズ:タテ257mm ヨコ182mm
このうち、学術書で最も多いのは「B5判サイズ」です。また、一般的な教科書や辞書は「A5判サイズ」のものが多く、重量もあるので奥行きだけでなく、棚板の耐荷重にも注意して書棚を選びましょう。
書棚に収納する本の種類④ 雑誌・絵本

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書棚に雑誌や絵本を収納する場合は、以下4種類のサイズを想定しておきましょう。
- 菊判サイズ:タテ220mm ヨコ150mm
- B5判サイズ:タテ257mm ヨコ182mm
- AB判サイズ:タテ257mm ヨコ210mm
- A4判サイズ:タテ297mm ヨコ210mm
週刊誌などの雑誌は「B5判サイズ」が一般的です。絵や文字の大きな絵本は、最も大判な「A4判サイズ」で出版されることが多いです。
雑誌や絵本を収納する方は、書棚から本がはみ出さないよう、奥行きに余裕がある書棚を選ぶようにしましょう。
【種類別】オフィス・書斎・リビングで使えるおすすめの書棚7選
最後に、ご家庭の書斎やリビング、オフィスで使えるおすすめの書棚をご紹介します。
おすすめ書棚①:壁面書棚

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_643/
蔵書量が多いご家庭やオフィスで使う書棚なら、天井近くまで高さのある「壁面書棚」がおすすめです。
壁面書棚はデッドスペースになりがちな壁の一面を収納スペースにできるので、本に限らず部屋の荷物をすっきり収納できます。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_614/
壁面書棚の中でも、マルゲリータの「Shelf(シェルフ) 壁一面の本棚」は、幅広い空間に馴染むシンプルなデザインで人気の書棚です。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/
縦材と横材が交互に組み合わされたグリッドデザインで、棚板も丈夫なため、本を満載にしてもたわみにくい作りになっています。
おすすめ書棚②:スライド式書棚

出典:大塚家具公式サイト https://www.idc-otsuka.jp/item/products/detail/17998
奥に見せない収納を設けたい場合は、前部分の棚を左右にスライドできる「スライド式書棚」がおすすめです。
収納箇所が前と後ろに分かれているので、見た目以上の収納力がある点も大きな魅力といえます。
おすすめ書棚③:回転式書棚

出典:アイリスオーヤマAmazon公式サイト https://www.amazon.co.jp/dp/B0734R5XQJ/
少量の本を見やすく収納したい場合は、「回転式書棚」がおすすめです。
回転式書棚はタワー状の形状をしており、360度自由に回転できるので、どの方向からも本の出し入れができるのが特徴です。
おすすめ書棚④:デスク付き書棚

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_393/
テレワークをしている方におすすめしたい書棚が、「デスク付書棚」です。書棚とデスクが一体化することで、作業中に手を伸ばせば届く距離に、資料や参考書を大量においておけるので、勉強や仕事の効率が上がります。
また書斎とデスク、本来であれば2つの家具分の設置スペースが必要なところ、一体化することで省スペースの作業空間が実現します。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_630/
デスク付き書棚の中でおすすめなのが、マルゲリータの「Shelf(シェルフ) カウンター付き本棚」です。大容量の壁面収納と、作業のしやすい広いカウンターデスクが付いていて、設置した空間での作業効率を大幅に向上させられます。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_449/
Shelf カウンター付き本棚には、「スタンディングデスク付き」もあるので、設置する場所やワークスタイルに合わせて選ぶことができます。
おすすめ書棚⑤:扉付き書棚

出典:ディノス公式サイト https://www.dinos.co.jp/p/1300401187/
収納した本をしっかり隠したい場合は、扉付き書棚がおすすめです。
扉があることで、蔵書を隠せるだけでなく、埃の付着を防止したり、本が日焼けするのを防いだりする効果も得られます。
おすすめ書棚⑥:押し入れ書棚

出典:Creema公式サイト https://www.creema.jp/item/12316207/detail
本棚を押し入れやクローゼットなどに収納したい場合は、「押し入れ書棚」を活用するのがおすすめです。
押し入れにちょうどよく収まるサイズで、底部にキャスターが付いているため、読みたいときには目的の本をスムーズに取り出すことができます。
おすすめ書棚⑦:コーナー式書棚

出典:無印良品公式サイト https://www.muji.com/jp/ja/store/cmdty/detail/4549738749622/
部屋の隅に書棚を設置したい場合は、「コーナー式書棚」がおすすめです。
コーナー式書棚は背面がL字になっているので、デッドスペースになりがちな部屋の隅を収納スペースとして有効活用できます。
まとめ
今回は、オフィス・書斎・リビングで使う書棚について、具体的な利用シーンや選ぶ際のポイント、おすすめ商品などを詳しく確認してきました。
書棚は本を収納するための家具なので、まずは収納する本の数やサイズとの相性で選ぶことが大切です。また、部屋全体の印象も大きく左右するため、おしゃれな空間づくりをするためには、デザインやカラーにもこだわるとよいでしょう。
マルゲリータの公式サイトでは、今回ご紹介したもの以外にも、色々な書棚がラインナップされています。お客様の使用実例も豊富に掲載されているので、これから書棚の購入を検討している方は、ぜひチェックしてください。